ガンダムSEED DESTINY 優しくて、暖かい世界   作:^U^

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ざっくりとした流れは覚えてるけど度々このシーンや台詞ここで良かったよな?とアニメ見返しながら書いてたりするので初投稿です
戦闘描写が特にそうですが頭の中ではイメージできるけどそれを表現するのほんと難しいですね

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6話

 

 

連合、オーブとの戦いが始まり、オーブ艦隊と数十機のムラサメの進軍を確認。

俺のインパルスとアスランのセイバーが出撃しようとするもオーブ艦からの砲撃が確認され発進停止の命令がかかった。

その直後、艦を自己鍛造弾による衝撃が襲う。

 

「うっ…!」

 

先制を打たれた。その後連合の艦からウィンダム、そして奪われた2機の発進がされ、同時に出撃の命令が改めて下された。

 

『インパルス、セイバー、発進どうぞ!』

 

「シン・アスカ、コアスプレンダー行きます!!」

『アスラン・ザラ、セイバー出る!』

 

選んだ装備はブラスト。

合体を完了させ、シルエットの推進機を用いたホバー走行により海上を滑るように移動する。

セイバーは向かってきたカオス、ムラサメと交戦を開始していた。

 

「ハァーーッ!!」

 

先ほどのお返しとケルベロスをむけ引き金を引く

放たれた高出力ビームはムラサメ、ウィンダムを何機かまとめて撃ち抜くがその物量差は未だ縮まらない。

少しでも数を減らそうと続けて攻撃を加えようとした直後、ロックオンアラートがなった事で中断した。

 

『ハハッ今日は緑か!合体野郎さん!?』

「…アビス!!」

 

海中から浮上したアビスが一斉に発射した胸部ビーム(カリドゥス)と肩の盾内蔵ビームを回避する。

直後アビスは海面に着弾し発生した水飛沫の中からランスを構え突っ込んできた。

迎え撃つ為ケルベロスに格納されたビームジャベリンを取り出し互いの槍の柄がぶつけ合いそのまま押し合いになる。

 

『良い加減見飽きてんだよその顔!!今日こそ───』

「……お前はアウルか!それとも、スティングなのか!?」

『……はぁ?』

 

接触回線を利用して目の前に居るアビスへと話しかけるが問いに対する答え帰って来ず困惑した声だけが聞こえる。

その声はあの日ステラを迎えにきた2人の1人、生意気そうな少年、アウルと呼ばれた者の声だった。

 

押し合ったままの状態に痺れを切らしたアビスが槍を振り払いインパルスの体勢を崩しにきた。

そのまま体勢を崩した俺を切り裂こうと槍を構えるのが見え俺はスラスターを吹かすのを止め海中に潜る事で、振り下ろされた槍を回避した。

 

『チッ』

 

繋がったままの回線からは舌打ちが聞こえ、機体を変形させ連装砲を撃ちながらアビスは再び海に潜った。

それを盾で防ぎつつ潜っているアビスを狙ってレールガンを撃つが手答えは無い

 

『なんでザフトのお前が僕らの事知ってる訳!?』

「ステラに聞いた!お前らは大事な友達だって!」

 

あの日彼らは名前を呼び合っていたし覚えてなどいるまい。

なら仲間のステラから聞いたと言った方がまだ信用できる。

しかし返された反応は俺の予想を越えたものだった

 

『……ステラぁ?。()()()()()()知らねー奴の名前出してんじゃないっての!!』

「───は?」

 

ステラを、知らない……!?

そんな…仲間の……友達のはずだろ!?

 

……いや、似た出来事は既に見ている。

ステラが目覚めた時だ。

 

━━━━━

『シンは!!街で暮らしてる!!こんなとこに居ない!!!お前らシンに何をしたァァァァァァ!!』

━━━━━

 

まさか、ステラの記憶を改竄したように、最初からそんな者はいなかったと、そうやって彼らから記憶を奪ったというのか?

 

どこまでも人を人と思わぬ連合の非道に思考がグチャグチャになる。

だがアビスにとってはそんな自分の迷いなど関係ない。

再び浮上したアビスは再び一斉発射。

今度はカリドゥスに当たらないよう機体を動かし、盾内蔵のビームを防ぎながらアビスへ肉薄しジャベリンを振る

 

 

『訳わかんない事言って混乱させようったってそうは行かないよ!お喋りしてないで真面目にやれよなァ!!』

「クッソォッ!!!」

 

どうにか無力化してステラに会わせてやれないか?

でも、連れて行ってどうなる

彼ステラの様にも縛り付けて衰弱していく様をただ観察するつもりか?

でも、だからと言ってステラの友達を殺すのか?

でも、やらなければ、戦わなければ……

 

でも、でも、でも───

 

───俺は……

 

こうして迷っている間にもミネルバを落とそうと敵の猛攻が続き、ミネルバのダメージは少しずつ増している。

レイやルナが居ると言ってもあまりにも戦力差が大きく依然此方が不利。

俺達が負ければミネルバは落とされ、仲間も、ステラも死んでしまう。なら迷っている場合では無い、だと言うのに割り切れない……!

