ホシノ「私で童貞捨てたくせに……」「童貞ですけど!?」   作:群缶

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シリアスです。








エピローグ[上]:(意図せず)這い寄るユメ先輩 〜激おこホシノを添えて〜

 

 

「………ぅ、あ?」

 

 

 極度の風邪を引いたときのような倦怠感、怠さを感じる。

 

 窓から差し込む夕日の眩しさ、見覚えのない真っ白な部屋の景色が目に映る。

 

 

「ここ、は……っ」

 

 

 無意識のまま体を起き上がらせようと、体に力を入れると鈍い痛みが走り、病衣に包まれた上半身を起こすことを諦める。

 

 体の節々が錆びた歯車のように嫌な音を立てる。まるで何日も動かしていなかったかのようで、まともに動かない。

 

 まだぼーっとする頭の中で、“自分はなぜ見覚えのない場所で寝ているのか”を考えた瞬間。

 

 

“とっても素敵な夢の世界(思い出)をありがとう。男の子を好きになるなんて、経験できると思わなかったよ?”

 

「……そっか」

 

 

 力なく天井を見上げる。

 

 ゆっくりと湧き出るように蘇ってくる、消えていたはずの記憶。

 

 夢の世界で経験した、騒がしくも愛おしい紛い物の青春。

 

 起きるたびに、現実へと戻ってくるたびに忘れていた……もうひとつの世界での出来事。

 

 同級生だったホシノ。先輩であり、あの世界で大切だった女の子との儚い思い出の数々。

 

 確かにそれは現実でははない、作り出された虚構のものだったけれど。

 

 

「……っ」

 

 

 目頭が熱くなる。失ったものを、忘れていたものを取り戻したがゆえの感情が胸を支配する。

 

 静寂に包まれた病室の中で、ただ鼻を啜る。

 

 あんな最後はあんまりで、とってもじゃないが受け入れがたくて。

 

 強がってその場では飲み込んだが、他に何か方法があったのではなかったのか、と胸の内側に後悔が広がり続ける。

 

 本当ならば起きた時点で、すぐにみんなに連絡するべきだというのはわかっている。

 

 でも、今だけは1人になりたくて。

 

 現在進行形で心配をかけているホシノたちを考えない利己的もの。

 

 今こうしていることに意味はない。でも……ただ別れたあの人を思い浮かべる。

 

 すがるように、忘れないために自然と枯れた喉から搾り出すように彼女の名をつぶやく。

 

 

「……ユメ、先輩」

 

「……………は、はーい」

 

「………………?」

 

 

 まだ夢でも見てるのかな。

 

 なんか、絶対に聞こえないはずの声で、申し訳なさと羞恥を混ぜ込んだかのような……ちっちゃな返事が聞こえた気がした。

 

 

「はは……疲れてるのかな」

 

「……あ、あの? シュウくん?」

 

 

 …………まって? 本当に気のせいだよね?

 

 やたらとはっきり良く聞こえる幻聴に、意識したら感じる腹部から下半身にかけての“重み”に気づいて、そっと視線を下げる。

 

 そこには。

 

 

「…………お、おはよ?」

 

 

 緑がかった薄い水色の髪に大きなアホ毛、どこかホシノに似た雰囲気を持つ少女がシーツから顔を出して、呑気に挨拶をかましていた。

 

 心なしか気まずそうな表情で頬を赤らめ、目線を合わせないこの人を見て、さっきまでの感傷的な感情がしっちゃかめっちゃかに掻き乱される。

 

 いや、あの。

 

 

「情緒とかご存知でない?」

 

「ひぃん……辛辣だよぉ……」

 

「は? え? あの感動的な別れは? “私消えますよー”ってなってたユメ先輩は何処に?」

 

「うぅ……ごめんなさい……生き返ってごめんなさい……」

 

 穴があったら入りたい、と呟いて布団の中に潜っていくユメ先輩。

 

 って、ちょっと待てい。

 

 

「まってまって、戻ってきて?」

 

「ひぃん、ひぃん……」

 

「泣いちゃった……じゃなくて! なんで現実(こっち)にいるんですか!?」

 

「わ、私もよくわかってなくて……」

 

 

 そう言って俺があの世界で消えた後の話をしてくれる先輩。でも、意味がわからんかった。

 

 なんだそれ。俺がまた原因か? と頭を抱えていたときにふと気づく。

 

 

「というか先輩、いつまで布団の中に包まっているんですか?」

 

「うぇ!?」

 

「うぉ!?」

 

 

 急にでかい声を出して、慌て始めるユメ先輩。

 

 どうしたのだろうか、気のせいでなければ何かを隠しているような素振りも見られる。

 

 とりあえず暑いし、出てきて欲しいんだけど。

 

 

「とりあえず出ましょう。ほら」

 

「ままままって!? まだそういうのは早いというか!?」

 

「はい? 何言ってるんですか」

 

「まって、本当に待って!? シーツ引っ張ったらダメ……あ」

 

「…………は?」

 

 

 パサリ。これはシーツが落ちる音。

 

 ぷるん。これはでっかい、それはもう瑞々しい果実がふるえる擬音。

 

 今、俺は何を見ている?

