転生とらぶる2   作:青竹(移住)

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4076話

「直撃」

 

 精神コマンドの直撃により、3機目のレギンレイズを撃破する。

 続けて、4機、5機、6機。

 そうして気が付けば、先程俺を狙ったレギンレイズ以外にはもう1機だけしか護衛のレギンレイズは残っていなかった。

 俺にしてみれば、まさに最善の選択。

 チラリとサンドバルとエースの女が操縦するレギンレイズの戦いを見ると、幸いな事に……もしくは俺の予想や願望通り、夜明けの地平線団の援護があっての事だろう。

 それでも全体としてはサンドバルが押されている状態なのは間違いない。

 このまま時間を掛ければ、いずれはサンドバルが負けてしまうだろう。

 そうなると、そろそろこっちの奴を片付けて、向こうの戦いに介入する必要があるだろう。

 

「加速、直撃」

 

 精神コマンドの加速を使い、元々高機動のミロンガ改の速度は更に上がる。

 そして最後に残る護衛との距離を急激に詰め……向こうがいきなりのミロンガ改の速度に動揺したのを見逃さず、左手でビームサーベルを引き抜き、横を通り抜けざまに振るう。

 レギンレイズのコックピットが切断され、これで護衛のレギンレイズは全ていなくなった。

 そのままエナジーウィングとスラスターを使い、機体を即座に反転。

 コックピットにはとんでもないGが掛かるが、混沌精霊の俺にとってそういうのは意味がない。

 そして最後の1機……俺に射撃をしてきたレギンレイズに向かって攻撃しようとしたところで、疑問に思う。

 普通、この状況であれば即座に俺に攻撃をしてきてもおかしくはないのだが、何故かこのレギンレイズのパイロットは俺に向かって攻撃をしてくる様子はない。

 何だ? もしかして、自分の仲間が死ぬとは思ってなかったのか?

 そう思うも、戦場に出て来た以上は当然ながら相応の覚悟がある筈だ。

 あるいは、頭では分かっていても自分の仲間が殺されるとは思わなかったのか。

 何にしろ、こうして抵抗をしないのならこちらとしても容易に攻撃するだけだ。

 

「直撃」

 

 精神コマンドの直撃を使い、ビームサーベルでコックピットを貫こうとしたところで……

 

「ちっ」

 

 舌打ちをしながら、その場から即座に退避する。

 次の瞬間、先程までミロンガ改のあった空間を弾丸が貫く。

 誰がそれをやったのか……それは考えるまでもないだろう。

 いや、だが、これはチャンスか?

 こちらに向かって突っ込んでくる女のレギンレイズの様子を見る限り、俺を撃ったレギンレイズに乗っているのはそれだけ大事な相手なのは間違いない。

 そうなると、ここはこのパイロットを殺す……のではなく、連れ帰って貰った方がいい。

 もしここでこのパイロットを殺してしまえば、それこそあの女エースは俺に向かって徹底的に攻撃してくるだろうし、サンドバルもその戦いの中で殺されてしまう可能性は十分にあるのだから。

 そうなると、サンドバルの確保を最優先の目的としている以上、ここは撤退して貰った方がいいか。

 撃破するという手段もない訳ではないが、今の状況を考えると撤退の方がいいと思う。

 そう判断し、まだ直撃の効果が維持されているのを確認しながら、ビームマシンガンでレギンレイズの胴体……正確にはコックピットのある部分から少し下に狙いを付け、トリガーを引く。

 放たれたビームは、レギンレイズの胴体の下……人間で言うと下腹の辺りを貫き、それによってレギンレイズが上半身と下半身に分けられる。

 そして……次の瞬間、女のエースは上半身だけになったレギンレイズに体当たりするかのようにぶつかり、持っていた武器を手放すと空いた両手で上半身だけのレギンレイズを固定し、戦場から飛び去っていく。

 さて……あの女がどうなるのかは、正直なところ分からない。

 今ここで撤退するという事は、当然ながら夜明けの地平線団とアリアンロッド艦隊の戦っている中を通りすぎる必要がある。

 先程の女だけなら、あるいは男の護衛がいる状態でなら、もしかしたらどうとでもなったかもしれない。

 だが、女は足手纏いを抱え、その足手纏いの護衛は俺が全員殺した。

 そのような状況ともなれば、無事に戦闘の中を潜り抜けられるかどうか微妙なところだろう。

 それこそ夜明けの地平線団の者達にしてみれば、あの2機は間違いなく敵なのだから。

 それが撤退していくのを見れば、撃破しようと攻撃をしてもおかしくはない。

 ……まぁ、あの女がエースで男が重要人物、いわゆるVIPであれば、アリアンロッド艦隊が見捨てるという事はないだろう。

 もっとも、それで無事に逃げても、俺と……シャドウミラーとラスタルの関係の悪化を決定的にした訳で、どんな未来が待ってるのかは分からないが。

 いや、あの連中の行動を見る限り、ラスタルは既に俺達と手を組むのを諦め、明確に敵として認識したのは間違いない。

 そうなると、別にあのまま戻っても特に叱責されるとかはないのか。

 

