転生とらぶる2   作:青竹(移住)

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4229話

 ノイエ・ジールで出撃した俺は思っていた以上にコロニーが動いていた事に驚く。

 少しでも早くコロニーを移動させないと、ソーラ・システムの攻撃に巻き込まれたり、あるいはそれ以外の何らかの攻撃に巻き込まれたりとか、普通にしそうだし。

 そのような事にならないようにする為、コロニーを任されたシーマとしては、出来るだけ早く戦いが行われている宙域から脱出する必要があると判断したのだろう。

 実際、その判断はそう間違っているようには思えない。

 特にデラーズ・フリートは、率いているデラーズがもう死んでいる。

 つまり、どのように動けばいいのか分からない者が多いという事になる。

 キシリアの派遣してきた戦力がそれらを吸収するといった予定にはなっているんだろうが、問題なのはどの辺までその辺りの事情を知ってるかという事だ。

 1年戦争の状況を知ってる者なら、デラーズとキシリアが一時的にしろ手を組む……いや、お互いに利用しあう? そんな関係にすらなれるとは思えない。

 とはいえ、それでもデラーズ・フリートの相応の地位にある者達にはその辺についての話がされていてもおかしくはないので、既にそちらに向かっている戦力もいるのだろう。

 実際、レーダーを確認してみれば戦場から離れている者達も多少ではあるが確認出来るし。

 この調子でどんどん逃げて欲しい……とは思うが、だからといって完全に何もしない訳にはいかないんだよな。

 実際、連邦軍によって追撃されて撃破されていると思しき者達の姿も結構あるし。

 連邦軍にしてみれば……いや、ルナ・ジオン軍も同様だが、ここで逃がせば今はいいが、またキシリア派として動く事になる。

 中にはキシリア派に合流はしたが、もうジオン軍残党として動くのは嫌になったと思う者もいるだろう。

 ……まぁ、キシリア派がそのような者達を素直に解放するとは思えないし、そもそも火星にいる中でそういう事を言っても、地球に戻る手段がキシリア派頼りとなれば、どうしようもないだろうが。

 そんな訳で、いずれキシリア派として行動するのだろう者達の戦力を今のうちに減らしておくというのは、連邦軍にとって当然のことだった。

 

「そっちについては、連邦軍に任せればいいか。俺が向かうのは……あっちだな」

 

 そう言い、光っている方向……太陽の光の反射がある、ソーラ・システムのある方に向かう。

 ノイエ・ジールのスラスターを全開にしての移動。

 もっとも、精神コマンドの加速とかは使っておらず、純粋にノイエ・ジールの性能による移動ではあったが。

 そうして近付くと、ジム系MSの……それこそ、中には現在の連邦軍において最高級機の1つであるジム・カスタムの残骸とかも漂っているのを見つける。

 これ……まさか、アルビオンのじゃないだろうな?

 シーマ達と共にラビアンローズの解放に向かったアルビオンだったが、ラビアンローズの奪取が成功した今は、そっちの護衛についている筈だ。

 そう考えると、多分これがモンシア達の機体でないのは間違いないとは思うけど。

 そんな風に思いながら周囲の様子を確認する。

 すると……

 

「あそこか」

 

 かなり遠くではあるが、激しい戦闘の光が幾つも見える

 戦闘の光が見えるという事は、実際にそこで戦闘が行われているという事を意味していた。

 なら、そっちに向かった方がいいだろう。

 そう思ってノイエ・ジールを戦闘光の発せられている方に向かって進めたのだが……

 

「ちぃっ!」

 

 戦闘光のある場所に大分近付いたところで、不意にノイエ・ジールに向かってメガ粒子砲が放たれる。

 俺は反射的にそれを回避し、舌打ちし……続けざまに放たれたメガ粒子砲を、ノイエ・ジールを移動させる事で回避していく。

 回避しながら確認すると、俺に向かって攻撃しているのは3隻のサラミス級。

 は? 何で? と疑問に思いながら、サラミス級から発射されたミサイルを偏向メガ粒子砲で纏めて撃墜する。

 

「攻撃を中止しろ。俺はルナ・ジオン軍所属のアクセル・アルマー中尉だ」

 

 連邦軍用の通信チャンネルでそう通信を送るも、攻撃が止む事はない。

 こちらからの通信は間違いなく連邦軍用の通信チャンネルだから、こっちの通信が聞こえていないという事はない筈だ。

 なのに、こうして攻撃を止めないのは……強硬派だからか?

 そう考えれば、理解は出来る。

 実際、月からこの宙域に移動する途中にも、強硬派……正確にはデラーズ・フリートかジオン軍残党の振りをした強硬派だろう存在に襲撃されたし。

 とはいえ……

 

「馬鹿がっ!」

 

 この状況でそんな事をしている余裕があるのか?

