転生とらぶる2   作:青竹(移住)

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3342話

 コンテナを展開すると、そこにあったLシステム。

 そのLシステムにはルチルが組み込まれていた。

 それはいいのだが、何故かルチルは全裸のままコーティングされていたのだ。

 これはLシステムを開発した者の趣味なのか、それともコーティングする際に服とかを着ていると不味かったのか。

 出来れば後者だと思いたいが、コーティングされたルチルの美しさを見ると、前者の可能性も否定出来ない。

 そんなコーティングされたルチルの裸身も、現在はシーツで覆われて隠されている。

 この辺は素早く行動したシーマの手柄だろう。

 ……あるいはこれが、例えば戦闘の中でテンザン級やフリーデンがピンチになっており、それに対処する必要があるので緊急にLシステムを使わなければならない……とか、そういう事なら、咄嗟の事だしルチルも自分の裸云々を気にしているような余裕はなかったかもしれない。

 しかし、今回は違う。

 Lシステムが搭載されていた軍艦を俺が転移でセインズアイランドまで運び、そしてシーバルチャーのルマーク達に協力して貰い、Lシステムを多くの人の目のある場所で展開したのだ。

 ルチルにしてみれば、こういう場面で自分の裸身が露わになるとは思っていなかったのだろう。

 ティファに憑依しているルチルだが、今のその顔は赤く染まったままだ。

 そんなルチルが落ち着くのを待ちながら、俺はふと気になってコンテナに視線を向ける。

 ホワイトスターの行き来で使うゲートのように、全面が開いて展開されたコンテナ。

 当然ながら、そんなコンテナは普通ではない。

 つまり、ルチルが以前言っていたLシステムの封印というのは、このコンテナの事なのではないかと思ったのだ。

 まぁ、封印と仰々しい表現をしているが、それはあくまでも魔法的な封印ではなく、機械的な意味での封印だ。

 X世界の戦前の技術を考えれば、コンテナをLシステムの封印用に使うような真似も難しい話ではないだろうし。

 

「いいわよ」

 

 コンテナを見ていると、不意にそんな声が聞こえてくる。

 誰がその声を発したのかは、それこそ考えるまでもなく明らかだ。

 その声を発したルチルは、まだ頬が赤いものの、先程よりは多少落ち着いた様子を見せている。

 ともあれ、そんなルチルの許可を貰ったので、改めてLシステムに視線を向ける。

 コーティングされた裸身がシーツに覆われており……何だか2人で熱い夜を堪能した翌日に起きて、その裸身にシーツを巻いて隠しているように思えて、逆にエロい気がする。

 

「アクセル? 何か妙な事を考えてないよね?」

 

 シーツに包まれたルチルの姿を見ていた俺に、シーマが笑みを浮かべてそう尋ねてくる。

 いや、何で俺の考えが分かるんだ?

 もしかして、シーマも実はニュータイプに感染してないか?

 クスコとマリオンというUC世界のニュータイプがおり、ティファやルチル、ジャミルといったようにX世界のニュータイプがいる。

 ジャミルは戦争の時にニュータイプ能力を殆ど失っているし、ルチルはLシステムになってるが。

 ともあれ、UC世界とX世界のニュータイプが揃っている以上、ニュータイプが感染するという説が本当だった場合、それが変な風に影響した可能性もある……か?

 

「いや、特に何も変な事は考えてないから安心しろ。それで、Lシステムだが……どうする?」

 

 そう言いつつ、尋ねたのはルチル。

 Lシステムの件はルチルが一番どうしたいのかを考える必要があるだろう。

 ルチルにとって、今回の件をどうするのか。

 その辺は以前から言っている。

 このLシステムについては、正直なところ色々と分析をしてみる必要がある。

 そうして分析をすれば、コーティングされているルチルを元の身体に戻すような事も出来るだろう。

 俺にはまず無理だが、レモンならそのくらいは平気でやりそうだし。

 だが……そんな俺の言葉に対し、ルチルは何かを決意するようにこちらを見てくる。

 数秒前までは赤くなっていた頬も、今はもう普通に戻っている。

 

「その前に聞きたいのだけれど、アクセル達……シャドウミラーは、Lシステムをどうする気なの?」

「どうする? そうだな。取りあえずLシステムが未知の技術であるのは間違いないから、解析はするだろうな」

 

