転生とらぶる2   作:青竹(移住)

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3522話

 食堂での一件の後は、特にそれらしい問題が起きるようなこともなかった。

 俺がオルテガと一緒に軽い食事をしているとこにマリオンとクスコのUC世界ニュータイプコンビがやって来て話していたくらいか。

 それ以外は特に問題らしい問題もなく……

 

『アクセル、サテリコンの方が用意出来たそうよ』

 

 マリューからの通信が入るまでは本当に特に何かこれといったような事をしたりもせず、ゆっくりとした時間を楽しめていた。

 

「分かった。じゃあ、俺も格納庫に向かう」

 

 俺がそう言うと、クスコ達も立ち上がる。

 自分達も何かあった時の為に格納庫に行こうというのだろう。

 それは別にそこまでおかしな話でもなく、そんなクスコ達と行動を共にしながらも、俺はマリューとの通信を続ける。

 

「それで、サテリコン側の戦力はどんな具合だ? 宇宙艦はやっぱり旧式だよな?」

『そうね。宇宙革命軍が15年前の戦争で使っていた軍艦を流用してるみたいよ。……でも、それは最初から予想出来ていた事でしょう? 独自開発なんて、サテリコンの規模じゃ難しいでしょうし』

「北米連邦もそんな感じだったしな」

 

 北米連邦から派遣されてきたフリーデンⅡも、15年前の戦争で使われていた宇宙艦だ。

 勿論15年前の状態そのままという訳ではなく、今回の件で使用する前にしっかりと整備や補修はされているし、多少なりとも改修した場所もある。

 そのような状況だけに、サテリコン側も同じような状況なのだろうと思っていたのだが、どうやらその辺は変わりないらしい。

 

『寧ろ、しっかりと宇宙艦を運用出来るようにしてあったのは、サテリコンの規模を思えば感心するべきところだと思うわよ?』

 

 そんな通信を交わしつつウィル・ウィプスの中を進み、格納庫に到着する。

 

「アクセル、俺達は向こうだ」

 

 そう言い、オルテガはクスコやマリオンと共に俺から離れていく。

 キッドを始めとしたメカニックの中にはニーズヘッグに興味を持っている者もいる。

 そのような者達に妙な考えを抱かせない為に……それ以外にもニーズヘッグの整備とかをMSの近くですると、そちらに意識が向けられてしまって意識が集中出来ないというのが大きい。

 ニーズヘッグは色々な意味で特殊なのは間違いなく、離しておいておくのが最善だった

 あるいはこれが、フリーデンのように格納庫が狭いのであればそういう真似も出来なかっただろう。

 だが、ウィル・ウィプスは違う。

 広大な……という表現は少し大袈裟かもしれないが、フリーデンとかに比べれば圧倒的な広さの格納庫を持っているのは事実。

 テンザン級に乗っていた面々とフリーデンに乗っていた面々の戦力を合わせて、それでもまだ余裕があり、SFSのダラニを多数搭載し、それでもまだ余裕があってメギロートやバッタが多少ではあるが搭載出来ているのだから。

 まさに移動要塞という言葉が相応しいのが、このウィル・ウィプスだった。

 オーラバトルシップは他にも何隻が存在しているものの、総合的に見た場合はこのウィル・ウィプスが最強であるという評価はあながち間違っていないのだろう。

 個人的には純粋に戦闘艦として見た場合はゴラオンが一番強そうな気もするが。

 そんな事を考えつつ、整備兼見張りのエルフ達と少し言葉を交わしてニーズヘッグのコックピットに乗り込む。

 

「ブリッジ、こちらアクセルだ。ニーズヘッグに乗り込んだ。いつでも転移は可能だ」

『早いわね。じゃあ、ちょっと待っててちょうだい。艦長から聞いていたと思うけど、サテリコンの方ももう少しで出てくるみたいだから』

 

 映像モニタに表示されたトニヤの言葉に頷く。

 さっきの通信機を使った通信の場合はマリューからのものだったが、本来ならこうしてブリッジとの通信においては、専門のオペレーターと通信をするのが普通だ。

 ウィル・ウィプスの場合はトニヤだな。

 たまにサラとかも通信を任されるところがあるが。

 

「じゃあ、転移をするようになったら教えてくれ。……ちなみに本当に今更の話だが、転移するのはあくまでもサテリコンの軍艦だけでいいんだよな?」

『それはそうでしょ? どうしたのよ、急に』

 

 俺の言葉の意味が理解出来ないといった様子のトニヤ。

 そんなトニヤに、特に気にした様子もなく言う。

 

「いや、どうせ転移が可能なら、サテリコンの本拠地の小惑星ごと転移しても面白いと思っただけだよ」

 

