「うん一人だったよ。1週間前までは」
「は、どういう事だ」
「今家政婦が二人いるよ。家に」
「何だと‼」
「なんで家政婦がいるんだ直哉」
「うーん家政婦が言うには母さんとの付き合いのある方の娘をこっちに来させたみたいだよ詳しくは知らないけど」
「そうか夜は一人なんだな」
「うんそうだよ」
「なら夜だけでもこの大帝国劇場ですごせないか?」
「どうして?米田さん」
「ああ元々大帝国劇場を建てる計画は俺ではなく直哉の両親の計画だったんだ。俺は外部協力者だったんだ」
「ああ帝国華撃団だっけ記憶を失って家に帰って自分の物を探しているときその名前を見た覚えがある」
「そうか12歳のお前には難しいかもしれんが帝国華撃団とは霊的災厄から都市を守る秘密警察みたいなものだ」
「そうなんだ。昨年の降魔戦争がきっかけかな。霊的災厄から都市を守る計画が動き出したのは?」
「ああ、本来なら降魔戦争前に立ち上げたかったがな」
「そうなると両親の手柄となるからそれを嫌う人がいたんでしょ」
「その通りだ。そして実際に降魔が現れて軍の連中が帝国華撃団をあわてて作ろうとしているのさ」
「それじゃ僕を大帝国劇場のオープンセレモニーによんだのは・・・」
「ああお前という存在を利用したい連中から守るためでもあるのさ」
「なるほど確かにこのままだと都合のいい操り人形に成る可能性が高いかもね」
「俺としてはそう言う事は避けたい」
「成る程僕としては日中は彼女達と一緒に生活したいと思ってたんだけど、彼女達に家政婦をやめてもらわないといけないから少し待って欲しい」
「別にお前の家政婦も込みでも良いぞ」
!!
「はあ、米田さんあんた何言っている。帝国華撃団は秘密警察なんでしょ一般人を入れるなんて」
「秘密警察だからだよ直哉」
「お前の家政婦がいればお前の護衛も削減できるからな」
「成る程彼女達の事も把握した上での言葉だったわけですか」
「当然だ直哉、お前は帝都を守ると同じ位の重要な人物なのだからな」
「はあ、そんな分けないでしょ米田さん」
「ふ、今は分からなくてもいい。いずれ分かる」
「自分は常に大人に本音で話す事がない設定の状況から始まってたので、自分は誰かに操られて生きていたからそう言う部分は飛鳥ちゃんや薫ちゃんが羨ましいと感じていますからね」
「まあそこら辺は意図的に私がそうさせただけだから気にしなくて良いわよ」
「今回は過去の世界は関係なく進める為に記憶を無い状態にしたんだけど結局・・・」
「リィン教官」
「リィン」
次元の裂け目より出てきた機体から降りてきた青年が突然声をかけられ驚いていた。
!!
「ユウナにミリアムがどうして未知のこの世界にいるんだ?」
「君達は復活したかもしれない幼馴染世界に向かった筈では、紫藤直哉君の安否を確認する為に」
「あはは、それがですね・・・」
そしてユウナがリィンに今までの敬意を話し出した。
「あ、薫と飛鳥もいるよ。ユウナ」
「本当ね、これで直哉君に上手く説明できるかも」
「私とミリアム先輩がここに来た理由を」
「そして飛鳥と薫にも伝えないと彼女達の本来の世界が復活した可能性があることを」
「ヤッホー薫に飛鳥ひさしぶり」
「「ええーーミリアムちゃんにユウナさん。どうしてこの世界にーー」」
「あはは、ごめんね驚いた」
「飛鳥ちゃんと薫ちゃんこの二人と知り合いなの?」
直哉が飛鳥と薫に聞く。
「ええ、彼女達は中心世界とは繋がりのないゼムリア大陸に住んでいる人達となります」
「何だってーー」
「紫藤直哉さん私達は、飛鳥ちゃんと薫ちゃんの未来に繋がっている幼馴染世界と交流を持ったゼムリア大陸からやって来ました」
「エステルさんやヨシュアさんに代わって」
回想終了
「成る程幼馴染世界に行こうとしてゲートを通ったら未知の世界に繋がりのある世界についたのか?」
「はい」
「僕達も変だなと思ったけどあの時は飛鳥や薫がいたからそう思わなかったよ」
「そうか」
「あのーそろそろいいですか?」
「ああ、すみません!」
「貴方は紫藤直哉さんどうしてここに」
そう言いながら青年が直哉に近づこうとしたときエステルが二人の間に入った。
「そこまでよ私の名前は、エステル・ブライトよ。貴方の名前は」
「・・・灰色の騎士と呼んでくれ」
「この辺りから雲行きが怪しかったから記憶を戻したのよね」
「そう言う意図があったんですね」