「さて……」

 

 ともあれ、邪魔者はこれで片付いた。

 そうなると、残るのはサンドバルのみ。

 そのサンドバルのユーゴーは、こっちの様子を窺っている。

 てっきりすぐにでも攻撃をしてくるのかと思ったんだが、どうやら違ったらしいな。

 あるいは俺とレギンレイズ部隊との戦いを見て、とてもではないがまともに戦う事は出来ないと判断したのか……ああ、なるほど。

 何故サンドバルが俺に攻撃をせずに待っていたのか、その理由が判明した。

 5機のガルム・ロディが、サンドバルを守るように展開したのだ。

 どうやら味方が来るのを待つ為に、俺に攻撃はしなかったらしい。

 まぁ、それはそれで構わない。

 俺としても敵が増えるのは悪い話じゃないし。

 ……とはいえ、ガルム・ロディが出て来たタイミングを考えると、恐らくあのガルム・ロディは俺を相手にする為に出て来たのではなく、さっきの女と戦うのに呼んだのだろう。

 戦っているところを少し見た限りでは、サンドバルは押されていた。

 仲間……いや、部下か。部下の援護がなければ、恐らくやられていただろう。

 こうして前線に出て来るという事は、サンドバルも自分の腕には自信があるのだろうし、実際に夜明けの地平線団をここまで大きくしたのは事実だ。

 そういう意味では、腕は間違いなくあるのだろうが……だからといって、それはあくまでもお山の大将でしかない。

 もしくは、井の中の蛙といった奴か。

 

「そっちの準備はもういいな? あまり戦闘に時間を掛けても、こっちの被害も大きくなる。さっさと片付けるぞ」

 

 オープンチャンネルでそう言うと、相手の返事を聞くまでもなく、ミロンガ改で敵に突っ込む。

 そんな俺の様子を見て、サンドバルとその部下達は即座にライフルを撃って近づけさせまいとする。

 ミロンガ改が高機動型で運動性も非常に高いのは向こうも理解しているだろう。

 そんな相手と近接戦闘をやれば、それは致命傷となる。

 このオルフェンズ世界において、近接攻撃の手段は鈍器の類が基本だ。

 そして鈍器であるが故に、上手く受ければ1度や2度くらいなら持ち堪えられる。

 だが……ミロンガ改の近接用の武器はビームサーベルだ。

 本来ならナノラミネートアーマーによってビーム兵器を無効化出来るのだが、ミロンガ改のビーム兵器は無効化出来ない。

 いや、実際にはナノラミネートアーマーがあればビームマシンガンやビームサーベルも無効化は出来るのだが、俺の場合は精神コマンドの直撃があるしな。

 だが、向こうはそれが分からない。

 分からないので、ビーム兵器を使った近接攻撃は避けたいと思ってもおかしくはない。

 

「とはいえ……直撃」

 

 精神コマンドの直撃を使い、ビームマシンガンのトリガーを引く。

 放たれたビームは、ガルム・ロディのコックピットをあっさりと貫く。

 爆散はしないものの、ガルム・ロディはそれ以上動くようなこともなく、宇宙空間を漂う。

 レギンレイズの部隊もそうだったが、ビームによってあっさりと仲間が撃破されたのは、かなりの驚きなのだろう。

 その動揺に付け込むようにして3機を続けざまに撃破する。

 すると残るのは、サンドバルのユーゴーと護衛のガルム・ロディが1機のみ。

 そんな中でも、ガルム・ロディの動きは鈍い。

 瞬く間に仲間を撃破されたのが、それだけ衝撃を与えたらしい。

 だがサンドバルにしてみれば、そんな部下の行動は苛ついたらしく、手にした円月刀で、ガルム・ロディの頭部を切断する。

 ……コックピットを攻撃しなかったのは、せめてもの救いなのか。

 あるいは……なるほど。

 頭部を失ったガルム・ロディを、こちらに蹴り出すユーゴー。

 ユーゴーは装甲の薄い高機動型の機体で、その分重量も軽い。

 その軽いユーゴーで、例えロディ系の中ではそこまで重装甲ではないとはいえ、ガルム・ロディをこっちに正確に蹴り飛ばすというのは、それだけで相応の技量が必要となる。

 ましてや、サンドバルは阿頼耶識ではなく普通のコックピットでMSを操縦してるのだから。

 ただ……甘い。

 味方を盾に、あるいは単純に目眩ましなのか、もしくは障害物なのか。とにかくそんな風に使おうとしたからといって、こちらが素直にそれに従う必要もない。

 エナジーウィングとスラスターを使い、こちらに飛んできたガルム・ロディをあっさりと回避し、その後ろにいるサンドバルのユーゴー……円月刀を手に、こっちが回避した瞬間に斬りかかろうとしていたそのユーゴーに向かってエナジーウィングの刃状のエネルギーを掃射する。

