転生とらぶる2   作:青竹(移住)

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3533話

 DOMEとの接触の後、これからどうするのかという話になる。

 なお、俺達がいるのはまだDOMEの中で、DOMEの意思とでも呼ぶべき光球はティファの側にいる。

 ……そんな光球に興味を持った様子のアベルだったが、DOME的にはアベルってどういう風に思われてるんだろうな。

 俺と接触した影響で幼児退行してしまったものの、もしかしたら……本当にもしかしたらだが、DOMEならアベルを元に戻せるんじゃないのか?

 もっとも、元に戻ったら戻ったでどういう行動をするのかが分からないのが不安だったが。

 

「フロスト兄弟がDOMEに登録した以上、そして新連邦の艦隊を殲滅させた以上、宇宙革命軍に協力してるのはほぼ間違いないだろ? なら、宇宙革命軍の本拠地に向かえばいいだけだろ?」

 

 ガロードのその言葉に何人かが頷く。

 ちなみにレモン達……というかシロガネの面々は離れた場所で待機している。

 今回の件はあくまでもX世界の……それも北米連邦の出来事である以上、基本的には傍観するといった立場なのだろう。

 傍観である以上、意見を求められれば答えるだろうが。

 

「でも、そうなると私達だけで宇宙革命軍と戦う事になるんでしょう? 新連邦はどうするの?」

 

 トニヤの言葉的に、俺達だけで宇宙革命軍に行くのは反対らしい。

 純粋に戦力という事なら、ウィル・ウィプスとシロガネがいる以上は全く何の問題もないんだが。

 

「でも、新連邦の艦隊はフロスト兄弟の攻撃で壊滅したでしょう? そうなると、また新連邦の方で戦力を集めて貰う必要があるけど……そう簡単にはいかないんじゃない?」

 

 サラはトニヤの意見に反対らしい。

 意外だな。どっちかと言えばトニヤがイケイケで、サラがそれを抑える役目だと思っていたんだが。

 サラにしてみれば、早いところ戦いを終わらせてジャミルと一緒に安全な仕事をしたいのかもしれないが。

 そう思いながらジャミルの方を見ると、そこではジャミルがかなり悩んでいる様子だった。

 ジャミルにしてみれば、今の状態をどうにかするのなら早い方がいいのだろうが、同時に俺達だけで宇宙革命軍と戦って、それによってこっちが被害を受けたところで新連邦に襲撃されるのを警戒しているといったところか?

 

「ジャミルはどう思う?」

 

 そんなジャミルに尋ねてみる。

 するとジャミルは、まさかこの状況で自分に意見を聞かれるとは思ってなかったのか、数秒沈黙した後で口を開く。

 

「DOMEのおかげで……いや、この場合はアクセルのお陰か? とにかく、フロスト兄弟がサテライトキャノンを使った攻撃が出来なくなったのは間違いない。それはこちらにとって幸運な知らせだが、このままにしておくのは危険だと思う」

「何故でしょう?」

 

 サラがジャミルにそう聞く。

 サラは宇宙革命軍を今のうちに叩いておく方が派閥だったんだが、それでもジャミルに尋ねるのは、ここで聞いておいた方がいいと判断したからだろう。

 後でトニヤ達に不満を言われたくないという思いもあるのかもしれないが。

 

「フロスト兄弟が宇宙革命軍に亡命……というか協力する際には、サテライトキャノンを使えるというのを条件にしていてもおかしくはない。実際、サテライトキャノンはそれだけの威力を持つ武器である事は、多くの者が知ってると思う」

 

 シロガネ組の方は、GXやDXのデータは頻繁に送っているので、サテライトキャノンがどのような武器なのかも知っているだろう。

 アウル辺りは見るのが面倒だといって見てない可能性もあるが。

 ただ、スティングやイザークと一緒に住んでいる以上、アウルも結局見せられてはいるだろう。

 他には……ムラタ辺りも見てない可能性があるか?

 ともあれ、シャドウミラー組は映像データとかを見て確認してるだろうから気にする必要はないだろうが、サテリコン組は違う。

 15年前の戦争に参加をしている者なら、もしかしたらジャミルが……あるいはそれ以外の者が使ったGXやGビットのサテライトキャノンを見た事があるかもしれない。

 しかし、そうでない者は話を聞いたくらいだろう。

 そして話だけでは、サテライトキャノンの威力についてどこまで想像出来るのか難しい。

 もしダリア作戦の阻止の時に俺がコロニーレーザーを欲しがらなかった場合は、サテライトキャノンを使ってコロニーレーザーを破壊するといった展開もあったかもしれないが、生憎とそういうのはなかった。

