転生とらぶる2   作:青竹(移住)

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3436話

 俺がモニクとクスコにフラれた翌日……急いで政庁に来て欲しいという連絡を受け、主要なメンバーは政庁に向かった。

 なお、未だにロアビィは帰ってきていない。

 フリーデンの方では、そろそろ本格的にロアビィを捜した方がいいのではないかという話になってるらしい。

 ロアビィ、このまま戻ってこないとレオパルドをフリーデンに譲渡したといった扱いになると思うんだけど、本当に大丈夫なのか?

 あるいはそのうち、こっそりと戻ってきてレオパルドと共に姿を消すといったような事になってもおかしくはないのだが。

 ともあれ、ロアビィの件はフリーデンで解決すべき事だし、場合によってはティファのニュータイプ能力を使うといった手段もあるだろう。

 

「ガスタールから救援が……か。意外だな。それこそ罠じゃないのか?」

 

 エスタルドの政庁の会議室で、俺は呼び出された理由を聞いてそんな風に言う。

 

「アクセル殿のお気持ちは分かります。今までの我が国とガスタールの関係を思えば、我が国に救援を求めて来るといった事は信じられませんので」

 

 エスタルドの中でも融和派のグラントが困った様子でそう行ってくる。

 グラントも、正直なところ今回のガスタールの要請……具体的には、ガスタール内でも新連邦と手を結んだ一部が反乱を起こしたという話を、どこまで信じていいのか迷っているのだろう。

 それだけエスタルドとガスタールの関係は悪いらしい。

 

「ですが、このまま放っておく訳にもいきません。もし新連邦と手を組んだ勢力が勝利した場合、ガスタールは私達との同盟を抜けて、新連邦側になるでしょう」

「そうなると、北米連邦、エスタルド、ノーザンベルと新連邦、ガスタールの戦いとなる、か」

 

 ジャミルのその言葉に、グラントが深刻な表情で頷く。

 

「ふんっ、そうなったらそうなったで、こちらも負けるという事はない。いっそそうなった方がすっきりとするのではないか?」

「リー将軍、冗談でもそのような事は……」

 

 リーの言葉に、ルクスがそう言う。

 ウイリスは、自分の世話役のルクスに先を越されたものの、ルクスの言葉に頷く。

 

「リー将軍の言いたい事も分かる。エスタルドとガスタールの因縁を思えば、国民の中にも同じように思っている者は多いと思う。だが……それでも、私はガスタールに救助の手を伸ばしたい」

「ウイリス様……」

 

 ウイリスの言葉を聞いたリーが、感動した様子を見せる。

 リーにしてみれば、ウイリスがこうしてすぐに決める事が出来たのが嬉しかったのだろう。

 もっとも、リーの意見とは正反対のものだったが。

 ただ、それでもリーにとっては嬉しかったのだろう。

 

「分かりました。ウイリス様がそう決めたのなら反対はいたしません。ですが、戦力はどうしますか? 北米連邦の方々に協力して貰うにしても、エスタルドに助力を請うてきた以上、こちらから戦力を出さないといったことは……」

「アルカディアで購入したオクト・エイプはどうでしょう? リー将軍の部下もかなり乗りこなせるようになってきていると聞いてますが」

 

 ルクスの言葉に、リーは少し悩む。

 俺が聞いた話によると、確かにそれなりにオクト・エイプを乗りこなせるようになってはいるらしいのだが、それでもまだ一人前になったかどうかといった感じらしい。

 それでもガスタールの反乱軍だけが相手なら、空を飛べるオクト・エイプが圧倒的に有利だろう。

 だが……反乱を起こした者達は、新連邦と協力関係にある。

 だとすれば、新連邦が使っているMS……バリエントやドートレス・ネオを使っていてもおかしくはない。

 あるいは、メギロートやバッタにやられた、機動性特化のMSのように特殊なMSが出てくる可能性も十分にあった。

 それどころか、俺達がガスタールに向かうように、反乱した者達も新連邦の部隊を呼び寄せていてもおかしくはない。

 そんな中でオクト・エイプを使っても、下手をすれば撃墜されるだけで終わってしまう。

 リーもそれを理解しているからこそ、ルクスの言葉に素直に頷けなかったのだろうが……

 

「分かった。オクト・エイプ隊を出そう」

 

 それでも最終的にはルクスの意見に頷く。

 

「いいのか?」

 

 一応、といった様子で尋ねる。

 エスタルドにしてみれば、オクト・エイプ部隊はまさに虎の子と呼ぶべき存在だ。

 下手をすれば、その虎の子が撃破……それこそ1機や2機ではなく、最悪の場合は全機撃破されてもおかしくはない。

 だが、リーは頷く。

 

