転生とらぶる2   作:青竹(移住)

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3520話

 サテリコンからやって来たシャトルに乗って、サテリコンの基地である小惑星に入る。

 俺やジャミルは出撃した時にオーラバリアを出る感覚というのは慣れていたものの、普段はブリッジにいるサラにしてみればオーラバリアから抜け出る感覚というのは慣れないものがあったのか、少し戸惑う様子を見せていた。

 もっとも、サラがシャトルの操縦をしている訳ではないので、オーラバリアから出る感覚があっても、それでどうにかなったりはしなかったが。

 そんな訳で、特に何かがある訳もなく……サテリコンの基地となっている小惑星の周囲を漂っているデブリにぶつかったりといったような事もなく、シャトルは無事に基地に到着する。

 

「よく来てくれた!」

 

 シャトルから降りると、それを待っていたかのように……いや、実際に待っていたのだろう人物からそんな声が掛けられる。

 髭を生やしているその様子は、それなりの迫力を持つ。

 ただ、こっちに向かって笑いかけてくるのを見れば、不思議とどこか愛嬌のようなものがあった。

 

「サテリコンを率いているロイザーだ」

「北米連邦の代表をしているジャミル・ニートです。こちらは……」

「シャドウミラーを率いてるアクセルだ」

 

 そう言うと、ロイザーと名乗った男は驚きの表情を浮かべる。

 俺が来るのは予想外だったのか?

 話の流れからすると、俺が来るのは半ば決定事項だったと思うんだが。

 魔法とかそういうのが実際にあるというのを見せる必要もあるし。

 俺に続いてジャミルの補佐をしているサラの説明が終わると、ロイザーは早速俺達をとある部屋に案内する。

 格納庫からそう離れていない部屋に案内する辺り、色々と思うところがあるのかもしれないな。

 何かあったら、すぐ俺達に対処出来るようにしておくとか。

 勿論、実際にそれで対処出来るかと言われれば、微妙なところなのだが。

 そうして案内された部屋で、俺達は改めて会談を行う。

 

「それで、色々と聞きたい事もあるのだが……それこそ聞くべき事が大きすぎて、一体何から聞けばいいのか分からないというのが正直なところだ」

 

 素直にそう言うロイザー。

 組織のトップとしてそれでいいのか? と思わないでもなかったが、それでも部屋の中にいるパーラは特に気にした様子もないのを考えると、恐らくこれがロイザーの素なのだろう。

 ちなみにサテリコン側からこの会談に参加しているのは、ロイザーとパーラの2人だけだ。

 これは俺達を信用してるからなのか、それともこれがいつも通りなのか、あるいはもし俺達が危険な存在でサテリコンに被害がある場合には最小限にする為なのか。

 その辺りについては生憎と俺にも分からない。

 分からないが、それでもこうして見る限りではそこまでこちらに悪感情を抱いているようには思えなかったが。

 

「ダリア作戦について阻止するのは、こちらも賛成だ。そしてダリア作戦についての情報を渡してくれたのには感謝したい」

 

 ジャミルの言葉に、ロイザーは頷く。

 

「宇宙革命軍が行おうとしているダリア作戦は、地球にとって非常に危険だ。そういう意味では、実際に行われるよりも前に知らせられたのは嬉しく思う」

 

 ロイザー……というか、サテリコンにしてみれば宇宙革命軍のダリア作戦というのは。どうしても潰したかったのだろう。その大きな理由は……

 

「コロニーレーザーに狙われると、このサテリコンの基地も一溜まりもないしな」

「……それは否定しない」

 

 俺の言葉にそう言うロイザー。

 パーラもそんなロイザーの言葉を聞きながら、悔しそうな様子を見せる。

 そう、宇宙革命軍がダリア作戦で用意したコロニーレーザー。

 これはUC世界においてジオン軍が使っていたソーラ・レイとは大きく違う。

 ソーラ・レイの方は技術的な問題で1度しか使えないコロニーレーザーだった。

 つまり、使い捨てのコロニーレーザーだった訳だ。

 ……コロニー1基を使い捨てにするというのは、もの凄い事だと思う。

 ジオン軍……というか、ギレンにしてみれば起死回生の秘密兵器だったんだろうな。

 実際、ソーラ・レイによってレビルが殺された事で、連邦は大きく混乱した。

 ぶっちゃけキシリアが馬鹿な真似をしなければ、あの戦いはジオン軍が勝利していた可能性も……いや、ないか。

 連邦軍が壊滅状態になってもルナ・ジオンがいたしな。

 ともあれ、キシリアの愚行によってジオン軍の崩壊が近付いたのも事実。

 もっともキシリアにしてみれば、あそこで行動しなければ自分はもうおしまいだったと思っての行動だったのかもしれないが。

 当時のジオン公国が具体的にどのような勢力図だったのか、詳細は分からない。

 分からないが、それでもキシリアが押されていたのは間違いないのだろう。

 地球方面軍が壊滅し、オデッサも連邦軍に奪取され、オーストラリアも地球軍に奪われ……と、キシリアの突撃機動軍の実質的な下部組織であった地球方面軍が壊滅したのは、キシリアにしてみれば非常に大きな失態だったのは間違いなく、ギレンも当然ながらその辺を突いただろう。

