転生とらぶる2   作:青竹(移住)

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3534話

「さて、それでどこに行く? DOMEの中は不案内だし、かといってウィル・ウィプスの中でデートをするのもどうかと思うし」

「そうだね。一応DOMEからこの基地の人員がストレスを解消する為に庭を用意していると言っていたし、そっちにはどうだい?」

「月の庭と言われると少し幻想的だけど……ルナ・ジオンを知ってる私達にしてみれば、そんなに不思議でもないわね」

 

 俺の問いにシーマとクリスがそれぞれ答える。

 レモンの提案によって、俺はシーマとクリスの2人とデートをする事になった。

 それ事態は特に何の問題もない。

 いや、寧ろ望むところか。

 レモンにとっても、既にシーマやクリスは身内という認識があるんだろう。

 だからこそ、こうして最後の一押しをしたといったところか。

 勿論俺にとってもシーマやクリスとのデートは反対という訳ではない。

 モニクやクスコとの一晩はあったが、結局その2人とも以前の関係のままだ。

 その理由として、自分達と一緒にX世界に派遣されてきたシーマやクリスがまだ俺と結ばれてなかったからというのがある。

 そしてこのX世界の諸々も、そろそろ終わりに近付いている。

 ブラッドマン率いる新連邦はまだ残っているものの、主導権を握っていたブラッドマンが死んだ以上、これからの新連邦はまともに動くとは思えない。

 それこそ新連邦内部で主導権を争い、内乱になってもおかしくはなかった。

 そうなれば、侵略戦争も続ける訳にはいかず、何だかんだと落ち着くだろう。

 宇宙革命軍の方は……これから俺達が片付ければ、それでいいだろうし。

 多分だけど、宇宙革命軍を片付けたらX世界の宇宙はサテリコン辺りが纏める事になるんだと思う。

 だとすれば、やっぱりこの先はそう時間が掛からないうちにこの……この……

 

「なぁ、シーマ、クリス。今のこの状況ってなんて表現すればいいんだ? 戦争って程には大規模じゃないし」

「いきなりなんだい? けど、そうだね。反乱というのも少し違うし……」

「紛争じゃない?」

「それだ」

 

 クリスの言うように、現在のこの状況は規模的に見て戦争とは到底呼べない。

 いやまぁ、X世界の者達にしてみれば戦争と呼んでもいいのかもしれないが、俺達にしてみればこれは戦争ではなく紛争規模だろう。

 そんな紛争が終われば、俺達にとってもこの世界での問題は……というか、原作は終わりになる。

 勿論、それはあくまでも今のところの俺の予想であって、場合によってはこの世界の原作の続編がある可能性も否定は出来ない。

 何しろ、恐らくだが現在俺達がいるこのX世界はこの世界を舞台にした2作目の作品だろうし。

 1作目は恐らくジャミルが主人公だった話だというのが俺の予想だ。

 そんな1作目の続きが現在の状況なのだから、3作目がないとは限らない。

 その場合は、主人公が誰になるんだろうな。

 ガロードとティファの子供か、もしくは全く別の人物が出てくるのか。

 とにかくその辺は俺にも分からなかったものの、この世界においてはこの先に何か騒動が起きるという可能性は考えておいた方がいいかもしれない。

 

「で、紛争がどうかしたの?」

「いや、この世界の紛争もそろそろ終わりだと思ってな。だとすれば、シーマやクリスもそろそろUC世界に戻る事になるなと考えていたんだよ」

「そうだね。この世界での時間もそろそろ終わりかい。そうなると少し寂しいのは間違いないね」

 

 クリスもまたシーマの言葉に頷いていた。

 今のような時間が終わるのは、クリスにとっても寂しいのだろう。

 

「まぁ、とにかく……この世界にもあまり長くいられないんだ。その短い時間をゆっくりと楽しむとしよう。レモンにお膳立てして貰ったデートだが、いつまでもここにいる訳にもいかないし、そろそろ行くか」

 

 そう言い、俺はシーマとクリスの2人と共に庭に向かうのだった。

 

 

 

 

 

「ほう、これはなかなかに凄いね。DOMEが手入れをしてる訳でもないだろうに」

 

 庭を見たシーマの第一声がそれだった。

 実際、そんなシーマの言葉は俺にとっても十分に理解出来る。

 DOMEしかおらず、他に生きている人間は誰もいないのだ。

 つまり、この庭も草を刈ったり、伸びた木の枝を切ったりといった真似をするのは、DOMEがやる必要がある。

 多分、そういう専門の機械があるんだろうけど。

 もしかしたら、庭とは名ばかりで荒れ放題かと思っていただけに、この光景はちょっと意外だった。

 

