東方超龍革~Duel Masters Phantasm 作:フウ@東方二次創作
第一話 幻想入り 〜 Into the Phantasm
自分の組んだデッキを一通り見る。
―まだ、何か足りない。
デュエルマスターズ。それはこの国でトップクラスの流行度を誇るカードゲーム。
それと同時に、俺がドハマりしているカードゲームである。
今、俺は新弾のカードを使ったデッキを組んでいたが…どうも良い案が浮かばない。
このデッキでやりたい事、やれることが多すぎて、自分にとっての「一番」が何かが分からない。
「あー駄目だ!纏まらねえ…!どれも良すぎて迷う…はあ…。」
こういう時は一晩眠れば何かが分かる。デッキ作りにつまずいた時に自分なりに考えた解決策だ。
「よし、寝るか…。」
自分の部屋にベッドを敷き、眠る。
明日の自分がデッキを完成させてくれることを信じて―おやすみなさい。
………
……
…
―と思っていたのが昨日の事だというのは、覚えている。
それならどうして…
どうして…
「どうしてこうなるんだアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
そんな俺の心の叫びは、謎の空間の中へと消えて行った。
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イメージOP 1,000,000 TIMES
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―取り敢えず現状確認から入ろう。
俺の名前は"遊崎 勝平"。一般的なDMP(デュエルマスターズプレイヤーの略称)。
俺は現在何故か、鞄の中に自分の持ってるカードが入ったケースがある状態で、何故か普段着の姿で、何故かここに居る…よし分からん。
って言うかここどこだよ!眼みたいなものがいっぱいある空間で…ちょっと気持ち悪い…
「…ようこそ、私の空間へ。」
背後から、凛とした女性の声がした。
誰だ…と思い俺は後ろを向く。目に入ったのは、金髪の女性。白と紫のスカートタイプの服を着、赤いリボンが付いた帽子を被り、傘を持った彼女はそれはそれは美しい女性であった。
この人は一体…?そう思う暇もなく、彼女は自己紹介を始めた。
「私の名前は
「…
自己紹介の後、彼女は笑顔を俺に向けた。
「遊崎 勝平…本日は貴方に頼みがあってここに呼ばせていただきました。」
「頼み…一体何だよ?」
「…これから起こる『
突如として出た『異変』、『幻想郷』といった謎のワード。
「ちょっと待て…異変?幻想郷?まるで意味が分からんが…」
「―幻想郷、それは忘れられたり、存在を否定された者たちが集まる世界。人と妖怪が共存する理想郷ですわ。」
「人と妖怪…クリーチャーワールドの亜種みたいなものか…?」
「中々察しが良いですね…そして今、その世界に『異変』…つまり、ある種幻想郷の危機が迫っています。その解決の手伝いをして頂きたいと思いまして、こうして馳せ参じたわけです。」
―分からない。そもそも…
「…どうして、俺なんだ?どうして俺なんかにこの世界の命運を任せられなきゃいけないんだ?」
その疑問の返答は、思わぬ形で返ってきた。
「ハンドルネーム"
「!?」
それは、俺がデュエマの大会で使っていたハンドルネーム…一体どうしてその名前を…?
「貴方の事は、色々調べさせていただいておりますわ。DMPランキング現時点3位…ここ幻想郷から一番近い長崎県では1位の実力。前年度のCS優勝回数は10回、先月あった大型大会で見事優勝を飾った…それが貴方、遊崎勝平でしょう?」
ここまで調べがついているのは流石に驚いた―確かに俺は先月の大型大会で優勝を飾っていたが…もしかして目の前の人はその様子を見ていたのか…?
