コーラル侵食アンブロジウス撃破
「…今度こそ終わりかな」
そう呟いたのは、アリウススクワッドのミサキ。
それは悲観でも諦観でもなく、ただ客観的に現実を受け入れたことで洩れた言葉だった。
「そうですね、これ以上はもう…」
それに同意したのはヒヨリ。
先生の指揮及び他の生徒の支援を受ける補習授業部を相手取ったアリウススクワッドは、聖徒会のミメシスの加勢があっても尚、押し込まれ、遂には敗北を認めるまでに追い詰められていた。
元々、万全とは言えない状態だったスクワッドの四人は、この交戦で更に消耗し、満身創痍、物資もほぼ尽きかけていた。
──それでも。
そんな中でもただ一人、サオリだけは、その瞳から歪んだ闘志は消えず、憎悪と共に燻っていた。
サオリはまだ諦め切れず、闘いを──抵抗を続ける意気を宿していた。
「……まだだ…まだ古聖堂の地下に…あれが…」
うわ言のように呟いたサオリは、踵を返して一人走り出す。
その行先は、倒壊して瓦礫の山と化した古聖堂。
「サオリ…!?」
それを目にしたアズサが声を上げる。
「古聖堂の地下へ…!」
サオリは瓦礫の下に開く、闇へと続く階段の奥へと姿を消した。
「何か手段が残っているような言い方でした。止めなくては…!」
他のアリウス生徒やスクワッドを残して消えたサオリに、ハナコは歯噛みする。
「まだ戦う力が残っていましたか…」
「…私が行く」
その声を上げたのはアズサだった。
アズサも満身創痍には違いないが、その足取りは先程よりも遥かに安定している。
それは、周りの人々の存在によるものだったろうか。
「あ、アズサちゃん、私も…!」
アズサに続き、ヒフミも立ち上がる。
だが、ヒフミはスクワッドとの交戦で前線に立ち、少なくない傷を負っていた。
体力の消耗もあるだろう。
それによってふらついてしまう。
そのヒフミをアズサは抱き止め、支える。
「その怪我だ、安静にしてて」
優しく告げるアズサに、しかしヒフミは不安げな視線を向ける。
その視線に宿るのは、またアズサが一人で何処かに消えてしまうのではないかという事への恐怖。
だが、アズサはそれを感じ取ったのだろう。
抱き抱えるヒフミに、アズサは優しく微笑みかける。
「心配しなくても平気。サオリを止めて、すぐに戻ってくる」
アズサのその言葉に、ヒフミの視線に宿る不安が薄らいだ。
[“私も行くよ”]
そこに先生が声をかける。
「…ありがとう、先生」
ヒフミをハナコに預け、愛銃を携えたアズサは古聖堂を見据える。
「アズサちゃん、気を付けて…!」
その背中に、ヒフミが振り絞るような声を飛ばす。
アズサは肩越しに振り返り、そのまま頷くように笑顔を向けた。
「…うん。私はもう大丈夫」
そして、ヒフミに向けていた視線を他の補習授業部へと順に巡らせる。
「ヒフミ、ハナコ、コハル…行ってくる」
「はいっ!」
「待ってますよ」
「き、気を付けてねっ!」
補習授業部からの声援を受け、アズサは先生に顔を向ける。
[“じゃあ、行こうか。”]
先生の言葉に頷き、二人はサオリが消えた先──古聖堂の地下へと走り出した。
サオリを追い、先生とアズサの二人は、古聖堂の地下遺跡に足を踏み入れる。
爆撃の影響か、はたまた経年劣化によるものか、地下遺跡内部は崩落した天井の瓦礫や倒壊した柱の残骸が転がっていた。
それらを躱しながら進み、二人は広間のような空間から通路に踏み込む。
三人程度なら横に並んで進める程度の通路を進んで行くと、再び広大な空間に出た。
そこは、天然の洞窟と遺構が混ざった空間だった。
鍾乳洞と言うべき大小様々な鍾乳石がそこかしこに見られつつも、床は遺跡同様の人工の石畳。
そして、その石畳を進んだ先──円形の広場のようにになっている場所の中心に、サオリは立っていた。
「アズサ…」
「サオリ、もう終わりにしよう」
「…良いだろう。全てをかけて、最後の戦いにしてやる」
サオリとアズサは、銃を手に互いに相手を見据える。
「…まだ私と一対一で、正面から勝てるとでも思っているのか?」
サオリの言葉に、アズサの脳裏を過ぎるのは、二度に渡るサオリとの一騎打ちの戦いの記憶。
一度目は市街地で、撃たれた先生を目撃した怒りのままにサオリに突っ込んだ。
二度目はスクワッドが拠点としている廃墟に忍び込み、ゲリラ戦を仕掛けて他のスクワッドメンバーを倒した上で、サオリに畳み掛けた。
戦いでは負けたが、置き土産にヘイローを破壊する爆弾を仕掛けた。
サオリを殺すつもりだった。
結果は失敗に終わった。
次こそは、今度こそ殺すつもりで、ヒフミとも決別し、この場に訪れた。
でも──。
「いや、私は一人じゃない」
補習授業部──コハル、ハナコ、そして、ヒフミ。
他にも先生とイヴ、学園間の垣根を越えて、この場に集結した生徒たち。
彼らの顔が、アズサの脳裏に浮かび上がる。
彼らの存在が、アズサに勇気を与えてくれる。
