転生とらぶる2   作:青竹(移住)

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3458話

 取りあえず、アベルはティファが面倒を見る事になった。

 勿論ティファだけではなく、ガロードも頻繁にティファに会いに行ってる。

 どうやらガロードもアベルとそれなりに関係を築けているらしい。

 

「で、アベルの件はともかく……アベルが乗っていたMSから情報を引き出したって?」

「ええ。本来ならジャミル達が戻ってきてから話してもいいと思ったんだけど、この件は出来るだけ早くアクセルに伝えておいた方がいいと思って」

 

 そう言うマリュー。

 ちなみに現在俺達は既にエスタルドの首都に戻ってきており、待機している。

 正確にはマリューが言ったように、ジャミルやサラがウイリスを始めとしたエスタルドの上層部と話しているのだが……どのような話をしてるのかは、何となく予想出来る。

 今回の作戦によって、南アジアから新連邦を撃退する事に成功した。

 エスタルド、ノーザンベル、ガスタールのMS部隊によって攻撃された小規模な基地では逃亡に成功した兵士とかもいて、そのような者達はまだ南アジアにいるのだが。

 ただ、そういう連中が盗賊とかをやろうとしても、MSとかはない。

 武器は……まぁ、軍人だけに逃走する時に持ち出した奴があるかもしれないけど、それだって無限ではない。

 エスタルドのような小国であっても、そのような武装の貧弱な逃亡兵を相手にするのは難しい話ではない筈だ。

 そんな訳で、現在ジャミルはウイリスを始めとした他の面々に感謝されたり、褒められたり、これからの協力もよろしくと言われたり……そんな風に面倒な事になっているのは間違いなかった。

 だからこそ俺はジャミル達と一緒に行かなかったんだし。

 ジャミルの場合は、北米連邦の代表という立場である以上、エスタルドとの会談に参加しない訳にはいかない。

 いやまぁ、実際には国力の差とか考えればその辺りはどうとでもなるんだろうが。

 ただ、ジャミルの性格と、何よりエスタルドは北米連邦が最初に友好関係を結んだ相手だ。

 そうである以上、適当に扱うといった真似は出来ない。

 だからこそジャミルが会談に参加する必要はあるのだが、俺の場合はそこまでの強制力はない。

 勿論、X世界におけるシャドウミラーの拠点のアルカディアも北米連邦の一員……どころか、主要メンバーなのは間違いない。

 そして俺はシャドウミラーの代表でもあるが、このX世界においては結局北米連邦に参加している勢力の1つの代表でしかない。

 実際には新品のMSを売ったりしてるので、そういう意味では勢力の1つとは言えないのかもしれないが。

 それでも表向きの立場的な意味では、ジャミルが会談に参加している以上、俺が出る必要はなかった。

 

「それで? どういう情報だ? マリューがそんな風に言ってくるという事は、かなり重大な情報なんだろう?」

「ええ。重大な情報でもあるし、アクセルが欲しがっていた情報でもあるわ」

「……具体的には?」

「ニュータイプ研究所の場所」

 

 マリューの口から出た言葉に一瞬驚く。

 だが、すぐにそれもおかしくはないのか? と思い直した。

 アベルとの戦闘中に、ニュータイプ研究所に認められたとか言っていたのを思い出したのだ。

 つまり、アベルはニュータイプ研究所に行った事がある。

 いや、ニュータイプの希少性を思えば、ニュータイプ研究所に所属するニュータイプであってもおかしくはない。

 だとすれば、アベルが使っていたMSにニュータイプ研究所の場所がデータとして残されていてもおかしくはないだろう。

 

「ああ、それとアベルが乗っていたMSだけど、名称はラスヴェートというらしいわね」

 

 これもまた、MSの中にデータが残っていてもおかしくはない情報。

 いや、MSの名称なのだから、そこに残っているのは当然の話か。

 

「ラスヴェートか。名前が分かったのは助かる。……使い道はあまりないけどな」

「アクセル好みの機体じゃないものね」

 

 色々な意味で俺の好みを知っているマリューにしてみれば、俺がラスヴェートを好まないというのは分かっていただろう。

 寧ろ俺にしてみれば、ラスヴェートよりはブリトヴァの方が好みだったりする。

 ビームサーベルとかがないのは不満だが、その辺はそれこそ他の機体の奴を流用すればいいだけだし。

 ともあれ、ラスヴェートの武器はビームライフルとビームサーベルだけ。

 腰にスラスターがあって、それが少し魅力的ではあるが、それだけだ。

 汎用機としては悪くないと思うんだが。

 それにラスヴェート最大の特徴のフラッシュシステムは、俺には使えないし。

 ……ベルフェゴールの事を思えば、もしかしたら、本当にもしかしたら使えるかもしれない。

 だが、実際にそれを試してみたいかと言われれば、それは否だ。

 

