キヴォトスでちょっとエッチな精子脳男子をヤってみた話(旧題『カヤ虐曇らせモノ』)   作:ニーガタの英霊

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 なんで不知火カヤが原作で防衛室長になれたのかを独自考察した結果です。
 まぎれもなくイサクや連邦生徒会長が認める才能だと思います。


ひとでなしの天才

 カイザーコーポレーション。

 キヴォトス最大の企業グループであり、金融、不動産、兵器など多角的な産業を有する大企業である。

 

 企業理念は『絶対利益主義』というものであり、利益確保のためであれば信用や信頼を溝に捨てるところがある。

 普通であれば他者からの信用を失った企業など没落の憂き目に遭うようなものだが、カイザーコーポレーションに至っては企業そのものの体力のタフさによって未だにキヴォトス最大の企業として位置している。

 

 その本社ビルに私は居た。

 

「これはカヤ君、息災なようで何よりだ」

「ええ、プレジデントもお変わりないご様子で」

 

 カイザープレジデント。カイザーグループの総裁でありその全権を担うオートマタの男性。

 強欲というものを人の姿にすればこうなるというのを抽象化したような人物。それが目の前の男だった。

 

「例の案件の進み具合はどうかね?」

「子ウサギ公園の再開発のことでしょうか? ……一部の跳ねっ返りのせいで遅々として進まずと言ったところですね。ええ、私としても頭の痛いことです」

 

 本当に頭の痛い事態である。

 旧SRT特殊学園の元一年RABBIT小隊の面々による居座りの抗議運動。なにもあそこで抗議などせずにうまいことやれなかったものかと思わずには居られない。

 

 そういう扱いづらいところからSRTは廃校となったのに……。

 思わず毒づきたくなる心情を喉元で抑え込むように耐える。

 

「早急に動いてくれ、いったいこちらがどれほど支援したと思っているのかね?」

「……支援ですか、こちらは対等な関係だと思っていたのですがね?」

 

 カイザーグループと防衛室の癒着関係。それは先々代の防衛室長、あるいはそれ以前より続けられてきた関係である。

 

 防衛室、並びにSRT特殊学園は多大な武器弾薬を保持、使用する。実戦での使用もあれば訓練での使用もある。

 その際に利用していたのはカイザーグループの兵器や弾薬だった。所謂お得意様である。

 

 先々代防衛室長はカイザーに対して多大な武器弾薬の発注する代わりにその差額を意図的に隠蔽する裏金作りに邁進していた。

 あまりにもやり過ぎたため、私とイサクさん、そしてSRT特殊学園の隠密作戦によって排除したが、未だにカイザーグループとの繋がりを完全に排除するのは不可能だった。

 

 前防衛室長の体制になって多少なりともクリーンにはなったもののそれでもカイザーグループに対する付き合いは残ったままであった。

 

「いいのかね? 私の手にかかれば君の首などいつでも飛ばせるのだよ?」

「それはお互い様なのですよ? 無意味な威圧はやめましょうかプレジデント。意味がありません」

 

 先々代防衛室長から内々に次期防衛室長として目をかけられていた私には先々代防衛室長から受け継いだ裏金作りのノウハウとカイザーグループに対するコネクションがあった。

 

 ──かつてイサクさんは私の強みを『恥知らず』なところだと言った。

 

『互いにお互いを殺すボタンがあったとする。十分間互いにボタンを押さなければ互いに十億が手に入り、ボタンを押せば相手が死ぬ代わり、手元に五億が手に入るとする。──カヤぴぃはノータイムでそのボタンを押せる女だ』

 

 人をなんだと思っているのかとその時は言ったが、イサクさんの言うことは存外に的を射ていた。

 

 利益と不利益があり。その天秤をかけて不利益が生じるのであれば感情を排して決断できる。

 それは政を行う上で必要な才能であるとイサクさんは語った。

 

 誰に批判されようと、周囲から蔑まれようと、あるいは部下に不信感を抱かせるものでも。

 感情を無視して一線を越えられる。

 

『不知火カヤは俺が知る限り、このキヴォトスにおいちゃあ最高の寝業師だ』

 

 否定を顧みず、蔑みを顧みず、罪を顧みず。

 心の底から無慙無愧を体現できる。

 

