ホシノ「私で童貞捨てたくせに……」「童貞ですけど!?」 作:群缶
主人公の考察編。
1.起きたら知らない世界に
□□月□□日、世界が変わる。
俺がアビドス高等学校ではなく、ミレニアムサイエンススクール所属の生徒になっていた。
↑前日、0時になる手前、俺が意識を落とす直前までは小鳥遊先輩とのモモトークで異変は起きていなかった。
ユウカによってもたらされた情報で、アビドス高等学校は数年前に廃校となっている。
黒服の関与は不明だが、カイザーコーポレーションによって、土地は完全に占拠されていた。
先生からの情報で、小鳥遊先輩以外は現キヴォトスの学園にいる。行方不明となっているのは先輩だけ。
↑俺のキヴォトスに来たきっかけにも変化。黒服から攫われたはずだが、そもそも黒服との関わりが消えている。
疑問1:改変されたきっかけは何? そもそもなぜアビドスがなくなっていたのか。
疑問2:改変された世界で、なぜ改変前の世界のもののはずである、腕時計と鞄があったのか。
↑モモトークの履歴を含め、そのほかの元の世界に関するものはなし。
疑問3:なぜ、俺だけが小鳥遊先輩を覚えていたのか。
2.過去の世界、3年前への跳躍とホシノ(過去)との出会い
日付が変わる直前にたまたま開くことができた鞄から、この世界にないはずのアビドスの男子生徒用制服が出てくる。
↑謎のメモを発見。文字に見覚えあり。どこか自分が書いたものと似ている。
メモから謎の数字の羅列を発見。黒服から渡された装置に入れる桁数と一致し、入力←うかつ、すごくバカ。
結果、時間と場所を移動してこの世界に。そこで、時間跳躍前に先生から聞いた小鳥遊先輩の失踪の原因であると思われる戦闘に偶然、巻き込まれる。何かの縁?
時間はまだしも、なぜ場所まで移動したのかは疑問。
ホシノと出会う。顔は瓜二つだが、どこか幼く人を信用しすぎる面と危機感の薄さを感じた。←まだ何も知らない子どものような印象。
疑問1:黒服からもらった装置はなんだ?
疑問2:なぜ、過去が変化し、世界が改変されたのか。
疑問3:この事件は黒服が起こしたものなのか。
疑問4:自身の身体能力が向上している点。
3.そもそも何が起きているのか
自分が過去に戻り、ホシノと出会う
↑
これが小鳥遊先輩が俺を知っていた理由?
疑問:変化していない世界なのに、変化によって起きた時間跳躍で過去に飛んだ俺と出会った記憶がある?
考察:そもそも、俺が過去に戻り、小鳥遊先輩と出会っていたということ自体がすでに起きていた確定事項?
俺が先輩を知らなかったのに、先輩が俺を知っていたのはこれが理由?(あれ、”童貞を捨てたくせに“って、もしかして?)
↑
けど、それならなぜ先輩は俺にそのことを話さなかったのか。
考察:先輩は俺と初めて顔を合わせた際に、思い出したと言っていた。あの約束でその話をしようとしていた?
↑
疑問:なぜ、先輩は俺と会うまで忘れていたのか。
改変された世界のターニングポイントは?
小鳥遊先輩が(黒服の部隊と思われる)オートマタたちに攫われたのがきっかけ?
↑
これに関しては十中八九、間違いないはず。
疑問1:ならば、この攫われる事件が起きた原因は? 元の世界ではこの事件が起きてないから、アビドス高等学校はある。
疑問2:ならばこれが起きないようにするにはどうするか。
↑
ホシノを守る。
4.そのほかのこと
黒服が俺を狙った理由は?
↑
俺の中にある神秘? が狙い。
疑問:俺の神秘とはなにか。縁を繋ぐとか言っていたな。
黒い時計、タイムスリップを起こしたこれの正体は?
↑
俺の神秘を研究した黒服が作ったもの。謎の数列が並んでいる
疑問:俺の神秘は弱すぎる、そう言ってた黒服。でも、時を遡るというとんでもない現象が起きている。
↑
この装置が俺の能力を増幅させている? もしくはこの時計単体で、俺の能力を模写し、強めてこの現象を起こしたのか。
↑
ならば、ほかの人もこの装置を使えば同じことが起こせる?
謎の数列について。
↑
=26280+744*00.00.00の部分は不明。けれど、31.00.00.00は、
31(日).00(時).00(分).00(秒)だと思う。
疑問:なぜ、時間が減っているのか
↑
タイムリミット? 0になると何が起こるかわからない。
↑
0になるタイミングの日付が偶然、小鳥遊先輩との約束がある日(3年後)の0時になっているのはなぜなのか。
黒い鞄はなんだ?
↑
黒服から契約という名目で渡された謎の鞄。中身はアビドスの制服とメモ。
疑問:なぜ、黒服は中身を知らない鞄を改変される直前に俺へ渡したのか。
契約とは何か。
この事件を最初から振り返ると、そもそも俺がキヴォトスに来たきっかけである黒服とのした覚えのない”契約“がきっかけ?
↑
出会って最初に見せられた黒い禍々しい紙に書かれた契約書。あれは何か。
疑問:俺がいつ黒服と契約を結んだのか。そして、なぜ黒服は俺のことを知っていたのか。
考察:この過去世界で俺は黒服との契約を結んでいる?
↑
なぜ? 一体何を対価としてもらったのか。
………………。
「こんなところ、かな」
ぽい、とペンをテーブルへと投げ捨ててルーズリーフ数枚にも及ぶ自分の考えのまとめを眺める。
頬に手を置いて肘をテーブルに置き、ぼーっと眺めるが、やはり結論は出ない。
「うーん……」
もう数週間ほど過去の世界にいるわけだが、実感は薄い。でも理解はしている。
変わってしまった未来を元に戻すため、自分にできることをひたすら考えるが。
「どーすりゃいいんだろ」
ため息とともに口に近い言葉が出てしまう。
時刻を確認すれば、もう15時過ぎ。そろそろホシノを迎えに行かなければと、テーブルの紙を集めて黒い鞄へと放り込む。
ピッという音とともに開いた中には、あの日以来、着ていないアビドスの制服。
自分以外には開けることができない謎の箱。たまにホシノがいじっているが、開けられずに頭にハテナを浮かべていたから、俺以外には中身を見られずに済むもの。
これの中身を見るたびに夢ではない、必ず未来を元に戻すと心に熱が入る。
「……頑張るか」
気合いを入れ直し、また俺はハンドガンを懐へとしまう。
ちょっとしたオマケですが、物語の伏線とフラグを簡単にまとめたお話でした。