 他にもソロモンにろくに援軍を送らなかったというのもあるが、こちらはギレンも同様だったみたいだしな。

 いや、考えが逸れた。

 とにかく、ダリア作戦で使われるコロニーレーザーは、ソーラ・レイと違って使い捨てという訳ではなく、何度でも使えるらしい。

 そうなると地球を攻撃するだけではなく、デブリ帯にあるこの小惑星を基地としていた事で宇宙革命軍の目を眩ませていたサテリコンも、デブリ帯諸共にコロニーレーザーで狙われるとどうしようもない。

 見た感じ、この小惑星の基地は推進機関のような物は装備されていない。

 だとすれば、コロニーレーザーを使われた場合、回避するような事も出来ないだろう。

 

「どうやらそっちも分かってるみたいだな」

 

 パーラの方は俺の言葉に驚きの表情を浮かべている事から、恐らく事情を完全には理解していなかったのだろう。

 だが、ロイザーの方は真剣な表情でこっちを見返していた。

 その様子を見れば、ロイザーにとってダリア作戦の阻止というのがどれだけ重要なのかは明らかだ。

 

「それで、こちらの要望を引き受けて貰えるのかな?」

 

 ロイザーがそう言い、ジャミルに視線を向ける。

 この場において交渉する相手は俺ではなくジャミルであると認識しているからこその行動だろう。

 実際、ロイザーのその判断は間違っていないのだから。

 

「うむ。ダリア作戦はこちらとしても阻止すべき作戦だ。可能な限り素早くダリア作戦を阻止したいと思う」

「おお」

 

 まさかジャミルの口からこうもあっさりと自分の期待する言葉を引き出せるとは思っていなかったのか、ロイザーが驚きと嬉しさの混ざった声を上げる。

 実際、もしここにいるのがジャミルではなく、新連邦を率いるブラッドマンだったら、ロイザーの抱いている切迫感を利用して、少しでも自分達に有利な状況を引き出そうとするだろうし。

 そういう意味では、ジャミルがここにいるのはロイザーにとって幸運だったのは間違いない。

 もしくは、北米連邦に接触したパーラの判断を褒めるべきか。

 

「では、いつくらいに……?」

「出来ればこれからすぐに。そちらも可能なだけ早い方がいいのだろう?」

「……今、何と?」

 

 ロイザーにとっても、ダリア作戦は出来るだけ早く潰すのがいいのは間違いない。

 だが、だからといってこれから今すぐにそのような真似をすると言われても、素直にはいそうですかと言えるような事ではないのだろう。

 

「これからすぐにでも、ダリア作戦を潰そうと考えている」

「それが本当なら、こちらにとっても非常に嬉しい事だ。だが、これから今すぐにというのは難しいのも事実。そもそも、まずはどのようなルートでコロニーレーザーのある場所まで行くのかを決める必要がある。宇宙革命軍に見付からないようなルートを見つけるだけでも、相応の時間が必要になる」

「その辺については心配ない」

 

 ロイザーとジャミルの会話に割り込む。

 ここは俺の出番だろうと判断して。

 そしてロイザーは俺の方に視線を向けてくる。

 

「どういう事か、聞いても?」

「パーラから、俺達が転移をしてこの宙域に突然姿を現したという話は聞いてないか? いやまぁ、この基地に来てから直接ここに来たから、聞いてるとすればパーラと通信をしていた奴からの報告だろうけど」

 

 そう言うとロイザーの顔は困った様子を見せる。

 どうやら報告は聞いているが、話を信じることは出来ないといったところらしい。

 

「百聞は一見にしかず、か。……見てろ」

 

 そう言い、俺は指をパチンと鳴らす。

 次の瞬間、その右手が白炎となり、猫の炎獣が生み出された。

 猫の炎獣は、そのままテーブルに上がる。

 今更だけど、魔法を云々という話ならパーラはティファの護衛をしているリスの炎獣を見ていた筈なんだよな。

 猫の炎獣を見て驚いているパーラの様子に若干の疑問を抱く。

 この様子だと、リスの炎獣についてはそういう何かだと思っていて、俺が生み出した存在だとは理解出来なかったのか?

 もしくは、地上で発展したペットロボット的な何かだと思っていたとか?