「もしこれで実は荒れ放題だったら、デートをする前に俺達がこの庭を掃除したりしなければならなかったのかもしれないな」

「それは……デートとしてはどうなのかしら。あ、でもそれはそれで私達らしいかもしれないわね。アルがいれば喜んでくれたかもしれないけど」

「アルか……」

「誰だい?」

 

 俺とクリスだけでアルの事について考えていると、シーマがそう尋ねる。

 シーマにしてみれば、自分の知らない相手についての話で俺とクリスが話しているのが少し面白くなかったのだろう。

 あるいは単純に疑問に思っただけなのかもしれないが。

 

「俺がクリスと初めて会った時、一緒に知り合った子供だな。サイド6のリボーに住んでいる。クリスとは幼馴染み……というのはちょっと違うか」

「そうね。幼馴染みというのはその言葉通り幼い時から一緒にいる相手の事だし、私とアルはちょっと違うかもしれないわね」

「だとすると、そうだね。……クリスはそのアルって子のお姉さん的な存在かい?」

「そうなるかしら。私が士官学校に入る前は、子守とかもしていたし」

 

 クリスとアルの年齢差を考えれば、確かに子守とかの方がそれらしいだろう。

 

「そのアルとはアクセルも知り合いなのかい?」

「ああ。最初にリボーに行った時に知り合ってな。それから少し経って、またリボーに行った時にアルに再会して、クリスにも会ったんだよ」

「へぇ。アクセルとクリスにしてみれば、そのアルって子はキューピットのようなものなんだね」

「キューピットか。クリスとの件を考えるとそういう風になるかもしれないな」

「馬鹿、急にそんな事を言わないでよ」

 

 からかうようなシーマの言葉にそう言うと、クリスが照れたようにそう言ってくる。

 俺とクリスは仮とはいえ恋人同士なのだから、そこまで照れる必要はないと思うんだが。

 とはいえ、クリスの性格を考えるとそっち方面には決して長けている訳ではないのだが。

 クリスは間違いなく美人と称するに相応しい美貌を持っている。

 高校は勿論、士官学校とかでも間違いなくモテただろう。

 だが、モニク程ではないにしろ真面目だったクリスは、勉強に集中していた。

 あるいはその時はまだ女友達と一緒に遊ぶ事には興味を持ってはいるが、恋愛には興味がなかったのかもしれない。

 その理由はともあれ、クリスが男と付き合った事がないのは間違いない。

 ……とはいえ、聞いた話だとアレックスの件でジオン軍から潜入していた女と仲良くなって、それでも最終的には戦う事になったとか何とか、そういう話は聞いた事があったが、もしかしたらクリスが恋愛に興味がなかったのはその辺も関係しているのかもしれないな。

 

「俺とクリスのキューピットがアルだったら、俺とシーマのキューピットはラルか?」

 

 そう言った瞬間、シーマが複雑な表情を浮かべる。

 シーマとラルは、双方共にルナ・ジオンにおいて重要な人物だ。

 だが、その二人の関係は……悪いという訳ではないが、決して良いものでもない。

 お互いの間には一種の因縁のようなものがあるのだから。

 一応その件に関してはお互いに解決はしている事になっているものの、それでもお互いに色々と思うところがあるのは当然だろう。

 ブリディッシュ作戦に使うコロニーの毒ガスを使うようにとドズルに言われたラルが断ると、その結果としてシーマにその役目が回ってきたのだ。

 しかも毒ガスと言われてラルに断られた為か、シーマにはそれが毒ガスではないと嘘を言って。

 ドズルの部下だったラルが断ったからといって、何故それがキシリアの部下だったシーマに話が持っていかれたのかの理由までは分からないが。

 キシリアが点数を稼ぐ為にドズルが失敗した……というか実行させる事が出来なかった作戦を進んで引き受けたのか、あるいはシーマの上司だったアサクラが何らかの考えがあったのか。

 ともあれ、その結果としてシーマはルナ・ジオンに……というか、俺やセイラに関わるまで、ジオン軍の中でもいつ死んでもいい……いや、出来るだけ早く死んで欲しい捨て駒として扱われていた。

 今となってはルナ・ジオンの建国宣言の際にその辺について暴露しているのでシーマの名誉は回復しているが。

 

「冗談はよしておくれよ」

 

 だからこそ、シーマがそんな風に言うのも理解出来た。

 

「悪い、ちょっとデリカシーがなかったな。それはともかくとして、普通に考えた場合、俺がシーマとこういう関係になるというのは予想出来た奴はいなかったと思うぞ? だからこそ、キューピットがいるんじゃないかと思ったんだよ」

