転生とらぶる2   作:青竹(移住)

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今回の話に出て来る高機動型GXの説明について、オリジナル機体のところにアップしていますので、気になる方はそちらをどうぞ。


3304話

「そう言えば、テンザン級の改良は終わったわよ」

 

 朝食の時間、レモンがそう言ってくる。

 昨日はクスコとクリスの2人と遅くまでデートをしていたのだが、それでもまだ今の状況では一晩を一緒に……ということはなく、クスコとクリスは昨日の夜にUC世界に戻っていった。

 牧場で買った土産や、それ以外にも色々とやる事があるらしいので、昨夜はUC世界のクレイドルに戻ったのだ。

 そんな訳で、昨夜はホワイトスターにある家に戻ってきて……うん。まぁ、X世界にいる時よりもかなり熱い夜を楽しむことになった。

 マリューとミナトはテンザン級での件があるので他の恋人達に譲っていたが。

 ともあれそうしていつものように朝方まで楽しみ、レモン達はこれもまたいつものように魔法球でゆっくりと休憩をしてきてから朝食の時間となったのだ。

 ちなみにルリとラピスは今日は友達と約束があるとかで、少し早めに食事をしてSEED世界に向かった。

 一体どんな用事があったのやら。

 あるいは、俺達に気を遣ったのか?

 ……ルリやラピスをティファと会わせたかったんだが。

 全員が大人しい性格だし、相性は悪くなさそうだったし。

 

「GXの方は?」

「そっちは取りあえず2機出来たらしいわ」

「2機? 聞いた話だと1機じゃなかったのか?」

「頑張ったんでしょうね」

 

 具体的に誰が頑張ったといったようなことは口にしていないものの、それでも何となく誰が頑張ったのかというのは予想出来てしまう。

 というか、この話の流れの場合、頑張ったのは技術班以外にはいないだろう。

 あ、でも技術班がやったのはあくまでも設計図を描くところでまでで、実際に機体の組み立てとかをしたのは量産型Wとかコバッタとかだと思う。

 

「そうか。けど……そうなると、誰をGXに乗せるか迷うな」

 

 MS隊を率いるという意味で、シーマが乗るのは決まっている。

 問題なのは、もう1機に誰を乗せるかという事だろう。

 普通に考えればシーマに次ぐ地位にあるガイアなんだが、ガイア達の場合はジェットストリームアタックを使う関係上、黒い三連星は全員が同じ機体に乗せておきたいと思うし、ガイアもそう言うだろう。

 そうなると、残るのはモニク、クスコ、クリス、マリオンか。

 単純に操縦技術で考えると、モニクかクリスだろう。

 クスコとマリオンはニュータイプ能力という点では突出した存在だが、シャドウミラーで製造したGXにはフラッシュシステムは搭載されていない。

 そもそも、UC世界のニュータイプではフラッシュシステムに対応してないのだが。

 ともあれ、量産されたGXはサテライトキャノンを使えない普通の汎用機だ。

 そうなるとニュータイプ以外の者が操縦するのが最善だろう。

 その辺はこっちで決めなくても、シーマに任せた方がいいか。

 

「ちなみにGXはサテライトキャノンの代わりに高機動用のスラスターを搭載したわ。そういう意味でも、高機動型の汎用機という意味でオクト・エイプの上位互換といった感じかしら」

 

 空を飛べて、高い機動力を持つ汎用機と考えれば、オクト・エイプの上位互換というレモンの言葉は正しいだろう。

 

「そうなのか。てっきり何らかの武器を搭載するのかと思ったけど」

「そうね。何人かはそう考えていたみたいよ。ロイド何かは当然のようにエナジーウィングを搭載しようとしていたし」

 

 もしエナジーウィングを搭載した場合、空を飛ぶMSという点では同じでも光の翼を持つガンダムになってしまう。

 その上で、刃状のエネルギーを大量に発射するといった真似も出来るので、GXがかなり凶悪な性能になるのは間違いない。

 間違いないものの、それでも今の状況を思えば試す訳にはいかない。

 ……あ、でもMSを開発している国とかはないから、そういう意味では問題ないのか?

 ただ、ヴァサーゴやアシュタロンの件を思えば、それを開発している組織はあるんだよな。

 そう考えるとやっぱり問題か?