 あるいはこれでソーラ・システムの展開が上手くいってるのなら……コロニーをどうにか出来る準備が万全な状態で、そこに俺の操縦するノイエ・ジールがやって来たのなら、攻撃してもおかしくはない。

 だが、現在ソーラ・システムはデンドロビウムによってコントロール艦が何隻も破壊されてるし、太陽光を反射するミラーだって近くをデンドロビウムが飛んで装甲に触れるなりなんなりすれば、それだけで動いたり、壊れたりする。

 そんな場所でデンドロビウムが暴れているのだから、地球に向かうコロニーの対処はとてもではないが完璧とは言えないだろう。

 なのに、そんな状況でこうして俺の操縦するノイエ・ジールに攻撃してくるのは、一体何を考えての事だ?

 あるいは攻撃してくるのはこの3隻だけなのか、それとも他の強硬派もこちらを狙ってるのか。

 その辺は俺にも分からなかったが。

 ともあれ、こちらに攻撃してくる映像については保存しておく。

 そうしながら、しつこくこちらに攻撃してくるサラミス級との間合いを詰めていく。

 当然ながら、向こうもノイエ・ジールのようなMAが近付いてくれば焦る訳で……

 

『な、何をしている! 我々は連邦軍だ! 貴様はデラーズ・フリートの味方をするつもりか!』

 

 先程まではこちらの通信に一切反応がなかったのに、突然通信が繋がってそんな風に言ってくる。

 ……本気か? いや、正気か? と思ったのは当然の事だろう。

 向こうからこちらに攻撃をしてきたのに、いざこうして近くまで来られるといきなり言い訳を始める。

 いや、強硬派なら当然か。

 何の根拠もなく、自分は選ばれた存在だと思っている連中だ。

 それならこういう事を言ってきても、おかしくはない。

 

「なら、何で攻撃してきた?」

『それは……そう、それはそのMAがデラーズ・フリートの物だと思えたからだ!』

「俺はこの通信で連絡を……おいおい、マジか」

 

 話してる途中、このままで不味いと……自分達の命もそうだが、立場的に不味いと判断したのだろう。

 残り2隻のサラミス級が、ノイエ・ジールに向かって……あるいはノイエ・ジールの側にいるサラミス級に向かって、一斉にメガ粒子砲とミサイルを撃ってくる。

 ノイエ・ジールにはIフィールドがあるし、ミサイルも偏向メガ粒子砲を使えば迎撃出来るだろう。

 だがそのような事をすれば、当然ながらそれはこのサラミス級の艦長を助けるという事になる。

 話した感じ、それで恩に着るような様子はこの艦長にはないだろう。

 あるいは、このサラミス級に乗ってる全員が強硬派とは限らない。

 限らないが……だからといって、この艦長を助けたいとは思わなかった。

 そう判断した俺は、残りのサラミス級がメガ粒子砲を撃ったと判断した瞬間、即座にその場から退避し……

 

『は……ふざけるな、貴様ぁっ!』

 

 その言葉を最後に、俺が今まで通信をしていたサラミス級のブリッジは、他の2隻から放たれたメガ粒子砲が直撃し、少し遅れてその側にはミサイルが次々と着弾し、そして爆散する。

 

『貴様、こちらの味方を撃破したという事は、やはりデラーズ・フリートの手の者か!』

 

 不意に聞こえてくる通信。

 そこには怒りは勿論、ノイエ・ジールを……俺を攻撃出来る大義名分を手に入れたという、喜びがあった。

 

「何を言っている? 今の攻撃はお前だろう? 言っておくが、今のデータは……この会話のデータも含めて残してあるからな?」

『ふざけた事を言うなぁっ!』

 

 その言葉と共に、機銃の銃口がこちらに向けられ……

 

「馬鹿が」

 

 偏向メガ粒子砲を使い、機銃を破壊する。

 

「この映像もしっかりと残っている。つまり……」

 

 クローアームにビームサーベルを展開させ、ブリッジに向かって構える。

 

『止め……止めろぉっ! 貴様、俺が一体誰の派閥の者なのか分かっているのか! ジーン・コリニー大将の派閥なのだぞ! 俺に手を出して、ただですむと思っているのか!』

「自分が一方的に攻撃しても、自分が攻撃される事はない……本当にそう思ったのか? 恨むのなら、自分の無能を恨め」

 

 その言葉と共に、クローアームの先端に展開されたビームサーベルをブリッジに振り下ろした。

 その場から素早く離れると、次にもう1隻……最後の1隻のサラミス級に向かう。

 向こうは近付いてくるノイエ・ジールに向かって必死にメガ粒子砲やミサイルを撃ってくるが、俺はその全てを回避していく。

 

