転生とらぶる2   作:青竹(移住)

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3526話

 コロニーレーザーがいきなり消えた事は、恐らく戦場にいる多くの者達が気が付いたのは間違いない。

 戦場全体に動揺したような、一体何があったのか分からないような、そんな雰囲気が形成されたようにすら感じる。

 もっともそれはあくまでも俺がそんな風に感じただけで、実際には違ったのかもしれないが。

 俺にしてみれば、コロニーレーザーくらい空間倉庫に収納するのはそう珍しい話ではない。

 しかし、何も知らない者達にしてみればコロニーレーザー……つまりコロニーそのものとそう大きさの違わない物がいきなり消えたのだから、それに驚くなという方が無理だろう。

 ……ただし、シロガネの面々についてはそんな混乱は全くなかったが。

 シロガネに乗っているのはシャドウミラーの面々なので、当然だが俺が空間倉庫という力を持っているのを知っている。

 それどころか、ホワイトスターを収納していたというのも知ってるだろうし、それ以外にもジェネシスやリーブラ、バルジといったコロニーサイズの巨大建造物を収納したのも知っている。

 そんな面々にしてみれば、俺がコロニーレーザーを収納するというのは今更といったところなのだろう。

 トライロバイト級の円と美砂は……こっちもあまり動揺はしていない。

 いや、動揺をしていないというよりは、大規模な戦いの中でそちらに集中しており、それどころではないといったところか。

 ちなみにメギロートやバッタといった無人機は当然ながらそんな周囲の様子を気にしておらず、無人機として宇宙革命軍の面々と戦っているだけだ。

 フリーデンⅡは……こっちもかなり動揺してるのか、ベルティゴの動きがかなり鈍いように思える。

 新連邦とサテリコンの軍艦は、完全に理解不能の出来事らしく、動きはかなり鈍い。

 そんな様子を眺めつつ、俺はニーズヘッグを取り出す。

 恐らく、コロニーレーザーが突然消えた事で動揺している者達は、その宙域に突然ニーズヘッグが姿を現したのを見て、動揺している者もいるだろう。

 だからといって、それでどうにか出来るとは思えないが。

 ともあれニーズヘッグの中に入ると、すぐウィル・ウィプスに通信を送る。

 

「ウィル・ウィプス、こちらアクセルだ。当初の予定通り、コロニーレーザーの確保に成功。ダリア作戦の阻止は成功した」

 

 予想通り、コロニーレーザーのあった周辺には俺が少しだけ奪ったミラーの類がある。

 だが、そのミラーについては……いや、出来ればもっと奪っておきたいところなんだが。

 ただ、あのミラーは結構な量が……いや、そうだな。別にミラーを集めるのは俺じゃなくてもいいのか。

 

「マリュー、それとついでに要望だ。メギロートやバッタで、周囲にあるミラーを出来るだけ確保してくれ。これはあくまでも出来るだけで構わない。結構な数があるから、俺だけで集めるのは面倒だ」

『分かったわ。じゃあ……そうね。円と美砂に連絡をしておくから、向こうのメギロートやバッタに任せるけど、それでいい?』

「ああ、それで構わない。それと向こうがどう反応するのか……いや、もう壊滅してるか」

 

 ちょうど最後に残っていたコロニーレーザーの護衛艦隊の軍艦の1隻が爆発したのを見て、そう言う。

 これがあるいはもっと多数の……ここに来るまでの場所に配置している戦力も集まっていれば、こうも簡単に撃破されるといった事はなかっただろう。

 だが、あの程度の戦力しかなく、それでいてこっちの戦力が揃っている状況では……そう考えると、寧ろよくここまで保ったと言ってもいい。

 コロニーレーザーが宇宙革命軍にとって切り札であると、そう思っていたからこそ士気が高かったのかもしれない。

 ランスローが戻ってくるようなことは出来なかったが、それでも精鋭と呼ぶに相応しいだけの戦力が揃っていたからこそ、何とかなったのだろう。

 ……もっとも、その精鋭達にとっても自分達にとって非常に重要なコロニーレーザーが何故か消えたので、それが精神的に大きなショックだったのは間違いないだろうが。

 

「敵も全滅したし、コロニーレーザーの確保も終わった。あとはトライロバイト級の方のメギロートやバッタがミラーを集め終わったら、とっとと戻るぞ」

『そうね。……あら? ちょっと待って。新連邦の軍艦から通信が入ってるわ』

「新連邦の? 何の用件だ?」

『さぁ? それを聞くから、ちょっと待っててちょうだい』

 

 そう言い、一旦通信が切れる。

 この状況で新連邦がこっちに通信を送ってくる?