「訓練だけで本物の戦士にはなれない。実戦を潜り抜けてこそ、本物になる」

 

 そう断言するリー。

 他の面々も、そんなリーの意見に反対する様子はない。

 いやまぁ、グラントは微妙に言いたい事がある様子だったが。

 ただ、グラントからガスタールに援軍を送って欲しいと言った以上、リーの言葉に反論は出来なかったのだろう。

 

「そういう訳で、ジャミル代表。お願い出来るだろうか?」

 

 リーの様子を見ていたウイリスが、ジャミルにそう尋ねる。

 一瞬だけジャミルに尋ねるか、俺に尋ねるか迷った様子だったが。

 それでもジャミルに尋ねたのは、北米連邦の代表がジャミルだからだろう。

 

「構いません。今は南アジアから新連邦を追い出すのが最優先ですから。……アクセルもそれで構わないか?」

「ああ、こっちは問題ない」

 

 寧ろ歓迎したい。

 ……出来れば、あの機動性特化の白いMSとか、あるいは他の試作機とか、出て来てくれれば確保出来るかもしれないんだが。

 勿論、そうこっちの都合に合わせて向こうが戦力を送ってくるとは思えない。

 だとすれば、実際にそうなる可能性は低いだろう。

 

「少し待って下さい。リー将軍の意見は賛成ですし、ガスタールに援軍を送るのもいいでしょう。ですが、全ての戦力をガスタールに向かわせるというのは、どうでしょう。もしこれが新連邦の策だった場合、ガスタールの内乱は陽動として、エスタルドに攻撃をしてくる可能性もあります」

「……なるほど。そうなる可能性は決して否定出来ないか」

 

 新連邦にとって、エスタルド、ノーザンベル、ガスタールの3ヶ国同盟の中でもっとも邪魔になるのは、言うまでもなくエスタルドだ。

 北米連邦の協力関係にあるのは、3ヶ国同盟ではなくエスタルドなのだから。

 南アジアにおける北米連邦の戦力を排除するのに最適なのは、そのエスタルドをどうにかすることなのだから。

 だとすれば、ルクスが言うように今回の一件は陽動という可能性も否定は出来ないか。

 

「アクセル、どうする? フリーデンかテンザン級をこっちに残すか?」

「ジャミルの言いたい事も分かるが、それはあまり上手くないな」

 

 フリーデンをこっちに残すという事になれば、北米連邦の代表が自ら戦場に出て友好国を助けるという狙いが駄目になる。

 ……いや、個人的にはジャミルの安全を考えるとそうなった方がいいとは思うのだが。

 だが、これまでの方針を転換するというのは、ブラッドマンにこっちを攻撃するカードになるだろう。

 ブラッドマン本人はとてもではないが前線に出て来るような事はないのだが。

 そしてテンザン級をこっちに残すとなると、それはそれでガスタールに向かうのがフリーデンだけで戦力的に問題だ。

 GX、DX、エアマスターバーストという3機のガンダムがいるので、質的な問題はないだろう。

 だが、新連邦が一体どれだけの人数をガスタールに向かわせるか分からないし、ガスタールで反乱を起こしている者達の具体的な数も分からない。

 エスタルドからもオクト・エイプ隊が来るという事になっているが、まだそこまで期待は出来ないだろうし。

 その辺りの理由を考えると、やはりここは万全の状態で行った方がいいのは間違いない。

 だが、そうなると新連邦がエスタルドを襲った時に危ないか。

 

「メギロートとバッタを置いておこう」

 

 幸い、以前偵察として使ったメギロートやバッタがそれなりの数、こっちに残っている。

 フロスト兄弟の乗るヴァサーゴとアシュタロンがやって来ると対処するのは難しいが、それ以外の普通のMSなら対処するのは難しい話ではないだろう。

 もっとも、俺達に拘ったばかりに失態を重ねたフロスト兄弟が、再びガンダムを与えられるかどうかというのは、正直微妙なところだが。

 普通に考えれば、ここまで失態を重ねたフロスト兄弟にまたチャンスが与えられるとは考えにくい。

 だが、ここはX世界だ。

 全世界に侵略戦争を仕掛けている新連邦にしてみれば、そこまで余裕がある訳でもないだろう。

 失態を重ねているとはいえ、フロスト兄弟が優秀な能力を持っている事は間違いない。

 だとすれば、新連邦としては容易に切り捨てるといった真似も出来ないだろう。

 五分五分……といったところか?