 サテリコンの本拠地であるこの小惑星は、移動出来るようにはなっていない。

 だが、スラスターとかを外付けすれば、動かそうと思えば動かせるのだ。

 サテリコンがそれをしないのは、組織にそれだけの余力がないというのもあるのだろうが、同時にそのような事をする必要もないというのが大きいのだろう。

 デブリ帯の中に基地として使っている小惑星があるのだから、わざわざそれを動かす必要もないだろうと。

 だが、今回の場合はダリア作戦を潰す、つまり宇宙革命軍にもかなり大きなダメージを与えるという事になる。

 そのような大規模な行動である以上、サテリコン側でも本気で動いてもおかしくはない。

 そうなると、全戦力を使う為に基地にしている小惑星も一緒に移動する……というのは、そんなに悪い話じゃないと思う。

 サテリコンの面々にしてみれば、そういうのはやりたくないと思うのかもしれないが。

 

『あのねぇ……そういう真似をすると思う? 面白そうではあるけど』

 

 どっちだよ。

 そうトニヤに突っ込みたくなったのは間違いではないだろう。

 トニヤにしてみれば、今回の件は是非とも試してみたいといったように思えたのだろう。

 もっとも、実際にそういう挑戦をするとは思ってもいないようだったが。

 これでダリア作戦によって自分達の拠点がコロニーレーザーによって狙われていると知れば、また少し話は違ったのかもしれない。

 しかし今のところ、ダリア作戦で狙われているのは地球だ。

 サテリコンから聞いた話によると、ダリア作戦というのは正確にはコロニーレーザーで地球を撃ち、それによって地球に大きな被害を与えてから宇宙革命軍からMSを中心とした制圧部隊を派遣するという形になっているらしい。

 ……ノモアが最初からダリア作戦について知っていれば、もしかしたら俺達がフォートセバーンに行った時は襲撃をしたりしないで普通に接して、こっちの情報を集めたりしていたかもしれないが、ノモアは現在の宇宙革命軍について全く知らなかった。

 ニュータイプ研究所に潜入していた奴がいたんだから、他にもスパイは色々な場所に入り込んでいてもおかしくはなかったと思うんだが、その色々の中にフォートセバーンは入っていなかったのだろう。

 その理由は、考えようと思えば幾つか思い当たる。

 まず第一に、ノモアが名前を変えていたというのがあるだろう。

 ドーラットという本名を使っていれば、宇宙革命軍からやって来た者達もその存在に気が付いたかもしれないが。

 ただし、戦争中や戦争終了後に地球においてスペースノイド狩りとも呼ぶべき行為はかなり流行っていたらしい。

 そんな時にドーラットという宇宙革命軍に所属していた時の名前を使っていれば、ノモアもまた襲われていた可能性がある。

 そう考えると、やはりノモアという偽名を使っていたのは悪い話ではなかったのだろう。

 また、フォートセバーンは常冬の場所だったのも大きいだろう。

 スペースノイドにしてみれば、自分から好んで1年中雪が降ってるような場所に行きたいとは思わない筈だ。

 フォートセバーンの場所的に、本来の地球の気候なら1年中雪が降るといった事はないのだが、その辺は多分コロニー落としとかの影響もあるんだろう。

 ……そう考えると、ある意味で自業自得に近いのか?

 ともあれ今更そんな事を考えても意味はないか。

 今のノモアは鵬法璽によってシャドウミラーとかに被害を与えるような真似は出来なくなっている。

 もしアルカディアを運営しているノモアがドーラットという事に宇宙革命軍の者達が気が付いて接触しても、そのような者達はすぐに捕らえられるか、あるいは泳がせて隠れ家とかを見つけて一網打尽にするとか、そういう結果になるだろう。

 

『ほら、アクセル。あまりトニヤを独占しないの。嫉妬する人が出てくるわよ?』

 

 トニヤとの通信に割り込んで来たのは、ミナト。

 けど……嫉妬?

 誰かトニヤを好きな人がいるのか?