 シャドウミラーの国是として、未知の技術を集めるというのがある。

 このX世界においては、戦後復興期ということもあってそこまで興味深い技術は多くない。

 フラッシュシステムとか、それに対応したMSとか、サテライトキャノンとか、ビットMSとかのニュータイプ系の技術はそれなりに興味深いのだが。

 ただ、このニュータイプ系の技術はあくまでもX世界のニュータイプ限定の能力だ。

 それを示すように、クスコやマリオンがフラッシュシステムを使おうとしても反応しなかった。

 つまり、シャドウミラーとしてはX世界の技術も含めて2種類のニュータイプ系の技術を入手し、それを解析したりする必要がある訳だ。

 そんな中で、このLシステムは一定範囲内の電子機器を使えなくするという能力を持つ。

 そうである以上、今までに入手したニュータイプ技術より地味に見えるが、その効果は非常に大きい。

 Nジャマーしかり、ミノフスキー粒子しかり、この手の技術は使いこなせると非常に強力だ。

 Lシステムは、見た限りだとミノフスキー粒子というよりもNジャマーに近い効果を持つ。

 起動すれば一定範囲内の電子機器が使えなくなるというのは、Nジャマー……というか、シャドウミラーで改良したNジャマーⅡの方がより効果が近いか。

 そんな風に思いつつ、俺は言葉を続ける。

 

「勿論、Lシステムを解析してもルチルをこのままにするといった事はない。以前も言ったと思うが、シャドウミラーの技術班ならルチルの身体を元に戻す事も出来ると思うし」

 

 15年前の戦争において、ルチルは精神崩壊をした。

 しかし、その精神崩壊についても15年という時間が癒やしたのだ。

 そうなると、後はコーティングを解除すればルチルは生身の身体を取り戻すだろう。

 

「この世界にいい思い出がないのなら、シャドウミラーに来てもいい。俺達の世界だとルチルの顔を知ってる者はそう多くないし、妙な色眼鏡で見るような事もないだろうし」

 

 これは真実だ。

 シャドウミラーに所属する者の中には、多種多様な者達がいる。

 エルフであったり、吸血鬼であったり、人造人間であったり、人から鬼になって俺の召喚獣になったり。

 そもそもの話、俺からして今は人間ではなく混沌精霊だ。

 そんな中にX世界のニュータイプにして、15年前にコーティングされていたのが復活した人物が加わったところで……うん、俺がこう言うのも何だが、キャラが薄い。

 ニュータイプ? それが何か? といったように返されるだけだろう。

 シャドウミラーの場合は、特に何の問題もなくルチルを迎え入れるだろう。

 また、シャドウミラー側としてもルチルの存在は大きい。

 現在のところ、X世界のニュータイプというのはティファしかいない。

 ジャミルは既にニュータイプ能力を失っているし、カリスは人工ニュータイプだ。

 そういう意味でも、X世界のニュータイプというのは貴重なのだ。

 そんな貴重な存在であるルチルは、個人的には是非欲しいと思う。

 純粋にパイロットとしても、ジャミルの上司だった事を考えれば、その辺はあまり心配しなくてもいいだろうし。

 

「それは……」

 

 俺の熱心な勧誘に、戸惑った様子を見せるルチル。

 こうして見る限りだと、ルチルもまだどうすればいいのか迷っているといったところか。

 

「すぐに決めないと駄目かしら?」

「自分の将来についてなんだから、もう少しゆっくりと考えてもいいと思う。けど、このままティファに憑依している訳にもいかないだろう?」

 

 今はティファがルチルを受け入れているからこそ、何の問題もない。

 しかし、ティファもずっと身体をルチルに貸しっぱなしとなると負担に思うだろう。

 勿論、ティファの身体の主導権はルチルよりもティファの方が上だ。

 ティファがその気になれば、ルチルから身体を奪う事も難しくはない。

 ……だからといって、ティファがルチルを押しのけて身体を奪うような真似が出来るかどうかは微妙な事だったが。

 

「それは……そうね」

「何かもっとルチルが憑依出来る存在があればいいんだけどな」

「それは……」

 

 何も言えなくなるルチル。

 実際問題、ルチルがティファの身体を使えているのは、かなり偶然の力があってのものだろう。

 もし他の相手に憑依出来るようなら、別にティファに拘る必要はないし。

 あ、でもティファに憑依しているのは他に憑依出来る……いや、憑依したい相手がいないという理由があってもおかしくはない。

 もしルチルがジャミルに憑依出来るとしても、それをするかは微妙だろう。

 勿論、ティファがおらずジャミルしかいないのなら仕方がないかもしれないが。

 ルチルも女だ。

 それも20歳前後の若い女。

 ティファのような若い……というか、幼い少女の身体に憑依するのはともかく、男のジャミルに憑依したいかと言われれば微妙なところだろう。

 こう言ってはなんだが、トイレの問題とかもあるし。

 