 

 目の前に突如として現れた大きなふたつのメロン、いやスイカ?

 

 でも不思議なことに薄いオレンジ寄りの色、というか肌色で中心には綺麗なピンクの————

 

 

「きゃぁぁぁぁああああ!!!!」

 

「うわぁぁぁぁああああ!!??」

 

 

 ばっと両手で胸を隠して絶叫するユメ先輩と、あまりの大きさに腰を抜かして絶叫する俺。

 

 共通点はどっちも顔真っ赤ってところかな!!

 

 なんで!? 裸なんで!?

 

 ただでさえ寝起き、そこに加えて突然現れたユメ先輩。

 

 これだけでお腹いっぱいどころか、若干吐いてるくらいなのに、追い討ちの如く迫る素っ裸に巨乳とかいう視覚情報。

 

 でも、悲劇はここからだった。

 

 ドタドタと急ぐように駆ける複数の足音が廊下から聞こえてきた。

 

 まずい、病院で騒ぎすぎた。ナースさんとかが来たら怒られる、というか。

 

 素っ裸の女の子が男の布団に。勘違いされないはずもなく……!

 

 

「ちょ……か、隠れて!?」

 

「うぅぅ、見られたぁ……きゃ!」

 

 

 ひんひん泣いているユメ先輩を布団で覆い、抱きしめるようにして中に隠す。

 

 横向きになって彼女が見えないようにギュッと布団を覆う。

 

 隠蔽工作が終わったと同時に、自分の部屋の扉が勢いよく開く。

 

 

「「シュウ(くん)!」」

 

「……ふむ」

 

「え!?」

 

 

 首だけで振り返ればそこにはホシノ、先生……そしてなぜか黒服がいた。

 

 なんだこの組み合わせ、と思いつつも3人の表情があまりにも切羽詰まっていて、思わず黙り込む。

 

 ホシノと先生は俺の顔を見て、一瞬だけ安堵した顔になり、黒服もホッとした表情を見せる。

 

 ……ああ、そっか。セトの憤怒との戦いの後だったからか。

 

 とりあえず何かを言わなきゃ、と口を開く。

 

 

「お、おはよ?」

 

「…………はぁ。うん、大丈夫そうだね」

 

「よかったぁ……」

 

 

 呆れながらも笑ってくれた先生と、へにゃりと腰を砕かせるホシノ。

 

 なんだか様子が変で怪訝そうな顔をしていると、先生が黒服にムッとした顔で攻めるような言葉を言い出す。

 

 

「黒服? シュウ、何も異変とか起きてないみたいなんだけど」

 

「……いえ、そんなはずは」

 

「そうだよ、シュウくんがまずいって言ってたのに」

 

 

 困惑した顔をした黒服を責める2人をみて、つい口を挟む。

 

 

「異変? あの、なんの話を?」

 

「あ、ごめんね。えっと、まずは確認だけど……シュウ、大丈夫?」

 

「はい、ピンピンしてますけど」

 

「そっか……」

 

 

 ようやく表情から不安の文字が消えた先生。よくよく考えてみると俺、すごいとこで気絶したもんなぁ。

 

 けろりとしている俺を、まだ不安そうな顔で見つめてくる視線に気づいて、視線を移す。

 

 

「ホシノ」

 

「……その、本当に大丈夫なの?」

 

「ああ。……心配かけちゃったな」

 

「っ。ううん、私こそ……ごめん」

 

 

 何かを押し込めるように謝られて、すぐに気づく。

 

 ホシノの言葉と今の状況。そして、不安そうな謝罪の言葉の理由は、あの日の暴走についてか。

 

 

「俺は平気だって。ホシノも無事みたいでよかったよ」

 

「……うん」

 

「そんなへこたれた顔するなって。その様子だと、みんなだって無事なんだろ?」

 

「それは、そうだけど」

 

「ならどうした? 俺のこと、そんな心配だったのか」

 

「っ! 当たり前だよっ!」

 

 

 突然の大きな声につい、ビクッとなる。……なんかお腹の辺りでも肩を震わせた人がいた。

 

 

「私のせいで、シュウくんは……もう何日も目を覚さないし」

 

 

 何日も、という言葉に少し驚く。

 

 起きた時の自分の状態的にそこそこ眠っていた自覚はあるが、こんなに心配させるほどだったのか。

 

 ちょっと、デリカシーのない言い方だったな。と反省しつつ、なるべく優しく話しかける。

 

