転生とらぶる2   作:青竹(移住)

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3400話

 テンザン級から俺の乗っているヴァサーゴが出撃すると、他のMSも次々と出撃してくる。

 高機動型GXがこれだけ大量にいるとなると、色々な意味で驚きだな。

 とはいえ、俺自身はそこまで驚いてはいない。

 SEED世界のオーブでは、オーブでM1アストレイというガンダムタイプのMSが普通に量産されていたし。

 そういう意味ではガンダム大集合といった光景は見慣れている。

 ただし、俺達がSEED世界に接触したのは、国家としてのシャドウミラーが活動し始めてから、そう時間が経っていない頃だ。

 そういう意味では、SEED世界の件を知っている者はそう多くないと思う。

 SEED世界には普通にホワイトスターから転移出来るので、見ようと思えばオーブ軍を見る事も出来るのだろうが。

 とにかくX世界の者達……特にゾンダーエプタにいる連中にしてみれば、あるいはこの光景を見ただけで戦意を喪失してもおかしくはない。

 目の前に広がっているのは、それだけの光景だった。

 しかも高機動型GX以外にもヴァサーゴ、ベルフェゴール、GX、エアマスターといったガンダムがいるし、エスペランサというMAもいる。

 本来ならエニルにはエスペランサではなく、奪ってきたアシュタロンを渡したり、シーマ辺りにヴァサーゴを渡してもと思ったのだが、今の状況ではそのような真似も出来ない。

 さすがに奪ってきたばかりのMSをすぐに渡されても、乗りこなすのは難しいだろう。

 性能的には上でも乗り慣れていない機体と、性能的に下でも乗り慣れている機体。

 そのどちらがいいのかと言われれば、俺は後者だと思う。

 この辺は人によって違うので、中には前者を選ぶ者もいるかもしれないが。

 

『アクセル、随分と派手にやったみたいだな。ここまで近付いても、島から攻撃してくる様子はないぜ』

 

 エアマスターのウィッツから、そんな通信が入ってくる。

 ウィッツにしてみれば、敵の基地のある場所に近付いているのに、全く攻撃がないのが不思議なのだろう。

 

「今は混乱してるのかもしれないが、いつまでもこのままって訳には……っと、どうやら向こうもこっちに気が付いたらしい」

 

 ゾンダーエプタから飛んできた攻撃……まだそれなりに距離があるのを考えると、対空砲は対空砲でも、いわゆる機銃の類ではなく砲弾の類を回避する。

 ゾンダーエプタ側にしてみれば、ようやく俺達の存在に気が付いたのか。

 あるいは、もっと前に存在に気が付いてはいたものの、俺と狛治の破壊工作の影響で対処出来なかっただけなのか。

 その辺りは俺にも分からなかったが、とにかくこちらに向かって迎撃を始めたのは間違いのない事実。

 そうした攻撃が始まった以上、こっちも悠長にはしていられない。

 

「全機、攻撃開始だ。敵MSは間違いなく出てくるから、そっちにも注意しろ。……まぁ、この状況で油断するような奴はいないと思うけどな」

『任せな、オルテガ、マッシュ、同時に行くぞ!』

 

 俺の言葉にガイアがそう返し、3機の高機動型GXがそれぞれディバイダーを使って同時に拡散ビーム砲をゾンダーエプタに向かって撃ち込む。

 考えてみれば、ガイア達黒い三連星がガンダムに乗っているというのは、それはそれで少し違和感があるよな。

 これがUC世界なら、これだけでそれなりのニュースになってもおかしくはないような……そんな感じ。

 そんな俺の考えはともかく、放たれたディバイダーの拡散ビーム砲はゾンダーエプタに次々と着弾する。

 だが、今の一撃は脅しの一撃……もしくは単純に拡散ビーム砲だけに、射程はそこまで長くなかったからだろう、ゾンダーエプタの中でも海岸近くに次々と着弾して爆発を引き起こす。

