転生とらぶる2   作:青竹(移住)

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3211話

 連邦軍の基地にゲートを設置すると、あっさりとホワイトスターと繋がった。

 いやまぁ、ゲートの性能を考えるとそれが当然の話ではあるんだが。

 鬼滅世界でも実際にきちんとホワイトスターと繋がったし。

 ダンバイン世界の時の一件は、それだけ印象強かったんだろう。

 トラウマの類にはなっていないのがせめてもの救いといったところか。

 こんなのでトラウマになっていれば、未知の世界に行くようなことは出来ないのだが。

 

「無事に繋がったようで何よりだ。……ちなみに、俺が転移してからどのくらいの時間が経った?」

 

 ゲートを設置すれば、この世界とホワイトスターとの間で流れる時間は同じようになる。

 だがそれは、ゲートを設置する前なら時間の流れは違うという事でもある。

 俺がこのX世界に来て、何だかんだと数ヶ月くらいは経っている。

 その間、ホワイトスターでどのくらいの時間が経っていたのかというのは、俺にとってかなり気になるところだった。

 お互いの世界の時差が分からない以上、場合によっては向こうでは数年経っているという……いや、それどころか数十年、場合によっては百年単位で時間が経過しているといった可能性も否定は出来ないのだから。

 とはいえ、今までの経験からして、時差はあってもそこまで大きくはないと予想出来ていたが。

 

『アクセル代表が転移してから、12日ですね。……ちなみにアクセル代表の方ではどうでしたか?』

 

 通信を担当している技術班の男に俺がこのX世界で経過した時間を告げると、驚きの表情を浮かべ……

 

『よし、賭けは俺の勝ちだ!』

 

 こんな事を言う。

 どうやら俺が転移した世界の時差とかそういうので賭けをしていたらしい。

 いやまぁ、別にそれは構わない。構わないが……それを俺の前で言うのはどうだ?

 この辺は後でレモン……いや、マリュー辺りにしっかりと言っておくとしよう。

 

「取りあえずこっちの世界は鬼滅世界と違って科学技術の世界だ。具体的にはMSが存在する世界だな」

『それは……また……MSですか? SEED世界にW世界、UC世界、そしてまた。MSって一体何なんでしょうね?』

「それを俺に聞かれてもな。ただちょっと違うのは、宇宙と地球の戦争でコロニー落としが大量に行われ、その結果として人口の99%が死んだ世界だって事だ」

『それは……また……』

 

 言ってる言葉は数秒前と同じだが、その言葉に込められた感情は明らかに違う。

 向こうにしてみれば、まさかそんな極限状態の世界に俺がやって来るとは思わなかったのだろう。

 

『そんな世界だと、シャドウミラーが関与する意味がありますか?』

「ああ、あるな。戦後という事で、ちょっと特殊な状況になってる。それにガンダムとか……ニュータイプもいるらしい」

『それは……また……』

 

 再び同じ言葉を口にする男。

 しかし、今回の一件はかなり興味深そうな様子を見せている。

 技術班の男だけに、その辺には興味があるのだろう。

 実際、俺がこの基地で入手したベルフェゴールはフラッシュシステムとかいうのの影響でかなり機体性能は下がってるみたいだし。

 とはいえ、それでもある程度動かせるということは、完全にフラッシュシステムに異存している訳ではないのか、それともニュータイプの上位互換の念動力が影響してるのか、その辺は分からないが。

 そもそもの話、X世界でもニュータイプが存在しているのはともかく、そのニュータイプがUC世界のニュータイプと同じかどうかというのも、正直微妙なところだろう。

 実際に色々と調べてみないと、本当にUC世界のニュータイプと同じかどうかは分からない。

 

「ともあれ、だ。この世界……X世界と名付けたが、そのX世界は戦後の状態で色々と混乱……いや、この場合は混沌か? ともかくそんな状況になっている。シャドウミラーとしては、なかなか動きやすいと思う」

『そうでしょうね。それで、どうします? 一度こちらに戻ってきますか? そうすればレモン様達も喜ぶと思いますが』

 

 やっぱりこの連中、レモンを相手には様付けなんだよな。

 技術班の者にしてみれば当然かもしれないが。

 

「そうだな、そっちに戻るよ。俺もゆっくりとしたいし。ただ、ゲートを設置したのは、山奥に用意された隠されていた基地なんだよ。現在この基地にいるのは俺だけだが、ゲートを欲して襲ってくる奴もいるかもしれないから、量産型Wとかバッタ、メギロート、イルメヤを送ってくれ」

『分かりました。すぐに』

「それと、戦後15年もの間基地は整備されていない。しかもUC世界のジャブロー程ではないが、結構な大きさを持つ。この基地をX世界の拠点として考えているから、基地の整備用の面子も送ってくれ」