 ──政治家として天稟の才覚である。

 

「PMCの理事を切りましたよね。随分と無理をなされたのでは?」

「ああ、彼か……残念だよ。我が社にあの様な無体なことをするものが居るとはね」

「蜥蜴の尻尾切り……。グループにとっては浅い傷でしょう。せいぜい子会社の責任者一人、グループとしては痛くもかゆくもない」

「何がいいたいのかね?」

「常々思うのですよ。私には人望がありません。ええ、ですから部下の心に気を配らなければならないのですよ」

「……」

「そうは思いませんか、プレジデント?」

 

 カイザーグループの資本力は大したものだろう。その企業としての影響力も比類ないものだろう。

 それをたった一代で積み上げたプレジデントは傑物と言っていいだろう。

 

 あなたはこのキヴォトス有数の指し手(プレイヤー)であることは事実だろう。

 

 だが、関係ない。

 私にとって必要なのはカイザーグループと組んでいるという事実。必要なのはカイザーグループの資本力。

 

 ──決して貴方(プレジデント)ではない。

 

 自分の能力に大層自信があるのだろう。有能さは折り紙付きだろう。

 だが、その首は代替可能なだけだ。

 

「それで、私が怯むとでも?」

「まさか! 助言ですよ。炎というのは火種さえあれば激しく燃え上がるものですしね。話は変わりますがクロノススクールは常に刺激的な話を求めているそうですよ」

「やれやれ、私は企業のトップとして常に清く正しい姿を見せていると思っているがね」

「で、あるならばそれを継続なされるのがよろしいでしょう。尊敬はお金では買えないのですよ?」

 

 カイザーグループはプレジデントの色が強い。手段を問わずに利益を上げ、内部は常に強い競争社会の実力主義。

 他人を蹴落とすことは当たり前で、潰れたところで放り出せばあとは知らぬ存ぜぬ。

 

 そういうことが染み付いているからこそ、プレジデントの席は常に狙われていると言ってもいい。特に幹部の一人が切り捨てられたのだ。

 前例ができた以上、次に自分が切り捨てられてもおかしくはない。

 

「仲良くしましょう、プレジデント。私たちは友人なのですよ?」

 

 私は貴方の部下でも都合のいい駒でもない。

 

 ──プレジデント、貴方は優秀だ。でも天才じゃない。

 

 私は知っている。天才とは良くも悪くも世界の枠組みを壊すことの出来る人間で。それ以外の人間は世界という大きな機械を効率よく回すための歯車に過ぎない。

 

 超人や鉄人(あなたたち)とは違う。

 

 二人を失ってよくよく思い知らされた。唯一の成功がある。

 

 それは私が天才ではないと自覚できたことだ。

 

 大丈夫、私はまだ笑えている。

 私は泥でいい。蓮を咲かすための醜い泥でいい。

 恥知らずで自惚れで身の程知らずであったとしても。貴方たちには遠く及ばないとしても。

 貴方が信じてくれたたった一つの武器(ひとでなしの才能)で私はこのキヴォトスを壊してみよう。

 

 ……。

 ………。

 

 ──その日、私は運命に出会った。

 

『──正義とは理にかなった正しい道理のこと』

 

 薄暗い部屋の中、TVの光源だけが部屋を照らす。

 私は何時もの寝間着を着て、何時ものルーティーンのようにぼんやりとTVを眺める。……そのはずだった。

 

『SRTの正義はいかなる状況でも揺らぎはしません』

 

 ……TVに映る先輩方は、眩いほど輝いていた。

 理想を体現したその姿は……私たちの羨望、そのものだった。

 

 過酷な状況にも決して折れない、強い信念と厳格な規律に憧れた。

 どんな悪人をも一撃で制圧できる、圧倒的な力に憧れた。

 悍ましい敵の前でも揺るがない、大胆な勇気に憧れた。

 

 ──いつまでも変わらない正義に憧れた。

 

 先輩方(FOX小隊)は私たちの夢、そして未来だった。

 

 その背中を追って走り──そして私たちは……SRTになった。

 

 

 

 不快な喉の渇きに埋没していた意識が浮上する。

 吊り上げられたハンモックの寝床、不快な汗臭さが染み込んだ枕。

 子ウサギ公園の中に立てられたテントの中が今の私たちの生活スペースだった。

 