 3機のディバイダーでこれなんだ。

 もし高機動型GX……いや、ガロードのGXもディバイダー装備型なので、それも込みで同時にディバイダーを撃ったら、一体どういう事になるのやら。

 そんな風に思いつつ、ヴァサーゴを前に進め……やがてゾンダーエプタへの上陸に成功した。

 同時に対空機銃が次々と放たれ始めた。

 へぇ、対空砲での迎撃は1度だけだったが、対空機銃はこうして豊富に存在してるのか。

 あるいは他にも対空砲はあったが、混乱で使えたのが先程の攻撃だけだったのかもしれないな。

 そんな風に思いつつ、クロービーム砲を使ってこちらに対空機銃を撃ってくる場所を攻撃し、爆発させる。

 やがてゾンダーエプタの方でも準備が整えられたのだろう。

 こちらにバリエントやドートレス・ネオといったMSが出撃してきた。

 どうやら向こうの方でも迎撃準備が整ったらしい。

 とはいえ、俺と狛治の破壊工作から完全に立ち直るといった真似は出来ていない筈だ。

 内部で大暴れした狛治、そしてDXとヴァサーゴ、アシュタロンを奪われ、バリエントやドートレス・ネオも奪われている。

 それだけではなく、ハッキングによってデータが根こそぎ奪われたというのも、向こうにしてみれば大きなダメージとなる。

 そんな中で、こうしてMSを出撃させてきたのは、幾ら混乱している状況であっても、今の状況で迎撃をしないと言う訳にはいかないからな。

 ゾンダーエプタのトップのアイムザットか、フロスト兄弟か、あるいはまだ俺が知らない腕利きがいるのか。

 その辺りについては生憎と俺にも分からないが、それでもとにかくこうして出撃させるという判断を下したのは素直に凄いと思う。

 思うが……これで俺達がただのシーバルチャー……いや、オルクならまだしも、こちらの戦力はガンダムが大半だ。

 そうである以上、ゾンダーエプタに残っている戦力でどうにか出来る筈もない。

 

「まずは俺が突っ込むから、それで敵が混乱したところを攻撃してくれ」

『ちょっと、アクセル!? 一体何を考えているの!?』

 

 俺の言葉にいきなりそう言ってきた……というより、怒鳴りつけてきたのはベルフェゴールに乗っているルチル。

 

「は? 何をって……一体何がだ?」

 

 唐突なルチルの態度に戸惑う。

 

『あー、ルチル。アクセルを普通の人間と考えるのは間違ってるわよ。私達の世界でも、たった1人でグラナダ……月にある基地を壊滅させるような能力を持ってるんだから』

 

 クリスからの通信に、ルチルは理解出来ないといった表情を浮かべる。

 あー……そうか。

 UC世界の面々は俺の操縦技術を知ってるし、フリーデン組も俺と一緒の戦いに出たし、エニルもまた敵として俺の戦いを見た事がある。

 そういう面々と比べると、ルチルが俺の実力を見た事はないのか。

 戦いの映像データとかそういうのが残っていれば別だったかもしれないが、そういうのが残っていないのか、それとも単純にルチルがそれを見る機会がなかったのか。

 その辺はどうなのか分からないものの、とにかくルチルが俺の実力を知らないというのは事実らしい。

 だからこそ、元軍人として……そしてジャミルの上官だった時のように、先走っているように見えた俺を叱ったのだろう。

 ルチルのその言葉は、俺を心配してのものなのは間違いない。

 間違いないが、だからといってそれを素直に聞く訳にいかないのも事実だ。

 

「心配するな。俺は腕利きのMS乗りだ。それに……ルチルが知ってるかどうかは分からないが、俺は魔法とか気とかそういうのじゃない限りダメージを受ける事はない。それこそ核兵器を使われた場所の中心部分にいても、俺にダメージを与える事は出来ない」

『……え?』

 

 俺の言葉が信じられないといった様子で声を上げるルチル。

 普通に考えた時、核兵器を食らっても無傷でいると言われて、それを信じろという方が無理だろう。

 核兵器の類で……いや、物理攻撃で俺にダメージを与えるとすれば、それこそ俺の持つ精神コマンドの直撃のような特殊な攻撃手段を持っているとか、あるいは俺の近くにいたという理由で無関係の相手が怪我をしたりといった感じの精神的なダメージとか。

 あ、後は可能性は低いものの、俺の乗っている機体が破壊された事による精神的ダメージか?

 とはいえ、このヴァサーゴが破壊されても今回はゾンダーエプタから新しいヴァサーゴを奪ってきている。

 ヒートワイヤーの有無が影響してくるが、言ってみれば違いはそれだけしかないのも事実。

 

「だから心配するな……っと」

 

 ルチルと話している間も、ヴァサーゴは敵のMS隊に向かって突っ込んでいた。

 そうである以上、当然ながら敵との距離は縮まっており、ヴァサーゴが近付いてくるのを見た敵は攻撃をしてくる。

 ビームライフルの一撃を回避しながら、スラスターを噴射させる。

 今までよりも一段と速度を増すヴァサーゴ。

 そんなヴァサーゴの様子に、ドートレス・ネオとバリアントのパイロット達は一瞬戸惑ったように思えた。

 まさかヴァサーゴがここまで速度が出るとは思わなかったとか?

