ガンダムSEED DESTINY 優しくて、暖かい世界 作:^U^
当時から深海の孤独を聴いてステラにはヤンデレ適性があると思ってたところに
もしもステラがシンを愛して心中を望むようになったらという私の性癖にあったスレを見てSS書いてみてえとなったので初投稿です
1話
「大丈夫、君は死なない!俺が君を守るから!」
守る
どこまで逃げても追いかけてくるこわいものだったはずの死が、初めて出会った男の子に抱き締められそう告げられた時、自分でも驚くほど心が安らぐのを感じた
シンと名乗った彼が震えている私の頬に手を添え微笑んでくれた時、ぽかぽかとした感覚が胸の中に溢れるのを感じる
ネオも、アウルもスティングも褒めてはくれても
守ると言ってくれたことは一度もない
「守る…?ステラ、死なない?」
「うん、死なないよ。僕がここにいて君を守るから」
また、守ると言ってくれた
その言葉で、怖いのが無くなっていくのを感じる
でも、なにか違う気がする
「守る…」
頬に添えられた手に触れ、彼の目を見ながら
確かめるように同じ言葉を呟いてみる。
すぐにわかった、私が安心しているのは何故なのか
私はその言葉じゃなく、彼のその声に、優しい瞳に、私に笑いかけてくれる優しい表情に、私は安心している
───好き
ネオは、すき
アウルもスティングも、すき
でも、シンに感じている『すき』は、違う好き
愛している、というのだろうか?
誰かに教えてもらったわけじゃない。
けど胸の奥の熱がさらに増すのを感じ、そう思った
シンへの『好き』は、『愛してる』の好きだ
───好き、ステラは、シンが好き
『好き』を理解した瞬間、彼の目を見るとドキドキするようになった。
綺麗だから拾った貝殻を送るとまるで宝物のように喜んでくれたその声に嬉しくなった
私の裸をみて慌てて目を逸らす表情が可愛くて、愛しくなった
肌を寄せ温め合うこの時間が無限に続けば良いと思った
出会ったばかりの彼に、好きが溢れて止まらなくなった
それでも死ぬのはやはり嫌で、怖いけど
彼がいれば死ぬのなんて怖く無いと思えた
シンと一緒なら、大丈夫
シンと一緒なら、ステラは、死ぬの怖くない
シンとずっとずっと、一緒に居たい
───ステラ、シンと一緒に死にたい
いつの間にか現れていた女が彼と親しげに話しているのを見ながらそう思った
───
「どうも、ザフトの方にはお世話になりました。」
「いえそんな…たまたま通りかかったから…」
シンとスティングがお話してる。
あの後、女が連れてきたボートに乗り、シンと私はあの洞窟から出て陸地に戻ってきた
ほんとはもっとあそこに2人きりで居たかったけど、シンが助けを呼んでいたみたい
あの女が現れたのはそういう事なんだろう。
その時に丁度スティング達が私を探していたのを見つけた事で、今こうしてスティング達と再開できた
「ほらステラ、お兄さん達が迎えにきてくれたよ」
「ん……」
「もう、この子シンから離れないじゃない。何したのよアンタ?」
「溺れてたの助けただけだよ」
シンは私をスティングのもとへ返そうとしてるけど、そうしたらシンとお別れになってしまう。
ザフト、私たちが戦ってる『こわいもの』、
シンはそこの女と一緒にいる、という事はシンもザフト、『こわいもの』の仲間なんだ。
だから、離れたくない。離したくない。
逆に、シンに来て欲しい
「おーいスティングぅ〜?そいつ帰りたくないんだってさぁー」
「うるさいぞアウル!……すみません」
「いえいえ……。ほら、ステラ。待たせちゃ悪いだろ?」
アウルはいじわるだ
スティングは止めてくれるけど、守ってくれない
2人はすきだけど、好きじゃない
シンがいればアウルのいじわるも守ってくれるはずだから、
ずっとずっとステラを守ってくれる
だから離れたくない、シンが好きだから
「シン、守るって……」
「うん……ごめんね。でもほら、こうしてお兄さんが来てくれたから、俺はお役御免ってやつだから。な?」
違う、シンがいい、シンがいないとヤダ
シンはステラと一緒じゃないとヤダ
「うーん。参ったなぁ……。
ステラ、何も一生お別れする訳じゃないんだ。
また会えるよきっと、だからほら、ね?」
ヤダ、今さよならしたらたらもう会えない
こうしてお話しできない
きっと忘れる。この気持ちが全部なくなってしまう。
だから……
シンにしがみつく私の手が更に力を増したその時、そっと私の頭をシンの手が優しく撫でてくれた
「そうだ、じゃあ改めて約束しよう!
また会おうよ。…っていうか、会いに行く!」
「───!」
会いに行く
その言葉がたまらなく嬉しくなり、
シンの体から顔を離し、シンの顔を見る
そこにあるシンの見せる優しい笑顔にまた、私の胸の奥、そして顔に熱が籠るのを感じた
「ほんと?会いに来てくれる?」
「うん。約束」
「なら、ステラ我慢する」
「やれやれやっとか。ご迷惑をお掛けしました。
さぁ 帰るぞステ──────」
ちゅ
「ハァ!?」
「は?」
「お…おま…!」
「…へ?」
………やっちゃった
シンの頬に、ちゅー、しちゃった
かおが、すごくあつい
アウルにスティング、そして女が驚いてる
「……じゃあね。バイバイ、シン」
「え?……あっ、うん…バイバイ……?」
茫然としてるスティングの手を引いて車に乗る
隣に座るアウルが何か言ってるけど何も聞こえない
スティングが渋々と車を動かし始めた
ああ、忘れたくないなあ。
いつ会いに来てくれるかなあ。
…………あ、ステラとシンって前にも会った事ある
たしかなんとかって場所で……
離れていくシンと、シンに詰め寄る女
そんな光景を視界に収めながらそんなそんな事を考えていた
……おまえになんか、あげるもんか
シンルナはすきです
でも、シンステの方がもっと好きです