転生とらぶる2   作:青竹(移住)

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3437話

 話が決まると、テンザン級とフリーデンはすぐに出撃することになった。

 会合の時に提案したように、黒い三連星、マリオン、ルチルの5人は念の為に護衛として残していくことになったが。

 ガイア達からは若干の不満もあったが、取りあえず今回は納得して貰った。

 そしてテンザン級とフリーデンの空いている場所には、エスタルドのオクト・エイプ隊がそれぞれ分散して乗っている。

 オクト・エイプ隊を有しているとはいえ、母艦の類はエスタルドにはないらしい。

 いや、もしかしたらあるのかもしれないが、もしあってもそちらは何かあった時の為に残しておくというつもりなのだろう。

 これでオクト・エイプ隊のパイロット達が好き勝手に行動するのなら、俺も色々と考えたものの、幸いなことにオクト・エイプ隊のパイロット達は大人しい。

 リーにしっかりと言い聞かせられたのか、それともパイロットとして……いや、軍人として力の差を理解しているのか。

 テンザン級だけなら、量産型Wやコバッタ、あるいはエルフを見て驚いているだけという可能性も否定は出来ないが。

 もっとも、エスタルドからガスタールは隣国なので、そんなに離れている訳ではない。

 既にパイロット達はMSに搭乗しており、いつ戦闘になっても構わない状態だった。

 ただ、別にガスタールが完全に敵に回った訳ではない。

 あくまでも新連邦と組んだ一部の者達だけが内乱を起こしているのだ。

 そうである以上、こちらに味方をする者達もいる訳で……現在、俺達が合流しようとしているのは、そういう連中だった。

 

『前方で戦闘の光を確認。どうやら既に戦いが行われているらしいわ。各機、すぐに出撃してちょうだい!』

 

 不意にブリッジのマリューから通信が入る。

 どうやら俺達を出迎える予定だったガスタールのMS隊が戦いになってるらしい。

 ……考えてみればそうおかしな話ではないか。

 ガスタールで内乱を起こした者達にしてみれば、テンザン級やフリーデンが体制側に味方をするというのは、絶対に避けなければならない事だ。

 全機がガンダムという、とんでもない部隊を敵に回したいとは思わないだろう。

 しかもそのパイロットは全員がエース級と呼ぶに相応しい実力を持っている。

 今はエスタルドのオクト・エイプ隊が乗ってるので、そういう意味では必ずしも全員が腕利きって訳でもないんだが。

 オクト・エイプ隊については、ガスタール側も知らないので気にする必要はないか。

 とにかく戦闘を行っているのなら、至急出撃して助けた方がいい。

 そんな風に考え、ふと気が付く。

 もしかしたら、本来なら俺達がこの辺に到着するよりも前に出迎えの部隊を全滅させ、入れ替わって俺達に不意打ちをする、あるいは勝ち目がないので何らかの理由をつけてエスタルドに帰らせるつもりだったんじゃないか?

 あくまでもこれは思いつきなので、どこまで正しいのかというのは分からない。

 分からないが、そんなに間違っている訳でもないというのが俺の予想だった。

 

「アクセル・アルマー、ヴァサーゴ、出るぞ!」

 

 そう言い、俺はヴァサーゴを出撃させる。

 

『アクセル、乗りなさい』

 

 ヴァサーゴのすぐ後に出て来たエニルのアシュタロンからの通信。

 MAになっているアシュタロンは、一種のSFS的な役割もこなせる。

 特にヴァサーゴとアシュタロンは共にフロスト兄弟の使っていたMSだし、どちらもベルフェゴールをベースに開発された機体である以上、相性的にはぴったりだった。

 

「分かった。じゃあ、頼む」

 

 アシュタロンの上に乗るヴァサーゴ。

 そんな中、アシュタロンを置いていくようにエアマスターバーストが戦闘機になって先行する。

 ウィッツが随分と張り切っているように思えるが……いや、それも当然か。

 ノーザンベルを狙っていた新連邦のMS隊がエアマスターバーストのお披露目になる筈だったのに、そのMS隊はメギロートとバッタによって蹂躙されてしまったし。

 つまり、今回の戦いがエアマスターバーストのお披露目になるのだ。

 ……いや、お披露目って割にはもうそれなりに見たりはしてるんだけどな。

 やっぱりお披露目というのは、実戦で行う必要があるという事だろう。

 それにウィッツにしてみれば、リーから色々と援助を受けて改修を行ったのだ。

 そのリーからの要望――実際にはリーだけではなく、エスタルドからの要望なのだが――である以上、義理堅い一面があるウィッツにしてみれば、この状況で張り切らない訳がなかった。

 