 かつて、キヴォトスにおいてその名を知らぬ者はいないとされた連邦生徒会長直下のエリート校SRT特殊学園。

 

 希望と自信を胸にその門を潜った私たちを待ち受けていたのは廃校という二文字だった。

 

『正義とは理にかなった正しい道理のこと』

 

 連邦生徒会のやり方に道理はあるだろうか。

 少なくともSRTの正義とは上からの命令に対して唯々諾々と受け入れるものだろうか。

 

 否である。SRTの正義とはそんな軟弱なものではないはずだ。

 なぜならそこには道理などないからだ。曖昧な責任の所在を取りたくない保身によって振り回された結果であったはずだ。

 

 だから私たちはそれを認めるわけには行かない。

 

 私たちが憧れたSRTはそれほどの重みがあるはずなのだ。

 

 公園の生暖かい水道の蛇口をひねる。

 飲水には困らない拠点なのは救いだ。それどころか公衆トイレもある。下水完備、かくも文明の利器とは素晴らしいものである。

 

 SRT廃校の際に持ってきた潤沢な装備の数々もある。

 

 ──私たちは戦える。

 

 正義のために、道理のために、SRTのために。

 こんな困難なんて訳ない。

 

 パーカーの袖口で口元を拭い、朝露に濡れた植え込みをチラリと見る。

 子ウサギ公園。此処を拠点としたのはSRTから持ち出した物資を置いておけるだけじゃない。

 

 SRTの先輩に助言をもらったというのもある。子ウサギ公園はD・C地区にある自然公園であり、所謂浮浪者といった存在も住み着いている現代のスラムのような場所であった。

 

 そういう場所であれば少なくとも他人に迷惑は掛からないと教えてもらったこともある。

 

 もっともその先輩はヴァルキューレのサイバー対策局に移ってしまった。

 

『今のSRTは誰にも求められていない』

 

 そう言った先輩の言葉が今も耳に残っている。

 

 私は間違って居ないはずだ。

 正義とは正しい道理であり、不当な命令に対して抗うことは間違って居ないはずなのだ。

 

 あの時の先輩たちのように、あの日(・・・)の先輩たちのように。

 

 あの背中こそ、私たちが信じて憧れた背中なのだから。

 

『ミ……ミヤコちゃん』

 

 雑音を混じらせながら、通信機が作動する。

 

「こちら、RABBIT1。どうしましたミユ」

 

 通信機を手に持ち、RABBIT4(霞沢ミユ)からの報告に耳を傾ける。

 

『え、えっと……また、いつもの人が』

「……そうですか」

 

 私はため息をつきながら、逡巡し答える。

 

「通してください。どうせ今日も一人なのでしょう?」

『う、うん……わかった』

 

 私はテントに戻り、寝巻き姿から制服に着替える。

 テントに戻るとRABBIT2(空井サキ)RABBIT3(風倉モエ)が目を覚まし始める。

 

「随分と無駄を続けているな、旧RABBIT小隊」

 

 私たちが身支度を整えて数分後、彼女が現れた。

 鋼鉄のような鉄仮面。目には濃い隈と濁ったような暗い瞳、髪型は肩口にかからないショートヘアの黒髪。

 

 ──連邦生徒会防衛室次長楯無ヨシノだった。

 

「貴方も懲りない人ですね、ヨシノ次長」

「貴方たちがすぐにここから引き払ってヴァルキューレに向かえば私とてこんなことはやらなくていい」

「お断りします」

 

 ヨシノ次長の眉間に皺が寄る。

 

「──話が分からないのか?」

「何が無駄なのかは私たちが決めることです」

「言い方が悪かった、足を引っ張るなと言っているんだ」

 

 ヨシノ次長は足を組み直し、鋭い目つきで睨みつける。

 

「SRTの廃校に納得していないのはお前たちだけじゃない」

「わかってます。ヨシノ次長含む防衛室がSRT存続派であることも」

「分かっているなら、行儀よくしろと言っているんだ。こんなことを続けてみろ。SRTは首輪の付けようのない狂犬集団だと揶揄されるんだ。連邦生徒会は自身のコントロール下から外れた組織を認めないぞ」

