転生とらぶる2   作:青竹(移住)

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3435話

 モニクとクスコと共にテンザン級に戻ると、当然ながら大きな騒ぎに……はならなかった。

 マリューとミナトの2人にしてみれば、元々モニクとクスコも……そしてまだ抱いていないものの、シーマとクリスの4人とはホワイトスターで色々と話していた以上、俺の恋人になるのは既定事項だったらしい。

 そうして改めて俺はテンザン級でモニクとクスコの2人を呼び出し……

 

「これからは、仮の恋人じゃなくて正式に恋人として俺と付き合ってくれ」

 

 2人にそう告げた。

 この2人が俺をどう思っているのかは知っていたし、だからこそ仮の恋人という形ではあった。

 だから、てっきり俺の言葉はすぐに受けいられると思っていたのだが……

 

「悪いけど、今はまだ駄目よ」

 

 モニクがそう言ってくる。

 モニクだけではなく、クスコもまたそんなモニクの言葉に頷いていた。

 まさか、この状況で断れるとは思っていなかっただけに、驚く。

 

「何でだ?」

「あのねぇ……分からない?」

 

 クスコが呆れと共にそう言ってくるが、この2人の考えを理解しろという方が無理だった。

 

「ああ、分からない。女心ってのは、生憎と分かりにくいし」

「はぁ。……いい? もしアクセルを好きなのが、私とモニクだけなら今ここですぐにその言葉を受け入れたわ。けど、違うでしょう?」

「……あ」

 

 その言葉で、ようやくクスコが、そしてモニクが何を言っているのかを理解出来た。

 

「シーマとクリス、か」

「正解。アクセルを好きな人は、私達以外にもいる。そして、私達がアクセルに抱かれたのは……言ってみれば、成り行きでしょう? ああ、勿論それを後悔してる訳じゃないわよ? モニクなんか初めての相手がアクセルだったんだから、そこまで痛みもなかったんでしょうし」

「ちょっ、クスコ!? 一体こういう場所で何を言ってるのよ!?」

 

 たった今まではクスコの言葉に同意していたモニクだったが、クスコの口から出た言葉に顔を真っ赤にしながら叫ぶ。

 幸いにも、俺達がいるのはテンザン級の中でも展望部屋とでも呼ぶべき場所で、他に誰の姿もない。

 それを改めて確認すると、モニクは安堵した様子でクスコを睨み付ける。

 生真面目な性格のモニクにしてみれば、プライベートな場所ならともかく、日中にこういう場所でそういう事を言われるとは思ってもいなかったのだろう。

 

「ふふっ、全く、あの時の可愛らしさはどこにいったのかしら?」

「もう! クスコ! 本気で怒るわよ! 幾らニュータイプ能力が強化されたからって……あ」

 

 しまったといった表情を浮かべるモニク。

 ニュータイプ能力で読まれたという事は、それはつまりモニクが心の底で思っていた事に間違いはないのだろう。

 それを理解したモニクは、今までよりも更に顔を赤くする。

 そんなモニクをもう少し見ていたかったのだが、今はそれよりも気になる言葉があった。

 クスコを見ながら口を開く。

 

「ニュータイプ能力が強化された?」

「ええ。アクセルにはまだ言っていなかったと思うけど。ニュータイプ能力がかなり強化されたわ、これが具体的に、アクセルに抱かれたから強化されたのか、それともアクセルと心を重ねる事によってそうなったのかは分からないけど」

 

 クスコの口から説明された内容は、俺にとってかなり予想外だった。

 正確にはクスコにも分かっていないようだったが、とにかく俺に抱かれたからニュータイプ能力が上がった?

 それはかなり意外な言葉だ。

 例えば、あやか達のようにネギま世界の魔法を使っている面々は、俺に何度抱かれても魔力が強化したりとか、そういうのはない。

 あ、でも凛とか綾子とかは若干そっち系の影響があったか?

 それにマーベルとシーラもまた、俺に抱かれた事でオーラ力とかそういうのが上がった筈だ。

 だとすれば、これは別にそこまでおかしな話でもない……のか?

