転生とらぶる2   作:青竹(移住)

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4222話

 コロニーの方に向かうと、当然ながらそのコロニーを守る為にデラーズ・フリートが必死になって抵抗してくる。

 そしてノイエ・ジールのような明らかにMSよりも巨大なMAは、多くの者の目を引く。

 連邦軍が攻撃をしてこないのは、さっきのジム・コマンドのパイロットから母艦の艦長に、その母艦の艦長から上層部に報告が届き、味方だと認識しているからだろう。

 そしてデラーズ・フリートにしてみれば、ノイエ・ジールは曲線を多用した外見をしており、ジオン系のMAと認識してもおかしくはない。

 つまり、味方かもしれない相手……それも見ただけで明らかにMSとは違う性能を持つMAだけに、攻撃するのを躊躇したのだろう。

 あるいは、このまま攻撃されずにコロニーに到着出来るかもしれない。

 そう思ったのだが、リック・ドムⅡが不意にこちらに向けてジャイアントバズを撃ってきた。

 どうやってノイエ・ジールを敵と認識したのか……いや、デラーズ・フリートの通信でこちらにコンタクトを試みたけど、応じなかったから敵だと認識したとか?

 ともあれ、放たれた砲弾を偏向メガ粒子砲で迎撃する。

 これで向こうもノイエ・ジールは敵だと認識したのだろう。

 ザクマシンガンやジャイアントバズといった射撃武器が一斉にノイエ・ジールに向けられる。

 ……そうなんだよな。これが連邦系MSを敵としてるのならビーム兵器が結構あるんだが、デラーズ・フリートは旧式の……ビームライフルが使われるようになる前のMSが主力だ。

 つまりビーム兵器はないので、Iフィールドは意味がない。

 勿論、敵の中には数が少ないがゲルググもいるし、ムサイ級を始めとした軍艦もいる。

 ビームライフルやメガ粒子砲を使ってくるので、Iフィールドが全くの無意味という訳ではない。

 ないのだが、それでも連邦軍系のMSと比べるとビーム兵器が少ないのは事実だった。

 

「それならそれで戦い方があるんだけどな」

 

 そう呟き、偏向メガ粒子砲を使ってこちらに飛んでくる砲弾やマシンガンの弾丸を消滅させつつ、メガカノン砲を使い3機のMSを一瞬にして消滅させる。

 同時に有線クローアームを発射。

 俺のコントロールにより、左の有線クローアームは真っ直ぐドラッツェに向かって突っ込むと、何とか回避しようとするその動きを先読みし、胴体を砕く。

 右のクローアームはリック・ドムⅡの横から回り込むようにして脇腹部分を貫く。

 リック・ドムⅡがドム系のMSという事で高い防御力を持っていようとも、ルナ・チタニウム合金ですら容易に砕く威力を持つ有線クローアームの一撃を防ぐことは出来なかったらしい。

 有線クローアームを元に戻そうとした時、ザクⅡF2が1機、右手にヒートホークを、左手にザクマシンガンを手にノイエ・ジールに突っ込んでくる。

 ザクマシンガンを連射しながら、間合いを詰めるザクⅡF2。

 有線クローアームがない今ならどうにか出来ると思ったのだろうが……

 

「甘い」

 

 有線クローアームの先端からメガ粒子砲を撃ち、ザクⅡF2が一瞬にして消滅する。

 だが、それを見た他のデラーズ・フリートも、一斉に掛かれば有線クローアームが戻る前にノイエ・ジールにダメージを与えられるとでも思ったのか、今度は3機のMS……ドラッツェが1機にザクⅡF2が2機、ノイエ・ジールに向かってくる。

 

「だから、甘いんだよ」

 

 スラスターを使ってザクマシンガンの攻撃を回避しながら、こちらに迫ってくる敵のうち、ドラッツェに向かう。

 まさか、この状況でこちらから接近してくるとは思わなかったのか、動揺した様子で一瞬動きが鈍るドラッツェ。

 そんなドラッツェに次の瞬間、俺はノイエ・ジールのサブアームを展開する。

 隠し腕とも呼ばれるサブアームは、その名の通りノイエ・ジールを一見した限りではその存在を把握出来ない。

 展開していない時は肩の部分に収納されているのだから、それも当然だろう。

 そしてサブアームの性能は劣化有線クローアームといった感じのものだ。

 当然ながら射出して有線でコントロールは出来ないし、クローアームの名称のようにクローは装備されていない。

 だが、メガ粒子砲を撃つことは出来るし……

 

「死ね」

 