 

「これは……一体?」

 

 ロイザーの言葉に、驚いているパーラから視線を逸らして口を開く。

 

「俺が魔法で生み出した存在だ。こういう魔法があれば転移も存在するかもしれないだろう?」

 

 実際にはシステムXNは魔法ではなく科学技術の恩恵なんだが、それについては今はいい。

 今の状況で必要なのは、まず転移という手札が実際にあると示す事なのだから。

 

「魔法……魔法……? まさか、そんなものが本当にあるとは……」

「この世界にはないかもしれないが、俺達シャドウミラーが接触している世界は複数ある。そんな世界の中には魔法が使われている世界も当然ある訳だ」

「魔法などというものが本当にあるとは……」

「納得して貰えたか? 納得して貰えないようなら、他にも魔法を見せてもいいが」

 

 愕然とした様子のロイザーだったが、俺の言葉で我に返ったのか、慌てて首を横に振る。

 

「いや、そこまでする必要はない。こうして一度見せて貰えば十分だ。それでダリア作戦の阻止についてだが、本当に転移という方法でどうにか出来るのか?」

「ああ、問題ない」

「それで、そっちが出せる戦力は?」

 

 ロイザーにとっては、これも重要な事だろう。

 サテリコンは宇宙革命軍へのレジスタンス活動を行っているもものの、純粋な戦力となるとそこまで大きくはないのだろう。

 あっても、それこそ15年前の戦争で使われたMSとかがメインの筈だ。

 Gファルコンを使っている事を考えると、隠し球の1つや2つはあってもおかしくないような気もするが。

 クラウダ辺りを入手出来ていれば頼もしいと思えるのだが、クラウダは宇宙革命軍にとっても最新鋭機である以上、そう簡単に奪える筈もないだろうし。

 サテリコンの戦力を予想しつつ、ジャミルに視線を向ける。

 

「アクセルが話してくれ。戦力の大半はシャドウミラーだしな」

「分かった。……こっちから出せる戦力は、俺達が乗っているウィル・ウィプス、それとシャドウミラーでも旗艦として使われる事が多いシロガネ、それとそのシロガネと同程度の性能を持っているトライロバイト級……後は北米連邦で用意したフリーデンⅡだ。また、新連邦からもどうなるのかを見届ける為に1隻派遣される予定だ」

「戦力が少ないが、本当に瞬間移動出来るのならどうにかなる、か?」

「個人的には、戦力は過剰だと思ってるんだけどな」

 

 シャドウミラーが用意した戦力は、数こそ少ないが非常に強力だ。

 そこに転移が組み合わされば、それこそこっちが蹂躙するという結果になってもおかしくはないと思う。

 

「アクセルはそう思うのか?」

「ああ。一応俺達宇宙革命軍……それも恐らく精鋭だろう相手と戦っている。その時の経験からすると、十分ダリア作戦に対処出来る戦力だと思う」

 

 そう断言する。

 するとロイザーは完全にこっちの言葉を信じた訳ではないにしろ、少しだけ安堵した様子を見せる。

 

「そこまで言うのなら、こちらからも戦力を出そう。ただし、シャドウミラーの強さを実際に見た訳ではない以上、送れる軍艦は1隻だけだ」

「それで構わない」

 

 あっさりとそう言うと、ロイザーは少し戸惑った様子を見せる。

 多分、自分達から協力を求めたのに、戦力は軍艦1隻だけという事で不満を言われると思ったのだろう。

 

「その……何か要望があるのなら、こちらも出来る限り聞くが?」

 

 だからこそ、こういう風に言ってきたのかもしれない。

 

「なら、Gファルコンの設計データが欲しい、俺達の軍艦にはガンダムが多いんでな」

 

 俺の言葉に、ロイザーは少し考えてから頷く。

 

「分かった。実物を寄越せと言われるのは困るが、データの方は渡そう。他には何かないか?」

「これは出来れば、本当に出来ればでいいんだが、コロニーレーザーを確保したい」

『は?』

 

 俺の言葉に、ロイザーだけではなくジャミルやサラ、パーラまでもが間の抜けた声を上げるのだった。




アクセル・アルマー
LV:44
PP:2150
格闘:309
射撃:329
技量:319
防御:319
回避:349
命中:369
SP:1995
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
   努力 消費SP8
   集中 消費SP16
   直撃 消費SP30
   覚醒 消費SP32
   愛  消費SP48

スキル:EXPアップ
    SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
    念動力 LV.11
    アタッカー
    ガンファイト LV.9
    インファイト LV.9
    気力限界突破
    魔法(炎)
    魔法(影)
    魔法(召喚)
    闇の魔法
    混沌精霊
    鬼眼
    気配遮断A+

撃墜数:1797
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