 

「具体的にはどのくらい強化されたのか分かるか?」

「そうね。アクセルに抱かれる前と比べると、数段階といったところかしら。ただ、それでもアルテイシア様には届かないわね」

 

 アルテイシア……セイラは、UC世界において最高のニュータイプだ。

 あるいは俺が知らないところで、もしかしたらセイラよりも強力なニュータイプがいる可能性があるし、あるいは将来的にそういうニュータイプが出て来てもおかしくはない。

 だが……それでも、セイラに届かないにしろ、クスコのニュータイプ能力が強化されたのは間違いないらしい。

 元々クスコは、俺と接触した事によってニュータイプ能力が強化された。

 それが更に強化された訳か。

 俺に抱かれた事によって強化されたのは……まぁ、最初は俺と触れただけでニュータイプ能力が強化されたと考ええれば理解出来る。

 だが、そうして2段階強化されても、まだセイラには及ばないというのは……セイラの秘めた素質ってのは凄いな。

 とはいえ、セイラがあそこまで……それこそUC世界最高のニュータイプとなったのは、あくまでも俺と触れた為だ。

 だとすれば、今の時点でもそんな状況なのに、もしセイラが俺に抱かれるような事があったどうなるんだろう。

 いやまぁ、セイラとそういう関係になるかどうかは分からないけど。

 実際、セイラはルナ・ジオンの女王という立場だ。

 そんなセイラが俺とそういう関係になるのは、色々と不味いような気がする。

 ……あ、でも、ルナ・ジオンというのは言ってみればシャドウミラーの下部組織的な一面も持っている。

 そう考えると、上部組織の代表である俺とそういう関係になるというのは、そこまで問題はないのか?

 実際にそうなるのかどうかは、分からないが。

 

「ほら、アクセルもクスコも……話が逸れてるわよ」

 

 パンパンと手を叩いて話の修正をするモニク。

 話が逸れてる?

 ああ、そう言えばモニクとクスコが俺の恋人になるのは、シーマとクリスも一緒にという事だったな。

 

「アクセル、一応聞くけど……私とクスコを抱いたから好きになって、付き合って欲しいと言った訳じゃないわよね?」

「そんな訳はないだろう。そもそも、好意を持ってる相手でなければ、仮とはいえ恋人にするといったような事をしたりはしない。嫌いな相手、苦手な相手と仮とはいえ恋人同士になるなんて物好きじゃないし。……それでも最後の一線を越えたから告白したのは間違いないけど」

「出来ればその最後の一線は酒の勢いとかじゃなくて、アクセルの意思で超えて欲しかったんだけどね。モニクの初めてをアクセルに捧げたんだし」

「クスコ!」

「あら、ごめんなさい」

 

 モニクの怒声に、クスコは笑みを浮かべつつ謝罪の言葉を口にする。

 この2人、以前よりも仲良くなってるのは間違いないよな。

 生真面目なモニクと奔放なクスコ。

 普通に考えれば、この2人の関係は決してあまり友好的なようには思えないし、以前は今よりも壁があった……いや、違うな。壁があるって程じゃなかったが……そう、距離があった。

 だが、今はその距離が大分近くなっているような気がする。

 多分だが、それは3人で寝た経験が大きく影響してるんだと思うが。

 お互いにお互いが自分の全てを……それこそ普通なら見せないような場所も見せたのだ。

 そう思えば、自然と距離が近くなるのもおかしな話ではない、か。

 

「アクセル? 何か妙な事を考えてない?」

 

 2人の言い争いを見ていると、不意にモニクがそんな風に言ってくる。

 ニュータイプ能力を持つクスコではなく、モニクの方が俺の視線、もしくは考えに気が付いたらしい。

 

「いや、何でもない。それで、シーマとクリスの事だが……」

「言っておくけど、また酒を飲んでってのは止めておきなさい。シーマはともかく、クリスは私と同じ初めてなんだから」

 

 モニクのその言葉には素直に頷いておく。

 自分の時は少し失敗したからといって、クリスの為にこうしてアドバイスをしてくるのだから、何だかんだと言いつつモニクも優しいところがあるんだよな。

 ただし、それを表に出すような相手は少ないのだろうが。

 

「じゃあ、話はこれで終わりね。……私達が正式にアクセルの恋人になれる日を楽しみにしてるから」

 

 クスコのその言葉で、その場の話は終わるのだった。

 

 

 

 

 

「へぇ……アクセルがフラれるなんて珍しいわね」

 

 夜、テンザン級にある俺の部屋で、マリューとミナトと共にゆっくりとしていた。

 そんな中で話題になるのは、当然ながら俺の新たな恋人についてだったのだが……モニクとクスコとの一件を話すと、ミナトの口からそんな言葉が出る。

 

「フラれたか。いやまぁ、そうだな。こうして考えるとフラれたと考えた方がいいのかもしれないな」

「そう? 話を聞いた限りだと、シーマやクリスの一件が終わったらモニクとクスコもアクセルの恋人になるんでしょう? なら、フラれたという表現は少し違わない?」

 

 マリューがそう口を挟んでくるが、こちらの意見もなるほどと納得する面がない訳ではない。

 

「とにかく、アクセルはシーマやクリスにもきちんと告白する必要があるわね」

 