「っ、先生…!」
サオリは先生に敵意の眼差しを向ける。
それは正しい。
この現状は…学園間の垣根を越えて集まった全ての生徒は、先生を中心にしていると言っても過言ではない。
先生が居なければ、エデン条約を上書きすることも、瓦解していたトリニティとゲヘナの生徒たちが立ち直ることは困難──不可能だった可能性が高い。
先生こそが、この場における大きな変数──
だからこそ、サオリは先生に敵意と殺意を向ける。
例外を排除し、
「何もかも、全て片付けてやる。お前も、その大人も、あのレイヴンも!!」
サオリはこれまで以上に憤怒と憎悪に燃える眼光を二人へと注ぐ。
「全てが虚しいこの世界で、真実を思い知れ!!」
憎しみと虚しさに呑まれたサオリが、殺意を込めて銃を向ける。
[“アズサ、行こう”]
それでも、先生は怯まない。
「…うん」
アズサも、以前のように怒りに呑まれることはない。
穏やかな微笑みを湛え、先生に頷き返す。
そして、アリウススクワッドとの最後の戦いが始まった。
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コーラルに侵食された多腕の異形を倒した私は、協力してくれた四人──シロコ、ホシノ、ヒナ、ツルギに礼を言い、その場を離れた。
『ん、力になれたのなら良かった』
『良いよ良いよ〜、行ってあげな〜』
『残ったミメシスは正義実現委員会と協力して対処するわ』
『…ここは任せろ』
未だに、ユスティナ聖徒会のミメシスの残党が湧いてはいるが、風紀委員会や正義実現委員会の手によって確実にその数を減らしていっていた。
瓦礫が転がる古聖堂跡地を駆け抜け、私は目的の場所に辿り着く。
私が目指したのは、補習授業部がいる場所だった。
「ヒフミ、ハナコ、コハル!」
私が声をかけると、三人は驚きつつも振り返る。
三人とも消耗した様子であり、特に前線に立つヒフミとコハルはボロボロだった。
「イヴ!?」
「イヴちゃん…ご無事で何よりです…」
とりあえず無事な姿に安堵しつつ、周辺に視線を巡らせる。
アリウススクワッドは、特に敵意が無いようで地面に座り込んで項垂れている。
戦いは終わった様子だが、何人か見当たらない。
「イヴさん…アズサちゃんと先生が…」
ヒフミの言葉に、おおよその予測は立てられた。
「最後の戦いをしてるんだな」
私の言葉に、ヒフミは頷く。
スクワッド側で残っているのは、
サオリを止める為に、アズサと先生が後を追ったのだろう。
「だ、大丈夫…よね…?きっと…」
コハル少し不安げに呟く。
「大丈夫だ、二人ならきっと──」
“サオリを止められる”──その言葉を紡ぐ直前、私は言い知れぬ不安を感じた。
悪い予感、嫌な気配と言い換えても良い。
そんな不明瞭で不確かな、胸のとっかかりを、だが私は確かに感じた。
“猟犬の耳”も、漠然とした警鐘を発している。
その出どころは──古聖堂の地下。
サオリを追って、アズサと先生が突入した場所──。
「…イヴちゃん」
古聖堂の地下へと続く階段を睨んでいた私に、背後からハナコの声が届く。
「行ってください。私たちは大丈夫です」
三人は決して万全の状態とは言いがたい。
それに加え、風紀委員会や正義実現委員会やシスターフッド、アビドスの対策委員会がミメシスの残党を減らしていっているとは言え、戦いはまだ終わっていない。
アリウススクワッドも、今は腑抜けているが、いつまた動き出すか分からない。
三人をこの場に残していくのは心許ない。
サオリ一人であれば、立ち直ったアズサに先生の指揮が加われば問題無いはずだ。
そのはず、だが──。
「…不測の事態を予測しろ、か」
すっかり灼けてしまったルビコンでの戦いの記憶。
その中で辛うじて残っている、ウォルターからの忠告。
「イヴさん」
そこへ、ヒフミの声が聞こえてきた。
「アズサちゃんと先生をお願いします」
私の背中を押すように、ヒフミの言葉が届く。
「…分かった」
私は決心し、アズサと先生の元へ向かうことにする。
「い、イヴも気を付けなさいよねっ!」
コハルの心配を受け取り、私は崩れた瓦礫の中にぽっかりと口を開く、地下遺跡へと続く階段へと飛び込んだ。
“猟犬の耳”が感じ取る“気配”が、一層強まるのを感じながら、私は遺跡の奥へと進んで行った。
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「う、くっ…」
よろめきながらサオリは後退する。
「アズ、サ…」
サオリは耐え切れずに、その場に膝を突いた。
今度こそ、サオリは力を使い果たしたのだろう。
だが、それはサオリに限った話ではなかった。
「はぁ、はぁ、はぁ…」
アズサもまた、満身創痍からの休息も挟まない連戦の果てに、精魂尽き果て、その場に座り込むように崩れ落ちた。
[“アズサ!”]
