転生とらぶる2   作:青竹(移住)

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3475話

 ドートレス・ネオ。

 それは新連邦が戦後開発したMSで、現在の主力だろう。

 バリエントとかもいるし、そちらも大量生産されているものの、バリエントの場合は足が地上戦用ではなく、着陸脚的な存在としてしか思われていない。

 そう考えると、普通に地上を歩いて移動出来て空も飛べるドートレス・ネオの方が新連邦の主力機として相応しいだろう。

 そんなドートレス・ネオが10機近く、ニュータイプ研究所を破壊していた。

 建物が燃える炎や、ドートレス・ネオの攻撃によって破壊されたビル、その瓦礫が地面に落ちており、他の場所から黒煙が上がっていた。

 これはつまり、新連邦がニュータイプ研究所を切り捨てる決意をしたということに他ならない。

 一体何がどうなってそんな風になったのか、生憎と俺には分からないが。

 新連邦にとって、ニュータイプ研究所というのは大きな意味を持っていた筈だ。

 あるいは俺達と接触したのが原因なのか?

 その辺の理由は分からないが、敵は10機近くいるのだ。

 数機は生け捕りにすれば問題ないだろう。

 

『アクセル、聞こえる? 車で避難してきた人達からの情報よ。敵は新連邦軍』

 

 ちょうどそのタイミングでウィル・ウィプスのマリューから通信が入る。

 なるほど、俺の出撃と入れ違いで入ってきた車に乗っていた相手から情報を収集したらしい。

 出来ればもう少し……俺がドートレス・ネオを見るよりも前にその情報が欲しかった。

 いや、でも少しくらい早くこの情報を貰っても、特に意味はなかったような気がしないでもない。

 そう考えると、車に乗って避難してきた奴から情報を貰うまで出撃しなければよかったのか?

 そんな風に考えていると、ドートレス・ネオがこちらの姿に気が付く。

 だが、気が付きはしたものの、戸惑った様子を見せていた。

 当然か。

 ニーズヘッグはドートレス・ネオとかよりも明らかに小さいし、同時に外見からして明らかにMSではない。

 ……MSではない以前に、そもそも普通の機体では持つ事が出来ないような、圧倒的な迫力を持つ。

 そんなニーズヘッグの姿を見て、ドートレス・ネオのパイロットが混乱から動きを止めるのはおかしな話ではない。

 

『な……何だ貴様は? ニュータイプ研究所が開発したMSか?』

 

 たっぷりと30秒程経過した後で、ニーズヘッグの前にいるドートレス・ネオがオープンチャンネルでそう聞いてくる。

 なるほど、そういう認識になるか。

 ウィル・ウィプスの存在については、恐らく新連邦側でも入手している筈。

 だというのに、こういう風に質問してきたのは、ウィル・ウィプスに搭載されているMSについても向こうは認識しており、ニーズヘッグはそのどれでもないからといったところか?

 

「降伏しろ。そうすれば生きてこの場を出られる」

 

 そう言うが、ドートレス・ネオは反応しない。

 それどころか、こちらの言葉を無視してこちらに近づいて来る。

 

「そうか。なら自分の決断を後悔しろ」

 