 そうである以上、パーラを含めた若い面々はそのサテライトキャノンについては実感としてどういう威力なのかは分からなくてもおかしくなかった。

 

「だが、DOMEのお陰でフロスト兄弟はサテライトキャノンを使えなくなったし、もう二度とフラッシュシステムを使ってDOMEに登録するような事も出来ない」

「一応追加すると、もしそのフロスト兄弟が直接ここに来て自分達の登録をしようとした場合は防ぐことが出来ないだろうね。もっとも、この基地はGビットによって守られている。それをどうにかするのはかなり難しいだろうけど」

 

 ジャミルの言葉を補足するように、DOMEが言う。

 にしても……なるほど。フラッシュシステム経由ではなく、直接登録するといった真似も出来るのか。

 DOMEが言うように、Gビットがいる以上はフロスト兄弟のような腕利きであってもそれをどうにかするのは難しいだろうが。

 宇宙革命軍の戦力を使えば、あるいはどうにかなるか?

 とはいえ、サテライトキャノンを使えると言って接触してきたフロスト兄弟が実はサテライトキャノンを使えないと知って、それでも尚フロスト兄弟が信じられるかとなると……正直、微妙だろう。

 それこそ月に来るよりも、フロスト兄弟を処分してしまった方がいい。

 新連邦を率いるブラッドマンが死に、新連邦が頑張って数を揃えたのだろう宇宙艦隊も消滅した。

 ぶっちゃけ、宇宙革命軍にしてみれば漁夫の利どころの話ではない。

 もっともそれはあくまでも宇宙革命軍と新連邦の間の話で、北米連邦の存在を完全に忘れていたが。

 

「DOMEが言うように、ここにはGビットがあるとはいえ、それでも数を揃えてきては宇宙革命軍に占拠される可能性がある。知っての通り、宇宙革命軍のクラウダはかなり高性能なMSだ。単純なスペックでは、Gビットよりも上回っていると考えてもいいだろう」

 

 ジャミルのその言葉は、恐らく正しい。

 とはいえ、それで勝っているのは純粋な性能だけでしかない。

 MS戦闘で重要なのは、MSの性能もだが、それと同等……あるいはそれ以上にパイロットの存在も重要だった。

 他にも戦場の重要性とかもあるが、それについては今は取りあえず置いておくとして。

 特にGビットは無人機という事もあり、Gとかそういうのを気にしなくてもいい。

 普通のパイロットは、俺みたいにGを無視したり、もしくはシャドウミラーでは標準となりつつあるように気や魔力を使って身体強化をしたりといった真似は出来ない。

 そういう意味で、Gビットは性能はクラウダより低くても、戦えば勝てる。

 ましてや、Gビットは無人機である以上、壊れたら即座に新しい機体を製造するといった真似も出来る。

 それに対し、宇宙革命軍側ではパイロットは1人ずつ生きてるのだ。

 パイロットが1人死ぬというのは、宇宙革命軍にとってはそれだけで大きな損失となる。

 パイロットというのも、育てるには相応のコストが掛かっているのだから。

 ましてや、MSのパイロットは努力もそうだが、才能が非常に大きな意味を持つ。

 その辺を考えれば、宇宙革命軍が月を攻めるのは損失が大きすぎると判断してもおかしくはなかった。

 

「しかし、宇宙革命軍がその時に受ける被害を考えれば、その手段を取る可能性は決して高くはないだろう。月の攻略で使う戦力を北米連邦との戦いに使いたいとも思う筈だ。……また、フロスト兄弟が向こうに味方することによって、向こうにも北米連邦についてかなり詳細な情報がもたらされるだろう」

「けど、フロスト兄弟だぜ? こっちの情報を素直に話すと思うか?」

 

 ガロードの言葉に、何人かの者達が同意するように頷く。

 なるほど、現時点において北米連邦に対する情報を持っているのは基本的にフロスト兄弟だ。

 そうである以上、こちらの情報をどのくらい渡すのかもフロスト兄弟の匙加減となる。

 フロスト兄弟にしてみれば、その辺が自分達にとっての非常に大きなアドバンテージとなる訳だ。

 

「その可能性は十分にあるだろう。だが……それはつまり、こっちにとっても悪い話ではない。フロスト兄弟が主導権を握ろうとして行動しているのなら、こちらはそれに乗じて動けばいいのだから。そうなると、こちらの情報を何も持っていない宇宙革命軍に攻撃をするという事が可能となる」

「けどよ、補給とかはどうするのさ? 俺達は今までの戦い……新連邦の救出やダリア作戦の阻止でそれなりに消費してるんだぜ?」

 

