転生とらぶる2   作:青竹(移住)

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3525話

「システムXN、起動。転移座標入力……OK。転移フィールド生成開始」

 

 システムXNが起動して転移フィールドが生成されていく。

 転移フィールドの内側には、今回のダリア作戦の主力となる北米連邦の面々とサテリコンと新連邦から派遣されてきた軍艦が1隻ずつ。

 この世界においては、最大規模の転移となる。

 実際には地球上から宇宙に転移した時に比べて2隻増えただけなので、そう違いはないのだが。

 ともあれ、転移フィールドが周辺一帯……ダリア作戦を阻止する為の戦力を覆っていく。

 

『アクセル、いいわ。全員準備完了してるわ!』

 

 マリューからの通信に頷き……

 

「転移」

 

 そう呟いた瞬間、ニーズヘッグのシステムXNによって俺達は転移する。

 

『コロニーレーザーを確認しました。また、少し離れた場所には宇宙革命軍の艦隊も確認しています! 全機、すぐに出撃して下さい!』

 

 サラからの通信が艦内に響く。

 するとすぐに格納庫から多くの者達が出撃していった。

 中でも真っ先に出撃したのは、ウィッツのエアマスターバースト。

 他の面々とは違ってダラニに乗るような事はなく、MAに変形して一気にカタパルトで射出される。

 そんな様子を見つつ俺もニーズヘッグでダラニに乗って出撃する準備を始め……そして、出撃する。

 ウィル・ウィプスのカタパルトで射出されたニーズヘッグのコックピットに、コロニーレーザーの姿が映し出される。

 コロニーレーザーそのものは、当然だがコロニーとそう違いはない。

 そのコロニーの外見もUC世界のコロニーとかなり似ていた。

 SEED世界の砂時計型のコロニーのように特徴的な外見ではない。

 そのすぐ側には何隻かの軍艦がいるものの、それはあくまでも何隻かでしかなかった。

 もっとも、それはあくまでコロニーレーザー周辺の話だ。

 元々宇宙革命軍が警戒しているとすれば、俺達が地球方面からやってくるのを防ごうと考えるのは当然の話だろう。

 俺達がまさか転移してくるなどとは想像もしていない筈だ。

 その為、現在の俺達の出現は宇宙革命軍にとって完全に予想外の筈だった。

 

『全機、攻撃開始!』

 

 マリューからの通信によって、シロガネから出撃してきたシャドウミラーの実働班の機体がコロニーの近くにいた数少ない護衛艦隊に向かって攻撃をする。

 ウィル・ウィプスから発進したMS達もそれは同様だ。

 そんな2隻から少し遅れて、フリーデンⅡからベルティゴを始めとしたMS隊が出撃し、続けてトライロバイト級からメギロートやバッタが多数出撃してくる。

 そこまでしてから、ようやくサテリコンの軍艦からジェニスやドートレスといった旧式のMSや、パーラのGファルコンが出撃してきた。

 そう言えばパーラはウィル・ウィプスに乗ってなかったんだな。

 いやまぁ、パーラの所属を思えばサテリコンの軍艦に乗るのは当然の事かもしれないが。

 ちなみにそうして多くが出撃してきたものの、新連邦からやってきた軍艦は自分達に被害が及ばないように位置を調整しながら牽制射撃をコロニーレーザーの護衛艦隊に撃ってはいるものの、MS隊が出撃してくる様子はない。

 この辺、ブラッドマンの指示なのか、あの軍艦の艦長の指示なのか。

 その辺りについては生憎と俺にも分からないが、それでもこすっからい真似をする。

 とはいえ、元々新連邦の戦力に対して期待はしていなかったので、今更といった話だが。

 

「マリュー、俺はコロニーレーザーに向かう。前から言っていたように、入手出来るのなら入手したい」

『分かってるわ。この戦力差を考えれば、それこそアクセルがいなくてもどうとでもなるでしょうし』

「だろうな」

 

 コロニーレーザーの間近で守っていたのは、あくまでも念の為の護衛艦隊だけだ。

 勿論、今こうしてコロニーレーザーが襲撃されているのを考えれば、もっと離れた場所にいる……本来なら地球から来るかもしれないこちらの戦力を迎撃する為に布陣していた艦隊を呼び寄せてはいるだろうが、到着するまではここにいる護衛艦隊だけで持ち堪える必要がある。

 だが、それが出来るかと言えば……難しいだろう。

 こっちと向こうの戦力差は、それだけ大きい。

 こちらの方が有利になるとは予想していたものの、そんな予想を上回ってこっちが有利な状況だった。

 だからこそ、俺がコロニーレーザーを確保出来るだけの余裕があるのだろうが。

 