 

俺の迷いをそのまま反映した様にインパルスの動きを鈍らせる。

 

───俺は……!

 

『アッハハハ!動きが悪いなぁ!?』

「しま……っ!うあぁ!?」

 

鈍った動きを隙と見たビーム刃を展開させた槍と盾を構えたアビスの突進。

反応が遅れた俺はそれをもろに受け吹き飛ばされる。

 

『コイツで頂き!!』

 

とどめを刺さんと槍を構え。インパルスのコックピットを目掛け振り被る

絶体絶命、これをそのまま受けてしまえばインパルスは破壊され俺は死んでしまう。

 

───俺は!!

 

「……ステラと約束したんだ!守るって!絶対に戻るって!!だから!!!」

 

そうだ、負ける訳にはいかない!

こんな所で死ぬ訳にはいかない!

 

━━━━━

『ステラ、ね…シンに言いたい事…ある……だから、帰って、きてね……?』

━━━━━

 

『だから知らねーっての!心配しなくてもそいつもすぐに後追わせてやるさ!!』

 

 

「俺はァァァァァァーーーッ!!!!」

 

 

───頭の中で何かが弾けた。

 

瞬間、先程までの迷いが一瞬で消え去ったかの様に思考が澄み渡る。

 

『終わりだァァァァァァァ!!』

 

アビスが槍を振り下ろす直前、

崩れた体勢のままインパルスの下半身の合体を射出する様に分離する。

 

『何ィ!?』

 

それに完全に虚をつかれたアビスは下半身の激突し逆に体勢を崩し、その隙に再び合体させアビスに接近、ビームジャベリンを振るいアビスの片方のシールド破壊した。

 

これでアビスの利点である海中での移動能力を失わせることができた。

 

『クソ!コイツ急に!?』

「───!!」

 

形勢逆転

更に追撃を加えるべくアビスの脚を狙いジャベリンを構える。

狙い定まった。後はトリガーに指をかけ引き金を引くだけ。

それでアビスは無力化できる。その後はアスランが相手をしているカオスだ。

だが、

 

『「!?」』

 

突如鳴り響いたアラート共に2本の高出力ビームが俺とアビスの間に降り注がれ

 

その直後、戦場に声が響き渡る

憎たらしい、あの声が

 

『オーブ軍!直ちに戦闘を止め、軍を引け!!』

 

憎たらしいフリーダムと共に憎たらしいアスハがまたやってきた。

高まった集中と共にアビスへ向けていた意識が、そのままアスハへと向けられる。そもそもアビスはさっきのビームの着弾に紛れてまた海中に逃げた。

どちらにせよ追撃は出来ない。

 

『オーブは戦ってはならない!自身の敵ではないものを撃ってはならない!!』

 

最初に介入してきた時も同じような事を言っていた。

戦うな、軍を引けと。

 

『オーブの理念を思い出せ!!』

「アンタは……!」

 

何の役にも立たない綺麗事をいつまでも振り翳す。

そうやって勝手に割り込んで、滅茶苦茶にして!ハイネが死ぬ原因を作った!

 

「そんな綺麗事を…!いつまでもォォォォォォ!!!!」

 

気づけばアスハに向け引き金を引いていた。

 

 

 

───

 

 

絶え間なく部屋が揺れて、その度に周りの奴らが声を上げている。

ずっとこの部屋で眠らされて何がどうなってるのか、よくわからないけどハッキリしてる事がある

 

シンが、戦ってる。

 

「シ、ン…」

 

私を守る為に戦ってくれてる。

私の為に、シンが戦ってくれている。

苦しくて苦しくて嫌になる気分もそれだけで晴々とした気になれそうな程に嬉しい。

 

 

「まも、ってね…」

 

シンは、優しい人だから。

きっとここの奴らの為にも戦っているんだろうというのは少し腹が立つけど、我慢。

『よいおんなはおっとをたてる』って、ネオが言ってたから。

 

それに約束したから。

 

「ステラ…とこ、帰って…きてね…」

 

そしたら言うんだ。

 

貴方が好きですって。

貴方と一緒になりたいですって。

 

私と一緒に、死んでくださいって

 

 

絶対に伝えたい。

よく分かんない奴らにシンが取られる前に。

 

大好きな人が戦ってる相手がアウル達もしれないのに、そんな事が気にならない程にその事しか考えられない。

 

 

「ステラ…待ってる、からね」

 

 

薬で散々寝かされてきたのに、また眠くなってきた。

次に起きたら、シンがいてくれると嬉しいな。

あの優しい声で、ステラって、ずっと呼んで欲しいな。

 

未だ続く部屋の揺れと人の声も気にせず、そんな事を考えながら睡魔に身を委ね私はそのまま再び眠りについた。

 

 

 

 

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