「それは連邦生徒会の論理であってSRTの論理ではありません」

 

 私は怒りを滲ませるヨシノ次長に対して真正面から向き合う。

 

「SRTは正義のために戦います。たとえそれが連邦生徒会であったとしても、正しい道理に背くのであれば糺すのが私たちSRTなのです」

「生徒会が腐敗の温床だとでも?」

「ヨシノ次長、貴方の心意気はありがたく思っています。ですが、私たちは貴方たちに銃を預けることはありません。──今の防衛室長はなにかと黒い噂のある人ですから」

 

 防衛室長不知火カヤには不穏な噂にことかかない人物である。

 先の防衛室長を謀殺したとか、不明な資金源を持つだとか、カイザーコーポレーションと懇意の仲だとかそういった話にことかかない人物である。

 

「噂でしかない」

「少なくとも、信用はできません。会いに来ない人をどう信じればいいと」

「防衛室長はあれで多忙なので」

 

 そうヨシノ次長はカヤ防衛室長を庇う。

 

「前の防衛室長であればこんなことはなかった」

 

 そう、呟くと。机を叩く大きな音と衝撃が私の目の前で響く。

 

「──知った風な口を聞くな……っ!!」

 

 ミユはか細く悲鳴を上げ、モエやサキも息を呑む。

 ヨシノ次長の目に怒りの感情が宿る。

 碌に知りもしないくせに語ろうとしている口ぶりが彼女の地雷を踏んでしまったらしい。

 

「私たちは私たちの正義を全うするだけです。例えそれが愚かと言われようと、無駄だと蔑まれても、理解を得られなくても。私たちは──私たちの信じる正義を貫くだけです」

「それが誰にも認められないものだとしてもか?」

 

 ヨシノ次長は問う。

 私はそっと目を伏せ、再び開く。今度は目を逸らさない様に、本心を込めて。

 

「私は……クラレッタのスカートを直せる人間でありたいのです」

 

 その言葉にヨシノ次長は目を見開く。

 ある人に教えてもらった言葉。

 

 とある独裁者の愛人。

 独裁者の愛人であったというだけで殺され、民衆の前に吊るされたクラレッタ。

 人々の憎悪の的であった独裁者に近い人間であったのだろう。だが怒りと狂気に染まった民衆の前ではクラレッタすら憎悪の対象になった。

 

 そんな彼女のめくれ上がったスカートを直した男がいた。

 

 他者から認められなくても。人々から糾弾されたとしても。

 それでも自身が正しいと信じた行為を貫きたい。

 

 私は私として、私が憧れた先輩のように、私が信じた正義を貫きたい。

 

「ヨシノ次長……貴方には貴方のやり方があるんでしょう。けれど、私にも私のやり方が。SRTのやり方があります」

「……」

「今日ここでSRTのやり方を捨てた私を、明日の私はきっと誇れなくなります」

「知ってるよ、よく知っているよ」

 

 ヨシノ次長は悔し気に、それでいて悲し気に頭を掻く。

 

「それを言った人が私の目の前で死んだんだ」

 

 ヨシノ次長は否定できない。

 だってその言葉を否定することは、彼女にとって大切な何かを否定することだからだ。

 

「そうあれたらいいと私だって思う。美しい理想だってわかる。だがそれは常人には無理だ」

 

 理念は理念でしかなく、理想は理想でしかない。

 現実はかくも厳しいし、だからこそ妥協が必要になる。

 

「──そこまで言うのなら、もう何も言わない。私には何もできん。青臭い理想を抱えたまま、溺れて死んでしまえばいい!!」

 

 この言葉を最後に、数時間後私たちはヴァルキューレ警察学校の攻撃を受けることとなる。

 そして私たちは──あの大人と出会った。




 彼女たちが捨てたくなくて、それでも捨てなければならなかった青臭い理想を後生大事に抱えて貫こうとしているウサギたち。
 眩しさと悔しさと羨ましさと嫉妬で死にそうになるんだ。名画なんだ。