 ドートレス・ネオのパイロットが何かを考えたのかは、分からない。

 ただ、こうして俺のいる方に無言で近付いてくるのを見る限り、ニーズヘッグを捕らえるか、撃破しようとしているのだろう。

 ニーズヘッグから感じる迫力……それこそ、場合によっては物理的なプレッシャーとでも呼ぶべきものを全く気にしていない辺り、凄いのかもしれないな。

 とにかく、向こうはこちらに敵意を見せた。

 そうである以上、こちらも遠慮は無用だろう。

 ……とはいえ、密閉空間であるこの場所ではニーズヘッグが複数持っている威力の強い武器は使う訳にはいかない。

 フレイヤなんかもっての他だろう。

 それならそれで、いわゆる縛りプレイで頑張ってみるか。

 こちらに向かって右手を向けるドートレス・ネオ。

 ワイヤードビームライフルと呼ばれる、普通のビームライフルよりも威力が高く、ビームカッターとしても使える万能武器を使おうというのだろう。

 その動きを見た瞬間に、こっちも行動に出る。

 T-LINKシステムを使って一気に機体を前に。

 元々ドートレス・ネオは18m程なのに対し、ニーズヘッグは15m程と小型だ。

 その小ささの特徴を活かし、ワイヤードビームライフルの射線軸上から素早く外れる。

 一瞬で姿が消えたニーズヘッグに相手が動揺して動きを止めたところで一気に間合いを詰めると、右前方部分のヒュドラの先端にビームサーベルを展開してコックピットを貫く。

 まず1機。

 ふとこのパイロットは殺すのではなく捕虜にすればよかったのか? とも思ったが、まだ結構な数が残っている以上、気にする事はないと判断する。

 久しぶりに使うニーズヘッグである以上、その慣らしとしては悪くないだろうと。

 コックピットを貫かれたドートレス・ネオが、地面に崩れ落ちる。

 通信で知ったのか、それとも偶然見たのか分からないが、新たに数機のドートレス・ネオがこちらに向かってやって来た。

 向こうにしてみれば、ドートレス・ネオは新連邦の中でも最新の主力MSだ。

 1対1ならまだしも、複数で掛かればどうとでもなるとでも思ったのか。

 あるいはニーズヘッグがドートレス・ネオと比べても小型なので、負けることはないと判断したのか。

 ともあれ、一斉に襲い掛かって来るのだが……駄目だな。

 一応一斉に襲い掛かってはいるが、タイミングが決して合っていない。

 これがもっと訓練をされている奴なら、一斉に襲い掛かるにしてもタイミングを合わせたり、あるいは標的が逃げられるような場所を意図的に作り、そこに逃げ込んだの相手に集中攻撃をするとかするのだが。

 新連邦の兵士であっても、そのくらいの事も出来ないらしい。

 ……いや、当たり前か。

 元々15年前の戦争で99%の人口が死んだのだ。

 新連邦は政府再建委員会の頃から人を集めてはいたのだろうが、それでも人数が少ないのはどうしようもない。

 本来ならMSのパイロットになるだけの実力がない者も、人数不足からMSのパイロットになってるのだろう。

 それでいながら、全世界に侵略戦争を仕掛けている最中だ。

 南アジアでは俺達に負けて追い出されたし。

 新連邦のパイロットの質が高いとは決して言えない。

 もっともそれを言うのなら、新連邦だけではなく他の国も生き残った者は少ないので、自然とMSパイロットの質は低くなるのだろうが。

 とにかくニーズヘッグに向かって来たドートレス・ネオのうち、1機の方に向かって俺は進む。

 十分に距離が近くなったところで、T-LINKシステムを使って尻尾を動かす。

 W世界でエピオンが使っていたヒートロッドをベースに、様々な技術を使って作り上げられたこの尻尾は、これだけで圧倒的な戦力を持つ。

 T-LINKシステムによって伸びた尻尾は、近くにいたドートレス・ネオの身体に巻き付き……

 

「弾けろ、新連邦!」

 

 その言葉と同時に、ドートレス・ネオの身体に巻き付いた尻尾から輻射波動が放たれ、ボコボコと内部から泡のような形で装甲が変化し……次の瞬間爆発する。

 これで2機。

 輻射波動は初めて見た者にはその異様さから驚かれる。

 実際、他のドートレス・ネオの動きが止まったり、鈍くなったり、あるいは見当違いの方向に向かって攻撃をしたりしている。

 だが……俺とニーズヘッグを前に、それは悪手。

 再びT-LINKシステムを使い、尻尾を伸ばす。

 

『う……うわあああああああああっ! 来るな、来るな、来るなぁっ!』

 

 尻尾に胴体を巻き付かれたドートレス・ネオのパイロットの恐怖の叫びが、接触回線で聞こえてくる。

 また、接触回線だけではなく仲間に対しても通信を繋いでいたせいか、その叫びによって更に他のドートレス・ネオの動きが鈍くなった。

 その隙を突き、尻尾を通してドートレス・ネオに電撃を流す。

 

『ぎゃっ……』

 

 その電撃の威力は、ドートレス・ネオのパイロットを気絶させるのに十分だったらしい。

 とはいえ、気絶という事で撃破ではないので撃墜数が増えるような事はなかった。

 

「次!」

 

 電撃が流された影響で動けなくなったドートレス・ネオを尻尾を使って地面に放り投げると、残っていたドートレス・ネオがワイヤードビームライフルをビームカッター状態にしたり、ビームサーベルを手にして襲ってくる。

 1機は後方でワイヤードビームライフルではなく、普通のビームライフルの銃口をこちらに向けているドートレス・ネオもいる。

 電撃を使って情報源は捕らえた。

 そうなるとこっちに向かってくる2機とビームライフルを構えている1機は死んでも構わない。

 そう判断し、再びT-LINKシステムを使って尻尾を動かす。

 一閃。

 それだけで、2機のドートレス・ネオは胴体……というかコックピットのある部分を2機揃って上下に切断される。

 これもまた、尻尾の持つ機能の1つヒートロッド。

 機能の1つというか、これが本来の使い方なんだよな。

 こちらに近接戦闘を挑んできた2機はこうして揃って撃破し、これで3機。

 