「ウィッツだけを先に行かせる訳にはいかないし、エニルも頑張ってくれ」

『分かってるわよ。エアマスターバーストには負けるかもしれないけど、このアシュタロンは……悔しいけど、エスペランサよりも高性能よ。他の機体には負けないわ』

 

 エニルにしてみれば、自分が購入したエスペランサは実際には殆ど使わずにアシュタロンに乗り換える事になってしまった。

 ガロードのDXと同様に、あくまでも貸してるという扱いなのだが、それでも……いや、それだけに余計にアシュタロンの性能に思うところがあるのだろう。

 そして事実、アシュタロンはヴァサーゴを乗せているのに、オクト・エイプ隊は勿論、GXやDX、高機動型GXとの距離を次第に大きく引き離していく。

 そんな俺達よりも、エアマスターバーストは更に速度がある。

 うーん、この辺は改修した甲斐があるってものだよな。

 

「あ」

 

 映像モニタに、エアマスターに攻撃をしているMS……いや、MAか? を発見する。

 それは、戦闘機型の機体で、以前ウィッツがエアマスターで戦った時に大きな被害を受けた機体、ガディールだった。

 数は2機。

 ただ……これはどう考えればいい?

 ガディールの製造数は間違いなく少ない筈だ。

 それは今までの新連邦との戦いで明らかだ。

 だが、そんな数少ない機体をガスタールに貸し出すか?

 あるいはこれが陽動だからこそとも考えたが、陽動にガディールのような最新鋭のMAを使うかという疑問がある。

 それともテンザン級やフリーデンが来るかもしれないので、少しでもガスタールに戦力を引き付ける為に必要だったのか。

 ともあれ……これは美味しい。

 

「エニル、あのガディールとかいうMA、何とか1機でも捕獲出来ないか?」

『本気? ……いえ、こっちの戦力を考えれば、その程度のことは出来るでしょうけど』

 

 エニルに頼んだのは、やはりアシュタロンだから……アトミックシザーズという、MSやMAを鹵獲するのに向いている武器を持っているからというのが大きい。

 出来れば戦場に出て来た2機を両方とも確保したいのだが、それはそれで難しそうだし。

 

「ああ、本気だ。新連邦の新型だぞ。ここで入手しないでどうする?」

『……アクセルがそう言うのなら試してもいいけど、ウィッツの説得はお願いするわよ?』

 

 ウィッツの説得か。

 実はそれが一番難しいのかもしれないな。

 ウィッツにしてみてば、ガディールというのは以前エアマスターに大きなダメージを与えた機体だ。

 つまり、宿敵と言ってもいい。

 そんな中でエアマスターバーストに改修して、敵に勝てるようになったのだ。

 そんな中で、俺が敵の新型を欲しいからといって、撃破するのを止めて欲しい。

 そのように言うのだから、ウィッツが素直に納得するとは思えなかった。

 

「それはこっちで引き受ける。とにかくエニルは敵を逃がさないようにしてくれ」

 

 飛行機型のMAという事は、当然ながら高い機動力を持っている。

 それはつまり、自分が危険になればさっさと戦場を離脱するといったような真似も不可能ではないという事なのだ。

 だからこそ、エニルには敵を逃がさないようにして貰う必要が絶対にあった。

 

『分かったわ。そっちは任せておいて。……さて、そろそろ戦場に入るわよ。準備はいい?』

 

 エニルの言葉に地上に視線を向けると、そこにはエスタルドスと同系統のMSが複数存在し、バリエントやドートレス・ネオと戦っていた。

 とはいえ、エスタルドスは決して性能が高い訳ではない。

 そんな場所で戦後に開発された新連邦のMSを相手に、互角に戦える訳がなかった。

 実際、俺達が近付いている中でも1機、また1機といった具合にエスタルドスが撃破されているのが見える。

 

「ちっ、まだちょっと射程範囲外だが!」

 

 このままだと、俺達が到着する前にガスタールのMS部隊が全滅する。

 そうならないようにする為には、内乱を起こした者達……反乱軍の注意をこちらに引き付ける必要があった。

 大雑把に狙いをつけ、クロービーム砲を放つ。

 メガソニック砲の方が射程も長いのだが、威力が強力すぎて味方を巻き込んでしまう危険があった。

 これでガスタールのMS部隊としっかりと連携を取れているのなら、その辺を心配する必要もなかったのだが……そのような状況ではない以上、こちらが出来るのはメガソニック砲ではなくクロービーム砲を使う事だけだった。