そこへ、先生が駆け寄る。
「先生…」
駆け寄った先生が肩を貸し、アズサは立ち上がる。
そんな二人の横を通り過ぎ、サオリの元に歩み寄る人影があった。
「……」
顔を覆うマスクが割れ、赤い瞳が露わとなった薄紫の髪の少女──。
「アツコ…」
その少女を目にし、アズサが呟く。
「げほっ!姫、どうして逃げなかった…」
咳き込みながら、サオリはアツコを見上げる。
そこで先生とアズサの二人には、自分たちの元へ駆け寄る足音が聞こえて来た。
「アズサ、先生!」
シスターフッドのような修道女風の制服に身を包み、赤みを帯びた白髪を揺らすその少女は──。
[“イヴ!”]
シャーレ直属特務戦闘員、レイヴン──渡鳥イヴだった。
「上はもう大丈夫だ。あの化け物は倒した。あとは──」
三人の視線がサオリとアツコへと注がれる。
アツコは割れたマスクから覗く赤い瞳を閉じ──。
「私たちの負けだよ、アズサ」
柔らかく、穏やかな声を発した。
「だ、ダメだ、姫!喋ると、
すると、サオリがこれまでに無い狼狽する様を見せた。
それはまるで、何かに怯えているような、恐怖しているような──。
「大丈夫。もう全部、終わりだから」
だが、そんなサオリを前に、アツコは落ち着いた様子で宥めるように話しかける。
「それにどちらにせよ、
「…?」
「もうやめよう、サオリ」
「…やめる?アリウスに帰るということか…?帰ったところで、私たちは殺されるだけ…」
「だから逃げよう、一緒に」
「逃げる…」
「うん──アズサが教えてくれた」
アツコは、胸の前で両手を握った。
そして、回顧するように目を伏せる。
「いつからか持っていた“これ”は…私たちの憎しみじゃない」
「この憎しみを…私たちは習った。それからずっと、私たちのものだと思い込んでいた」
両手を握ったまま、アツコはアズサへと目を向ける。
「…アズサはきっと、それに気付いたんでしょう?」
「……」
アズサはアツコの目を見返す。
言葉はなかったが、今のアツコにはそれだけで十分だった。
「アズサは色々なことを学び、様々な経験を得た…」
アツコはチラリと先生を見る。
「良い大人に出会えたんだね、アズサ」
「そして、自分のいるべき場所を見つけた…」
アツコのその言葉と声は、嬉しそうな反面、少しだけ寂しさのようなものを感じられた。
だが、アツコはそれを振り払うようにサオリへと向き直る。
「だから、サオリ」
「…逃げよう」
「この場から、アリウスから」
「いつの間にか植え付けられた、私たちのものじゃないはずの憎しみから」
そう言ってアツコは、サオリに手を差し出した。
そのアツコの手と顔を交互に見やり、それでもサオリは俯く。
「逃げるだなんて、そんな……」
サオリは、迷いの渦中にあった。
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「素晴らしい…」
「知性と品格、礼儀と信念、そして培ってきた経験と知恵…」
「やはり、そなたならば…」
「私の《崇高》を理解してくれるに違いない…!」
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アツコの言葉によって、サオリから敵意が消え、これで一件落着──。
そう思った直後だった。
地面が揺れた。
ただの地震ではない。
それは恐らく、この場にいる全員が感じ取っただろう。
それは、地面や建物だけでなく、空気──空間そのものを揺るがすような、圧倒的な存在感でもって、この世界への顕現を誇示していた。
「こ、これは…」
唐突に現れたただならぬ気配に、アズサの顔が険しさを纏う。
「…まさか、
「これは、レベルが違う…」
アツコのその言葉は、まるで何かを知っている風な、思わせぶりなものだった。
「どういうことだ…」
サオリの狼狽ぶりから見ても、彼らアリウススクワッドにとっても、異例の事態であるようだった。
「先生、イヴ。これは…」
アズサが私と先生の服を掴む。
「マズい、逃げないと…!」
アリウスの軍隊とスクワッド、ユスティナ聖徒会のミメシスを前にしても動じなかったアズサが、顔を青ざめさせ、震えている。
それも無理は無い。
