この小説には以下の要素が含まれます。
・キャラ崩壊
・独自設定
が含まれます。
それでも構わん!という方は本編へどうぞ
蒼真「部活?」
フブキ「そう!」
朝、高校へ登校中に白上が部活を作りたいと言って来た。
蒼真「いきなりだな。ちなみに何でだ?」と尋ねると白上は目を輝かせながら答えた。どうやら学校生活を全力で楽しくするためらしい。まあ確かに楽しいのはいいことだけど……
蒼真「Vの活動はどうするんだよ」
フブキ「私をあまり舐めない方が良いですよ?」
ミオ「そんなドヤ顔でいう事じゃないでしょうに」
と後ろからやってきた大神ミオがツッコミを入れる。俺もそう思うわ。白上はそんなツッコミを無視して続ける。
フブキ「良いですか?耳をかっぽじってよーく聞いて下さい。高校生の青春を謳歌すためには素早い判断が大事なんですよ。で、その素早い判断をする為には色々しないといけないんですよ!例えば学食で何を食べるかとか、通学路は何通りあるかとかです!」
と言い切った。うん。わからん。よくわからんけど、多分俺は参加しない方がいい気がする……白上ってたまにぶっ飛んだ行動をとるからな……。
蒼真「大神どうにかしろよ。お前の嫁だろ?」
ミオ「蒼真が何とかしてよ。君の嫁でしょ?」
蒼真「なんでだよ」
ミオ「だって夫婦じゃん」
とフブキの方を見ながら言う。だからなんでお前がドヤ顔なんだよ……
蒼真「どこをどう見てそう思ったんだよ」
ミオ「中学の時の蒼真は死人に近いように無気力だったから、それが治ったのはフブキのおかげだから。それに……」
と言いかけたところでやめた。どうした?と思っていると小声で何かを言ったようだが聞き取れなかった。俺は聞き返すが何でもないと言ってはぐらかされた。なんだこいつ……わけわからんな……まあいいか……そしてその後は他愛のない話をしながら学校に着いたのだった。
そして、バトロワの会場となる体育館より数倍でかいホールに蒼真と勇人は話ながら向かっていた。
勇人「バトロワに参加するか?」
蒼真「しないよ。てかなんでオリエンテーションでバトロワやらなきゃいけないんだよ。教えはどうなってんだ教えは⁉」
勇人「まあそう思うよな普通」
蒼真「……まさかバトロワに参加するの?」
勇人「そのまさかよ」
蒼真「なんかあったの?」
勇人「いや?ただ単に面白そうだなーって思っただけ」と悪どくニヤリと笑う。
それに呆れながら蒼真は溜息をついて会場の中に入っていった。そこは想像以上に広く、どこかの舞台に立った気分だった。それから数十分経って新入生全員が集まり、バトロワのルール説明を生徒会長の百鬼あやめがした。バトロワのルールは単純で、仮想空間内で”範囲外に押し出す””あいてを気絶させる””相手に降参と言わせる”また、生徒同士の戦いを有利に進めるために他のクラスの人と手を組むことも出来るし逆に裏切ることも可能だそうだ。
蒼真「殺さないでよ?」
勇人「そこは大丈夫だろ。ほら、致命傷にならないようにナイフの刃にはカバー付いてるだろ?銃だって見ての通りだ」
そう言うと勇人はナイフと銃を見せてくれた。確かにナイフにはカバーを銃にはゴム弾が装填されているが、それでも不安しかない蒼真だった。その後、それぞれバトロワする人は仮想空間内に入って行った。勇人も入っていき蒼真は外の表示されているモニターに顔を向けた。そして……
【新入生バトルロワイヤルを開始します】
というアナウンスと共にバトルロワイヤルは始まった。
―――
―――ー
―――――
勇人side
仮想空間に入った勇人は、静かに大きく息を吐いた。そして一呼吸おいた後に今度は深い呼吸を2回行う。それが終わると同時に勇人の雰囲気が変わった。
勇人「さて、一狩り行こうか」
と言い、近くに隠れていた生徒を一人、銃のグリップ部分で気絶させた。
それを銃のスコープで見ていた生徒は何が起こったのかが分からなかった。
モブ生徒A「な、何なんだよ……今の……」