「一応他に幾つか考えられる可能性はあるんだけどな」

「本当に?」

「ああ。勿論、これはあくまでも案で、実際にやってみないとどうなるかは分からないが」

 

 最初に思い浮かぶのは、レモンの作った量産型Wだ。

 ただし、基本的に量産型Wというのは男型なので、憑依出来るかどうかは別として、ルチルがそれを好むとは思えない。

 次にWナンバーズ。

 こちらならエキドナの例を見れば分かるように、女のタイプも普通に存在する。

 何ならコーティングされているルチルの身体をそのまま再現するような事も、やろうと思えば出来るだろう。

 そしてエヴァが用意した人形。

 茶々丸のような人形を用意し、それに憑依するといった感じだ。

 ただし、こっちの場合はエヴァの協力が必須だ。

 その上で、魔法による憑依である以上、何が起きても不思議ではない。

 他には……マクロス世界の技術にはサイボーグ系の技術もあるので、それで憑依する対象を作るとか。

 こちらはエヴァの人形と似たような感じだが使われる技術が魔法か科学のどちらかというのが違いだ。

 

「どうする? ルチルとしてもティファの身体をそのままにするといった訳にはいかないだろう?」

「それは……私もそうは思うけど」

 

 ルチルもその言葉には大人しく同意する。

 別にルチルも決してティファの身体を占領したいと思っている訳ではない。

 他に使う身体があれば、それを使うという方法は十分に考えられる。

 

「なら、取りあえずルチルがティファ以外の身体で使えそうなのを説明するから聞いてくれ。……ジャミルとガロードも聞きたそうにしてるし、構わないぞ」

 

 ジャミルとガロードにしても、ルチルの憑依する身体については色々と思うところがあるのだろう。

 だからこそ、俺の説明を詳しく聞きたそうにしていたらしい。

 ちなみに少し離れていた場所にいたルマークもこっちにやって来たが、俺達が真剣な会話をしていると見ると、今は離れていった。

 この辺、空気を読めるところだよな。

 ただし、Lシステムについては厳しい視線を向けていた。

 ルマークにとって、ルチルをLシステムに使ったのは決して許せるような事ではないのだろう。

 シーマを始めとした他の面々も、ルチルの件に関しては俺に任せておいた方がいいと判断したのか、こっちに近寄ってくる様子はない。

 

「さっきも言ったが、これはあくまでも俺から出来る提案だ。その提案が実現可能なのか、実際にはどうやっても意味がないのか。その辺は実際に試して見ないと分からない。それを承知の上で聞いてくれ」

 

 そう言うとルチルが頷いたので、俺は先程思いついた諸々を説明していく。

 内容そのものはそこまで長い説明をする必要はない――詳細に説明するのなら、それこそ時間が幾らあっても足りない――ので、大雑把な説明だけだった。

 

「そうね、取りあえず量産型Wというのはなしね」

 

 まず最初にルチルが却下したのは、量産型W。

 これはやっぱりなといった風に納得出来た。

 ルチルにしてみれば、やっぱり男の身体に入るのは忌避感があるのだろう。

 どうしようもなく、他に手段がなければそのような方法を選ぶかもしれないが、俺が説明した中にはそれ以外の方法もある。

 それに量産型Wの身体は頭部のヘルメットを取る事が出来ないし。

 

「そうなると、残るのはWナンバーズで新しい身体を作るか、人形か、サイボーグだな」

「身体が機械になるのはちょっと」

 

 そうなると候補は残り2つ。

 

「Wナンバーズ……人造人間の身体を作るには相応の時間が必要となる。人形の方なら恐らくすぐに出来ると思う。もっともサイボーグが嫌なら人形も嫌かもしれないけど」

「……そうね。話を聞く限りだと人造人間の方がいいと思うけど……少し考えさせてくれる?」

 

 迷った様子で告げるルチルに、俺は頷くのだった。




アクセル・アルマー
LV:44
PP:1965
格闘:309
射撃:329
技量:319
防御:319
回避:349
命中:369
SP:1995
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
   努力 消費SP8
   集中 消費SP16
   直撃 消費SP30
   覚醒 消費SP32
   愛  消費SP48

スキル:EXPアップ
    SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
    念動力 LV.11
    アタッカー
    ガンファイト LV.9
    インファイト LV.9
    気力限界突破
    魔法(炎)
    魔法(影)
    魔法(召喚)
    闇の魔法
    混沌精霊
    鬼眼
    気配遮断A+

撃墜数:1761
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