基本的に以前も言いましたが」
「でも直哉さん本当にその博士が生きていると思ってるんです?」
「どう考えても殺されてる可能性が高いですよ」
「ええ、アニエスさんの言う通り普通ならそうかも知れませんが、僕はある疑問があるんですよ」
「ある疑問ですか?」
「はいそれは・・・空中元素固定装置を作るための資金はどこから来たのかですね」
「あ、そうか」
「成程そう言う事かい」
「成程それでハニーさん達はパンサークローに狙われる原因になったんですね」
「そうみたいね、でも空中元素固定装置は禁忌的な物らしいの」
「無から物を作り出すみたいね」
「「「「ええーー」」」」
「つまり空中元素固定装置を手に入れると言う事は、自分の願望を叶う事が出来ると言う事ですか?」
「ええ、そういう事らしいわね」
「そういう事なら空中元素固定装置が禁忌的な装置になるのもわかりますね。何故なら空中元素固定装置を使えば人間を作る事も出来ると言う事ですからね」
「「「あ、そう言えばそうだ」」」
「つまり空中元素固定装置の存在を知られればそれだけで戦争の火種になりえる争奪戦が起きると言う事ですね」
直哉がそう言う。
「直哉のいう事も可能と思うし、個人的な予想としてはパンサークローはかなり技術力は高いと思うわ。如月ハニーの父親は自分で空中元素固定装置を作り出すくらいだからね」
「「「「成程」」」」
「つまり君は空中元素固定装置完成の為に如月博士とパンサークローが協力していて、何らかの理由で空中元素固定装置が完成後に博士がパンサークローを裏切ったとでも言うのかい?」
「その通りですシズナさん。そう考えると・・・」
「ええ、融合世界と友好世界の移動に関して規制が私の知る融合世界のがその規制がきついのよ」
「パンサークローのレベルまで干渉が酷いと特殊遊撃部隊として対応しないといけませんが」
「今回はゲネシスの能力を知っているシズナさんがロイドさん達のサポートすれば行けると判断しました」
「成程でもゼムリア大陸で起きるリセットはこちらでも起きると考えてますか?」
「ええ、特殊遊撃部隊が・・・」
「え、貴女はもしかしてエステル・ブライトさんですか?」
「ええそうよ。前の世界では殆ど会えなかったけどね」
「そうでしたね、あはは」
響は少し苦笑いをする。
「もしかして私達の身体をここまで持ってきたのはエステルさんたちだったんですね」
「ええそうよ。レイが遊撃手協会に依頼を出してきたのは驚いたけどね」
「響教えて欲しいけど、どうして直哉君は起きないの?」
「ああそれは・・・」
そして響が直哉が起きない理由をエステル達に話した。
「成る程レイが意図的に起きるタイミングをずらしたわけね近い内に米田さんがここに来るからなのね」
「でもどうしてレイさんが米田さんと直哉君が会うの避けたいのかしら」
若菜が疑問を言う。
「それはですね、12歳の直哉君に大帝国劇場で無理矢理暮らさないかと言ったことが零さん達にとって米田さんの暴走と判断したんだと思います」
「「暴走?!!」」
響の言葉にどういう意味なのかわからないエステル達だった。
「まずここにいる人達はレイとトワさんの事は知ってますよねどういう人なのか」
「ええ長い付き合いだし」
その二人が米田さんの誘いの裏にある思いを知って考えて直哉君が暫く米田さんと会わないようにしたみたいですね」
「でもあの二人が干渉するのはこちらになってから珍しくない?そこまでの事のように見えたのかしら」
「それは真宮寺家の存在が直哉君の背後にあるからですね?」
「「え、どういう意味?」」
エステルと若菜は響の言葉に驚いていた。
「私達の転移魔術でここにきて寝てる間にその間に花小路伯爵と米田さんが話した記憶が見えたのでそれによると米田さんは帝国華撃団に真宮寺さくらをスカウトしたいと言っていましたね」
「まさか米田さんがそんなことを」
若菜は事実に驚いていた。
「成る程そう言う理由なのねレイが直哉君の目覚めるのを意図的にずらしたのは、真宮寺さくらさんを大帝国劇場に行かせる為なのね」
「ええ恐らくは少なくともこの世界の基本となる初期イベントは改変したくないみたいですね」
「まあさくらさんが帝国華撃団にいないと天宮さんたちにも影響が出るとまずいものね」
「そう言う考えもわからなくないわね」
「でも今のさくらは直哉君が起きないと帝国華撃団に行かないとも言いそうですけど」
「「あ、そう言う可能性があったか」」
エステルと響は若菜の言葉に納得していた。
「あの頃からこちらのゼムリア大陸で交流していますがそれでもゼムリア大陸のリセットは現状は止めれないと考えています」
「ええーーこんなに本来の流れとは異なるのに?」
アニエスがそう疑問を口にする。
「アニエスさん改変とはどう寄り道をするかを決める行為と僕は考えてます」
「寄り道ですか?」
「はいそうです」