 4本のサブアームのうち、ビームサーベルを展開した2本をドラッツェに振り下ろす。

 驚いた事に、ドラッツェはビームサーベルを展開してサブアームに展開したビームサーベルの一撃を受けようとしたものの、素早く操作した結果、振るわれたサブアームのビームサーベルはドラッツェのビームサーベルを回避するようにその身体を切断し、残りもう1本のビームサーベルによって追撃をくらい、その追撃の一撃を放った衝撃でドラッツェを吹き飛ばす。

 また、残り2本のサブアームからはメガ粒子砲を発射し、こちらに近付いていたザクⅡF2を同時に撃ち抜く。

 宇宙空間に広がる3つの爆発。

 それを比較的近くで起きたドラッツェの爆発から距離を取るようにしながら、周囲の様子を確認するが……MSの姿はない。

 どうやら、この辺りに存在していたデラーズ・フリートのMSは今ので全滅させたらしい。

 あるいはノイエ・ジールを相手にして勝てる筈もないと判断したのか、援軍を呼ぶべく移動したのかもしれないが。

 そんな風に思ってると、ジム改が3機こちらに近付いてくる。

 

『報告にあった、ルナ・ジオンの協力者だな? そのMAはさすがだな』

 

 予想していたいよりも友好的な声。

 先程のジム・コマンドのパイロットからの情報が回ったのだろう。

 俺がデラーズ・フリートのMSを次々に倒していったのを見て、取りあえず仲間だと判断したからなのか。

 あるいは単純に俺という戦力を有効利用する為に友好的に接してきているのかもしれないが。

 それでも敵意を向けてこないのは、こちらとしても助かるのは間違いない。

 

「まあな。最新型だし」

 

 これは嘘ではない。

 実際にノイエ・ジールは最新鋭のMAなのだから。

 ただ、開発したのがルナ・ジオンの兵器開発メーカーであるディアナではなく、アクシズというのを言っていないだけで。

 

『そうか、羨ましいよ。……それで、だ。この辺りの宙域にいたデラーズ・フリートのMSは、あんたの攻撃で全機撃破されたか、もしくは逃げ出した。それだけの強力な戦力がある以上、出来れば他の場所にいる敵も撃破してくれると助かるんだが……どうだろう?』

 

 その言葉に一瞬どうするべきか考えるが、コロニー落としの対処をする必要があり、更にはどこにいるのかも分からないデンドロビウムを誘き出すという事を考えれば、この提案に乗るのはありかもしれないと判断する。

 

「分かった。その提案に乗ろう。ハワイを守る為にも、こちらとしては出来る限りの事をしたいしな」

 

 今回の戦いは、正直なところかなりこっちに不利だ。

 コロニーを止める必要があり、それを守っているデラーズ・フリートの戦力を倒す必要があるのだから。

 ……ただ、そう言えばキシリアの目的はデラーズ・フリートの戦力を自分達の戦力として引き込む事だった筈だが……その辺、どうなってるんだろうな。

 すると、そんな俺の疑問を読んだかのように、ジム改のパイロットが通信と共に座標データを送ってくる。

 

『頼む。それと注意事項だが……多分戦闘でそっちに行くような事はないと思うが、この宙域には近付かないようにしてくれ。また、もし近付いたとしても、そこにいる存在には手出し無用となる』

「何だ、その意味ありげな言葉は。そこに何がいる?」

『……ジオン軍残党だ。ただし、デラーズ・フリートとは違う勢力となる』

 

 その言葉に、先程の疑問についての答えがこれだと理解する。

 勿論、デラーズ・フリート以外のジオン軍残党は他にも多数いるのは理解出来た。

 だが、そんな中で連邦軍と交渉して今のような条件を認めさせるとなると……そんな事が出来るとすれば、キシリアくらいだろう。

 実際にはキシリア本人ではなく、キシリアの意を受けた者……具体的にはキシリア機関の者だろうというのは予想出来たが。

 とにかく、キシリアが指定された宙域に、火星からデラーズ・フリートの回収要員……艦隊? とにかくそんなのを派遣してきたと考えてもいい。

 それにしても、よく連邦軍がキシリアの要望を受け入れたな。

 コロニー落としの件もあるので、それを防ぎながらキシリア派との戦いは避けたかったとか?