 

「取りあえずこっちで作ったGXとフリーデンにあるGXの名前が同じだと混乱するから、こっちのGXは量産型GX……いや、それだとちょっと名前的にどうかと思うし……そうだな。高機動型GXって事にしたい。それでいいか?」

「別に名前はアクセルの方で決めても構わないわよ」

 

 レモンにしてみれば、GXは特に自分が関わった仕事という訳でもないので、名前は特に気にしていなかったのだろう。

 勿論、これでデロデロとかゲレゲレとかガルガルとか、そんな妙な名前をつけていればレモンも許容出来なかったかもしれないが。

 そんな中では、高機動型GXという名前は悪い話ではない。

 名は体を表すというし、まさにそのままの意味だろう。

 

「じゃあ、高機動型GXで決まりだな。後は……そうだな。テンザン級の改修が終わったって話だったが、具体的にどういう風になったんだ?」

「強力なビーム砲を装備したわ。ヴァサーゴのメガソニック砲を参考にしたから、威力も大体同じくらいよ」

「それはつまり、テンザン級にメガソニック砲を装備したって事だな?」

「あら、分かった? 動力炉の方も強化したし、テンザン級の重量を考えるとメガソニック砲をある程度連射する事も可能よ」

「うわぁ……」

 

 メガソニック砲は、サテライトキャノンを抜きにすれば恐らくX世界における最強の威力を持つ射撃兵器だ。

 それを連射することが出来るテンザン級……もの凄く凶悪な性能になりそうだな。

 頼んだ時はそこまで大袈裟にするつもりはなかったって話だったと思うんだが。

 

「ちなみにホバー性能も上げたから、今までよりも機動力も上がってるわ。ついでに武装はメガソニック砲には及ばないけど、GXのビームライフルよりは若干威力が劣る程度のビーム砲が複数追加されてるわ」

「それ……ちょっとやりすぎじゃないか?」

 

 GXの方が特に魔改造されていないと思ったら、実はテンザン級の方が魔改造されていたらしい。

 もっとも、この程度はレモンにとって魔改造とは呼べないのかもしれないが。

 ……というか、ロイドのエナジーウィングの搭載を却下しておきながら、メガソニック砲の搭載はいいのか?

 いや、考えてみればメガソニック砲は強力なビーム砲だが、それでもX世界の技術なのは間違いない。

 メガソニック砲と比べると、エナジーウィングはギアス世界の技術だ。

 そういう意味では、レモンの判断は間違っていなかったらしい。

 

「そう? これでもそれなりに自重したんだけど? 重力波砲を含めてブラックホール系の技術は使ってないし」

「いやまぁ……うん。まぁ、それはそれで納得は出来るけど」

 

 ブラックホール系の技術は、シャドウミラーにとって圧倒的なアドバンテージを持つ技術だ。

 ビームとはまた違った意味で強力な威力を誇るその技術は、X世界においては全く未知の存在となるだろう。

 もしテンザン級が重力波砲を使ったりしようものなら、それがX世界でどうなるか。

 あるいは使われた相手は全てが死んでしまうので、意外とその手の情報が広がらないという可能性もある。

 

「テンザン級の機動力と攻撃力は上がったけど、防御力の方は手が回ってないわ。……X世界にはバリア系の技術がないのが痛いわね」

 

 それは、もし何らかのバリア系の技術があったらテンザン級に搭載したという事だろう。

 あるいは俺が知らないだけで、もしかしたらX世界にもバリアの類はあるのかもしれないが。

 

「テンザン級の大きさは高い防御力ともイコールに近い。そうである以上、テンザン級は陸上戦艦としては高い防御力を持ってるのは間違いない。……もっとも、巨大である以上、狙われやすいのは間違いない」

「そういう意味ではフリーデンとテンザン級が一緒にいた場合、敵はテンザン級を優先的に狙うだろうな」

 

 そう言ってきたのは、スレイ。

 戦闘班であるだけに、現場についての意見を言うのは当然だった。

 

「そういう意味では危険かもしれないな。ただ、シーマ達を含めて腕利きのパイロットが集まっている。艦長がマリューで操舵士はミナトだ。そう考えれば、敵が妙な真似をしてきても対処は出来ると思わないか?」

「対処は出来ると思うけど、そうならないようにするのが先決だと思う」

 

 スレイのその言葉は決して間違っていない。

 間違ってはいないものの、だからといってそれを全面的に受け入れる訳にもいかない。

 

「取りあえず何かあっても対処は出来ると思うから心配するな」

 

 最悪……本当に最悪の場合、ヴァサーゴじゃなくてニーズヘッグに乗ってテンザン級の盾になってもいい。

 何しろニーズヘッグはフラッグシップの名に恥じない高性能機だ。

 バリアの類も、Eフィールド、グラビティ・テリトリー、念動フィールドがある。

 バリアじゃないが、ミサイルの類を妨害するジャマーや、PS装甲の効果を持つT-LINKフレームもある。

 ニーズヘッグの純粋な防御力は、それこそ下手な特機に負けないだけのものがあるのだ。

 ……その代わり、希少な物質をこれでもかと使っているので、もし機体が失われるような事になった場合、被害は非常に大きいが。

 というか、グレートグランドマスターキーとかも装備されてる以上、ネギま世界の方にも悪影響が出る可能性がある。

 

「アクセルがそう言うのなら、信じるが……」

 