 ミナトが俺の告白を前提として言ってるのは、俺の気持ちを十分に理解しているからだろう。

 実際、モニクとクスコを受け入れた以上、シーマとクリスを受け入れないといった選択肢は存在しない。

 あるいは、これで俺がシーマとクリスを嫌っていれば……あるいはそこまでいかずとも、好意を抱いていても、それが戦友や友人に対する好意なら、話は別だ。

 だが、俺は普通にシーマとクリスを女として意識しており、その上で十分に好意も抱いている。

 ただ……問題なのは、どのタイミングで告白をするかという事なんだよな。

 モニクとクスコの2人とそういう関係になったから、ついでのように告白する。

 そんな真似をされれば、当然だがシーマやクリスも面白くないだろう。

 であれば、やはりここはもっと考えて……そしてタイミングを見て告白をする必要があった。

 問題なのは、そのタイミングがいつなのかという事だろう。

 モニクとクスコの場合は……うん、タイミングとかそういうのが全く関係なく、酒の力でそういう流れになってしまったし。

 

「具体的にいつになるのかは分からないが、頑張ってみるよ」

「頑張っても……寧ろモニクやクスコから話を聞いたシーマやクリスの方が先に動いたりするんじゃないかしら?」

「ぐ、それは……」

 

 ミナトの言葉に何も言えなくなる。

 クリスはともかく、シーマの性格を考えるとそんな風に動いてもおかしくはない。

 そしてシーマが動けば、クリスも自分だけが取り残されるのは嫌だと考えて動いてもおかしくはなかった。

 

「もしシーマやクリスが動いたら、しっかりと向き合いなさい? 今まで仮の恋人として誤魔化してきたアクセルにも責任があるんだから」

 

 マリューの言葉に、俺が出来るのは頷くだけだ。

 もしここで否と言おうものなら、間違いなくマリューやミナトに叱られるだろう。

 それ以前に、俺もまたシーマやクリスに女としての好意を抱いているのも事実。

 であれば、その辺りについては出来るだけ早い内に何とかした方がいい、か。

 場合によっては、それこそ俺がシーマやクリスに女として意識し、そういう感情を持っていないといったように誤解されかねないし。

 だからこそ、今回の一件においては俺もしっかりと動く必要があるのは間違いなかった。

 

「じゃあ、アクセルの件はこれでいいとして。……あまり責めるのも可哀想だし、話題を変えましょうか」

 

 ミナトの言葉に救われた気持ちになる。

 もっとも、ミナトも別に俺の事だけを思ってそんな風に言ったという訳ではないのだろうが。

 

「そうしてくれると助かる。……で、具体的にどんな話をするんだ?」

「そうね。ガスタールの方に新連邦が手を伸ばしているってのはどう?」

「それはまた……」

 

 まぁ、納得出来ない訳ではない。

 俺が新連邦なら、南アジアからとっとと手を引くだろう。

 だが、新連邦にしてみれば、ブラッドマンがジャミルに対して演説で言い返した件を含めて、この状況で南アジアから撤退するといった真似は出来ない。

 もし北米連邦の援助を受けている南アジアから新連邦が撤退した場合、それは世界に向けて新連邦が負けたと知らしめる事になるのだから。

 新連邦は世界中に侵略戦争を仕掛けており、もしそれが世界中に知られた場合、どうなるか。

 新連邦側の士気は下がり、侵略戦争を受けている側は士気が上がる。

 そんな状況でどうにかする必要があると考えた場合、新連邦が手を伸ばせるのはガスタールだけだろう。

 エスタルドは北米連邦が協力し、ノーザンベルはついこの前襲撃しようとしたばかりだ。

 そんな状況で双方の国が新連邦を受け入れる可能性は……かなり低い。

 つまり新連邦がガスタールに手を伸ばしているのは、それしか選択肢がなかったのだろう。

 とはいえ、この状況でガスタールに手を伸ばしても、それでどうするかという話だが。

 北米連邦が支援しているエスタルドと、もう少しで大きな被害を受けるところだったノーザンベル。

 そんな2ヶ国を相手に、新連邦が協力をしたからといって、ガスタールがどうにか出来るとは思えなかった。




アクセル・アルマー
LV:44
PP:2005
格闘:309
射撃:329
技量:319
防御:319
回避:349
命中:369
SP:1995
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
   努力 消費SP8
   集中 消費SP16
   直撃 消費SP30
   覚醒 消費SP32
   愛  消費SP48

スキル:EXPアップ
    SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
    念動力 LV.11
    アタッカー
    ガンファイト LV.9
    インファイト LV.9
    気力限界突破
    魔法(炎)
    魔法(影)
    魔法(召喚)
    闇の魔法
    混沌精霊
    鬼眼
    気配遮断A+

撃墜数:1768
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