転生とらぶる2   作:青竹(移住)

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4180話

 戦場となっている場所に突っ込むジム・カスタム。

 見た感じだと、ベイトのジム・カスタム、アデルとキースのジム・キャノンⅡは普通に存在してる。

 あるいはダメージを受けていても、小破にもならないかどうかといったようなものだろう。

 そしてゼフィランサスは……丁度アルビオンのブリッジに向けてザクマシンガンの銃口を向け、トリガーを引こうとしているザクⅡF2に向かって体当たりをしたところだった。

 ……いや、何で体当たり?

 そう疑問に思ったが、恐らくはブリッジの近くだから念には念を入れた形なのだろう。

 それならザクマシンガンを破壊してしまえばいいのでは?

 そうも思ったが、ウラキの技量だとピンポイントでザクマシンガンを狙うのは難しかったのかもしれないな。

 体当たりは体当たりで、向こうの機体がその衝撃で誤動作するなりして、ザクマシンガンが発射された可能性もあったのだが。

 ともあれアルビオンは何とか無事だったので、そういう意味では問題ないだろう。

 

「アルビオン、聞こえるか? こちらはアクセル・アルマー中尉。援軍として先行して来た。どう動けばいいのか、指示をくれ」

 

 これがシャドウミラー……あるいはルナ・ジオンであれば、勝手に動いても問題はないだろう。

 だが生憎と、アルビオン隊は連邦軍所属だ。

 そこに俺は正式に所属している訳ではないものの、援軍という形で協力してる。

 そうである以上、向こうからのある程度の指示は受ける必要があった。

 こっちで勝手に判断して行動するのは、向こうにとっても決して好ましくはないだろうし。

 勿論、本当の意味で危険な状態なら……それこそ、先程のウラキが行ったようにブリッジが狙われている時のような状況であれば、こちらとしても即時に動く必要があったが。

 だが、その最大のピンチはウラキのゼフィランサスによる体当たりによって対処出来た。

 であれば、こちらにとってはそこまで急ぐ必要がない以上、アルビオンからの指示に従った方がいい。

 ……まぁ、シナプスは臨機応変な対応が出来る艦長だ。

 ここで勝手に動いても、後で命令違反だなんだと言ってきたりはしないだろうが、それでもこれからの事を考えれば指示を仰いでおいた方がいいのは間違いなかった。

 

『こちらアルビオン。アクセル中尉はベイト中尉達と協力して、ジオン軍残党の対応に当たって下さい』

 

 シモンの声でそう指示が出される。

 少し焦った声なのは、やはり先程の一件……ザクⅡF2にブリッジを撃ち抜かれようとしたからか。

 

「了解した。すぐにモンシア達も来る。この状況はあっという間に逆転するから、安心してくれ」

『……お願いします』

 

 数秒の沈黙の後、シモンがそう言ってくる。

 その声を聞きつつ、俺はドムの対処に手こずっているジム・キャノンⅡ……恐らくキース機だろうが、そちらに近付いていく。

 これがアデルなら、ホバー移動で地面を滑るように移動出来るドムを相手にしても、対処するのは難しくないだろう。

 だが、テストパイロットとして相応の技量があるキースであっても、まだ新人であるが故に、対処は難しい。

 

『うわあああああっ、来るな、来るな、来るなぁっ!』

 

 通信を繋ぐと、キースの焦った声が聞こえてくる。

 ドムに向かって連続してビームキャノンを放つキースだったが、放たれたビームはことごとく外れてしまう。

 ただでさえ実戦慣れしていない中で、ホバー移動するドムによって狙いを定める事が出来ていない。

 

「落ち着け、そんなに焦っているようだと攻撃が命中する事はないぞ。相手にいいように使われるだけだ」

『え? ……アクセル中尉……』

 

 俺の言葉でようやく我に返ったのか、落ち着いた様子を見せる。

 それを見ながら、俺はジャイアントバズでアルビオンに狙いを付けているドムに対し、ジムライフルの銃口を向けてトリガーを引く。

 ドムは重装甲のMSで、普通ならジムライフルの弾丸が数発命中したところで、撃破するのは難しい。

 難しいが、それはあくまでも普通の場合だ。

 PPによって射撃の数値が300を超え、更にはガンファイトを持つ俺が撃てば……

 

「これで1機」

 

 ジムライフルから離れた弾丸がドムのコックピットを貫く。

 ちなみにこれは、精神コマンドのような不思議な力によるものではなく、純粋に俺の射撃能力、射撃技術によるものだ。

 重装甲であっても、全てが完璧に高い防御力を持っている訳ではない。

 そこを狙い、更には全く同じ場所に攻撃を命中させる事でコックピットを撃ち抜いた形だ。

 

「落ち着いたか?」

『あ……はい。その、まさかこんな簡単に撃破するとは思ってなかったので……』

「まぁ、あれだけ連射しても命中させられなかったキースにしてみれば、そういう風に思ってしまうのも仕方がないか。とにかく敵の……」

『ダイヤモンド廃鉱跡、視認! 何か……霧のようなものが出ています!』

 

 シモンからの通信に、キースに声を掛けるのを止めてダイヤモンド廃鉱跡を映像モニタに表示させる。

 すると、シモンの言葉通り映像モニタに表示されているダイヤモンド廃鉱跡からは霧のようなものが広がっていた。

 いや、それでも……霧? アフリカで?