「…それで、それが俺に何の関係があるってんだ?」
「この世界は、デュエルマスターズにて物事の決着がつく世界。その実力で、この異変に決着をつけてほしいのです。」
―大体わかった。
つまり俺は、幻想郷という世界の危機をデュエマで救えと言う事か。
アニメさながらの展開であったが、俺はそれを受け入れた。―いや、受け入れざるを得なかった。だって…
「…ここで俺が断っても、恐らく無理矢理連れてくつもりだろ…?」
「あら、どうでしょうかね?」
胡散臭い笑みを浮かべる紫。
やっぱり。恐らく候補者が俺しか居なかったのだろう。
ここで断っても、どうせ俺を幻想郷と言う世界に連れて行くつもりだったのだろう。
「…なら、やってやるよ。」
―俺は立ち上がり、決意を込めて言った。
目の前の得体の知れない美女の頼みに乗ってやろう。
"切札勝舞"、"切札勝太"、"切札ジョー"、"斬札ウィン"…そんな世界を救った
「ありがとうございます。それでは、幻想郷までご案内させていただきましょう。」
「…終わったらちゃんと帰してくれるよな…?」
「ええ。まあ、また頼みがあればまた呼びますが。それでは…」
紫は、俺の目の前にゲートを開いてくれた。
「この門を潜ったら、貴方は博麗霊夢という方との合流を急いでください。異変解決を生業とする巫女です。」
「…分かった。」
「最後に…。」
紫は俺に一枚のカードをくれた。
何だろうこのカード…。陰陽マークが描かれた無色カード…?
「こちらは、この世界でデュエマをする為に必要なカード…このカードを見せ合う事で、戦いを始める事が出来ます。」
「…分かった。」
俺はそのカードを持って来たケースに仕舞い、ゲートへと歩き出した。
「それでは…ようこそ、幻想の世界へ。」
紫から聞こえてきたその言葉を最後に、俺は門を潜った。
―――――――――
「ここが…幻想郷…。」
門を潜ると、そこは森林。いきなり木々以外には何もないような場所に飛ばされた俺は、まず幻想入り前に持って来た自分の荷物を確認する。
財布、カードケース、替えの服等々…遠征用の装備は一通りもって来ている。
「んで…博麗霊夢っていう巫女さんと合流しろ言われてたな…」
そう言って俺が周囲を見渡すと―空が赤くなっていた。
「…アレが…異変ってやつか?」
空が赤くなり、所々に赤い霧が漂っている。
これがの内容なんだろうが…正直気味が悪い。
―と、
「こんな所に、人間が居るのかー?」
突然聞こえた少女の声。
声の主の招待―黒と白のワンピース、金髪に赤いリボンを付けた少女はじーっと俺の事を見ていた。
「…何だ…?」
謎の少女は口元に指をあてながらなおも俺の事を見つめて来る。
―何か俺についているのか…と思った瞬間。
「ねぇ、あなたは食べてもいい人間?」
―ゾッとするような感覚。
頭がどうにかなりそうだった。こんな年端も行かないような少女が…?
「え…その…」
「そーなのかー、じゃあいただきまーす」
「おいおいおいおい!?」
返答する暇もなく迫って来る謎の少女。
逃げなきゃ…!
俺は本能的にそう悟り、走り出した。
「待つのだー逃げるのは良くないのだー」
少女の緩い声が聞こえる。
今の俺にはその声が恐怖の対象であり、結果として俺は全力で森の中を疾走していた。
―と、その瞬間…視界が完全に暗闇に閉ざされた。
「なっ…何で…!?」
「逃がさないのだー」
近くからあの少女の声がする。
(ちくしょう…!俺はここであの少女に食べられて死ぬのか…!)