モブ生徒Aが驚いているうちに勇人は別の場所に移動し、別の生徒に銃を向ける。そして引き金を引くと同時に銃から弾丸が出てきて生徒の右肩に当たった。Aは何か叫ぼうとしたその瞬間、右肩を貫かれた衝撃で手に持っていた銃を落としてしまい、更にその痛みに悶絶していた。それを見ていた他の生徒は勇人の存在に気が付き逃げようとしたのだが……既に遅かったようだ。勇人は既に別の生徒の目の前にいた。そしてそのまま銃を脳天に向けて発砲したのだった。
バトロワが始まってまだ5分にも満たない時間しか経っていないが、既にかなりの脱落者が出ていた。その多くが加藤勇人という男子生徒によって倒されている。
ある生徒が剣を持ち友人に近接戦を仕掛けた。だがその剣は勇人に向けて放たれたのだが、それをひらりと躱されてしまう。そして次の瞬間には地面に仰向けに倒れていた。
またある生徒は遠距離攻撃を行うために炎の矢や水の槍を放ったのだが、それも全て避けられてしまっている。そして陸上競技の400m以下の短距離種目のスタート「クラウチングスタート」の姿勢を取ってその生徒2人に向かって一直線に走り出した。そのあまりの速さに反応できず、そのまま接近を許してしまった2人は鳩尾や顎などに連続で拳を入れられ気絶してしまったようだ。それを遠くから見ていた生徒は憧れの眼差しを向けていたそうだがそれはまた別の話である。
またある生徒は後ろから不意打ちを仕掛けようとしたのだが、それすらも簡単に避けられてしまい逆に投げ飛ばされてしまったらしい。そして地面に激突した際に右腕を強く打ち付けてしまい骨折したのだとか……その後その男は最後まで抵抗を続け、結局は脱落してしまった。
勇人「あらかた片付いたな」
周囲に敵がいないかを確認した勇人は、そのまま次の生徒を探し始めた。そして数分後、勇人はある生徒を見つけた。その生徒は既に数十人の生徒を倒しているようで、その足元には気絶している生徒が3人いる。だがしかしまだ余裕そうな表情を浮かべており、まだまだ体力が残っているようだ。
??「ふぅ……やっと来たねぇ」
すると彼女は、勇人に向けて笑みを見せた。それに対して勇人も応えるように笑みを浮かべたが、その目は全く笑っていなかった。そしてそのまま二人の戦いが始まった。
まず先に攻撃を仕掛けたのは女子生徒の方だった。彼女は二本の短剣を構えながら走り出し勇人に斬りかかろうと試みてみた。そして走ってきた彼女に勇人は銃を発砲する。しかし、その弾丸は女子生徒の体のギリギリを通り抜ける。勇人はせまってくる女子生徒に距離を取るため後ろへジャンプする。
勇人「てめぇ、掃除屋の沙花叉クロヱか?」
クロヱ「そっちは傭兵のユージだよね?」
勇人「”元”傭兵だ。後、俺の名前は加藤勇人だ」
勇人はそう言いながら再び銃を発砲する。だが、沙花叉クロヱは今度は横に素早く回避した。その速さに驚いたのか、勇人は目を丸くしている。それからしばらくの間二人は睨み合いを続けていたが、先に動き出したのはクロヱだった。彼女は腰から二本のアサシンナイフを逆手に持って勇人に突っ込んできたのだ。そしてそのまま勢いよく振り下ろされる刃を咄嗟に銃で受け止めると、その衝撃で地面が少し陥没してしまったようだ。しかしそれでもなお力を緩めない彼女に負けじと勇人も押し返す。
勇人「これでもかなり鍛えてるんだけどな‼」
クロヱ「それはこっちも同じだよ!」
そして勇人はナイフを押し返した。空中で弾かれ体制が崩れているチャンスを逃さず、今度は銃で狙いを定める。そして引き金を引くと同時に弾丸が発射され、それは見事にクロヱに命中した。かに思えた。なんと空中で皮1枚で躱したのだ。これには勇人も驚いたが、すぐに何発も発する。しかしこれも躱される。
勇人「(銃じゃ掃除屋を倒せない。かと言ってナイフでも勝てない……時間外まで逃げるか)」
クロヱ「おっと、行かせないよ」
勇人「ワイヤートラップ、いつの間に⁉」
クロヱ「バトロワが始まってからずっとだよ」
勇人の周りにはいつの間にかワイヤーが張り巡らされていた。それを一歩でも動けばその瞬間、一瞬で体がバラバラになるようになっていたのだ。まるで蜘蛛の巣のように張り巡らせられているワイヤーにもはや逃げ場はない。勇人はクロヱのテリトリーに踏み入ってしまったわけだ。
勇人「それで俺を止められるかよォ‼」