空間を震わせるこの気配は、聖徒会のミメシスや先程戦った異形──それがコーラルに侵食された存在、それらとは桁違いの存在感を放っていた。
[“…どうやら、反則みたいだね”]
震える地下空洞を険しい表情で睨みながら、先生はおもむろに胸元に手を入れる。
「先生…?」
その様子をアズサは不思議そうに見つめる。
[“出さないで終わらせたかったけど…”]
そう言って先生は懐から一枚のカードを取り出した。
単なるクレジットカードにしか見えないそれが、しかし私の目に留まった瞬間、私は反射的にカードを持つ先生の手を掴んでいた。
「先生、“ソレ”はダメだ」
私はそのカードがどんなものなのか、直感的に理解した。
それは間違いなく、何かを代償に、使用者に力を齎すもの。
“歯車”や“残り火”という、同じような力を有しているからこそ、私は嗅ぎ取ることができた。
先生は間違いなく、代償に自分の身を捧げる。
例え、代償の対象を選ぶことが出来たとしても、それは変わらないだろう。
「戦いなら私がやる。だから先生は──」
その手札を切らせる訳にはいかない。
[“…ごめんね、イヴ。その気持ちはありがたいよ”]
だが、先生の意志は固いようだった。
先生の瞳には、一切の迷いがない。
[“でも、イヴも感じるでしょ?『アレ』はこれまで戦って来た強敵の比じゃないって。『反則的』なモノだって”]
先生の言う通り、私の“耳”が感じ取っている危険度は、これまでにキヴォトスで対峙し、戦って来たどの脅威をも越えるものだった。
強さ、ではない。
“格”が違い過ぎる。
存在としての次元が異なる、正しく異次元の存在。
[“コーラルのことはイヴの方が詳しいし、因縁があるみたいだったから任せるしかなかった。”]
[“生徒との戦いも、イヴを頼る他なかった”]
[“でも、これはイヴだけに任せる訳にはいかない”]
[“相手がとんでもない存在な上に──”]
[“これには間違いなく、大人が──ゲマトリアが関わっているから”]
先生は真っ直ぐ私の目を見て、訴えかける。
先生はこういう時、決して譲らない。
生徒を守る為なら、尚のこと。
そういうところを私はこれまで何度も見てきた。
やがて、諦めたように溜め息を吐いたのは、私の方だった。
「…分かったよ」
[“…ありがとう。足は引っ張らないようにするよ”]
先生の言葉に、私は睨むような視線を送る。
私が先生を止めようとしたのは、足手纏いになりそうだからではない。
むしろ、そういう面では信頼を置いている。
間違いなく、一定以上の役目は果たしてくれるだろう、と。
だからこそ私は、その反動、代償が先生に返った時、どういった対価を支払う事になるのかを危惧している。
理想は、先生の出番無く、私が片付けること。
だが、それが容易な相手でないことは、ヒシヒシと感じる地の底からの異質な気配によって理解していた。
「先生、イヴ…」
心配そうに、アズサが声をかけて来る。
[“大丈夫だよ、アズサ。私とイヴなら、絶対に勝てるから!”]
それは、アズサを不安にさせない為に、心配をかけないようにする為の先生なりの配慮。
「…アズサ。念の為、いつでもみんなでここから離れられるようにしておいてくれ」
だが、何事にも万が一ということもある。
[“イヴ、それは…”]
先生には悪いが、必要なことだ。
「もしも、の場合の話だ。私も簡単に負けるつもりは無い。私にはまだ、やるべき事がある」
「…分かった。二人とも、気を付けて」
アズサと分かれ、私と先生は遺跡の深部へと走り出す。
その途中、サオリとアツコの二人と目が合うが、今は彼らを気にしている場合ではない。
この脅威を放っておけば、私たちも、そして、アリウススクワッドも、全員が危険に晒されることになる。
二人から目を離し、私は深淵へと続いているのではないかと思うような、真っ暗な下り階段の奥へと降りていった。
その先で私と先生は、これまでの
先生とイヴのやり取りの裏でマエストロは大興奮していましたが原作と変わらないのでカットです(無慈悲)
次回からはいよいよエデン三章における最終決戦!
それに相応しい強敵としてヤツが立ちはだかります。
ここでの彼はひと味違います
それではまた次回のお話でお会いしましょう