…その時俺は、ふと思い出した。
この世界は、デュエルマスターズにて物事の決着がつく世界であるということを。
俺は咄嗟に紫さんに渡されたカードを目の前に突き出す。
「…んあー?そのカード…お前も持ってるのかー?」
よし!この少女がこのカードを持ってないみたいなオチは無いみたいだ!ならやる事は一つ…
「俺と…デュエルしろ!」
「わかったのだー」
どうやら幻想郷に入った直後に食べられ御陀仏という間抜けすぎる展開は避けられたようだ。
だが、負けたらどうなるか分からない以上、負けたくはない。
少女は懐からカードを取り出し、カードを見せ合う。
その瞬間、俺と少女を光の幕が囲い、そして俺の目の前にデュエマのフィールドが現れた。
デッキを置く場所に今回使うデッキを置いた瞬間、デッキが自動でシャッフルされシールドが展開される。
―まるで真のデュエルだなという感想を抱きながらも、俺はデッキの上からカードを5枚引いた。
同じような処理を相手の少女も終わらせ、遂にその時は来た。
「そういえば、お兄さんの名前聞いてなかったー。私はルーミア。あなたは?」
「遊崎 勝平だ。さあ、始めようか!」
「あははー!いくよー!」
「「デュエマ、スタート!!」」
「俺のターン。『砕慄接続 グレイトフル・ベン』をチャージしてターン終了だ。」
「私のターン。ドローなのだー。『アーテル・ゴルギーニ』をチャージして1コスト!」
…あれ?この展開はまさか…
「くらやみなのだー。『
ルーミアの目の前に現れた壺のようなクリーチャー。
なるほど…ルーミアのデッキは「青黒COMPLEX」か…トリガービートとして厄介なデッキ…だがこちらのデッキはカウンターでワンショットするタイプだから相性は結構いい筈…
「ターン終了なのだー」
「アイツが起動する前に何とかしないと…俺のターン、『禁断竜王Vol-Val-8』をチャージしてエンド。」
「5色揃ってるのだー。私のターン。この時にデッキの上からCOMPLEXの下にカードを置くのだー。」
壺にある数字が0から1になる。アレが8になれば…今は考えずにいこう。
「『制止の時計 ザ・ミュート』をチャージして2コスト、『【問2】ノロン
ルーミアの前にノロンアップが現れる。やっぱり真のデュエルみたく実際に場にクリーチャーが出て来るんだな。
「効果で2枚ドローして2枚捨ててターン終了なのだー。」
「俺のターン!『獅子王の遺跡』をチャージして3コスト!『フェアリー・ミラクル』発動!自分のマナゾーンに全文明が揃ってるので2枚ブースト!ターンエンドだ!」
置かれたカードは「蒼龍の大地」と「天災デドダム」、かなり良い落ち方だな。
「私のターン、COMPLEXの下にカードを置くのだー。ドローして『終末の時計 ザ・クロック』をチャージ。3コストで『
ルーミアの前に制服のようなものを着た少女、アリスが現れる。
墓地に落ちたカードは「闇参謀グラン・ギニョール」…あれこれやばくねえか?
「うーん俺のターンドロー!『天災デドダム』をチャージして4マナ!『獅子王の遺跡』を発動!『マナ武装4(多色)』達成により合計3枚ブースト!」
マナに置かれているカードは…OK。これで準備は整ったかな?
「何かまずそうなのだー。私のターン。COMPLEXの下にカードを置くのだー。」
これで3枚…しかも…。
「『忍蛇の聖沌 c0br4』をチャージして2マナ、ムゲンクライム2でアリスとノロンをタップして『闇参謀 グラン・ギニョール』を出すのだー。効果起動でアリスを手札に戻すのだー。」
「バトルゾーンからカードが離れたって事は…」
「そーなのだー。」
COMPLEXの下にカードが入る…これで4枚目か…。
「そして2コストで『学校男』を召喚。」
学校男はまずい!あのカードは…!
「効果で自身とギニョールを破壊するのだー。そしてCOMPLEXに2枚カードが入るのだー。」
ギニョールと学校男が消滅し、壺に付いた数字が6になった。
「これでターン終了なのだー。」
「うーんこれで数字は6…うーんまずいな…。」
現在4ターン目、こちらは9マナで準備OK、だが手札は2枚…一方ルーミアはCOMPLEXの下に6枚カードが入ってる。ワンチャン次のターンで起動されかねない状況…。
「ならこのターンでどうにかしないとな…。」
そう決めてデッキの上に指を掛けたその時―
「あら、こんな所にデュエル中の二人とはね。」
俺の背後から聞こえた凛とした女性の声―。
そこには、二人の少女―一人は特異な巫女服を着た、もう一人は金髪と魔女のような服装が特徴的な少女が居た。
「あちゃー…どうやら、妖怪に遭遇しちまったみたいだな…」
「アンタ、紫が言っていた外来人かしら?」
巫女服を着た少女の質問に取り敢えず頷く。
「私は
妖怪…えっ?
