「ああ、最近陸軍将校達の中に黒鬼会となる者に我々の情報が流されていたんだ」
「成る程」
「そこで情報を流していた将校から得た情報で黒鬼会は、1週間後の11月9日に帝都を巻き込んだ大規模クーデターをするつもりらしい」
!!
「何ですって」
「京極陸軍大臣その情報を海軍には伝えたのですか?」
「いやまだだな。私の方でも数10分前に得た情報で、我々は君個人が運営している特殊遊撃部隊に伝える事を優先したのだよ」
「そうなんですね。ありがとうございました」
「確認ですが11月9日に起きるんですね」
「ああ、そういう事になるらしい」
「わかりました。その前日から僕達は帝都から離れておきます」
「ああ、そのほうがいい」
そして京極は直哉の自宅を出て止めている車に乗って陸ぐ総司令部に戻っていった。
京極の車の中で・・・
「これで特殊遊撃部隊とは前面衝突は、避けられたか」
「さて・・・」
「聞いていたな、鬼王、黒鬼会にも出てもらうぞ、八鬼門封魔陣完成の為の太正維新なのだからな、鬼王わかっているだろうが、帝国華撃団が動いた場合、お前に任せるぞ」
「ハッ了解しました」
鬼王はそう言うと、消えて行った。
「「「「これは」」」」
「これは僕達の世界の陸軍によるクーデターが起きる前の京極圭吾の行動です」
「別に僕は京極圭吾のした事に対しては感情的になれないので立場的にね」
「直哉さんでも・・・」
「でも少なくとも帝国華撃団以外の力を持つ者がいたからこそ彼もこの行動に出たのは彼も無駄な血は出したくないと考えていたのかも知れませんし」
「「「確かにそうかも」」」
「でも彼は歪んだ正義の心でそれを行ったので最終的に悪となった者で、彼自身は最初から悪になるつもりはない筈ですよ」
「それは何となくわかります。彼はあの降魔戦争によって自分の価値観を変えられたのでしょうね」
ソラがそう言う。
「まあ僕達でも本当に悪だと言い切れないんですよね」
「少しこれを見て下さい」
太正15年1月3日・・・
帝都でも新年を向かえ、街の人々は浮かれていた。
それは、帝国華撃団の隊員達も、例外ではなかった。
アイリスはフランスから、来日した両親と楽しい時間を過ごしていた。
織姫は今まで、仲違いしていた父親と、一緒に出かけていた。
その他の仲間も、楽しい新年をすごしていたが、彼女らが平和を謳歌する時間を引き裂く者達が帝都に現れたのだった
時は遡り仙台にいる大神とさくらは・・・
太正15年1月2日朝・・・
大神は、朝食を作る音が聞こえ自然と目が覚めた。
「大神さん朝食の用意が出来ましたので、準備が出来次第こちらに来てください」
「あ、はいわかりました」
そして大神は、準備を整え、朝食の置いてある部屋に向かうと、そこには若菜しかいなかった。
「あの若菜さん。さくらさんはどこにいるんですか?」
「ああ、さくらならもうすぐ帰ってきますけど、その前に大神さん貴方に伝える事があります」
「大神さん貴方にとって、結婚とはなんですか?」
「それは、好きになった者同士が、楽しく明るい家庭を作るのでは?」
「確かに、それも一つの形ですね、ですが真宮寺家を絶やさない事なのです。現後継者は、さくらですしたがって婿を取らないといけません」
「もし、大神さん貴方がさくらとの結婚を考えているのならその辺りも考えていてくださいね」
「はい」
「まあ、中心世界で真の意味で真宮寺家の存在を、無くすように動いてる紫藤家の当主には感謝しないといけませんが」
「ええ、それって紫藤直哉さんが真宮寺家を潰すと言う意味ですか?」
「ああ、違いますよ。そう言えば大神さんも紫藤家の当主と交流があるんでしたね」
「ええ、助けて貰ってばかりですけど」
「お母様ただいま」
その時、さくらががお墓参りから帰ってきた。
「お帰りなさいさくらさん」
そしてさくらが家に帰ってきてその日は平和に過ごした。
翌日
「さくら、大神大変だ、黒鬼会の連中が生きてやがった。お前達以外の隊員は、先に現地に向かった。お前達の輸送の為翔鯨丸を仙台に行かせた、お前達は、翔鯨丸で王子に向かってくれ」
「「了解」」
米田の緊急通信を受け、慌しく準備をする2人だった。そして準備を終えた2人に若菜が、声をかけ、2人は翔鯨丸に乗り込み王子に向かったのだった。
王子では・・・
「久しぶりだな小娘共」
「貴方は、金剛、生きていたの?」
「ああ、何とかな、だが今回はお前達が、俺たちの役に立ってもらうぞやれ」
「「「「「「キャアアアア」」」」」」
王子に、先行して到着した帝国華撃団は、敵の罠に嵌まり囚われてしまった。
「「「「「「ああーー帝国華撃団の皆が磔にされてるーーー」」」」」」
映像中断・・・
「この映像は2度目の大戦の終盤の一連の最初のイベントです」