「「「ええーーー」」」
「お兄さんそれはしたらだめだよ」
ひなたが直哉に向けて言う。
「え、ああごめん。赤い髪の女の子の体に異質な霊力があるからね。よければ取ってあげようと思ったんだ」
「のどかの体の異質な霊力は直哉君の魂ね恐らく」
「それってまずいんじゃ」
「どうかな?僕なら取り出せて君を開放出来るけど?」
「・・・すみませんが、私に宿るこの霊力は大事な物なので手放す事はしません」
「おお、のどかっち言い切った」
「どうして断るんだい?このまま放置してたら、君の体に害を及ぼすかもしれないんだよ」
!!
「そんなこと絶対ありません。もう付いて来ないでください」
そう言ってのどかは紫藤直哉から逃げ出した。
「あ、ぼくは・・・」
その一部始終を見たひなたとちゆは紫藤直哉に一礼をしてのどかを追いかけた。
「直哉はゲネシスの影響であの時のようになっているからな」
「そうなのよねとりあえずエステルに連絡してみるわ」
「その方が良いだろうな今後の流れをどうするか決めるにもな」
そしてトワはエステルに連絡したのだった。
「エステル何とかなりそう?」
「ああ、トワ今回は時間がかかりそうよ。まず直哉がゲネシスの影響で身動きが取れないし一応兄さんには協力して貰えそうよ」
「お前はマクバーンどうしてここに?この城も秘宝絡みなのか」
「それは違うなこの城は台座だな」
「台座だと」
「そうだ、強いて言うのであればお前が乗っているヴァリマールの台座がトールズ士官学校の地下遺跡に当たる地だな」
「各機神の台座は色々な場所にあるがここは紅の機神のテスタロッサが置かれている場所だ。そしてテスタロッサの起動条件はエレポニア帝国王家の血が必要なのさ」
「「「「「「「ええーー」」」」」」」
「何故俺達に教えるお前はカイエン侯爵側ではないのか?」
「ああ、結社としてはお前達の言う通りだが、今の俺は違うからなお前達がカイエンを倒したとしても関係ないが、リィン・シュバルツァー俺と戦え」
「さっさと戦うぞ」
「まさか奴が時間稼ぎをしてくれるとはな」
カイエン侯爵不敵に笑う。
「このイベントが終わる様にするんだな」
「ええ、これが終われば幻焔計画は鉄血宰相が奪う形になるから兄さん」
「やはりそう動くかエレポニア帝国は」
「そうですねでもあくまでエステルが言っている流れは本来の流れによって行われた場合ですけどね」
ヨシュアがそう言う。
「そうかあくまで本来の流れのゼムリア大陸ならと言う事かだから・・・」
「あの時ワイズマンを倒せなかったあれもゼムリア大陸の意思か?」
「そうよ兄さん」
「成程なそれでお前達はここに来たのか」
「まあ、ゼムリア大陸の意思がパンサークローを受け入れた場合IF世界に本格的に切り替える方向になると思うわ」
「そうかまあ、俺がエステル達の兄としている以上最初からIF世界になってると思ったがな」
「そうねそう言う意味では既にIF世界ねここは」
「だろうだからこそ・・・」
「遅いわねお兄ちゃんとレン」
「まあ、お兄さんとレンは結社側で動いている合間に来るんだから仕方ないよエステル」
「一応兄さんにはこういう形で説明したわよ」
「後やはり結社の方でもパンサークローに関しては警戒しているそうよ」
「そうなのねありがとう」