 一般的なイメージとして、アフリカで霧が出るとは到底思えない。

 いやまぁ、アフリカ大陸というのはかなりの広さを持つ以上、普通に霧が発生する場所もあるかもしれないが、この辺りは違うだろう。

 ましてや、これが百歩譲ってこの場でも霧が出る地形だとして、霧が出るのは一般的に朝方だ。

 日中の今、霧が出るというのは明らかにおかしい。

 つまり、あれは霧ではなく……

 

『HLV!』

 

 どうやらブリッジの中でも俺と同じ結論になったのか、それとも何らかの別の理由によってそのように思ったのか。

 ともあれ、通信で思わずといった様子で呟いたシモンの声が聞こえてくる。

 どうやら、あれは正確には霧ではなく、HLVが発射する際の煙とかそういう感じなのだろう。

 だが……だとすれば、そのHLVに乗ってるのは、サイサリスの可能性が高い。

 勿論、そういう風に見せ掛けて、これはあくまでもブラフでニムバスの乗るサイサリスはあのダイヤモンド廃鉱跡から脱出しているという可能性もあるのだが。

 ……とはいえ、これがブラフの類だとしても、宇宙に逃げ出すのを黙って見ている訳にはいかない。

 連邦軍にしてみれば、ジャブローが狙われる心配がなくなるので、地球にいるよりはとっとと宇宙に脱出して欲しいというのが正直な気持ちではあるのだろうが。

 とはいえ、キシリアにしてみれば宇宙こそが本拠地だ。

 もっとも、キシリアがいるのは火星だという事を考えると、サイサリスを火星まで運ぶという可能性はまずないだろうが。

 というか、そうなったらそうなったで、こっちとしては妙な場所に攻撃をされる心配がない以上、寧ろありがたかったりする。

 まぁ、そんな都合のいいことを期待する方が間違っているのだろうが。

 シナプスはそんな俺の考え……サイサリスを宇宙に脱出させるのを阻止するのが最優先だと判断したのか、アルビオンの主砲が充電状態になる。

 HLVを破壊……いや、違うな。HLVの発射口となっているダイヤモンド廃鉱跡を破壊するのか。

 そうなれば、そもそもHLVが発射出来ず、サイサリスを確保する事も容易に出来るだろうし。

 そんな風に思いつつも……

 

「邪魔をするな!」

 

 ザクⅡF2の1機が、アルビオンの主砲が発射態勢になっているのを察知したのだろう。

 HLVを逃がす為に、それをさせる訳にはいかないと、ザクバズーカをアルビオンに向けて発射する。

 だが、その砲弾は次の瞬間にはジムライフルによって発射された弾丸が貫き、空中に爆発の花を咲かせる。

 続けてスラスターを全開にしてザクⅡF2に近付くと、ビームサーベルでコックピットを貫く。

 これで2機。

 だが……バズーカの砲弾が空中で爆発したのは、アルビオンの行動に一瞬の遅滞を生む。

 その瞬間を見計らったかのように、ダイヤモンド廃鉱跡からHLVが発射され……アルビオンの主砲のメガ粒子砲が放たれ……

 

「駄目……か」

 

 HLVのすぐ側を通り抜けて行ったメガ粒子砲を見ながら、そう呟く。

 そして、ちょうどそのタイミングでいつの間にかやってきていたモンシアとノリスが最後まで抵抗していたMSを撃破するのだった。

 

 

 

 

 

「降伏、か」

「……そうね。HLVを射出して、MSもほぼ撃破されてしまった以上、これ以上の抵抗は意味がないと判断したんでしょうね」

 

 コックピットから下りた俺にスポーツドリンクを渡してきたニナは、そう言ってくる。

 いつもなら真っ先にゼフィランサスの方に行くのだが、そのゼフィランサスは今はまだアルビオンの外で周囲の警戒を続けている。

 本来なら俺やノリスもそうした方がよかったのだが、俺とノリスは連邦軍の所属ではなく、あくまでもルナ・ジオン軍からの援軍という形になっている。

 実際には援軍として派遣されたのは俺だけで、ノリスは俺の護衛という扱いなのだが。

 ともあれ、シナプス的にはまずは援軍としてやって来た俺達のMSの補給を行い、それから他の者達のMSを……といった感じなのだろう。

 先にやるのはあくまでも補給だけなので、整備とかはまた後でやる事になるのだろうが。

 だからこそ、ニナは今俺とこうして少しだけだが話している時間があった。

 ……もっとも、ニナがこうして少しは落ち着いているのも、ゼフィランサスが特に損傷らしい損傷をしていないからだろう。

 サイサリスの件もあるので、ニナにとってはまだ複雑な様子ではあったが。

 