 

「悪い、心配かけた」

 

「……うん」

 

「もう心配ないから。……だから、そんな顔しないでくれよ」

 

 

 鼻を啜り、後ろを向いてしまったホシノ。

 

 まずいな、めちゃくちゃ心配をかけてしまったみたいだ。

 

 ちょっぴり気まずい空気の中で黙って俺とホシノの会話を聞いていた先生と黒服が口を開く。

 

 

「とりあえず、大丈夫ならいいの。シュウ、2週間も目を覚さなかったんだよ」

 

「身体の傷は完治していましたが、一向に意識が戻りませんでした。一方で貴方の神秘は膨れ上がっていくばかりで、こちらとしても気が気でない状態でしたよ」

 

「2週間も寝てたのか……」

 

 

 具体的な日数を言われると、心配をかけてしまった自覚がより出てくる。

 

 同時にそんな寝たきりの自分の元へ、なぜこんなにもタイミングよく来れたのか、という疑問が湧いて聞いてみる。

 

 

「その疑問が、さっき私の言った言葉に繋がるの」

 

「異変がなんとか、でしたっけ」

 

「うん。実は黒服がね、シュウの状態を24時間体制で見ていてくれたんだけど」

 

「うげ……」

 

「クク……礼には及びませんよ」

 

 

 いや、キモいんだけどね? と言いかけたが、ここは感謝すべきか。

 

 何故か誇らしげにしている黒服にひとまずお礼を言う。

 

 

「あ、ありがと……。でも、どうやってずっと見てたんだ」

 

「もちろん貴方にお渡しした測定器です。あれには身体状況を常にリアルタイムで観測できるシステムも、組み込まれていますから」

 

「聞いてねぇんだけど……?」

 

「言ってませんでしたからね」

 

 

 しれっと言いやがったなコイツ。

 

 少しふざけた様子だった黒服だったが、咳払いとともに真面目な雰囲気を醸し出す。

 

 

「さて本題です。私が先生とホシノさんに連絡を行った理由ですが」

 

 

 ピン、と指を刺されて首を傾げる。

 

 

「シュウさんの反応……主に神秘の数値が突然消失したからです」

 

「そうそう、本当に驚いたんだから。私もかなりテンパってたけど、ホシノなんて酷い取り乱し方で」

 

「せ、先生!」

 

 

 ポカポカと先生を叩くホシノと笑ってそれを受け止める大人。

 

 うーん、仲良しなのはいいことだな。と、黒服が言った消失した理由に心当たりがある俺はそっと視線を外しつつ、モゾモゾ動いている胸元の存在に冷や汗をかき始めていた。

 

 ……冷静になってきたが、まだ根本的なものが解決していない。というか、この人のことをなんて説明すればいいのか。

 

 緩みかけた空気を正すように、また黒服が大きな咳払いをする。

 

 

「……コホン。と言うわけです。本来、神秘が消えるというのは、存在そのものの消失を意味します。ですが」

 

「うん。シュウはなんともないんだよね」

 

「ま、まぁ……。“俺は”なんともないっすね……?」

 

 

 言い淀むような俺の言葉にいち早く勘付いたのは。

 

 

「……シュウくん、何か隠してる?」

 

 

 ホシノだよね、そうだよね。わかってた。

 

 

「い、いやー? 別にー? 何もー?」

 

「というかシュウ、いつまで背を向けてるの」

 

「その態勢、キツイのでは?」

 

 

 余計なことを言うな大人組! と、声が出そうになるのを寸でのとこで飲み込む。

 

 そして時間が経つごとに、動きが激しくなる隠した先輩(もの)の動作を止めるべく、より腕に力を入れる。

 

 ジタバタしないで! バレる、まじでバレるから!!

 

 勝手に悪戦苦闘しながら、なんとかバレないように誤魔化していたが。

 

 

「先生、シュウくん絶対に何か隠してるよ」

 

「うん、だろうね」

 

「クク、信じられているが故に信用されないとは。難儀ですねぇ」

 

「いや、ほんとになんでも……ないっ!」

 

 

 じーっと見つめてくる視線×2と哀れむ大人(敵……敵だよねコイツ?)の疑念は深まっていくばかり。

 

 まずい、なんとか言い訳を。

 

 

「いや、お腹! お腹めっちゃ痛いの!」

 

「ふーん?」

 

「へぇ?」

 

「ほう」

 

「1ミリも信じてないな!? って、あ、まって……ちょ」

 

 

 もう無理、とばかりに抵抗が一気に増して……。ああ……。

 

 

「ぷはぁ!! はぁはぁ……やっと、いき、できたぁ……」

 

 

 バッと俺のベットからユメ先輩が膝立ちで出てくる。呼吸は荒く、よほど苦しかったのか肩で息をしている。

 

