役目を終えた者達の最後
「はあ、やっと来ましたね、この世界を歪めている元凶の真宮寺直哉」
「お前は何者だ?」
「死に行く者に語る名はないんだがな」
「何だと!!」
「良かろう我が名は、ヒミコ。貴様ら歪みを粛清する者だ」
「ヒミコだと!!」
「じゃあ貴様は、邪神巫女イヨの関係者か?」
「ほうお前達、我娘を知っておるのか?」
「「娘だって」ですって」
「何じゃ、知らなかったのか?まあ当然じゃな、ワシが出てきた以上お前達に生き延びる術はないからの」
「「くっ」」
「だが、今は機嫌がいい、真宮寺直哉よ」
「何だ?」
「お主が封印されれば、ワシはこの世界を去るぞ?」
「・・・それは、本当か?」
「ああ、ワシは、嘘はつかん。ただしお主が封印されれば、お前の姉は地獄を見るがな」
「なっどういう事だ!!。うわああああああ。お姉ちゃんーー」
「きゃああああ。直哉君が、石になったよ」
「ふむこれで、封印は完了だ。真宮寺姉弟よ再び過去に戻り、私を見事に倒せるようになるがいい」
「きゃああ」
「あの時のようにな」
「何ですって」
「とは言ってももう役千明の世界にいる歪みはお前だけだがな、真宮寺直哉の姉のさくら」
「嘘直哉君はどうし
たの?」
「ああ、それは・・・」
「そうかい者共やれ」
「「「おおおおーー」」」
「あぐッ、ああーーー」
千明は屈強な男の手下によって攻撃され傷つきながらも直哉を守っていた。
「だが奇跡は起きずに千明は男達によって気絶させられ真宮寺直哉を守れずその上真宮寺直哉に関する記憶をも奪われてしまった。
「既にお前の弟はこの世にいない。その証拠にこれを見ろ」
!!
「それは直哉君の護法リング。それを返して」
「それはならんな。それにこれは我がお前達に渡したのだから返して貰うぞ」
「え、嘘よあり得ないわ」
「さくらさん。直哉君元気にしてましたか?」
「「はい」」
「若菜お母さん。今日はどうして来たの?」
直哉が、若菜に質問した。
「今日はね、直哉君と、さくらさんにプレゼントを持ってきたの」
「プレゼント!!」
そして直哉が若菜からプレゼントの入っている箱を開けるとその中に入っているのは二つのリングだった。
「お母様このリングは一体?」
「さくらさん。これは護法リングと言うらしいです。これはどうやらさくらさんと直哉君にしか使えないのです」
「それは何故ですか?」
「さくらさんに、渡したほうのリングは、真宮寺家の血筋のみが、使えるのです」
「真宮寺の血筋・・・つまり破邪の力を使える者と言うことですか?」
米田の質問に、若菜は首を縦に振る。
「そして、直哉君に、渡したほうは、その当時の破邪の力の継承者が、最も大切にしている者にしか装着できないのです」
「つまり継承者のさくらが、最も大切にしている者、それが直哉と言うことですか」
「ええ、ですが私には、このリングにどんな効果があるのかは、知らないです」
「ねえ、直哉君私ねこのリングしてから言いたいことあるんだけど聞いてくれる?」
「うんいいよ」
「じゃ行くわよ、我解くる鬼神の呪縛、秘呪の刃にて・・・アタッ何するの直哉君」
「お姉ちゃんそれ以上言ったら駄目だよ」
直哉は、何処から持って来たのか、ハリセンでさくらの頭を叩いた。
「うう、直哉君怖いよごめんね」
さくらは怒った直哉に恐怖し、すぐに謝っていた。
そんなやり取りをしながら、東京駅をでて、さくらたちは、若菜を大帝国劇場に案内した。
そして直哉は、若菜に会ってからずっと若菜に抱っこしてもらっていた。
そんな状況を、大帝国劇場でモギリをしていた大神は羨ましそうに見ていた。
そして、大帝国劇場を去る時間が来た若菜を見送る為、さくらと直哉は、ロビーに来ていた。
「それではお母様、明日直哉君と一緒に駅まで行きますね」
「若菜お母さん僕も、行くね」
「わかったわ。それじゃ二人共、また明日ね」
「あの時のお母様が貴女だなんて信じない」
「信じなくても良いわ死ぬんだから貴女は」
「ぐうっはあはあ直哉君」
そして真宮寺さくらはヒミコにより人生の幕を閉じたのだった。