『分かりました。そちらは量産型Wとコバッタで十分ですね。結構な人数を派遣する事になると思いますが、それでいいですよね?』

「頼む。護衛の人員が派遣されてきたら、そっちに戻るよ」

 

 そう言い、通信を切る。

 それから数分も経たないうちにゲートが起動して量産型Wやコバッタ、メギロート、イルメヤが姿を現す。

 

「敵が来るとは思わないが、もし来たら出来るだけ生け捕りにしろ。ただし、こっちに被害が受けそうになった場合は殺しても構わない」

「了解しました」

 

 量産型Wはそう言い、すぐにゲートを守る準備を整える。

 ゲートを囲む建物とか……あるいは壁とか? そういうのを設置するのは後での話だな。

 そう考えながら、俺はゲートを使ってホワイトスターに戻るのだった。

 

 

 

 

 

「アクセル」

 

 ホワイトスターにある家に戻ると、そこにはレモンを始めとした俺の恋人達がいた。

 ゆかりや美鶴はペルソナ世界で暮らしているので、今ここにはいないが。

 それでも俺が戻ってきたという話を聞けば、今夜にでも顔を出すだろう。

 

「レモン、久しぶりだな」

「私達にとっては、2週間も経ってないんだけどね。それでもこうして元気なアクセルに会えたのは感謝してるわ」

 

 そう言い、笑みを浮かべるレモン。

 他の面々も、俺に向かってそれぞれ声を掛けてくる。

 

「にしても、こんな時間から皆が集まっていていいのか? まだ仕事中だったりする奴もいるだろ?」

「時間的にはもう夕方に近いしな。その辺りの状況を考えれば、少し早めに訓練を終わらせただけだ。皆も喜んでいたし、たまにはいいだろう」

 

 コーネリアがそう言いながら笑う。

 基本的には軍人的な性格をしているコーネリアなのだが、今は女らしい表情を浮かべている。

 いやまぁ、俺としてもこういうコーネリアのギャップがいいと思ってるんだから、構わないけど。

 そう言いながら、恋人達と再会を喜び合って抱きつき、キスをし……それでもこのまま愛欲の一夜をすごそうとするのを我慢しながら、X世界について説明していく。

 1時間程掛けてX世界について説明すると、次にどうX世界と関わっていくべきかといったことについての話になる。

 

「アクセルとしては、どうしたいの? それによってシャドウミラーの方針も決まるんだし」

 

 マリューが紅茶を飲みながら、そう尋ねてくる。

 俺がどうしたいか、か。

 色々とやりたい事はあるんだが……

 

「取りあえずゲートを設置した場所を俺達の拠点として使うつもりだ」

「でしょうね。話を聞いた限りだと、かなりいい物件みたいだし。もっとも、本格的に使う前には、しっかりとした調査が必要だと思うわよ?」

「ああ、それについてはゲートの担当だった技術班の奴に頼んである」

 

 考えてみれば、かなり真面目に対応したよな。

 俺の中で技術班の面々ってのは茶々丸とかに追い掛けられているイメージが強いんだが。

 多分それだけX世界に興味津々だったという事だろう。

 

「そう? なら安心ね。で、X世界でこれからどうするの?」

 

 マリューはそう言い、納得した表情を浮かべるとそう尋ねてくる。

 

「取りあえず本拠地の地下空間には、テンザン級という巨大な陸上戦艦や他の陸上戦艦もある。また、俺のベルフェゴールもあるし、ドートレスの生産工場もある。そうなるとバルチャーとして行動したいところだな」

 

 それ以外もX世界の主人公を見つけるという事もある。

 今までの世界では、大抵その世界に転移すると主人公がいた。

 いや、主人公がいなくてもその世界の原作で重要な地位にいる人物と遭遇していた。

だというのに、X世界ではそういうのは全くない。

 敢えて原作キャラだと思われるのは……ロッソとエニル辺りか?

 ダイラスもロッキー級3隻を率いる大規模はバルチャーだったのを考えると、結構大規模なバルチャーだったし、原作キャラだった可能性はあるな。

 とはいえ、まずは主人公を見つける必要がある。

 

「バルチャーね。……そうなると、当然だけど戦力が必要よね? シャドウミラーの戦力を使うの?」

「どうだろうな。それもいいと思ってはいるけど……そうなると、ドートレスは生産出来てもあまり意味がなくなってしまう。バルチャーとしてドートレスをどこかの街とかに売っても構わないが」

 