そう大きく叫びワイヤーの包囲網から抜け出す。しかし、それすらも読まれていたのかクロヱが待ち構えていたかのように目の前に現れた。
勇人「今夜は焼うどぉおおん‼」
クロヱ「意味わかんないよぉおお‼」
そんな事を叫びながらナイフで斬りつけてくる。それを紙一重で躱した勇人はクロヱの腕を掴むと思い切り地面に叩き伏せた。その衝撃で地面が大きくへこみ土埃が舞う中、勇人は既に銃を構えて引き金を引く。
その時だった。
勇人「ッ⁉」
勇人の右隣に刀を持った女子がこちら目掛けて振り下ろしてきた。
ナイフでガードする時間はないため、後ろにジャンプして回避する。回避したと同時にその刀を持った女子が鬼気迫る表情で斬りかかってきた。それを後ろに距離を取りながら回避する勇人。彼女はその攻撃を止めることなく次々と放っていく。それでもなんとか避け続けていると、今度は背後から気配を感じた勇人は咄嵯の判断で体を反転させた。そしてガードの構えを取ると同時に横薙ぎの一閃をくらわされてしまうが防ぐことはできたようだ。
しかし衝撃で軽く吹き飛ばされてしまい、受け身を取ってすぐに体制を立て直す。
だが、そこに追い討ちをかけるように再び刀を持った女子が斬りかかってきた。それをどうにか防いだがまたしても弾き飛ばされてしまう勇人。そんな彼のことを狙うかのように仰向けから体制を整えたクロヱが勇人に銃口を向けていた。それを見て避けようとするものの間に合わずに発砲された弾丸を左肩に受けてしまった。
??「大丈夫でござるか。さかまた」
クロヱ「うん、ありがとう。いろはちゃん」
クロヱの攻撃が命中する直前、刀を持った女子はクロヱの攻撃を防いでくれたようだ。どうやら2人は知り合いらしい。そして勇人の目に映ったその女子生徒”風真いろは”。彼女の持つ刀からは並々ならぬ闘気が感じられる。しかもそれは人を殺すことを前提とした太刀筋だった事から恐らく彼女は人間ではない者なのだろうと感じる勇人であった。
さて、ここからどうやって2人倒す?
勇人はそんな事を考えながら立ち上がると2人を警戒した。そして先に動いたのはいろはの方だった。刀を構え直すとそのまま走ってくる。どうやら彼女は近距離戦タイプらしい。それを迎え撃つためにもこちらも銃を構えるが発砲する前にいろはは刀を振り下ろしてきたため避けざるをえなかった。続けざまに連続で攻撃してくるので防ぐことしかできないのだ。反撃しようと試みてもすぐに距離を取られる上にカウンターのリスクもあり下手に撃てない為防戦一方になってしまうのだ。しかもクロヱと仕掛けたトラップにも目を配らないといけない為なかなか攻撃に転じることができない。
このままじゃジリ貧だと感じた勇人は1度距離を置くために後ろに下がった。そしていろはの間合いから外れると同時にクロヱが後ろから鉄線を伸ばしてきた。それを横薙ぎの一閃で切り裂くと今度は真上から刀を振り下ろしてくる気配を感じ取り横にステップして避ける。その勢いのまま振り返りながら銃を発砲する勇人だったが、いろはは既に避けていたのか躱されてしまう。それどころか更に距離を詰めてくると刀を振るってくるのでそれを銃で受け止めると再び鍔迫り合いが始まった。
しかし今回は先程のように力負けすることはなくギリギリと音を立てるだけでお互い動かなかった。勇人は再びクロヱのトラップに警戒しながらもいろはに意識を向ける。すると突然刀を持つ腕の力を弱めたかと思えばそのまま押し潰そうとしてくるものだから慌てて右に避けた。
そしてまた距離を取るために今度は横に跳ぶ。しかしいろははそれを読んでいたかのように一直線に向かってくると再び攻撃を仕掛けてくる。
いろは「そろそろ体力が無くなってきたでござるか?」
勇人「バカ言え。今日は8時間睡眠と朝食にバナナとヨーグルトを食べて来たんだ。まだ体力は有り余ってるぜ!」
と言うとまた仕掛けた。
今度は横から斬り込んできたのでそれを避けるとそのままの勢いで体を回転させ後ろ回し蹴りを放った。それをしゃがんで回避したいろははそのまま前進してきた。