 そう思ったところでふと思いついたのは、先程の食堂でのウィッツやオルテガとの一件だったが……いや、まさかな。

 ウィッツとトニヤの相性は……どうだろう。

 結局ウィッツが好きな相手については具体的に誰だったのか聞けなかったので、その辺は分からないんだが。

 いや、今はウィッツとトニヤの相性について考えているような余裕はないか。

 ダリア作戦の一件が終わってまだ覚えていたら、その時に改めて聞けばいい。

 

「ああ、悪い。トニヤと話をしていて嫉妬されるのも怖いしな。この辺にしておくよ」

『あら、残念。私はもう少しアクセルと話していてもよかったんだけどね』

 

 そう言うトニヤ。

 トニヤはウィッツの件がなくても、それ以外の多くからもモテる。

 顔立ちも整っているし、露出度の多い格好をしており、性格も気さくなのだから、それで男にモテない筈もない。

 顔立ちが整っているという意味ではサラも十分美人に入る……人によってはトニヤよりもサラの方が好みという者もいるのだが、サラの場合はジャミル一筋だって見れば分かるし。

 だからこそ、男達にしてみれば決まった相手のいないトニヤに言い寄る者が多くなる。

 ……ちなみにそういう意味ではマリューやミナトも十分男にモテるのだが、この2人の場合はそれこそ俺という決まった相手がいるので、言い寄る者は決して多くはない。

 多くはないだけで、実はいるというのがマリューやミナトの魅力を表していた。

 他の女となると、シーマ達UC世界からやって来た者達もいるのだが、その中でマリオンは決まった相手がいて、それ以外は俺の仮の恋人という事になっている。

 他は……エルフか。

 ウィル・ウィプスにいるエルフは基本的にメカニックとして働いているが、その中には女もいる。

 エルフという種族の特性上、その顔立ちは基本的に整っており、当然だが男にモテる。

 それが理由でエルフに言い寄る者もいるのだが、その辺は上手くいってないのが現状だ。

 

『とにかく、サテリコンの軍艦が出て来たわよ。アクセルも準備をしてちょうだい』

 

 ミナトのその言葉に、映像モニタにウィル・ウィプスから流されてきた映像モニタを確認する。

 するとそこにはあったのは、1隻の宇宙艦。

 こうして見たところでは、それなりに古そうな様子を見せる。

 やはり予想通り古い型の軍艦だな。

 宇宙革命軍がどういう軍艦を使っていたのかは分からないので、正確にそうだとは言えないが。

 新連邦を待ち伏せしていた時も、自分達の軍艦に被害が出ないように離れた場所に軍艦を待機させていたらしく、戦場で見る事はなかったし。

 艦砲射撃をなしで戦うのはどうかと思うが。

 もしくは奇襲を仕掛けるつもりだったから、その辺は問題ないと判断した可能性もあるのか。

 ともあれ、あの時の戦いで軍艦は見ていない。

 多分デブリの裏とか、そういう場所に隠してあったと思うんだが。

 でないとMSが戻る時に推進剤切れとか起こしそうだし。

 

「こっちでも確認した。じゃあ。デブリを巻き込まないように、ウィル・ウィプスも移動してくれ。サテリコンの軍艦も一緒に来るように伝言を頼む」

 

 システムXNを使った転移は、転移フィールドを生成する必要がある。

 それはつまり、転移フィールドの内側に存在する者や物は一緒に転移をするという事になる。

 デブリで基地の周囲を守っているサテリコンにしてみれば、転移でデブリを持って行かれるのは困るだろう。

 もしデブリがなくなれば、その分だけ宇宙革命軍に見つかりやすくなるという事を意味してるのだから。

 それはつまり、サテリコンの面々がどこかからデブリを持ってきて補充する必要があるという事を意味している。

 そういう風にならないようにする為に、デブリのない場所まで移動してから転移する必要があった。

 それはブリッジ側……というか、マリューやミナトも分かってるので、すぐに向こうに連絡がされる。

 

『向こうへの連絡は終わったわ。じゃあ、ウィル・ウィプスも移動を開始するわね』

 

 ミナトのその言葉と共に、ウィル・ウィプスが動く。

 ……操縦の緻密さから、ウィル・ウィプスが動いてるのは分かりにくいが。

 この辺の操縦の上手さはミナトならではだよな。

 

「分かった。じゃあ、転移が出来る準備が整ったら教えてくれ。こっちはいつでも転移が可能だから」

 

 そう言うとミナトは頷いて通信が切れる。

 最初はトニヤと話していたんだけどな。

 まぁ、俺としてはミナトと話が出来るのは嬉しいので、今の状況に不満はなかったが。

 そんな風に考えつつ、連絡が来るのを待ち……そしてシステムXNで転移するのだった。




アクセル・アルマー
LV:44
PP:2150
格闘:309
射撃:329
技量:319
防御:319
回避:349
命中:369
SP:1995
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
   努力 消費SP8
   集中 消費SP16
   直撃 消費SP30
   覚醒 消費SP32
   愛  消費SP48

スキル:EXPアップ
    SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
    念動力 LV.11
    アタッカー
    ガンファイト LV.9
    インファイト LV.9
    気力限界突破
    魔法(炎)
    魔法(影)
    魔法(召喚)
    闇の魔法
    混沌精霊
    鬼眼
    気配遮断A+

撃墜数:1797
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