「馬鹿な事を言うんじゃないよ、全く」

 

 俺の言葉に不満そうに言い返すシーマだったが、その頬が薄らと赤く染まっているのに気が付いたのは俺だけではなく、クリスも同様だった。

 

「シーマって、何気に可愛いわよね」

「……何気にってのは、どういう事だい?」

 

 不満そうな様子で言うシーマだったが、それが照れ隠しだというのは明らかだ。

 これがシーマについて何も知らない者なら、不満そうな様子に騙されたかもしれないが。

 

「外見が大人っぽいのに、可愛いと思うわ。アクセルもそう思うでしょう?」

「そうだな。ルナ・ジオンにはシーマに憧れて軍隊に入ったり、ルナ・ジオンに移住してきたりしてる奴も多いらしいし。それにシーマのポスターとかブロマイドとか、そういうのも結構売れてるらしいな。そんな有名人をこうやって独り占めしてるんだから、気分はいい」

「全く。2人揃って一体何を言うのやら。……でもまぁ、私がこうして今のような状況になっているのはアクセルのお陰というのもあるし、そういう意味では恋心云々以前に純粋に感謝してるよ。それでも私がアクセルみたいな年下を好きになるとは思わなかったけどね」

「言っておくけど、俺も外見通りの年齢じゃないぞ? まぁ、正確な年齢はもう分からないけど」

 

 ネギま世界で混沌精霊になって不老になってから、一体どのくらい経ったのやら。

 しかも俺の場合はX世界に来た時のように他の世界に1人で行って、その時にホワイトスターに戻るまで結構な時間が掛かる時がある。

 ゲートを設置してホワイトスターと繋がるまで、ホワイトスターと俺がいる世界では時の流れが違う。

 そういう意味でも正確な年齢というのはどこを基準に考えればいいのかどうか……正直なところ、俺にも分からないんだよな。

 

「そういうのもアクセルの魅力の1つだろうね。……私の正直な気持ちを言わせて貰えば、このX世界に来て本当によかったと思ってるんだ。アクセルには返しきれない借りがあるし、それを返せるという意味でもね」

「あら、それは私も同じよ。……まぁ、私の場合は前々から色々とアクセルにからかわれてたから、シーマとはちょっと違うかもしれないけど」

 

 そう言い、微妙に責める視線でこちらを見てくるクリス。

 その件については事実だけに何とも言えない。

 本人は着痩せすると以前言っていたものの、それが真実かどうかは分からない。

 今の状況では、恐らくクリスは俺の恋人達の中では……うん、これ以上考えるのは止めておこう。

 もしこの件を深く考えた場合、色々と、本当に色々と不味い事になりそうだし。

 そう思ったが、クリスは俺がどこを見ていたのかは十分に承知しているのか、自然と腕で胸を隠す。

 

「全く……クリスも若いね。男なんてのはこうして見てくるからこそ、自分に魅力があると自覚出来るんだろう?」

「そ……そう言われても……」

「アクセル、私はクリスと一緒に行動する事もあるから、その身体がどういうのかを知ってるんだけど、一般的な意味で男好きのする身体って訳じゃないけど、それでも何の魅力もないって訳じゃないよ」

「ちょっ、シーマ! い、いきなり何を言ってるのよ!?」

「クリスも覚悟を決めな。私達はこれから宇宙革命軍と戦うんだ。それが終わったら私達もUC世界に戻るんだよ。その時までに、アクセルとしっかりとした絆を作っておきたいと思わないのかい?」

「それは……でも……」

「ほら、アクセル。あんたからも何か言いな。クリスを抱きたいと思ってるだろう?」

「……否定は出来ないな」

「アクセル!?」

 

 俺の口から出た言葉にクリスが驚き、声を上げる。

 そんなクリスの様子にシーマは笑みを浮かべ、そして口を開く。

 

「ちょっとムードがないけど、全員がそういう気持ちなんだ。なら、折角の機会なんだから、それを逃す事はないと思わないかい?」

 

 そう言い、シーマは妖艶な笑みを浮かべるのだった。




アクセル・アルマー
LV:44
PP:2150
格闘:309
射撃:329
技量:319
防御:319
回避:349
命中:369
SP:1995
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
   努力 消費SP8
   集中 消費SP16
   直撃 消費SP30
   覚醒 消費SP32
   愛  消費SP48

スキル:EXPアップ
    SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
    念動力 LV.11
    アタッカー
    ガンファイト LV.9
    インファイト LV.9
    気力限界突破
    魔法(炎)
    魔法(影)
    魔法(召喚)
    闇の魔法
    混沌精霊
    鬼眼
    気配遮断A+

撃墜数:1797
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