目の前に居るルーミアが…妖怪?
普通に人の形してるけど…まあ、そういう妖怪も居るんだろう…。
「でも、今はデュエル中みたいだぜ?」
「ああ…まあな。今ちょうど5ターン目が始まるところだ。」
「そう、まあ良いわ。さっさと終わらせときなさい。折角だから観戦させてもらうわ。」
博麗 霊夢と名乗った少女は、如何にも『さっさと終わらせたい』という表情を浮かべながら言った。
「はいはい…俺のターン、ドロー。」
…よし、先に動ける!
「ノーチャージで3コスト『
「10マナまで伸ばした!」
「来るのかー?」
「行くぜ6マナ!『Disアイ・チョイス』召喚!効果でマナゾーンのS・トリガー呪文を使うことが出来る!詠唱!『
俺のキーカード、蒼龍の大地が発動される。
「あのカードはマナゾーンのカードの枚数より小さいコストの非進化クリーチャーを踏み倒せる呪文ね。」
「そうだ現在のマナゾーンのカードは9枚!よってマナゾーンから8コストの『砕慄接続 グレイトフル・ベン』をバトルゾーンに!」
俺の切り札の一つ、「大神砕グレイトフル・ライフ」と「「戦慄」の頂 ベートーベン」が接続されたディスペクターの、「砕慄接続 グレイトフル・ベン」が場に現れた。
―正直、俺はこの状況にいささか興奮をおぼえていた。どこか恐ろしくも恰好良い見た目…こんなクリーチャーが俺の仲間となると、本当に心強い。
「『EXライフ』によりシールド追加!そして蒼龍の大地で自然文明カードが登場したので、ノロンアップとバトル!」
グレイトフル・ベン 13000 VS 2000 【問2】ノロンアップ
ノロンアップがグレイトフルベンの放った槍の攻撃により破壊された。
これでルーミアのクリーチャーはCOMPLEX以外いなくなった。
「そしてグレイトフル・ベンの登場時効果!墓地のカードをタップして全てマナへ!これで5ブーストだ!」
「場からクリーチャーが離れたのでCOMPLEXの下にカードが送られるのだー。」
これで7枚目、次のターンで起きてくるから対策を!
「そしてグレイトフル・ベンの効果!各ターンに一度、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから召喚できる!そしてそれがディスタスならコストを支払わずに召喚可能!よってDisアイ・チョイスをノーコストでバトルゾーンに!」
「マナにアイ・チョイスが居たか!」
「そして、グレイトフル・ベンで蒼龍はマナに戻っている…」
「そういう事!Disアイ・チョイスの効果!蒼龍の大地を再び発動!『終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー』をバトルゾーンに!」
二度目の蒼龍の大地により、ディスペクターの王の一柱、「ザ=キラー・キーナリー」が現れた。
「EXライフでシールドを追加!これでターンエンドだ!」
次のルーミアのターンの開始時、COMPLEXに8枚目のカードが入り、COMPLEXが起動してしまう。
ここに来る前の俺もあのデッキには手を焼いたが…キラー・キーナリーこそがCOMPLEXの弱点であることは知っている。
COMPLEXから出せるクリーチャーはキーナリーの効果で登場時効果を使えず、ルーミアのクリーチャーはCOMPLEXを除けば0、ダイレクトアタックはほぼ不可能だ。
だから俺はこの状況で精神的余裕を持ってこのターンを終わらせた―。
「―それじゃあ、そのターンの終了時、『ブルー・インパルス』を召喚するのだー」
「なっ…!ブルー・インパルス!?」
「いけない!」
「あれは相手のクリーチャーが自分より4体以上多い時に相手のターン終了時に無料召喚できるカード!」
しまった…!デドダムを下手に出したのはミスだったか…?