「そうなるな。まぁ、純粋な汎用機としてはかなり性能が高いから、フラッシュシステムを外して汎用機として量産して売るのはありかもしれないけど」

 

 俺にとってはあまり魅力がない機体だったが、ニュータイプ用MSだけにスペック的には決して悪くない筈だ。

 

「それもいいかもしれないいわね。けど、そうするとアルカディアの方でも施設を増築する必要があると思うわよ? ただでさえ、今のアルカディアはMSの注文が殺到してるらしいもの」

「その辺はノモアに任せる」

 

 新品のMSを購入出来るアルカディアは、北米連邦に加盟している勢力にしてみれば、是非取引をしたい相手だろう。

 また、北米連邦以外にも新連邦と戦っている国にしてみれば、高性能なMSを入手出来るというのは大きな意味を持つ。

 だからこそ、今頃はアルカディアではMSの注文が大量に入っている筈だ。

 ましてや、南アジアでの一件が公になれば、実際に新連邦に勝利をしたという事で、他の地域からの注文も増えると思われる。

 アルカディアの運営をしているノモアにしてみれば、忙しさに拍車が掛かるのは間違いない。

 

「うわ、大丈夫? ……まぁ、ノモアは優秀だから問題ないと思うけど」

 

 最初こそ大丈夫かと言ったマリューだったが、そんなマリューもノモアの優秀さは十分に理解している。

 何しろこのX世界において、何もない場所にフォートセバーンという街を作り、発展させたのだ。

 そして優秀であると同時に、アルカディアの運営を完全に任せられるのは、鵬法璽を使ったからだろう。

 シャドウミラーに不利益を与えるような真似は出来なくなっているからこそ、完全に任せる事が出来るのだ。

 ……ニュータイプ研究についての専門家でもある以上、Lシステムの研究を任せてもと思わないでもないが、これ以上忙しくする訳にもいかないし、ルチルが嫌がるか。

 Lシステムの研究をするという事は、当然ながら実際にLシステムに触れる必要がある。

 そうなると今は服を着せられているものの、裸でコーティングされたルチルの身体を見るといったような事にもなるだろう。

 ルチルにしてみれば、それは絶対に受け入れたくない筈だ。

 実際、Lシステムの研究はレモンやセシルといった女がメインで行われているらしいし。

 

「ノモアの件はともかく、南アジアの件が終わったらニュータイプ研究所に行くとしよう。その際は、ウィル・ウィプスを使いたいな」

 

 ニュータイプ研究所という事は研究者が多数いる筈だ。

 ニュータイプ研究に関係はないだろうが、オーラ力とかそういうのには興味を持ってもおかしくはない。

 北米連邦とニュータイプ研究所がどのような関係を築くのかは、分からない。

 分からないが、それでもこちらが最初から敵対的な真似はしない方がいい。

 相手の興味を持つ技術を見せて、それを使って友好的な交渉をするというのは悪くない筈だ。

 

「元々南アジアの件が終わったらウィル・ウィプスを使うという話だったから、その辺は問題ないと思うけど。それにしても、X世界だから出来る事よね」

「それは否定しない」

 

 一応新連邦という国家があるが、その規模は決して大きくはない。

 いや、世界中で侵略戦争をしている以上、規模が小さい訳ではないのだろうが……ただ、人口が99%死んだ世界の組織と考えると、やっぱりその規模はそこまで大きいとは思えないんだよな。

 また、戦後世界であるという事もあり、未知の技術を使ってもそれを強引に力で奪おうとする事は出来ない。

 それでいてそこそこの技術もある。

 そう考えると、この世界はやはり色々と都合がいいのは間違いなかった。

 ウィル・ウィプスという未知の技術を見せても、せいぜいが新連邦がそれを欲して攻撃してくるという未来しか見えない。

 北米連邦に所属している者達なら、強引な手段ではなくて話し合いで聞いてくるかもしれないが。

 ただ、だからといってオーラバトルシップの技術を流すつもりはないが。

 ……そもそも、オーラバトルシップの素材はバイストン・ウェルに存在する恐獣の素材を使う必要がある。

 俺の場合は可能な限りバイストン・ウェルで恐獣の素材を狩って空間倉庫に入れてきたし、レモンが恐獣の培養も試している。

 何より、ウィル・ウィプスがそのまま――それなりにダメージは受けていたが――入手出来ていたというのが大きい。

 