 そう言いつつも、スレイはまだ完全に納得した様子ではない。

 ただ、これは純粋に俺の……そしてテンザン級に乗っているマリューやミナトを心配してのものだろう。

 そういう意味ではスレイの分かりにくい優しさなのかもしれないが。

 

「取りあえず、X世界での行動はまだ続くと思う。ニュータイプ……それもUC世界とはまた違う意味でのニュータイプというのは、色々と興味深いし」

「ニュータイプ用MSとか、そっちもUC世界と似ているようで違うしね」

 

 マリューのその言葉は、実際にX世界でニュータイプ用MSの戦っている光景を見ているからというのが大きいのだろう。

 名前は同じで、その能力の性質も似たようなものであるのに、実際には色々と違う場所が多いのだ。

 技術班を率いる者としては、気になってもおかしくはない。

 

「ベルティゴやパトゥーリアは、解析が終わったらUC世界に一時的に貸し出すから、そのつもりでいてくれ。もっとも、パトゥーリアは俺が運ぶ必要があるだろうが」

 

 全高100mオーバー、全長600mオーバー。

 しかもその全長の部分が左右に開くという……大きさという点ではテンザン級よりも巨大なのだ。

 そんな巨大MAである以上、それをUC世界に持っていく……いや、魔法球から出すのには、空間倉庫を使う必要がある。

 まぁ、メギロートとかで運ぶという手段も出来ない訳ではないだろうが、かなりの数が必要になるし、何よりもパトゥーリアの装甲に結構な傷がつく。

 そういうのは出来れば避けたいので、ベルティゴはともかくパトゥーリアを運ぶ時は俺がしっかりとやる必要があった。

 

「ええ。それにしても、魔法球の中にはオーラバトルシップもあるから、かなり場所を取ってるのよね」

 

 そう言えば、それがまだあったな。

 ウィル・ウィプス、ヨルムンガンド、ゴラオン、グランガラン。

 オーラバトルシップだけで4隻もある。

 ゲア・ガリングだけは入手出来なかったものの、何気に殆どのオーラバトルシップは入手してるんだよな。

 そういうのが置かれており、更にパトゥーリアも置かれている。

 マリューが不満を持つのも、十分に理解出来た。

 

「オーラバトルシップの方はどうなってるんだ?」

「解析そのものは終わってるわ。今はウィル・ウィプスの修理をしてるところね」

「修理? 改修じゃないのか?」

 

 技術班の事だから、修理ではなく改修をするのだとばかり思っていた。

 GXの件でも、ロイドのエナジーウィングの件もあったし。

 いやまぁ、メガソニック砲を装備したという時点で正直それはどうよと思わないでもなかったが。

 レモンが口にしていないだけで、恐らくロイド以外にもGXやテンザン級の件で色々とあったのは間違いないと思う。

 そんな面々がオーラバトルシップ……オーラマシンという未知の存在を解析し、弄る機会を得たのだ。

 普通に修理するよりも改修しようとする方が技術班らしいと思う。

 しかし、レモンの様子を見た感じでは本気でウィル・ウィプスの修理を中心に行っているらしい。

 

「ええ。何しろオーラマシンは、色々な意味で今までシャドウミラーが弄ってきた機体とは違うでしょう?」

「それは否定しない」

 

 何しろエネルギー源が電気とか核融合とかブラックホールとかじゃなくて、人間のオーラ……つまり、気だ。

 実際、鬼滅世界で鬼殺隊の面々が普通にドロを使っていたしな。

 鬼滅世界で使われている呼吸というのは、気の亜種だ。

 だからこそ、鬼殺隊の面々はオーラマシンを操縦出来た。

 そういう意味で、今までシャドウミラーが使ってきた機体とは全く違う種類なのだ。

 部品とかも恐獣の素材を使ってるしな。

 

「そんな訳で、慎重に……オーラマシンの全てを理解する為に行動してるのよ。もっとも、ウィル・ウィプスの修理はもう少しで終わりそうだけど」

 

 その言葉に、テンザン級が使えなくなったらウィル・ウィプスを使っても面白いかもしれないなと思うのだった。

 もっとも、X世界にUC世界のMSを持ち込むどころの話ではないが。




アクセル・アルマー
LV:44
PP:1930
格闘:309
射撃:329
技量:319
防御:319
回避:349
命中:369
SP:1995
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
   努力 消費SP8
   集中 消費SP16
   直撃 消費SP30
   覚醒 消費SP32
   愛  消費SP48

スキル:EXPアップ
    SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
    念動力 LV.11
    アタッカー
    ガンファイト LV.9
    インファイト LV.9
    気力限界突破
    魔法(炎)
    魔法(影)
    魔法(召喚)
    闇の魔法
    混沌精霊
    鬼眼
    気配遮断A+

撃墜数:1754
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