「何だと!!馬鹿な」
「嘘をつくなよ、佐谷直哉?」
「いえいえ嘘じゃないですよ、現にあなた達の現状を見てください」
そう言って、佐谷直哉は裏直哉に自分の状況を確認させた。
!!
「何なんだ?この姿はーーーー」
「俺とさくらの魂が何か機械的な物に作り替えられている」
「どういう事だ?佐谷直哉ーーー」
「ふふ、そんな大声を出さなくても聞こえますよ」
「これが終焉弐式の仕様ですよ」
「何だと!!」
「終焉弐式を起動させるには、強烈な闇の力を持つ魂を二つほど生贄にしないといけないんですよ」
!!
「つまり裏直哉さんが、地底王国であんな事をしなければ健二さんは終焉弐式を使う事をしなかったんですよ」
「何だと、それじゃあ兄さんは?・・・」
「・・・ええ、貴方の想像通り裏直哉お前が捨てた真宮寺直哉が受けた痛みすらを超える罰を受けるんですよ、今からね」
「うぎゃああああああああああああ」
「これにて終焉弐式の起動に成功を確認しました」
「ご苦労だったな佐谷直哉。これをミズキ達に渡す手配をしてくれ」
「了解です」
「あの世界の管理者達が花寺直哉を利用しようとしているのかもね」
「でもまだのどかさん達がいるよミズキ」
「世界の安定のためにですか?」
「ええそうよ。だから直哉の体内にメガ因子が入っても困らないように人間として作り出したわ」
「じゃあ直哉君の両親の事も作り話ですか?」」
「いえそれは違うわ。米田桜花本人に協力してもらって紫藤直哉を産んで貰ったの」
「以前トワさんがした事をこの世界を管理している人が真似た可能性があると見た方が良いよ」
「「「「ええーー」」」」
「じゃあ直哉さんは治らないんですか?」
「ううんそうじゃなくて恐らく・・・おしおきかな?私達に言えば」
「おしおきですか」
「成程ね直哉さんは喋り過ぎたのね」
「ああーーー貴方日本人ですよね?」
「そ、そうだけど、君は誰?」
「私はエリカです、私日本人に聞きたい事があるんですが、聞いていいですか?」
「ああ、いいよ」
「じゃあ遠慮なく、貴方は、ちょんまげを何故、してないんですか?」
「え、ちょんまげ?」
「うーん今は、帝都でも、一部の人がしてるくらいだよ」
「えーそうなんですか、ショックです」
二人が話していると、蒸気車が、暴走し二人を襲った。
「危ない!!」
「キャア」
大神は、何とかエリカを庇いながら暴走車から離れていった。
そして大神は見た。
(あ、あれは、もしや霊力なのか?)
大神は見た。暴走車に、閉じ込められている運転手に、エリカと名乗った少女が不思議な光を出し、運転手に当て、治療をしているのを。
そして大神はエリカと別れて日本大使館に戻ると迫水に呼ばれた。
「しかし、大神君も災難だったね、暴走車の事故に、直面するなんて」
「ええ、自分も驚きましたよ」
「いいじゃないか、嫌な事は、これから行く場所で忘れたまえ」
「大使これから自分達は、何処に行くんですか?」
「まあまあ着いてからのお楽しみだよ、大神君」
「隊長さんは巴里に行くんですから」
「「「「あ、そうだった」」」」
「あの時に見せてくれた映像は融合世界で起きた事とは言え、ここの管理者達にしてみれば未来を喋る様に見えたのね」
「はい恐らくそう言う事でしょうね」
「成程のどか達もそう言う風に考えたのね」