 いや、新連邦という同じ軍隊の仲間である以上、ヴァサーゴの能力を知っていてもおかしくはないと思うんだが。

 そう思ったが、フロスト兄弟の性格を考えると模擬戦とかそういうのはやってなさそうだなと考え、納得する。

 納得ついでに、MS隊の先頭にいるバリエントの横を通り抜けざま、ストライククローで相手の胴体を破壊する。

 まずは1機。

 次にもう片方の手を振るい、放たれたヒートワイヤーがドートレス・ネオの身体に巻き付き、それを振り回しつつ、近くにいた別のドートレス・ネオのコックピットにぶつけて潰し、同時にヒートワイヤーによって巻き付けていた機体を切断する。

 これで3機。

 向こうにしてみれば、いきなり3機の仲間がやられた事で驚いたのか、一瞬動きが止まる。

 あるいは俺がヴァサーゴに乗っている事もあり、もしかしたらシャギアが裏切ったのではないかと思った者もいるかもしれない。

 こちらの先制攻撃がこれ以上ない程に決まった次の瞬間、高機動型GXを含む後方にいるMS部隊がそれぞれ攻撃をする……のはいいのだが。

 

「おい、ディバイダーを使ってるのは誰だ。俺に命中したらどうする!?」

 

 ビームライフルの類ではなく、ディバイダーの拡散ビーム砲が後方から飛んできた事に文句を言う。

 

『あ、悪い!』

 

 ガロードの声が響くのと同時に、ディバイダーの拡散ビーム砲がなくなる。

 どうやらディバイダーを使っていたのはガロードだったらしいな。

 この一件はとにかく、背後から放たれるビームによってバリエントとドートレス・ネオが次々とダメージを受けていく。

 一撃で撃破するMSもいるが、何とか耐える奴もいる。

 この辺は戦後に開発されたMSだけあって、旧連邦軍のMSよりも性能は高い証拠なのだろう。

 それ以外にも、高機動型GXの持っているビームライフルはGXが使っているビームライフルと比べると威力が劣るという点も大きい。

 高機動型GXのビームライフルは、オクト・エイプのビームライフルを改修した物を標準装備としている。

 もっとも、高機動型GXはディバイダーを使うのを前提としているので、ビームライフルの威力はそこまで重要ではない。

 そういう点では、前方に俺のヴァサーゴがいて、ディバイダーを使うのは難しい。

 

「気を付けろよ」

 

 そう言い、いきなり陣形を崩された影響でまずは後方に退いて態勢を整えようとしている敵MS部隊に向かって更に突っ込んでいく。

 急速に近付いてきたバリエントに対し、ストライククローの一撃を放って胴体を破壊する。

 これで4機目。

 もう片方のストライククローを伸ばし……だが、映像モニタの隅でドートレス・ネオがこちらに向かって攻撃をする様子が見えたので、操作を変更。

 コックピットを破壊しつつ、そのままバリエントの胴体を掴み、ドートレス・ネオのビームライフルに対する盾とする。

 バリエントの残骸が次々とビームライフルのビームに貫かれ、残骸以下の存在へと変化した。

 それをドートレス・ネオに投げつけて目隠しにしつつ、クローアーム砲でドートレス・ネオを撃破する。

 これで6機。

 空中戦においては、ヴァサーゴ最大の武器であるメガソニック砲が使えないというのが痛いよな。

 メガソニック砲はサテライトキャノンには及ばないものの、それでも普通のMSが使う武器としては圧倒的な威力を誇る。

 アプサラスのメガ粒子砲より少し劣る程度の威力のビーム砲をMSクラスで持っていると言えば分かりやすいか。

 もっとも、この場合はアプサラスⅢではなくアプサラスⅡの方だが。

 もっと近い威力だと……SEED世界のイージスが使うスキュラ、あるいはW世界のウイングガンダムが使うバスターライフルの方が比較するのは近いか。

 そんな強力なメガソニック砲だが、この場合の問題は使う時にどこかに掴まって踏ん張る必要があるという事だろう。

 ベストなのは地面にだが、それが無理でも変形したアシュタロンの背中とか。

 エスペランサだと、ちょっと難しい。

 そんな訳で、俺はヴァサーゴ最大の武器を使えないままに、ゾンダーエプタのMS隊と戦うのだった。




アクセル・アルマー
LV:44
PP:1995
格闘:309
射撃:329
技量:319
防御:319
回避:349
命中:369
SP:1995
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
   努力 消費SP8
   集中 消費SP16
   直撃 消費SP30
   覚醒 消費SP32
   愛  消費SP48

スキル:EXPアップ
    SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
    念動力 LV.11
    アタッカー
    ガンファイト LV.9
    インファイト LV.9
    気力限界突破
    魔法(炎)
    魔法(影)
    魔法(召喚)
    闇の魔法
    混沌精霊
    鬼眼
    気配遮断A+

撃墜数:1767
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