 こっちの戦力を持っていくのは、本来なら向こうの世界の技術に影響を与えてしまうという事で、出来るだけ避けたい事なのは間違いない。

 だが、それが戦後復興期のX世界であれば話は別だ。

 人口の99%が死に、国という概念がなく……街や村が細々とある程度の世界。

 それがX世界だ。

 そうである以上、当然ながら新型のMSの開発などという真似は出来ないだろう。

 いやまぁ、宇宙革命軍の方がどうなってるのかは分からないが。

 俺がX世界で集めた情報にも、連邦軍が滅んだというのはあるが、宇宙革命軍がどうなったのかといった情報はない。

 当然だろう。宇宙革命軍というのは、その名の通り宇宙に本拠地があるのだ。

 SEED世界のプラント、UC世界のジオンといったように。

 ……W世界は色々と事情が違うので、この場では置いておくとして。

 だが、もし宇宙革命軍が健在であれば、連邦軍が消滅した地球を攻撃してもいいし、あるいは占領してもいい。

 そのような真似がされないという事は、恐らく宇宙革命軍も滅んでいるというのが地上での予想だった。

 実際にそうなのかどうか……まぁ、調べようと思えば調べられるんだが。

 何しろニーズヘッグを使えば、宇宙に転移するのは難しい話ではないのだから。

 だが、宇宙に転移しても宇宙革命軍の本拠地がどこにあったのかといった座標を知らないと、地道に探さなければならなくなってしまい、それが面倒臭い。

 とはいえ、俺が拠点とする事に決めたあの基地はかなり大きい。

 その辺の情報を入手したら、宇宙革命軍の様子を見に行ってもいいかもしれないな。

 

「そう……ね。ちょっと思いついたんだけど、どうせならUC世界の方から人を出して貰ってバルチャーをしたらどう?」

「……は? 何で急にそんな事を?」

 

 マリューの口から出た言葉は、俺にとっても完全に予想外だった。

 いやまぁ、MSを使うという意味ではルナ・ジオンの力を借りるのもいいかもしれないとは思う。

 しかし、だからといってシャドウミラーの戦力ではなくルナ・ジオンの戦力を借りる何らかの理由があるか? と言われれば、俺にはちょっと思いつかない。

 そんな俺の様子を見て、凛が何か思い当たることがあったのか口を開く。

 

「恩返しの件ね?」

「凛の言う通りよ」

 

 その言葉で、他の面々も納得した様子を見せる。

 だが……恩返し? 一体何の事だ?

 疑問を抱く俺とは別に、他の面々は今の説明でそれなりに納得した様子を見せていた。

 そんな俺に対し、円が口を開く。

 

「あのね、アクセル君。アクセル君がX世界に行ってから何日かした後、セイラから連絡があったのよ。その理由が、何か恩返しをしたいって話だったの」

「恩返し?」

「うん。ほら……ルナ・ジオンなんて国を作ったけど、アクセル君……というか、シャドウミラーはそれに協力したでしょう?」

「それで恩返しか」

 

 セイラの性格を思えば、それも理解出来ない訳ではない。

 ルナ・ジオンの首都であるクレイドルも、俺達が用意したものだ。

 また、ルナ・ジオンの後ろ盾となっているのも、俺達シャドウミラーだ。

 それ以外にも様々に手を貸しているのは事実。

 とはいえ、UC世界にはそれだけの魅力がある世界だからと思ったからこそ、そういう真似をしただけだ。

 それに……クレイドルや月の周辺の機動要塞とかも、持っていても使わないと意味はないしな。

 それに物資の類もキブツがあればどうとでもなるし。

 

「そこまで気にする必要はないと思うんだがな。長期的に見れば俺達にとって利益になるって算段もあるんだし」

「それでもよ。セイラの性格は知ってるでしょ? それに、ルナ・ジオンにいる人達は一方的に援助を受けてそのままでいられると思う?」

「けど、ルナ・ジオンで研究している技術とか、そういうのはこっちにも流れてきてるんだろう? それで今は十分だと思うけど……」

 

 特にニュータイプ研究とかMSとか……いや、ニュータイプか。

 ある意味、そう考えると合っているのかもしれないな。

 

「そうだな。けど、そこまで言うのなら向こうに無理をしない範囲で協力して貰うのもいいかもしれないな」

 

 そう、告げるのだった。




アクセル・アルマー
LV:44
PP:1910
格闘:309
射撃:329
技量:319
防御:319
回避:349
命中:369
SP:1995
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
   努力 消費SP8
   集中 消費SP16
   直撃 消費SP30
   覚醒 消費SP32
   愛  消費SP48

スキル:EXPアップ
    SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
    念動力 LV.11
    アタッカー
    ガンファイト LV.9
    インファイト LV.9
    気力限界突破
    魔法(炎)
    魔法(影)
    魔法(召喚)
    闇の魔法
    混沌精霊
    鬼眼
    気配遮断A+

撃墜数:1750
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