「となると、アルビオンはこれからどうなるんだ? あの捕虜達の護送とか、後はサイサリスが宇宙に行った以上はアルビオンも宇宙に戻る必要があるのか?」

「どう、かしらね。私にもその辺りは分からないわ。シナプス艦長はすぐにでもサイサリスを追いたがっていたようだけど、その辺は上と相談をしてから話が決まるんじゃないかしら。……ちなみに、アクセルはどうしたい?」

「追撃の一択だな。……寧ろ、地球にいた時よりもその重要性は増したと思う。まずないとは思うが、月を攻撃する可能性もあるし」

 

 月の周辺にはジェネシスやバルジ、リーブラといった宇宙要塞があり、X世界のコロニーレーザーも現在修理し、調整されている。

 他にもピースミリオンが月の周辺をランダムに移動しており、そういう意味ではかなり強固な防御力を持っている。

 他にルナ・ジオンの拠点となると、地球のすぐ側にはペズンもあるのだが……このペズンも、メギロートやバッタといった無人機、量産型Wとシャドウ。後はサイクロプス隊を始めとして精鋭と、かなりの戦力があるのは間違いない。

 そういう意味では、敵の攻撃があっても対処は出来る筈だ。

 ……もっとも、サイサリスに乗ったニムバスが相手となると、少し危険なのも事実だったが。

 

「月はいいとして、フィフス・ルナやラビアンローズは無事かしら?」

「……フィフス・ルナは連邦軍の戦力が結構集まっているから、問題はないと思うが」

 

 連邦にとって、フィフス・ルナはかなり大きな意味を持つ。

 元々連邦にとって、月というのは毎年巨額の税金を納めていた場所だ。

 それこそ月を……もしくは当時は月の首都だったフォン・ブラウンを制する者は宇宙を制すといったように言われる事も珍しくない程に。

 しかし、その月は現在俺達……より正確にはセイラを始めとするダイクン派が建国した事によって、既に連邦とは別の国となっており、そうなれば当然ながら月からの税金は連邦には入らない。

 そんな中で連邦が何を考えるか。

 ルナ・ジオンを滅ぼすことが出来れば最善だし、場合によっては異世界の技術を手に入れることも出来るが、ルナ・ジオンの後ろにシャドウミラーがいる以上、それは不可能だ。

 そうなると、何をするのか。

 月はないが、第2の月とでも呼ぶべき場所を作ればいい。

 それが、フィフス・ルナだった。……フィフスという名称からすると、5番目になるのだが、それはまあいいとして。

 ルナ・ツーが2番目の月だとすると、3番目と4番目はどこにいったんだろうな。

 単純に連邦が秘密裏に使っていて、公表していないだけという可能性もあるが。

 ともあれ、連邦にとっては第2の月として巨額の税収を期待したいフィフス・ルナだ。

 その為に多くの企業の誘致を行っている。

 アナハイムもその1つだ。

 そんなフィフス・ルナだけに、何かあった時の戦力は十分に用意していてもおかしくはなかった。

 実際、ヤザンのような腕利きも配備されていたし。

 そんな風に考えると、フィフス・ルナは襲撃があっても多分大丈夫だと思う。

 サイサリスの核弾頭が使われれば、話は別だったが。

 

「寧ろ、危ないのはラビアンローズだろうな。一応連邦軍の戦力がいるけど、あくまでも一応らしいし」

 

 俺の事を見下してるらしく、ラビアンローズを護衛している連邦軍のトップとは会った事はないが。

 

「……そう。ルセットが無事だといいのだけど」

 

 ニナはそう、友人の無事を祈るのだった。




アクセル・アルマー
LV:45
PP:790
格闘:313
射撃:333
技量:323
防御:323
回避:353
命中:373
SP:3003
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
   努力 消費SP8
   集中 消費SP16
   直撃 消費SP30
   覚醒 消費SP32
   愛  消費SP48

スキル:EXPアップ
    SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
    念動力 LV.11
    アタッカー
    ガンファイト LV.9
    インファイト LV.9
    気力限界突破
    魔法(炎)
    魔法(影)
    魔法(召喚)
    闇の魔法
    混沌精霊
    鬼眼
    気配遮断A+

撃墜数:2014
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