「あはは~。と言う事で私のターン、COMPLEXの下にカードが置かれるのだー。COMPLEXの下に8枚カードがあるので、COMPLEXがアンタップされるのだー。」
壺の蓋が勢いよく開かれる。COMPLEXがその悍ましい真の姿を現した。
パワー25000という超大型クリーチャー、攻撃時、このクリーチャーの下にあるクリーチャーを何でもタダ出し出来るという凄まじい効果を持ったクリーチャーだ。
「何て恐ろしい見た目なんだよ…!」
確かに恐ろしい見た目だ。背景ストーリーのラスボスの一角だけある。
だがキーナリーにはEXライフがあるからまだ…!
「ドローしてチャージ無し、それじゃあ『ド浮きの動悸』をキーナリーに発動してバウンスするのだー。」
…ですよねー。
「ああ!EXライフが無くなった!」
「それじゃあ攻撃するのだー。COMPLEXで攻撃する時、このクリーチャーの下の『同期の妖精』をバトルゾーンに出すのだー。」
単体除去をメタって来るか…!
「それじゃあワールドブレイクなのだー。」
「くそっ…!ブロックだグレイトフル・ベン!EXライフで破壊を置換だ!」
グレイトフル・ベン 13000 VS 25000 COMPLEX
グレイトフル・ベンとCOMPLEXの激しい戦いの末、グレイトフル・ベンがCOMPLEXの機械腕に殴り飛ばされた。
「それじゃあ次、インパルスで攻撃する時『スマッシュ・バースト』でこのクリーチャーの呪文面、『「真実を見極めよ、ジョニー!」』を発動。効果で3体までバウンス出来るからキーナリーとグレイトフル・ベンをバウンスするのだー。」
ブルー・インパルスが持つ銃の様な武器の攻撃で、キーナリーとグレイトフル・ベンが吹き飛ばされた。
「くそっ…!」
「そしてそのままT・ブレイクなのだー。」
俺の前にあったシールドが一気に3枚破壊される。これはまずい…!
「シールドチェック…!シールドトリガー、『ドンドン火吹くナウ』!山札の上から3枚を見て1枚をマナ、1枚を手札、1枚を墓地に置いて墓地に置いたカード以下のコストを持つ相手クリーチャーを破壊する!」
「だけど同期の妖精が…!」
「そーなのだー。」
「…くっ…墓地に落ちた『獅子王の遺跡』以下のコストの同期の妖精を破壊…!」
「メガ・ラストバーストは使わないでおくのだー。そしてクリーチャーが場を離れたからCOMPLEXにカードが送られて、またアンタップするのだー。」
そう…COMPLEXのヤバい所は7枚有れば除去する度にアンタップするという所…つまりハマれば無限攻撃が可能なのである。
「それじゃあもう一度、COMPLEXで攻撃する時下に置いてあった『アーテル・ゴルギーニ』を出すのだー。」
「今度はアーテル・ゴルギーニ…アレは確か…。」
「そーなのだー。出た時に選ぶ効果は-4000と4以下復活を使うのだー。」
アーテル・ゴルギーニは出た時に、下の内から2回(同じ効果の使用も可能)使えるという効果を持っている。
►相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。
►自分の山札の上から4枚を墓地に置く。
►コスト4以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
除去も復活も墓地肥やしもこなすハイパーカード…それがアーテル・ゴルギーニである。
「それじゃあDisアイ・チョイスのパワーを0にして破壊して墓地から『
やはり来たか奇天烈シャッフ…!