 普通に考えれば、コロニーレーザーをどうしたのかといった事を聞く為とか?

 新連邦の連中にしてみれば、一体何が起きたのか全く理解不能だろうし。

 ともあれ、俺はウィル・ウィプスに戻る。

 このまま宇宙空間に浮かんでいても、あまり意味はないしな。

 なら、ウィル・ウィプスに戻っておいた方が、この先もし何があっても対応はしやすい。

 そう考えていると……

 

『ねぇ、アクセル。新連邦の軍艦からなんだけど……このままここで宇宙革命軍の戦力を削りたいと言ってるんだけど……どうする?』

「宇宙革命軍の戦力を? やろうと思えば出来るけど、それは新連邦にとって決して好ましい出来事じゃないんじゃないか?」

 

 ここで宇宙革命軍の戦力を減らすのが有効な方法なのは事実だ。

 だが、この戦力……一応新連邦やサテリコンもいるが、基本的には北米連邦の戦力で対処した場合、その功績は当然のように北米連邦のものとなる。

 宇宙革命軍の打倒を目指しているサテリコンはともかく、新連邦にしてみれば手柄を全て俺達に奪われたという事になると思うんだが。

 

『私もそう思ったんだけど……多分、あれは自分の手柄にしたいんでしょうね』

「なるほど。ブラッドマンの部下らしいと言えばらしいのかもしれないが」

 

 新連邦から派遣されてきた軍艦の艦長にしてみれば、恐らく俺達の力をそこまで信じてなかったのだろう。

 転移能力という、普通に考えればとてもではないが信じられない能力は持ってるかもしれないが、言ってみればそれだけだと。

 MS戦での実力はそこまでではないと。

 MSの戦いとしては、それこそ南アジアの一件やそれ以外にも何度もぶつかっているので、能力を理解していないというのは疑問だが。

 それに新連邦が宇宙革命軍に奇襲された時、俺達はそれを助けたんだから、こっちの実力を侮っているというのは間違いか?

 ともあれ、新連邦の艦長にしてみれば俺達が今回のように宇宙革命軍を圧倒するだけの力を持っているとは思わなかった。

 そんな中で、実際に敵を圧倒してみせたのだ。

 それを見ていた者にしてみれば、自分が主導権を握って……具体的には自分の指揮の下で残っている宇宙革命軍を倒せば、それは戦後において非常に大きな意味を持つと考えてもおかしくはない。

 そう短絡的に考えて行動する奴をブラッドマンが重用するかどうかは、また別の問題だろうが。

 とにかく向こうにしてみれば俺達の戦力を使っていいように手柄を挙げたいのだろうが……

 

「断るとしよう。ここに来た目的は、あくまでもダリア作戦の阻止だ。コロニーレーザーを確保してダリア作戦が実行不可能になった以上、ここで無意味に戦力を消耗する必要はない」

『あら、いいの? その艦長の思惑に乗るかどうかはともかく、ここで宇宙革命軍の戦力を減らすというのは、私達にとっても悪くない選択だけど』

「そうかもしれないな。けど、向こうの要望を聞いた結果として、北米連邦……というより、シャドウミラーをいいように使えると妙な勘違いをされるのは面白くない」

 

 勘違いをさせておいて、いざという時は向こうの思惑を裏切る……そういう選択肢もない訳ではないのだろうが、わざわざそんな風にする必要もない。

 

『アクセルがそう言うのなら、それで構わないけど。……じゃあ、ジャミルにも話を通しておくわね』

「頼む。それと向こうに戻ったらブラッドマンに今回の件について苦情を入れるようにジャミルに言っておいてくれ」

 

 これが敵対している相手ならともかく、今は仮にも停戦状態の相手で、協力して宇宙革命軍と戦っている相手だ。

 そんな中で無能な味方というのは非常に厄介な相手だ。

 しかも功を焦るような無能の味方となったら、もう……

 でも、俺達と一緒に行くように新連邦の上層部に言われたという事は、実際には有能だったりする可能性もあるのか?

 そうだといいんだがと思いつつ、ウィル・ウィプスの格納庫に到着して、ニーズヘッグから降りる。

 量産型Wやエルフに機体の整備を頼むと、次々と他のMSが戻ってきてるのに気が付く。

 何機かはダラニに乗っていないな。

 ということは、敵にぶつけて自爆させたのか、あるいは盾にして破壊されたのか。

 もしくはダラニに慣れなくて俺みたいに途中で捨てたか。

 別に俺はダラニに慣れない訳じゃなくて、邪魔だから捨てたんだけどな。

 ミラージュコロイドやASRSを使う上では邪魔になるし。

 

「おい、アクセル。コロニーレーザーを奪ったって本当か!?」

 

 ガイアが血相を変えて俺に向かってそう聞いてくる。

 何故ガイアがそこまで?