「この世界がオーラマシンの存在を知ったら、一体どうなると思う?」

「欲しいと主張する者は多いでしょうね。もっとも、だからといって入手出来るかどうかは別だけど。恐獣の培養に成功したら、アルカディア経由でホワイトスターと取引出来る可能性もあるけど」

「この世界でオーラバトラーとか使ったら、かなり目立つだろうな」

 

 一応、このX世界の人間も分類的には地上人になる筈だ。

 だとすれば高いオーラ力を持っていてもおかしくはないし、中には聖戦士と呼ばれるに相応しい力を持つ者もいる筈だ。

 あ、でも鬼滅世界ではそうでもなかったのを考えると、聖戦士と呼ばれる者達がいるのはダンバイン世界だけなのか?

 

「とにかく、このX世界での行動はこれからだな。具体的にどう進むのかはまだ分からない。ただ、新連邦と北米連邦の最初の戦いでは俺達が勝った。それを大々的に公表して、そのついでに俺達はニュータイプとも違う未知の技術を持っているというのを示して、どっちが優位なのか世界中に知らせる。そうなると、新連邦はどう出るだろうな」

「そのままという訳にはいかないでしょう? 新連邦にしてみれば、ただでさえ南アジアでの負けが響くもの」

 

 南アジアにおける戦いは、北米連邦と新連邦の最初の戦いだ。

 そんな最初の戦いにおいて負けたというのは、新連邦にとって大きな……大きすぎる傷だろう。

 

「負けたんじゃなくて、一時的に撤退したとか主張してくる可能性もあるか?」

「どうかしら。ブラッドマンだっけ? 新連邦を率いている人物なんだから、ここでそんな事を口にしたりしたら、それこそもっとみっともないというように思われてもおかしくないでしょう? さすがにそんな真似はしないと思うけど」

 

 マリューの意見としては、そういう感じらしい。

 俺が見た感じでは、自分の負けを認められる程の器を持っているようには思えなかったのだが。

 未だに俺の魔法をトリックやCGだと言い張ってるらしいし。

 グリの件とか、どう説明するんだろうな。

 直接見せても、やっぱりトリックやCGだと主張するのか。

 それとも生命工学とかそういうのでグリを生み出したと主張するのか。

 一体どうなのか、ちょっと楽しみではあるな。

 

「とにかく、今回の件で新連邦の負ったダメージは大きい。他の場所での戦いにも、多少なりとも影響が出てくるだろう」

 

 俺達に対して、腕の立つパイロットやニュータイプ候補といった者達を連続してぶつけてきたのだ。

 ただ、最初にこちらに送られてきた刺客……機動性と運動性特化の白いMSについては、メギロートやバッタの群れと遭遇した為に、MSも部品くらいしか残っていなかったし、パイロットの死体も肉片になっていてどういう存在なのか判断は出来なかったのがちょっと気になるところだが。

 新連邦としては、南アジアでの戦いで北米連邦に負けるというのは絶対に許容出来なかったのだろう。

 他の戦場から、エース級の人物や特殊なMSに乗っている者達を南アジアに集めた。

 しかし、そのような者達も結局は俺達に負けた。

 エース級の戦力がここまで纏めていなくなった以上、新連邦が現在攻めている場所でもかなり苦戦する事になるのは間違いない。

 もっとも、それで新連邦の戦力が落ちたのは間違いないものの、その新連邦と戦っている者達がどれくらいの戦力を持っているのかによって戦況は変わってくるだろうが。

 元々新連邦と互角に戦っているところなら、エース級がいなくなったことで優位に戦いを進める事も出来るだろう。

 しかし、元々が新連邦に押され続けている者達の場合、新連邦のエース級がいなくなったところで、あまり意味はない。

 そういう場所は、それこそ北米連邦に戦力を派遣して欲しいと要望してくる可能性もあるかもしれないな。

 それに応じるかどうかは、それこそ俺じゃなくてジャミルを含めた北米連邦の上層部が決める事なのだが。




アクセル・アルマー
LV:44
PP:2105
格闘:309
射撃:329
技量:319
防御:319
回避:349
命中:369
SP:1995
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
   努力 消費SP8
   集中 消費SP16
   直撃 消費SP30
   覚醒 消費SP32
   愛  消費SP48

スキル:EXPアップ
    SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
    念動力 LV.11
    アタッカー
    ガンファイト LV.9
    インファイト LV.9
    気力限界突破
    魔法(炎)
    魔法(影)
    魔法(召喚)
    闇の魔法
    混沌精霊
    鬼眼
    気配遮断A+

撃墜数:1788
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