「一応、新連邦の動きには注意しておいてくれ。もしかしたら……本当にもしかしたらの話だが、俺達が宇宙革命軍と戦っている隙を狙って攻撃してこないとも限らないからな」

『ええ、そっちは任せておいてちょうだい。メギロートやバッタを数機、新連邦の見張りとして派遣しておくから』

 

 さすがマリュー、こっちが考えるような事はもう予想してあったのか。

 そのお陰で、こちらとしても行動がしやすくなったのは間違いない。

 ……ジャミルがブラッドマンに念を押しておいた以上、恐らくその辺については大丈夫だと思う。

 思うのだが、それでも万が一を考えると警戒しておいた方がいいのは間違いない。

 ニュータイプ研究所の件を見ても分かるように、フロスト兄弟は自分達の私情を優先する一面がある。

 ましてや、ヴァサーゴも強化されている以上、メガソニック砲も強化されていると考えた方がいい。

 こっちにはバリアがかなり充実しているが、メガソニック砲の威力を考えると完全に安心出来るといった訳でもないし。

 

「分かった。じゃあ任せる」

 

 そう言うと通信を切り、俺はダラニに乗ってコロニーレーザーに向かう。

 コロニーレーザーの護衛艦隊からは、今頃になってクラウダが発進してる。

 ……それにしても、宇宙革命軍が戦後に開発したMSはクラウダだけなのか?

 新連邦だと、ドートレス・ネオやバリエントを始めとして、試作機と思しき機体も合わせると結構な種類がある。

 ガンダムにしても、DX、ヴァサーゴ、アシュタロンといったように作られている。

 だというのに、新連邦よりも高い技術を持っている宇宙革命軍はクラウダだけ?

 あるいはクラウダ以外にも開発はしているものの、それは秘密兵器だから出していないとかか?

 だが、それにしてもクラウダだけというのは……いやまぁ、クラウダはドートレス・ネオやバリエントを上回る性能を持っているのは間違いない。

 エース機を量産型にしたような感じの性能を持つ機体だ。

 少し大袈裟だが、シャドウミラーで量産型Wが乗っているシャドウ……ゲシュペンスト・シャドウと同じようなタイプだ。

 シャドウは非常に高性能な機体で、普通に考えればエース級が乗っても不思議ではないだけの性能を持つ。

 もっとも、量産型Wそのものが既にエース級の実力を持っているのだが。

 まぁ、シャドウとクラウダでは性能が圧倒的に違う。

 特性的な意味では似てるが、言ってみればそれだけでしかない。

 あるいは宇宙革命軍にしてみれば、それだけの高性能機を作ったからこそ、他の機体は開発しても資源やリソースの無駄になると判断したのかもしれないな。

 そうでなければ……もしかしたら、宇宙革命軍にとってはクラウダを開発して量産するだけで精一杯だったとか?

 宇宙革命軍がどのような状況なのか分からないので断言は出来ないが、それでもそういう可能性は十分にある。

 だとすれば、俺達が思っている程に宇宙革命軍は厄介な存在ではない……そんな可能性もあるのか?

 だからといって、油断出来るような相手でないのは間違いないだろうが。

 ダラニを使ってコロニーレーザーに近付いていく。

 既にコロニーレーザーの護衛艦隊から発進したクラウダは、こっちとの戦闘に入っていた。

 ウィル・ウィプス隊の方は普通にクラウダを倒しているし、シロガネから発進したシャドウミラーの実働班にいたっては、多数のクラウダを倒している。

 

「あー……あれは仕方がないか」

 

 そう俺が口にしたのは、ムラタの操縦するトリニティゲインとエキドナの操縦するヴァイサーガを見たクラウド達が露骨に動揺している光景を見てだ。

 無理もない。

 他のPTとかはMSとそうサイズの違いはないものの、トリニティゲインとヴァイサーガは特機……いわゆるスーパーロボットだ。

 その全高はMSとは比べものにならないくらいに大きく、そういうのがいると知っていればともかく、何も知らない状況でいきなり特機を目の前にしたら、それで驚くなという方が無理だろう。