そして勇人の腹に一発叩き込むとその勢いのまま後ろに跳び距離を取るように後退していく。それに合わせるようにこちらも一歩前に踏み出すと大きく踏み込んで彼女との距離を一気に縮めていく。そして距離がほぼ0になったところで銃を構えた次の瞬間、目の前から忽然と消えたかと思ったら背後から気配を感じ取った勇人は咄嵯の判断で振り向く。そこには予想通り刀を構えたいろはの姿があった。彼女はそのまま刀を振り下ろしてくるのを紙一重で避けると反撃に出るべく銃を構えて発砲するもギリギリのところで避けられてしまう。だが、さっきとは動きが遅い。勇人はその時「取った!」と思った。が、体が急に動かなくなってしまった。自分の体に何が起こったのかを見渡した。
勇人「……ピアノ線!?」
クロヱ「やっとかかってくれたね」
光の反射でギリ分かる範囲だが、糸のようなものが手、足、肘、膝といった関節部分に絡み付いているのが確認できた。どうやらさっきの鍔迫り合いの時に引っ掛けていたようだ。更にそのピアノ線を引っ張っているのか強く引っ張られている感覚がする。蜘蛛の巣に掛かってしまったような感覚がする。気持ち悪い。
クロヱ「ギブアップする?」
勇人「寝言は寝て言え。てか、俺。まだ体力有り余ってるからな?」
そう言うと勇人は両腕に力を入れるとそのまま糸を引きちぎろうとする。しかし、かなり頑丈に出来ているから常人では千切ることは不可能。そう常人なら。勇人は違う。常人なら引きちぎることは不可能でも、勇人には出来る。勇人は銃を構えたまま手を離すとそのまま力強く握りしめて力を込めていく。すると徐々に腕が軋み始める音が聞こえたがそれを無視して更に力を込め続けるとブチッと大きな音を立てて千切れたのだ。その糸をまるで汚いものかのように地面に落とすと2人を睨んだ。
そんな視線を感じとったのか彼女達も警戒するような視線を送ってくる。その彼女達は若干の冷や汗をかいていた。それはそうだ。勇人にとってこの程度のことは朝飯前なのだから。そんな視線を気にすることもなく勇人は姿勢を狼のように構えた。遅れてクロヱといろはもナイフを逆手に刀を持って構える。
その時だった。
【終了時間となりました。みなさんお疲れさまでした。】
とバトルロワイヤルの終わりを告げるアナウンスが響いた。これを聞いた3人は武器を収めて様子を伺いながら出口に向かう。
【終了時間となりました。みなさんお疲れさまでした。】
とバトルロワイヤルの終わりを告げるアナウンスが響いた。これを聞いた3人は武器を収めて仮想空間を出た。
蒼真「お疲れ」
勇人「疲れた」
蒼真「強かった?」
勇人「強かったぜ?」
と言って2人は教室に戻った。そして教室を出て階段を降り下駄箱で靴に履き替えている時だった。
クロヱ「あ、加藤勇人」
勇人「沙花叉クロヱ。と風間いろは」
蒼真「あ、本当だ」
いろは「久しぶりでござる。蒼真」
と、顔を合わせた4人は一緒に下校した。4人は他愛のない話をしながら各々の家へと帰った。
蒼真「いや。自分家に帰れよ」
いろは「少しくらいいいでござろう」
勇人とクロヱは自分の家に帰ったが、いろはそのまま家に帰らず蒼真の家にお邪魔していた。そして蒼真の漫画やラノベを借りて読んでいた。蒼真は溜息をつくと棚の小説を1冊取り出し読み始めた。すると、いろはが蒼真の布団で寝転がり始めた。そして自分の鞄からスマホを出し弄り始めた。それを見た蒼真は再び溜息をつくと読みかけの小説に目を戻した。それから数十分後。何か満足したのかいろはお礼を言い蒼真のアパートから出た。
蒼真「何だったんだ?」
キャラ紹介
名前:加藤勇人/かとうゆうじん
年齢:16歳
誕生日:6月9日
好物:豚骨ラーメン
趣味:寝ること
蒼真の親友。狼みたいなボサボサ髪で黒がかった青色の髪。所謂ブルーブラッグという髪色。瞳は黒。サッカー部所属でエースストライカー。
生真面目のイケメンで顔立ちも整っているが、時々物騒なことを口走ることがある。ぼさぼさ髪を直そうと髪を梳かすがサラサラにならず何回も試行錯誤しても
結局はボッサボサのまま。
ツッコミかボケのどちらかというとツッコミになる。
また、彼には彼女がおり、公衆の前で好きな理由を平然と話せるくらいラブラブな様子。