アルマータの影
「確かに特殊遊撃部隊の皆はあれ程の戦力があるのに俺達には敵対を一切しないで俺達に協力してくれた事実は変わらない」
「・・・まさか俺達の敵である貴方にこんな大切な事を思い出させてもらうとは思いいませんでしたよ」
ロイドがそう言う。
「フフ、気にする事はない私とて1人の親だからな子供が間違いを犯す前に正すのは親の役目だからな」
「だったら何故ベルの事を考えないでこんな事したの?叔父さん」
エリィが叫ぶ。
「それは違うエリィさんこれはクロスベルが独り立ちする為に必要な事なのさ」
「「「「クロスベルが独り立ちする為に必要な事だって――」」」」
「そうだ今のクロスベルは、エレポニア帝国とカルバート共和国の2つの大国によって発展した自治州それは君達もわかるだろう?」
「「「「それは・・・」」」」
「それはクロスベルがエレポニア帝国とカルバート共和国の子供と言う認識しているのだよ。西ゼムリアにある国達がなだからこそ中立な立場を取って直接的なかかわりを持つ事を避けて来たのだよ」
「まあ、百日戦役でエレポニア帝国と戦ったリベール王国は除外するが」
「そして教会も聖杯騎士も同様にそう言う理由でクロスベルに干渉しなかったのに、今更結社や特殊遊撃部隊を敵と認定して動くなど余りに都合がいい様な気がするが?」
「う、それは・・・」
「だから私は決めたのだよ。今までのクロスベルではいけないとね」
「確かにこの方法はエレポニア帝国とカルバート共和国の逆鱗に触れる方法で間違いないのですがその一方で住人たちにクロスベル自治州の未来について本気で考える切欠になった筈なんですよ」
「そうだねクロスベルこういう形で行動したから私達の知る歴史になって行くんだから」
「ですから特務支援課の考えも共感できる人もいれば出来ない人だっているからこうして衝突するのです」
「でもお互いの言葉を聞くと互いにクロスベルの未来を真剣に考えてるからどちらの意見も否定はしにくいよ」
「そうですねこれは、最終目的地が同じなのに通る道が違うだけと言うだけですからね」
「この後に動きがあると思うので」
「もしそう言う動きがあればシズナさん達にお願いしますよ」
「その方が良いわね対処がしやすくなるしね」
「でも本当にアルマータが今の時代で動きがあるとすれば蒼の大樹騒動後から・・・」
「あの人達が来てくれれば・・・」
「ああ、特殊遊撃部隊の事かい?」
「はいそうです。彼女達と協力すれば、エレポニア帝国をクロスベルから追い出す事が出来るんじゃ?」
「それはどうだろう彼等が介入するのは・・・」
「とりあえず貴女達のおかげで助かったわ」
エリィがそう言う。
「出来れば貴女達が響さんの仲間だよ言うのなら、今回の怪物や降魔ノイズの事を教えて貰えないかしら?」
「・・・ええ、良いですよ。ただ日を改めてになりますけどいいですか?」
「どういう事?」
「私達の専門は今回の怪物なので、纏めて説明した方が楽ですし」
「成程ね」
「良いわそれで」
そしてグレース達とロイド達は別れた。
「特定の状況だけだから」
「そうなのですか?」
リーシャがロイドに聞く。
「クロスベルがエレポニア帝国に併合されるまでに動くと考えています」
「勿論アルマータと言う組織がどう考えているのか次第では変わりますが」