「シャッフの登場時能力、私が言った数字の呪文が次の自分のターンまで使えないのだー。」
「今回の数字は何なんだぜ…?」
「もちろん8なのだー。」
「やっぱり…!」
「これで蒼龍の大地が使えなくなったわね…。」
「そしてDisアイ・チョイスが場を離れたからCOMPLEXの下にカードを置いてアンタップさせるのだー。」
トドメまで行けるのやっぱり強過ぎるだろ…!
「それじゃあ残り2枚ブレイクなのだー」
「まずい!大地が使えない状況でこれは!」
叫ぶ魔理沙を横目に俺はシールドを手札に加える。
「く…シールドチェック!一枚目!」
…くそっ!こんな時にシャッフで封じられてる蒼龍の大地か!
大きく息を吐いて二枚目のシールドのカードに手をかける。
「フゥーッ…二枚目!」
―このカードは…
「…来たぜ…S・トリガー!『ホーガン・ブラスター』!!」
「ホーカン・ブラスターですって!?」
「俺の山札をシャッフルして、上から1枚目のカードを使うことが出来る!」
「大丈夫なのかよ…?」
「…これに賭ける…行くぞ!」
デッキをシャッフルして、デッキの一番上に指をかける。
イメージは『切札勝太』。この場面でいつでも運命を引き寄せて状況をひっくり返して来た憧れのキャラクター。
「このドローは…激しく重いぜ!ドロオオオオオオオオッ!!」
―渾身のドロー。
引いたカードは…!
「…来やがったぜ!『聖魔連結王 ドルファディロム』をバトルゾーンに!!」
アルファディオスとドルバロムが"連結"されたディスペクターの王の一柱―『聖魔連結王 ドルファディロム』がその姿を現した。
「ここでドルファディロムを引きやがった…!」
「凄い…!」
「EXライフでシールドを追加して、登場時効果!相手の多色ではないクリーチャーを全て破壊だ!」
「そんななのだー。」
ドルファディロムが剣を振り、ルーミアの場のクリーチャーが全て破壊された。
「これでトドメは無いどころか相手のクリーチャーが居なくなったぜ!」
「うーん…ターン終了なのだー。」
「それじゃあターン終了時!『流星のガイアッシュ・カイザー』を手札からバトルゾーンに!」
ブルー・インパルスのお返しとばかりにバトルゾーンに出るガイアッシュ・カイザー。
「登場時効果で2枚ドローだ!」
「そして、ガイアッシュ・カイザーが存在する間コスト10以上のクリーチャーの召喚コストを4減らせる!良いぞ!」
「でも大丈夫?ルーミアのデッキシールドトリガーが沢山あるみたいだけど…。」
確かにあのデッキはクロックだけでなくザ・ミュート、
「大丈夫だ…やれる!俺のターン!ドロー!!!」
―引いたカードは…よし!
「『石像男』をチャージ!行くぜ6コスト!お前の出番だ!『蒼き王道 ドギラゴン
バトルゾーンに叩きつけられるカード。
―ドギラゴン剣が生まれ変わったドリームレアのクリーチャー…「蒼き王道 ドギラゴン超」が現れた。
蒼き王道 ドギラゴン
「おお…ドギラゴン超じゃねえか!」
「こうして見るとドギラゴン剣とうり2つね。」
「行くぜドギラゴン!ガイアッシュ・カイザーをタップして…!」
瞬間、ドギラゴンの身体が輝きを放ち始める。
「『ハイパーモード』、起動!」
ドギラゴン超が山吹色のオーラを放ち始め、ドギラゴン超の周囲に剣が漂い始めた。
これでドギラゴン超はパワーが13000になりT・ブレイカーを得て、さらに追加効果で味方全員スピードアタッカーとなる。
さらに、もう一つ効果を得るのだが―その前にこれだ!