 ロアビィがそういう風に言うのは、ロアビィの機体……レオパルドデストロイが弾薬の消費が激しいからだろう。

 勿論、ウィル・ウィプスとかには結構な弾薬とか物資とかその他諸々が詰め込まれているので、本来ならその辺は心配いらないのだが……それでも万が一を考えての事か。

 もっとも、その意見なら最悪の場合はアルカディアにシステムXNの転移を使って戻り、そこで補充すればいいだけなんだが。

 システムXNの便利さを有効活用しない手段はないし。

 そんな風に思っていると、DOMEが口を開く。

 

「補給作業であれば、ここで行うといい。ここは元々基地だったのだ。補給物資もそれなりに残っているだろう」

「……いいのか?」

 

 DOMEのその言葉に、ジャミルが驚きながら言う。

 ジャミルにしてみれば、まさかそのような事をDOMEが言うとは思っていなかったのだろう。

 それは他の者達も同様で、何人もが驚きの表情を浮かべていた。

 

「構わない。それが大いなる者の助けになるのなら」

 

 その言葉で俺に視線が集まる。

 なるほど、俺が理由なのか。

 それなら納得も出来る、か?

 DOMEは白いイルカやカリスのように、俺を上位存在として認識してるのだから。

 それを思えば、この件はそこまでおかしな事ではない。

 

「DOMEが協力してくれるのなら、問題はないな」

 

 ジャミルに視線を向けられたロアビィは特に異論もないかのように頷く。

 ロアビィにしてみれば、補給物資……特に弾薬の件はレオパルドデストロイを操縦する上で必須なものだが、それが解決するのなら問題はないのだろう。

 この基地にある弾薬の類がレオパルドデストロイにどこまで流用出来るのかは、生憎と俺にも分からなかったが。

 とはいえ、DOMEではGビット……つまりガンダムを使っている。

 同じくガンダムのレオパルドを改修したレオパルドデストロイとの間では、弾薬を共通して使うことが出来てもおかしくはなかった。

 そうして他にも何人かから反対……というか疑問が上がるものの、ジャミルはそれに対して答えていく。

 するとやがては誰も反論を思いつかなくなり、最終的にはジャミルの意見……このDOMEで補給してから宇宙革命軍との間で決着を付けるというのが受け入れられることになる。

 ちなみにシャドウミラーの面々は特に何かを言ったりはしない。

 この世界の事はこの世界の者で決めた方がいいと思っている者も多いが、それ以上に現在のシャドウミラーはジャミルに雇われているという形なのだ。

 千鶴がジャミルと交渉した結果である以上、それに異論を持つ者はいない。

 ……異論があっても、千鶴に対して不満を言うような事をすれば一体どうなるか、シャドウミラーにいる者達なら理解している。

 ムラタですら、余程の事がなければ千鶴に逆らうような真似はしないと言えば、千鶴が持ってる圧倒的な迫力がどれだけのものかというのが分かりやすいだろう。

 そんな訳で、話は決まって早速行動に移る。

 

「DOME、補給とかそういうのはどれくらいで用意出来る?」

「用意するのはすぐですが、作業そのものは大いなる者達にやって貰う必要があります」

「そうか」

 

 見た感じ、DOMEにはコバッタのように作業用の機械とかはいないように思える。

 だとすれば、こっちでやるしかないのは間違いないのだろう。

 疑問なのは、Gビットの補給作業とかその辺をどうしてるかだが……まぁ、多分Gビット用の方法が何かあるのだろう。

 DOMEを拠点とするのなら、もっとしっかりと調べた方がいいのかもしれないが。

 X世界で月を拠点とするのは……あまり気が進まないんだよな。

 そもそも地球が未だに壊滅状態なのに、月を拠点にしても旨みがない。

 敢えて挙げるとすれば、マイクロウェーブ関係の技術とかか?

 ただ、それは適当に調べればそれで十分な訳で……

 

「そうだ。アクセル。どうせ半日……いえ、休憩する時間も考えると1日は暇でしょう? なら、シーマやクリスとデートをしたら?」

 

 不意にレモンがそう言うのだった。




アクセル・アルマー
LV:44
PP:2150
格闘:309
射撃:329
技量:319
防御:319
回避:349
命中:369
SP:1995
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
   努力 消費SP8
   集中 消費SP16
   直撃 消費SP30
   覚醒 消費SP32
   愛  消費SP48

スキル:EXPアップ
    SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
    念動力 LV.11
    アタッカー
    ガンファイト LV.9
    インファイト LV.9
    気力限界突破
    魔法(炎)
    魔法(影)
    魔法(召喚)
    闇の魔法
    混沌精霊
    鬼眼
    気配遮断A+

撃墜数:1797
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