『ま、待て! 私を殺せば本当に連邦軍と戦う事になるぞ!』

「お前達が攻撃してきた時点で、既に戦いになった場合の原因はお前達にある」

『こ……降ふ……』

 

 何かを言おうとしたが、それを無視して偏向メガ粒子砲数発を同時に発射し……サラミス級は、宇宙に爆散する。

 さて、いらないところで時間を食ったな。

 戦場となった場所から離れ、デンドロビウムの姿を探すが……

 

「うげ、マジか」

 

 さすがルセットの開発したデンドロビウムと表現すべきか。

 先程……今の3隻のサラミス級に襲撃される時に見た戦闘光のあった場所よりも随分と移動している。

 それはつまり、デンドロビウムが戦闘をしながら移動を続けているという事だろう。

 つまり、俺がここで無駄に時間を使っている間にも、ソーラ・システムは大きな被害を受けているという事の証だった。

 これは……どうする? もう、いっそソーラ・システムは無視して、地球に向かっているコロニーの方に移動して俺が直接コロニーをどうにかした方がいいのか?

 それとも、ソーラ・システムの方で暴れているデンドロビウムをどうにかした方がいいのか。

 正直なところ、どっちでもいいとは思う。

 思うのだが……ソーラ・システムの方に向かうか。

 そう判断したのは、勘に近いものがあった。

 ……あるいは、単純にデンドロビウムに乗ったエリックとしっかりとした決着をつけたいと思ったのか。

 既に星の屑は最終局面に入っている。

 実際デラーズ・フリートの一部……いや、あるいはもっと本格的にか? ともあれ、多くの者が戦場を脱出し、キシリア派の待機しているのだろう方に向かって脱出しているのだから。

 デラーズ・フリートを率いるデラーズも既に俺が殺した。

 そうなると、残っているのはエリックだけとなる。

 ただし、そのエリックを放っておくと色々と不味い事にもなる。

 ……それと、まず無理だろうとは思うが、エリックを降伏させてルナ・ジオンに引っ張ってくる事が出来れば、それは俺にとっても決して悪くはないとは思うし。

 また、デンドロビウムが欲しいというのもある。

 アナハイムからデンドロビウムがルナ・ジオンに……正確にはルナ・ジオンを通してシャドウミラーに譲渡される予定にはなっている。

 だが、それでもデンドロビウムの数は多ければ多い方がいいし、エリックのような腕利きが実戦でデンドロビウムを使ったデータというのは、非常に希少でもある。

 俺がデンドロビウムに乗ってデータを取ってもいいんだが、俺のデータと一般人のデータでは、やっぱり違うらしいし。

 その辺はニナから少し聞いた覚えがある。

 そんな訳で、俺はノイエ・ジールをソーラ・システムの方に……戦闘光の見える方に向かって進める。

 ノイエ・ジールのスラスターを全開にして進みつつ、推進剤の残量を確認すると、まだかなり余裕がある。

 元々ノイエ・ジールというのは、かなりの巨体だ。

 その巨体に、大量のメガ粒子砲やらミサイルやら有線クローアームやら隠し腕やらIフィールド発生器やらを内蔵しているが、それでもまだ空間的な余裕はある。

 この辺、MSよりも巨大なMAの有利なところだよな。

 機体が大きい分、敵に見つかりやすかったり、狙われやすかったりと、相応のデメリットもあるが。

 それにMAは基本的にMS相手の近接戦闘には弱いという弱点もある。

 もっとも、ノイエ・ジールの場合はビームサーベルも普通に使えるので、MSを相手にしても有利に戦えるのは間違いないが。

 考えてみればMAの火力にIフィールド、そして近接戦闘も可能なノイエ・ジールは、MAとして一種の完成形だったりしないか?

 勿論、それだけの機体だけに弱点……というか、欠点もある。

 オート操縦を使うと鋭い敵には先読みされるし、かといって完全にマニュアル操縦をするにはかなりの技量が必要とされる。

 それこそ、エース級でなければ操縦するのは難しいだろう。

 そんな風に思いながら宇宙空間を飛ぶと……

 

「見えた!」

 

 ノイエ・ジールの映像モニタに、デンドロビウムの姿が映し出されるのだった。




アクセル・アルマー
LV:45
PP:1150
格闘:313
射撃:333
技量:323
防御:323
回避:353
命中:373
SP:3003
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
   努力 消費SP8
   集中 消費SP16
   直撃 消費SP30
   覚醒 消費SP32
   愛  消費SP48

スキル:EXPアップ
    SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
    念動力 LV.11
    アタッカー
    ガンファイト LV.9
    インファイト LV.9
    気力限界突破
    魔法(炎)
    魔法(影)
    魔法(召喚)
    闇の魔法
    混沌精霊
    鬼眼
    気配遮断A+

撃墜数:2086
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