 いや、そもそもその交渉はいつしたのかというのが疑問だが……ここで聞いても、恐らく俺と話している奴はその辺りについては知らないだろう。

 寧ろ前線に出て来たパイロット……俺と交渉しているのを考えると、恐らくは小隊長とかなんだと思うが、その小隊長がキシリアの一件について知ってるのが、そもそも驚きか。

 あるいは俺と接触するという事で、俺がキシリア派の艦隊とぶつからないように前もって上からその件について聞いていたのかもしれないが。

 正直なところ、出来ればここでキシリア派の戦力を減らすというのは悪くない選択肢のように思える。

 謀略を得意とするキシリアだけに、その手足となる戦力は少なければ少ない程、こっちにとっては将来的な利益となるのだから。

 とはいえ……当然ながらキシリアもその辺について何も考えていない訳ではないだろう。

 であれば、何らかの確信……連邦軍が自分達に手を出さない、あるいはルナ・ジオン軍も自分達に手を出させないようにする何かがあると思ってもいい。

 それが具体的になんなのかは、俺にも分からない。

 分からないが、それでもここでキシリア派の戦力を殲滅するのは止めておく方がいいのは間違いなかった。

 ……これが、万が一、億が一でも、キシリア本人が直接ここに来ているのなら、多少の無茶をしてもいいだろうとは思うものの、このような状況ではキシリアが火星から出てきているとは思えない。

 であれば、ここは大人しく連邦軍からの指示に従っておくべきか。

 

「分かった。その宙域には近付かないし、もし近付いたとしてもそこにいるジオン軍残党に攻撃しないようにする。……ただ、一応言っておくが、そこにジオン軍残党がいるのは、大丈夫なのか?」

『心配ない。監視の為の戦力がそこにはいる』

 

 その言葉に、それも当然かと納得する。

 どういう交渉をしたのか、それは分からない。

 だが、謀略を得意とするキシリアを相手にして、その言葉を完全に信じるといったことは自殺行為でしかない。

 であれば、相応の戦力を張り付けるのは当然だろう。

 ……もっとも、それはつまりキシリア派の戦力の監視にそれらの戦力を使うという事で、コロニー落としを阻止する為の戦力からそちらに戦力を裂く必要が出てくる。

 そういう意味では、キシリア派は間接的にではあるが、デラーズ・フリートの援護をしているという事を意味していた。

 連邦軍の上層部……特に強硬派にとっては頭の痛い出来事だろう。

 いや、寧ろ俺が知ってる限りだと強硬派がキシリア派と交渉をするとか、そういうのがそもそも驚きではあったが。

 俺が知ってる強硬派なら、それこそ交渉を無視してキシリア派の艦隊に攻撃をしてもおかしくはないのだから。

 そういうのをやらなかったという事は……交渉したのは、強硬派の中でも穏健派なのか、メリットデメリットをしっかりと考えられる奴なのか。

 ともあれ、今はそっちの方に手を出さない方がいいのは間違いなかった。

 

「分かった。ともあれ、そっちに近付かないようにする。後は……デラーズ・フリートが使っている巨大MAを見なかったか?」

 

 ただMAと言えば、何も知らない者ならドラッツェを想像するかもしれない。

 今は俺もあれがニコイチのMSだと知ってるが、事前知識がない中でドラッツェを見れば、最初に報告にあったようにMAだと認識されてもおかしくはないし。

 実際、連邦軍では最初未知のMAといった扱いになっていたのだから。

 

『いや、分からん。どのようなMAなのだ?』

 

 どうやらその辺の情報については知らないらしいな。

 

「ラビアンローズから奪われた、ガンダムを使ったMAだ」

『……そんなのが……』

 

 ガンダムというのは、連邦軍にとって非常に大きな意味を持つ。

 アムロの活躍のお陰で、ある意味ガンダムは連邦軍の象徴的なところもあるし。

 

「知らないのなら別にいい。ただ、もし見つけたら十分に注意しろ。恐らく乗っているのはエースだ」

 

 これについては、あくまでも予想でしかない。

 もしかしたら、実際にはデンドロビウムに乗ってるのはエースではなく、一般の……精々がベテランという可能性もある。

 デラーズ・フリートはただでさえ人材不足なのだから。

 とはいえ、デンドロビウム程の機体をその辺の適当な奴に乗せるか?

 そう思えば、やはり俺の知らない……デラーズ・フリートにとって隠し球のエースがいる可能性は十分にあった。




アクセル・アルマー
LV:45
PP:1055
格闘:313
射撃:333
技量:323
防御:323
回避:353
命中:373
SP:3003
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
   努力 消費SP8
   集中 消費SP16
   直撃 消費SP30
   覚醒 消費SP32
   愛  消費SP48

スキル:EXPアップ
    SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
    念動力 LV.11
    アタッカー
    ガンファイト LV.9
    インファイト LV.9
    気力限界突破
    魔法(炎)
    魔法(影)
    魔法(召喚)
    闇の魔法
    混沌精霊
    鬼眼
    気配遮断A+

撃墜数:2067
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