 ガルム・ロディのパイロットはともかく、サンドバルは出来れば生け捕りにしたい。

 殺してしまったら、それはそれで仕方がないとは思うが……それでも、いや、だからこそと言うべきか、とにかく可能なら生け捕りにしたいのは間違いないのだ。

 そうして広範囲に放たれた刃状のエネルギーは、ユーゴーとガルム・ロディの双方に同時に襲い掛かる。

 それでも頭部のないガルム・ロディはまともに刃状のエネルギーを食らっていたものの、サンドバルのユーゴーは咄嗟の反応ではあるのだが、円月刀を盾代わりにして前に出す。

 その咄嗟の反応は悪くない。

 悪くないが……相手が悪かったな。

 例えばこれが、エナジーウィングの掃射ではなく、実弾のマシンガンとかであれば、円月刀で攻撃を防げた可能性は十分にある。

 だが、放ったのは実弾ではなく、エナジーウィングの掃射だ。

 刃状のエネルギーが、次々と円月刀に命中し……やがて、限界を迎えたのだろう。あっさりと砕ける。

 そして円月刀が砕けてしまえば、もうサンドバルのユーゴーに対処の方法はない。

 次々とその機体に刃状のエネルギーが命中していき……ズタボロになり、その動きを止める。

 とはいえ、まだ安心は出来ないか。

 オルフェンズ世界のMSは基本的には非常に頑丈に出来ている。

 装甲が幾らボロボロになっても、フレームに問題がなければ動くことは可能なのだ。

 そうである以上、この状況でも油断は出来ない。

 実際、ステータスで確認してみるとサンドバルは勿論、ガルム・ロディのパイロットも死んでいないのか、撃墜数は増えていない。

 もうユーゴーは動けないので撃破したというような感じで迂闊な動きに見せ掛けて近付くと……

 

「っと!」

 

 腰のスラッシュハーケン的な武器が打ち込まれ、それを回避する。

 どうやらやっぱり……というか、予想通りにサンドバルはまだ生きており、それどころか元気にMSを操縦出来るだけの体力も残っているらしい。

 そしてユーゴーもまた、装甲には結構な被害があるのは間違いないが、それでも動けるのは間違いないらしかった。

 

「直撃」

 

 そんな訳で、直撃を4回使って手足を切断する。

 ついでに腰のスラッシュハーケン的な部位も射出出来ないように破壊しておく。

 本来なら、ユーゴーはそこそこ高値で売れるMSだ。

 しかもサンドバルの……夜明けの地平線団の親玉のユーゴーだけに、当然ながらノーマルのユーゴーという訳ではなく、相応に改修されているのは間違いない。

 つまり、ユーゴーのカスタム機、もしくは改修機か?

 そんなユーゴーだけに、売れば相応の金額になるのは間違いない。

 ないのだが、ここで下手に自由に動かせるようにしておくと、サンドバルが妙な真似をしかねないのも事実。

 だからこそ、ここはユーゴーを大破状態にして、サンドバルがどうしようもない状態にする必要があった。

 胴体だけにした以上、これで問題はない。

 あるいはコックピットから脱出して逃げ出す可能性もあるかもれないが……いや、宇宙空間でそれは無理か。

 もし逃げ出しても、その時はその時でどうとでもなるだろうし。

 そんな風に思いながら、俺はオープンチャンネルで叫ぶ。

 

「この宙域にいる、全ての夜明けの地平線団の者達に告げる! 俺はシャドウミラーを率いる、アクセル・アルマー。夜明けの地平線団の頭目であるサンドバルは、俺が捕らえた!」

 

 その言葉に、戦場の動きが止まる。

 あるいは遠くでは違うのかもしれないが、俺がいたのは夜明けの地平線団の最奥部分だ。

 周辺には夜明けの地平線団の有する軍艦があり、その動きは間違いなく止まっていた。

 

「降伏しろ! まだ抵抗するのなら、容赦なく殲滅する!」

 

 そんな俺の言葉に、1分もしないうちに近くにいた軍艦が降伏をすると告げてきたのだった。




アクセル・アルマー
LV:45
PP:710
格闘:313
射撃:333
技量:323
防御:323
回避:353
命中:373
SP:3003
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
   努力 消費SP8
   集中 消費SP16
   直撃 消費SP30
   覚醒 消費SP32
   愛  消費SP48

スキル:EXPアップ
    SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
    念動力 LV.11
    アタッカー
    ガンファイト LV.9
    インファイト LV.9
    気力限界突破
    魔法(炎)
    魔法(影)
    魔法(召喚)
    闇の魔法
    混沌精霊
    鬼眼
    気配遮断A+

撃墜数:2000
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