 いや、フロスト兄弟が来るかどうかで考えれば、もう少しこっちの方が割合はいいか。

 

「メギロートとバッタだけでは少し不安だ。アクセル、テンザン級の方から何人かでいいから、こっちに残しておけないか?」

「フロスト兄弟や、試作機の件を考えれば……そうした方がいいかもしれないな。分かった。なら、ガイア達とマリオン、それとルチルも残していこう」

 

 黒い三連星を残すのは、言うまでもなくその実力を信頼しているからだ。

 そしてオルテガがこっちに残る以上、マリオンもこっちに残した方がお互いに能力を全面的に発揮出来る。

 勿論、どうしてもそうしなければならない訳ではないのだが、今の状況を考えるとそうした方が最善なのも事実。

 どうしても別行動をさせないといけない場合はそうしてもいいのだが、今回は別に無理にそのような真似をする必要もない為だ。

 最後にルチルをこちらに残すのは、テンザン級のMSパイロットとして活動するという事を決めたルチルだったが、それでも問題なく戦いを行えるかと言われれば……正直、どうだろうな。

 ゾンダーエプタの時は、もしかしたらルチルをLシステムに組み込んだ研究者がいたかもしれないという事で、問題なく戦ったが……結局ルチルの眠っていた軍艦を確保する理由は、LシステムではなくビットMSだったしな。

 それでも最終的にはルチルはテンザン級で……いや、正確にはシャドウミラーの所属として、MSパイロットをやる事になった。

 まぁ、ルチルの本当の身体は現在技術班の方で色々と調べている最中で、現在のルチルの身体はWナンバーズの技術を使った身体に魂というか精神が入っている状態なので、そんなルチルが所属出来る場所となると、シャドウミラーだけなのだが。

 ともあれ、ルチルも含めてこっちに残しておけば、もしガスタールの内乱が新連邦の陽動であっても、問題はないと思う。

 

「すまないな」

「別にジャミルが謝る必要はないだろう?」

「いや、だが……ロアビィがいれば……」

「ロアビィがいても、今回の場合は別にそう変わらないだろうに」

 

 もし今のような状況でロアビィがいても、それこそフリーデン側にいただろう。

 黒い三連星達のように、こちらに残すといったことはしなかった筈だ。

 ……そうなると、ガスタールでの戦闘において、後方から援護して貰えるという意味では助かったのは間違いないが。

 レオパルドみたいな遠距離からの射撃に特化している機体ってのは援護に向いてるんだよな。

 ロアビィの操縦技術もかなり高いので、誤射とかも気にしなくていいし。

 そういう意味では、こっちにとってロアビィがいるというのは、悪い話ではない。

 とはいえ、家出中である以上はどうしようもないが。

 

「俺達は現状でも構わないが、そろそろ本格的にロアビィを捜した方がいいんじゃないか? それでもし見つからないのなら、ロアビィはもう戻ってこないと判断して、レオパルドをどうするかも考えた方がいい」

「もしよろしければ、その時は私達が購入しても構いませんが」

 

 俺とジャミルの言葉にルクスがそう口を挟んでくる。

 そういう話を持ってくるのは、てっきりルクスよりも軍を指揮するリーかと思ったんだが、どうやら違ったらしい。

 とはいえ、その気持ちは分からないでもない。

 エスタルドは海底資源のおかげで、相応に裕福な国だ。

 それこそ数万人の小国が3つでMSを開発出来るというのを考えれば、どれだけ裕福なのかは分かりやすいだろう。

 もっとも、裕福ではあっても技術力という点では決して優れておらず、開発されたエスタルドも決して高性能機ではないが。

 それだけに、高性能機……特にガンダムは欲しいのだろう。

 単純にガンダムを欲しいだけなら、アルカディアから高機動型GXが売りに出されている。

 だが、高機動型GXは結局のところGXの量産型とでも呼ぶべき存在だった。

 それは別に隠している訳ではないし、そもそも普通のガンダムがアルカディアで売りに出されているとは思いもしないので、そういう意味でも本物のガンダムであるレオパルドを購入しようとしてもおかしくはなかった。

 だが……ルクスの言葉に、ジャミルは首を横に振る。

 

「申し訳ないが、仲間の機体を勝手に売るような事は考えていない」

 

 そう言い、ルクスの提案を断るのだった。




アクセル・アルマー
LV:44
PP:2005
格闘:309
射撃:329
技量:319
防御:319
回避:349
命中:369
SP:1995
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
   努力 消費SP8
   集中 消費SP16
   直撃 消費SP30
   覚醒 消費SP32
   愛  消費SP48

スキル:EXPアップ
    SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
    念動力 LV.11
    アタッカー
    ガンファイト LV.9
    インファイト LV.9
    気力限界突破
    魔法(炎)
    魔法(影)
    魔法(召喚)
    闇の魔法
    混沌精霊
    鬼眼
    気配遮断A+

撃墜数:1768
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