融合世界の存在を知る桜花達2
「こうでもしないと私が直哉をここに留まらせた意味が無くなるから」
「どういう事です?」
「私が直哉にすこやか市に留まらせたのはあの子に子供らしい生活を体験してほしいからなのに」
「そうか、ノヴァと言う子が来たことでトワさんの目的とは違う方向に直哉君が向くことにより中心世界の他の世界同様世界安定に向けての仕事をするからですか?」
「ええそうよ。のどか達には悪いけどここは直哉の精神を休ませる世界に私はしたいのよ」
「「成る程」」
「今まで飛鳥と薫の父親の頃から融合世界になるまでの間紫藤直哉と言う魂を休ませれる世界はなかったの、だけど前の世界で花寺のどかとラビリンと言うヒーリングアニマルと接していた紫藤直哉を見ると彼の魂の負担が軽減してたの」
「「ええーそうなんですか」ラビーー」
「それにこれは貴女達の秘密にしててね、直哉は人間なのだけど基本はねでも貴女達の言葉で言えばエレメントさんと言っていいのよ」
「「ええーー直哉君がエレメントさん」ラビーー」
「ええそうよ。紫藤直哉のオリジナルは米田健二が作り出したわ。真宮寺直哉と共にね」
「だけどのどかとラビリンが知る二人の紫藤直哉は私とレイがその世界の一部の力を使って作り出したわ」
「世界の安定のためにですか?」
「ええそうよ。だから直哉の体内にメガ因子が入っても困らないように人間として作り出したわ」
「じゃあ直哉君の両親の事も作り話ですか?」」
「いえそれは違うわ。米田桜花本人に協力してもらって紫藤直哉を産んで貰ったの」
「「米田桜花?」」
「米田桜花は紫藤直哉の父親紫藤卓と結婚する前の名前よ」
「「まさか・・・紫藤直哉君のお母さんは米田健二と関係者なの?」ラビ」
「その通りよ米田桜花の父親は米田健二で母親は真宮寺さくらよ」
「「ええーー」」
「これが僕の誕生の時の経緯です」
「マジかよ・・・」
「信じられない」
「信じられないのは当然ですね。僕と桜花さんの関係はあくまで・・・」
「たく米田さん僕を開店セレモニーの一時間前にこいとかありえないでしょ」
「そう怒るなよ直哉君」
「ねえ米田さん僕を直哉と呼ぶのは何故?」
「ああお前三年前から記憶がないんだったな、すまん」
「別にいいけどなんか名前を呼ばれても違和感しかないかな今は、三年前に両親と自分は一度死んでいるそんな環境だから」
「そうか・・・そういえばお前の家一人暮らしだったよな」
「うん一人だったよ。1週間前までは」
「は、どういう事だ」
「今家政婦が二人いるよ。家に」
「何だと‼」
「なんで家政婦がいるんだ直哉」
「うーん家政婦が言うには母さんとの付き合いのある方の娘をこっちに来させたみたいだよ詳しくは知らないけど」
「そうか夜は一人なんだな」
「うんそうだよ」
「なら夜だけでもこの大帝国劇場ですごせないか?」
「どうして?米田さん」
「ああ元々大帝国劇場を建てる計画は俺ではなく直哉の両親の計画だったんだ。俺は外部協力者だったんだ」
「ああ帝国華撃団だっけ記憶を失って家に帰って自分の物を探しているときその名前を見た覚えがある」
「そうか12歳のお前には難しいかもしれんが帝国華撃団とは霊的災厄から都市を守る秘密警察みたいなものだ」
「そうなんだ。昨年の降魔戦争がきっかけかな。霊的災厄から都市を守る計画が動き出したのは?」
「ああ、本来なら降魔戦争前に立ち上げたかったがな」
「そうなると両親の手柄となるからそれを嫌う人がいたんでしょ」
「その通りだ。そして実際に降魔が現れて軍の連中が帝国華撃団をあわてて作ろうとしているのさ」
「それじゃ僕を大帝国劇場のオープンセレモニーによんだのは・・・」
「ああお前という存在を利用したい連中から守るためでもあるのさ」
「なるほど確かにこのままだと都合のいい操り人形に成る可能性が高いかもね」
「俺としてはそう言う事は避けたい」
「成る程僕としては日中は彼女達と一緒に生活したいと思ってたんだけど、彼女達に家政婦をやめてもらわないといけないから少し待って欲しい」
「別にお前の家政婦も込みでも良いぞ」
「当初の予定では幼馴染世界の流れを想定していたのでね」
「「成程」」
「確かに桜花の息子の流れを汲むのであれば幼馴染世界をアレンジした方が楽だよな?」
「そうね」