 そう思ったが、ガイアは元ジオン軍でソーラ・レイの件も知っている。

 だとすれば、俺が本当にコロニーレーザーを奪取したのかどうか、気になって聞いてきてもおかしくはない……のか?

 そう思うも、この件については別に隠すような事でもないので素直に頷く。

 

「ああ。無事に奪ったぞ。コロニーレーザーの周囲にあったミラーも、円や美砂のトライロバイト級が集めてくれてるから恐らく結構な量を集められる筈だ」

 

 護衛艦隊はコロニーレーザーの側にいたので、今回の戦闘によって結構破壊されているとは思う。

 だが、それでも戦いで全てが破壊されている訳でないのは、きちんと確認していた。

 マリューがあのように言っていた以上、もう円や美砂には連絡が入っており、ミラーの回収作業を進めている筈だった。

 

「コロニーレーザーを奪うとは聞いていたが、まさか本当にそんな真似をするとはな。……だが、アクセル。コロニーレーザーをどうするつもりだ?」

「コレクション……って訳じゃないけどな。まだ正確にどうするのかは決まってないが、俺としてはUC世界で月の周囲に護衛用に設置するつもりだ。……実際に使えるようになるかどうかは、色々と調べてみないと分からないが」

「月に? ……なるほど、連邦の件を思えば、そういう風にした方がいいのかもしれないな」

 

 ガイアの様子を見ると、最近連邦では強硬派が増えているという話は本当なんだろう。

 1年戦争で勝利をして、しかもその立役者であったレビルが死んでしまった事がその理由だろう。

 良くも悪くも、レビルの存在は連邦にとって大きすぎた。

 そのレビルがいなくなった以上、そう簡単に後継者が出て来るということはないのだろう。

 大きな存在だったからこそ、後継者となれる者はいない。

 聞いた話だと、以前俺もちょっとだけ会ったコーウェンというのがレビルの派閥の中ではそれなりに大きな力を持っていたみたいだが、それでも当然ながらレビル程ではない。

 早いところコーウェンに相応の力を持って貰わないと、強硬派の力が強くなる一方なんだが。

 強硬派にしてみれば、自分達は連邦という強大な組織に所属してるのだから、もっと優遇されてもいいと、そんな風に考えたりしてもおかしくはない。

 また、UC世界的には地球にいる者達がエリートで、宇宙に住んでいる者は劣っている者だという認識の者も多い。

 ……ギレンのように、宇宙に住んでいる者こそがエリートだという風に考える者もいたりするのだが。

 地球に住む者の中には、宇宙に住む者を宇宙人といったように、既に地球人ではないと考えている者もいる。

 そのような状況だけに、強硬派が力を持てば嫌な予感しかなかったりする。

 コロニーレーザーを月の護衛に回すのは、それが理由でもあった。

 

「だろう? それにコロニーレーザーを調査するには、結局のところどこかに出す必要がある。なら、調査が終わった後ですぐ使えるように、UC世界の月の周辺に置いておくのは悪い話じゃないだろうし」

 

 ウィル・ウィプスのような巨大なオーラバトルシップであっても、魔法球の中では出す事が出来るし、調べる事も出来る。

 だが、さすがにコロニーレーザー程の大きさともなれば、魔法球の中で出すのは難しいだろう。

 それに魔法球の中では当然だが重力がある。

 その重力によってコロニーレーザーに大きな被害が出る可能性は十分にあった。

 宇宙革命軍がコロニーレーザーをどのようにして作ったのかは、生憎と俺にも分からない。

 だが、それでもコロニーレーザーである以上は重力下での作業ではなく、宇宙空間で作った可能性が高い。

 であれば、それを調べるのも宇宙空間でやるのが最善の選択だ。

 

「そうだな、助かるよ。今となっては月は俺の……俺達の帰る場所だ。それを守るのなら、何でもしてやる」

 

 以前ラルに兵隊ヤクザと称された事があるガイアだったが、その言葉には真摯な色があった。




アクセル・アルマー
LV:44
PP:2150
格闘:309
射撃:329
技量:319
防御:319
回避:349
命中:369
SP:1995
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
   努力 消費SP8
   集中 消費SP16
   直撃 消費SP30
   覚醒 消費SP32
   愛  消費SP48

スキル:EXPアップ
    SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
    念動力 LV.11
    アタッカー
    ガンファイト LV.9
    インファイト LV.9
    気力限界突破
    魔法(炎)
    魔法(影)
    魔法(召喚)
    闇の魔法
    混沌精霊
    鬼眼
    気配遮断A+

撃墜数:1797
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