 射程外からの攻撃とはいえ、別に射程を超えた瞬間にいきなりビームが消える訳ではない。

 射程内よりも威力は大分落ちるが、それでも攻撃力は相応に残っているのだ。

 そしてビームはエスタルドスのコックピットに攻撃しようとしていたバリエントの頭部に命中する。

 とはいえ、射程をオーバーしての攻撃だったし、そもそもクロービーム砲はメガソニック砲とは違って一撃必殺といった攻撃力を持っている訳ではない。

 その辺も影響してか、バリエントの頭部は中破といったくらいに壊れはしたものの、それでも完全に破壊する、消滅するといったようなことにはならなかった。

 だが……それでいい。

 今回こうして射程外から攻撃したのは、あくまでも敵の注意をこちらに引き付けるのが目的なのだ。

 そして突然攻撃されたことによって、こっちの目的は十分に果たされた。

 

「よし、後は敵が逃げる前に倒すぞ!」

 

 そう通信を送り、アシュタロンの背中から飛び立つ。

 もっとも、恐らくは敵もこっちの存在に気が付いていなかったという訳ではないだろう。

 具体的には、エアマスターバーストが既に戦闘状態になっていたのだから。

 エアマスターバーストだけが来たとは……あ、でもMA形態になったエアマスターバーストの姿を見れば、1機だけ先行して来たといったように認識してもおかしくはないのか?

 あるいは、やっぱり新連邦のMSを使ってはいるが、パイロットはガスタールの反乱軍で練度不足なのか。

 その辺は分からないが、もし新連邦のMS部隊だとしても練度は決して高くない。

 エスタルドスと新連邦のMSの性能差は圧倒的だ。

 勿論、エスタルドスとは違って、ガスタール側で独自の改修をしている可能性もあるが……それでも、大差はないだろう。

 そんな訳で、俺達がここで助けないとガスタール側にとって致命的な事になる可能性は十分にあった。

 

「お、1機撃墜したな」

 

 ガディールをエアマスターバーストが1機撃破したのを見て、そう呟く。

 残りの機体をどうにかする前に、エニルがウィッツに話をつけられればいいんだが。

 もっとも、エニルは女の武器を使うのを躊躇しない。

 そしてウィッツはその手の事に耐性はない……訳ではないが、恐ろしく低い。

 いざとなれば、エニルは胸の谷間でも見せてウィッツに指示を出すだろう。

 ……個人的には、ウィッツが何故そこまで女に弱いのか、少し疑問だが。

 フリーデンの専属になる前には、ガンダムに乗ってフリーのMS乗りをしていたのだ。

 街で遊んでいれば、その手の女にはモテただろうし、ウィッツを雇ったバルチャーも何とかウィッツと友好的な関係を作りたい、あるいはウィッツを仲間に引き込みたいと女を用意するくらいはやっていた筈だ。

 その辺の諸々を考えると、ウィッツが女に弱いというのは……正直なところ、疑問だった。

 あるいはそういうのからは全部逃げていたとか?

 そうも思ったが、そういう真似ばかりを出来る訳でもないだろう。

 だとすれば、もしかしたらウィッツは女に失敗し続けていたのかもしれないな。

 

「っと!」

 

 ウィッツについて考えている間に大分戦場との距離が縮まり、クロービーム砲によって頭部にダメージを受けたバリエントによるビームライフルの攻撃をスラスターを吹かすことによって回避する。

 アシュタロンがいなくなったので、当然移動しているのはヴァサーゴだけだ。

 そうすると高機動型GXの方が速度は上なので、やがて後ろから追いついてくるが……それでも何故か俺に攻撃が集中する。

 機体を左右上下に動かしながら敵の攻撃を回避しつつ、クロービーム砲を撃つ。

 先程とは違い、今度はきちんと射程の範囲内なので、頭部が半壊しているバリエントのコックピットを貫き、爆散させる。

 まずは1機。

 仲間を殺され、残りの敵も頭に血が上ってるのか、俺に攻撃が集中するが……

 

「甘い」

 

 一切速度を殺さず、敵の攻撃を回避しながらバリエントとの間合いを詰め、ストライククローでコックピットを掴み、再びクロービーム砲を撃ちながら、近くにいたドートレス・ネオに向かって投擲する。

 間近でバリエントが爆発したのを確認しつつ、ビームサーベルを引き抜いてドートレス・ネオのコックピットを貫くのだった。




アクセル・アルマー
LV:44
PP:2020
格闘:309
射撃:329
技量:319
防御:319
回避:349
命中:369
SP:1995
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
   努力 消費SP8
   集中 消費SP16
   直撃 消費SP30
   覚醒 消費SP32
   愛  消費SP48

スキル:EXPアップ
    SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
    念動力 LV.11
    アタッカー
    ガンファイト LV.9
    インファイト LV.9
    気力限界突破
    魔法(炎)
    魔法(影)
    魔法(召喚)
    闇の魔法
    混沌精霊
    鬼眼
    気配遮断A+

撃墜数:1771
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