 なおウサギたちは比較的焼かれてない方です。ブリュレぐらいの焼き加減です。
 ここから先生に焼かれていきます。



 それはそれとしてカヤのもつ天稟は間違いなくクソ女であることだと思います。
 原作でもいかんなく発揮されたクソ女ぶりと自分に利益があれば実行できる判断力と決断力。これは間違いなくカヤにとっても大きな武器と言えます。
 常人なら、「う~んちょっと考えるか」とか「さすがにやったらライン超えちまうなぁ」と躊躇する行動すら自分の中の利益と被る不利益を天秤にかけて利益が勝るなら即行動できるタイプです。

 いうなれば汚いトリューニヒトと汚いオーベルシュタインです。本当に汚いです。これの精神性にNARUTOのダンゾウやフォーク准将マインドも持っているので本当にクソ女で愛おしくなりますね。

 基本的に謀略家と政局家としての才能がとびぬけています。最も政策能力や実務能力に関しては劣る面があるので、カリスマ性のある存在の二番手位置だったり懐刀として利用するならこれ以上ない駒になります。
 現実で例えるなら三木武吉タイプの政治家です。ヤジ飛ばしたりハッタリを使ったりしながら交渉も巧みで自由民主党を作ったりする男です。クソ男です。

 良くも悪くも能力はあるものの曲者としての印象が強すぎるきらいもありますし、本人そのもののカリスマ性というのはありません。
 そもそも、他人に対してみんな平等に見下しているきらいもあるのでトップに据えるとろくなことにならねぇなとなりますし、この女を放置しているととんでもないことをやらかすので手綱が必要になります。
 まぁその手綱とってた人間が二人ほどいなくなって実務力があるものの舌禍癖が酷すぎる明らかに政局調整能力に欠ける女が手綱を放置した結果が原作カルバノグ二章なんだろうなぁと思います。

 原作だと無残様のごとく無慙無愧を体現するムーブをして矯正局の彼方に飛ばされましたが、絶対反省とかしていないと思います。だって根本的に失敗を他責にしている時点で反省もクソもないのがカヤですから。

 原作からしてヘイトキャラで完成度の高い小物女。頭もピンクで全身ピンクのアンブリッジ女史のような女で先生も救えないと匙を投げたキャラ。それが不知火カヤです。
 俺はこの女が好きになった。(突然の告白)


 ……この女なら成長させてまっとうな感性を得た後に嬲りまくっても誰も同情しねぇな。

 そう思った僕は作り上げました。不知火カヤを成長させるための舞台装置であり、クソ女に恋心や憧れと強烈な嫉妬心を燃え上がらせる存在を!!

 はい、前原イサクの誕生です。

 クソ女をクソのまま嬲ったところで朝凪と変わらないし原作の焼き直しになるのでとりあえず光の力でじっくり丁寧に焼いて丁寧に下処理を施しました。
 すべてはこのクソ女に心が打ち砕かれるほどの喪失と後悔を失敗を経験させる。これも芦名の為……卑怯とは言うまいな。

 そのために必要な要素をかいつまんで、防衛室長という立場にした結果。副次的にナギサやヒヨリが曇ったのはコラテラルダメージです。書いているうちに先生もついでに曇らせました。
 俺はクソ女を曇らせたいわけであってちゃんと頑張っているお嬢様や貧困層のスラムのガキみたいなクソみたいな生涯を送ってきた女の子に追い打ちをかけたいわけではなかったのです。
 なんか勝手にそうなってしまったといえばそうなります。

 話を戻しますと、そういった形でカヤの最大の武器はその恥知らずの精神性であり、どこまで行っても自己中心的な考えと言えます。
 何をおいても自分ファーストという女の心に男が入り込んで、そこから人という存在を初めて真正面からとらえることでクソみたいな精神性を据え置きにしつつ人間の持つ情や想いを理解させることによって政治家としての成長性に幅を持たせたのが本作の不知火カヤというキヴォトス最高の寝業師という女です。

 決して強くはないですし、じゃんけん死ねぇ!! をやったら負けます。

 ですが、政治というゲームを舞台とする状況において、非常に厄介な存在として君臨し盤面を握り続けることができることこそ、不知火カヤが不知火カヤとして自身の強みを最大限発揮できる場所になるでしょう。

 と、いうわけであらかじめ言っておきます。
 カルバノグ二章はかなり原作崩壊になります。
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