「っと」

 

 T-LINKシステムを機体制御に使い、ヒュドラに内蔵されているスラスターを使ってその場から退避する。

 次の瞬間、ニーズヘッグの右肩があった部分をビームライフルから放たれたビームが貫く。

 殆ど動いてなかったのに、コックピットがある胴体ではなく、右肩のあった場所とは……やっぱりMSパイロットの技量はいまいちだな。

 その辺りを抜きにしても、密閉空間というか半分地下空間でビームライフルを使うのはどうかと思うが。

 幸い、放たれたビームは壁ではなくビルの1つに命中し、そこを破壊しただけだったが。

 いやまぁ、この連中は見るからにここにいる者達を皆殺しにする為に来たんだから、壁を破壊して崩落させ、中にいる生き残りを生き埋めにするという意味ではそんなに間違ってないのか?

 そんな風に思いつつ、ニーズヘッグを前に進める。

 意図的にそこまで速度を出さずに空中を近付いてくるニーズヘッグに恐怖を覚えたのか、ドートレス・ネオはビームライフルを連射するが、その攻撃は全てヒュドラのスラスターを使って左右上下、場合によっては前後といったように行動する事によって回避し……

 

『こ、降……』

 

 何かをオープンチャンネルで言い掛けたものの、尻尾の先端部分の菱形をしている場所に念動能力よる刃を生み出し、その刃はT-LINKシステムによってコントロールされ、あっさりとドートレス・ネオのコックピットを貫く。

 これで4機。後は……ん?

 ニュータイプ研究所の中にはまだ数機のドートレス・ネオがいた筈だったが、残りのドートレス・ネオは慌てたようにこっちから離れていく。

 今の戦いを見ていたので、ニーズヘッグと戦っても勝ち目はないと判断したんだろうが……

 

「逃がすと思うか?」

 

 T.Tキャノンを装備している右真ん中のヒュドラを動かし、狙いを付けず即座に発射する。

 T.T.キャノンは、T-LINKシステムによって放たれたビームを俺の意思に従って自由に動かせるという特徴を持つ。

 放たれたビームは、大きく弧を描くように曲がっていき……必死になってニーズヘッグから逃げようとしているドートレス・ネオを2機、同時に貫く。

 これで6機。

 2機を貫いてもまだ若干威力が残っていたビームは、その場で拡散させる。

 まだ逃げようとしていた残り2機のドートレス・ネオは、その拡散されたビームによって多少ながらも機体にダメージが蓄積される。

 そこに向けて……

 

「ファントム!」

 

 T-LINKシステムによって制御されているファントムを放つ。

 ヒュドラから放たれた4基のファントムは、ダメージを受けて動きが鈍った2機のドートレス・ネオに向かう。

 ニュータイプ研究所がある密閉空間の中で、高威力の武器を使うのは不味い。

 だが、それがT.T.キャノンのように自分でビームをコントロール出来たり、ファントムのように俺の意思で自由に動かすことが出来るのなら問題はない。

 幸い、ファントムはビーム砲以外もビームソードも展開出来る。

 その利点を活かし、4基のファントムは先端にビームソードを展開してドートレス・ネオに向かう。

 そんな中、片方のドートレス・ネオがビームソードの存在に気が付き、反射的にビームライフルを撃ち、しかも偶然がパイロットの腕か、ファントムのうちの1基に向かう。

 向かうが……ファントムに命中した瞬間、そのビームは反射されてファントムの近くにあった道路に命中し、爆発を生み出す。

 ファントムの特性の1つ、ビームやレーザーを反射するというのを知らなかったらしい。……いや、この世界では初めてファントムを使ったんだから、知ってる方がおかしいのだが。

 そうして敵の最後の足掻きとも呼ぶべき行動を無効化し……次の瞬間、ファントムはビームソードを展開したままドートレス2機のコックピットをそれぞれ貫く。

 これで、8機。

 動けなくした1機を含めて、9機のドートレス・ネオを撃退した瞬間だった。




アクセル・アルマー
LV:44
PP:2145
格闘:309
射撃:329
技量:319
防御:319
回避:349
命中:369
SP:1995
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
   努力 消費SP8
   集中 消費SP16
   直撃 消費SP30
   覚醒 消費SP32
   愛  消費SP48

スキル:EXPアップ
    SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
    念動力 LV.11
    アタッカー
    ガンファイト LV.9
    インファイト LV.9
    気力限界突破
    魔法(炎)
    魔法(影)
    魔法(召喚)
    闇の魔法
    混沌精霊
    鬼眼
    気配遮断A+

撃墜数:1796
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