 ましてや、新連邦と同じく宇宙革命軍のパイロットも実戦経験は決して多くはない。

 そんな状況で特機を目にすれば、動きが鈍るのは当然だった。

 そして動きの鈍った敵を相手に手加減するような真似は、ムラタやエキドナがする筈もない。

 動揺や驚きで動きの鈍ったクラウダは、あっという間にトリニティゲインとヴァイサーガによって撃破される。

 ドートレス・ネオのビームライフルを数発まともに食らっても耐えるクラウダの装甲だったが、さすがに特機の一撃は防げなかったらしい。

 それこそ特機の一撃で数機のクラウダが纏めて撃破される。

 そんな圧倒的な光景に護衛艦隊から出撃してきた他のクラウダの動きが止まる。

 よし、これがチャンスだな。

 ダラニに乗ったまま十分にコロニーレーザーに近付いたので、そのままダラニは適当に戦場の方に向かわせる。

 味方の信号が出てるので、誰かがダラニを見つけたら使うだろう。

 ニーズヘッグだけになったところで、ASRSとミラージュコロイドを同時展開して姿を消す。

 ASRSとミラージュコロイドの双方を同時に使えば、レーダーでも映像モニタでも、それどころか肉眼でも見つけるのは難しい。

 どちらかといえば、ミラージュコロイドがメインで、ASRSはその補佐といった形なのだが。

 ともあれ、今のニーズヘッグを見つける事は科学技術では難しい。

 ミラージュコロイドやASRSの存在を知っていて、それがどういう原理で動いているのかを分かっていれば、対抗出来る手段もあるだろうが……このX世界には存在しない技術だ。

 もっともコロニーレーザーの中にニュータイプでもいれば、俺が近付いてくるのを察知出来るかもしれない。

 そういう意味では、科学技術の類ではなくニュータイプ能力や魔法といった超常的な力の方がこっちの存在を把握出来るのかもしれないな。

 だとすれば、ニュータイプ至上主義とも呼ぶべき宇宙革命軍のコロニーレーザーだけに、油断は出来ないだろう。

 もっともコロニーレーザーにニュータイプがいれば、ティファ、アベル、ルチル……もしくはカリス辺りが気が付いてもおかしくはなかったが。

 俺に苦手意識を持つティファや幼児退行していて精神が子供のアベルはともかく、ルチルやカリスはその辺を察知出来れば通信で連絡をしてきてもおかしくはない。

 そういう意味では、恐らく心配はいらないんだろうと思う。

 にしても、コロニーの周囲にある……ミラーか? あれは結構邪魔だな。

 UC世界の連邦軍が使ったソーラ・システムと同じような感じのミラーだが、もしかしてこのミラーもコロニーレーザーのシステムの1つだったりしないよな?

 ……いや、こうしてコロニーの周囲に大量にあるんだから、システムの1つと考えた方が無難か。

 とはいえ、さすがにこれを全部持っていくのはどうかと思うので、数個程度持って帰れば、技術班の方で対処してくれる筈だ。

 十分にコロニーに近付いたところで、俺はニーズヘッグでの移動を止める。

 そのままコックピットを開くと同時に、ニーズヘッグを収納。

 これからコロニーとかを確保するのに、ニーズヘッグをそのままにしておく訳にもいかない。

 もし俺がコロニーレーザーにいる間に、誰か……それこそ宇宙革命軍の者達や、場合によっては新連邦の者達がパイロットのいないニーズヘッグを見つけて、それを確保しようと考えてもおかしくはない。

 宇宙革命軍はともかく、新連邦はニーズヘッグがどれだけの力を持っているのか分かっている筈だし。

 転移する為のアギュイエウスについては知られていないと思うが。

 基本的に転移する時はウィル・ウィプスの格納庫で転移していたし。

 そんな訳で、ニーズヘッグは空間倉庫に収納しておいて、コロニーレーザーを確保してから改めて出した方がいい。

 パイロットスーツの類を着ない、生身の状態で宇宙空間を移動する。

 まず真っ先に向かったのは、コロニーレーザー本体……ではなく、ミラー。

 コロニーレーザーは消えればその時点で何か異変が起きてるというのが知られるので、まずは数の多いミラーからにしたのだ。

 勿論、このミラーもコロニーレーザーのシステムである以上、宇宙革命軍側ではしっかりと補足してるだろう。

 しかし、それは普段の話だ。

 今のような戦闘中にそのような事にまで意識が回っているとは思えない以上、見つかる可能性は低い。……コロニーレーザーよりは。

 そうしてあっさりと収納すると、次にコロニーレーザーに向かう。

 さて、後はコロニーレーザーの中に誰かいないかどうかだが……

 そんな風に思いつつ、コロニーレーザーに触れながら空間倉庫に収納しようとすると、予想外な事に、あっさりとコロニーレーザーが収納されるのだった。




アクセル・アルマー
LV:44
PP:2150
格闘:309
射撃:329
技量:319
防御:319
回避:349
命中:369
SP:1995
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
   努力 消費SP8
   集中 消費SP16
   直撃 消費SP30
   覚醒 消費SP32
   愛  消費SP48

スキル:EXPアップ
    SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
    念動力 LV.11
    アタッカー
    ガンファイト LV.9
    インファイト LV.9
    気力限界突破
    魔法(炎)
    魔法(影)
    魔法(召喚)
    闇の魔法
    混沌精霊
    鬼眼
    気配遮断A+

撃墜数:1797
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