焦る2人後編
「直哉・・・」
!!
「薫お姉ちゃん」
「直哉・・・私は貴方の事が嫌いだったの」
「え、嘘だよね」
「嘘じゃないわ、それに貴方と私は、本当の姉弟じゃないの、私のお父さんが、拾ってきた子供なのよ、直哉貴方は、そして何も知らない貴方に教える事をしなかった最低のお姉さんなのよ、私は」
「嘘だ!!、嘘だ!!そんなの信じられない」
「きゃああ、なんて力なの?直哉君落ち着いて」
「うおおおおお。もう誰も信じるもんか、薫お姉ちゃんも、皆信じられるか、どうせ僕は、生きててももしょうがない人間だし死んでやる」
「だめえええ直哉君、そんな風に力を使っちゃ駄目だよ」
「お前は、誰だ?何故ここに居る」
「直哉君!!お願いだから、私と元の世界に戻ろうよ」
「さくらさん・・・」
「五月蝿い直哉は、ここで死ぬんだ邪魔をするなあ」
「直哉君聞いて、誰も信じられなくなったら、駄目だよ、それに貴方の気持ち私もわかるから」
「え、さくらさんも?」
「私も、大好きだった。お父様が、死んでるのよ」
「だから直哉君、少しずつで良いから、私を信用して」
「・・・さくらさん・・・」
「かつて佐谷直哉の世界で佐谷直哉が起こしたトランス状態をあの世界の管理者が直哉の話を止める為にしたんでしょうね」
「もしくは・・・」
「叉丹二人を並行世界紫藤直哉の世界へ送る準備は出来ておろうな」
「はっ天海様」
「よしそれならば、二人ともネウロのことを頼むぞ」
「ちょっと待って下さい天海さん何故僕達にこんな事をやらせるんですか?」
直哉は天海に聞く。
「これは不思議な事を聞くな、小僧お前達はわし達に負けたのじゃよ、敗者は勝者に従うこれは当たり前じゃと思うのじゃが」
「そ、それは・・・」
直哉とさくらは紫藤直哉の世界へ移動した。
その頃終焉弐式に吸収された裏直哉は・・・
「うっ何だこの映像は?これはもしかすると・・・」
「そうですよこれは僕の記憶ですよ、直哉さん」
!!
「何故お前が存在している?佐谷直哉、お前は兄さんに吸収された筈だ」
「あれ、聞いてないんですか?貴方は健二さんに捨てられたんですよ、姉弟揃ってね」
「何だと!!馬鹿な」
「嘘をつくなよ、佐谷直哉?」
「いえいえ嘘じゃないですよ、現にあなた達の現状を見てください」
そう言って、佐谷直哉は裏直哉に自分の状況を確認させた。
!!
「何なんだ?この姿はーーーー」
「俺とさくらの魂が何か機械的な物に作り替えられている」
「どういう事だ?佐谷直哉ーーー」
「ふふ、そんな大声を出さなくても聞こえますよ」
「これが終焉弐式の仕様ですよ」
「何だと!!」
「終焉弐式を起動させるには、強烈な闇の力を持つ魂を二つほど生贄にしないといけないんですよ」
!!
「つまり裏直哉さんが、地底王国であんな事をしなければ健二さんは終焉弐式を使う事をしなかったんですよ」
「何だと、それじゃあ兄さんは?・・・」
「・・・ええ、貴方の想像通り裏直哉お前が捨てた真宮寺直哉が受けた痛みすらを超える罰を受けるんですよ、今からね」
「うぎゃああああああああああああ」
「これにて終焉弐式の起動に成功を確認しました」
「ご苦労だったな佐谷直哉。これをミズキ達に渡す手配をしてくれ」
「了解です」
「あの世界の管理者達が花寺直哉を利用しようとしているのかもね」