 

「もう! シュウくんのばか! また死んじゃうかと思ったよぉ!!」

 

「……は、はは。ははは……」

 

 

 そのままムッとした顔で詰めるように言葉を投げてくるが、今のこの場の空気が冷たすぎて俺は乾いた笑いしか出ない。

 

 

「笑い事じゃないよぉ!! もう、なんでそんな青い顔、して……」

 

 

 言葉に詰まったユメ先輩を見て、ようやく彼女もこの空気に気付いたようだ。

 

 さっきまでは苦しくて必死にもがいていたから、他のことを気にしている余裕がなかったようだが。

 

 ……俺も右を見て固まっているユメ先輩に習って、ゆっくりとみんなの方へと視線を移す。

 

 

「…………えぇ」

 

 

 完全にフリーズして口をポカーンと開けたままの先生。その表情は初めてみるもので、実に間抜け。

 

 

「…………クク、クククッ。もう何があっても驚かない自信があったのですがね?」

 

 

 引き攣った笑いとともに、動揺を隠せない黒服。心なしか手が震えてるけど、大丈夫かい?

 

 そして。

 

 

「ぁ……え。ぇ……?」

 

 

 まるで幽霊にでも会ってしまった、そうとしか表現できない顔になったホシノ。

 

 ああ、本当にまずい。俺の状況がわかっていないのに突然、死人であるはずのユメ先輩が現れたら……とか考えていたのだけれど。

 

 驚くことにこの場で最初に口を開いたのは、ユメ先輩だった。

 

 

「……えっと、ホシノちゃん。久しぶり、でいいのかな。あはは……」

 

「……は、ぁ……は、い」

 

 

 顔を蒼白にしたホシノは目を大きく開き、壊れたロボットのように、声にならない声で返事をする。

 

 声は震え、どこか恐れているようにも感じる。2人にどんな因縁があるかは知らないが、あのホシノの様子を見るにただならぬ物があるのは間違いない。

 

 緊張した2人の空気。たまらず視線をユメ先輩に向ける。……そして、ほっとした。

 

 だって、ホシノを見ているユメ先輩の表情は。

 

 

「——うん。いい後輩ができて、ホシノちゃんもいい先輩になれたみたいで……よかったよ」

 

「なんっ……なん、で」

 

「ふふ、ずっと見てたよ? ……頑張ったね」

 

「ぁ……う、ぐぅ……っ」

 

 

 こんなにも優しい顔ができる人がいるんだ、なんて。そんな感想が出てくるくらいに穏やかな笑みだったから。

 

 ユメ先輩の言葉に、訳がわからない、そんな顔をしたり。泣いているのに笑みが溢れたりと感情と情緒が、ぐちゃぐちゃになったホシノの表情が、そこにはあった。

 

 

「あ〜。泣き虫だ?」

 

「うぅ……うるさ、いです。わけ、わからなく、て……!」

 

「ふふ。また会えて嬉しいよ」

 

「わ、たしも……ですっ……」

 

 

 ……まだ混乱しているみたいだけど。どうやら変に拗れたり、喧嘩したりみたいなのはなさそうだ。

 

 先生もあわあわしていたが、ほっと胸を撫で下ろしている。

 

 黒服は……ん?

 

 

「なんでお前、そっぽ向いてるんだよ」

 

「いえ、最低限のマナーです。むしろ当たり前のことでしょう」

 

「は?」

 

 

 何言ってんの? と言う俺の疑問が口から出る前に。

 

 

「裸体をさらした女性を直視するなど。私は大人であり、紳士ですから」

 

「「…………あ」」

 

 

 この場の柔らかい空気でそんなことを気にしていなかった……と言うか、今の今まで忘れていたマヌケ2人の鳴き声が響き。

 

 

「あちゃー……」

 

 

 気付いてたけど、空気を読んで黙ってたの。そう後に語る心優しい先生の声が聞こえ。

 

 

「…………は?」

 

 

 さっきまでの涙に濡れた声はどこに行ったのか。ドスが効いたひっくい声で血管を浮かべて、ブチギレ3秒前みたいになったホシノがそこにはおったそうな。

 

 思わず、ユメ先輩と顔を見合わせる。うん、別の意味で泣きそうな顔してるね。奇遇なことに俺もです。

 

 

「シュウ先輩」

 

「……はい」

 

「ユメ先輩」

 

「……ひ、ひぃん」

 

 

 

「どう言うことか、しっかり説明してくれますね?」

 

 

 

 混沌。

 

 そうとしか表現できない惨状が生まれ出すまで、あと5秒。

 

 

 

 

 

 






シリアス? ……やっこさん、死んだよ。

次回、“エピローグ[下]:再びアビドスで送る青い春の物語”でお会いしましょう!

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