「そして、4コスト軽減6マナタップ!再び出番だ!キラー・キーナリー!」
「キーナリー来たぁ!」
「これで登場時効果は使えない!」
「さあ行くぜルーミア!まずはドルファディロムで攻撃宣言時、ドギラゴン超の能力発動!」
ドギラゴン超のハイパーモードは、自分の多色クリーチャーが攻撃する時にそのクリーチャーより小さいコストのクリーチャーをのマナゾーンから出すことが出来る能力を持っている。
「マナからコスト9以下のクリーチャー…『石像男』をバトルゾーンに!」
「石像男…アイツは確か…!」
「石像男の効果!バトルゾーンの俺のクリーチャーで全文明が揃っている間、相手はS・トリガーを使えない!」
「そうなのかー!?」
「行け!Tブレイク!」
ルーミアのシールドが3枚割られる。
―ルーミアの手札に加えられたカードは、コンプレックスとザ・ミュート、アリス。だがシールドトリガーが封じられているため使うことは出来ない。
「そしてキラー・キーナリーで攻撃する時!ドギラゴン超の能力を再び発動!『砕慄接続 グレイトフル・ベン』をバトルゾーンに!そのままWブレイク!」
キーナリーの槍が最後のシールドを貫く。
―手札に加わったカードは…『終末の時計 ザ・クロック』と『5000VT』。だが当然、クロックは使用不可能である。
「うー…何もないのだ―。」
「ドギラゴン超でダイレクトアタックだ!」
ルーミアに向けて走り出すドギラゴン超。
「にゃああああああ!」
ルーミアがドギラゴン超の攻撃を食らい、目を回して吹き飛んだ。
―周りを覆っていたバリアが解除される。
今なら言ってもいいだろう。
「対戦、ありがとうございました!最終決着!」
…正直、初戦からかなりきつい戦いを強いられた。
シャッフで宣言8と言われた瞬間、「あれこれ負けか…?」とまで思っていたが、ピン刺ししていたホーガン・ブラスターが刺さってくれて本当によかった。
「…アンタ、中々やるじゃないの。」
「ホント、よく勝ったよな、」
霊夢と魔理沙が駆け寄って来る。
「ああ…ありがとな…。名乗り遅れたが俺は遊崎勝平。異変解決の手伝いしろって言われて来たデュエマプレイヤーだ。」
「改めて、博麗霊夢よ。」
「霧雨魔理沙だぜ。よろしくな!勝平!」
一通り自己紹介を終わらせたところで、霊夢が口を開いた。
「さて…勝平、今の状況とかこの世界のこととか、あんまり分かって無いでしょう?」
「まあな…。」
「そこらへんは進みながら説明させてもらうわ。」
「助かる…あ、そうだ。」
俺は先程吹っ飛ばしてしまったルーミアを抱き上げて、少し離れた木に優しく下ろした。
「あら、優しいのね。」
「流石にそのまま放置ってわけにもいかないしな…。俺がやった事だし、後始末も俺がやっとくよ。」
「へぇー、良い奴なんだなお前。」
「用事は終わったかしら?それじゃあ、行くわよ。」
霊夢の号令により俺たちは霧の深い場所へと歩き出した。
「…ありがとうなのだー…勝平…。」
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イメージED JIBUN
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ある夏の日、突如幻想郷全体が妖気を帯びた紅い霧で覆われた。
人里の民は妖気を帯びた霧により体調を崩し、日光は遮られる。
そんな異変の解決に向かう3人―そんな中、新たなる刺客が襲い掛かる。
「ちょおーーーーっと待った!! ここを通りたければ、さいきょーのあたいを倒してからにしろ!」
「ふーん…アンタが"最強"…ねえ…?」
「デュエマは…パワーだぜ!!」
今回のデッキ
<5c王道蒼龍>
基本的には蒼龍の大地からドルファディロム、グレイトフル・ベンなどを出してカウンターを狙うデッキだが、Disアイ・チョイスを3投しているためマナに埋まっている蒼龍を使ってこちらから攻め込むことも可能。もし盾から蒼龍が出てこなくても諦めずに祈り続ければサイバーI・チョイスや斬隠オロチ、ホーガン・ブラスターからカウンターと言う事もある。
フィニッシュはドギラゴン超のハイパーモード→ドルファディロムなどの大型多色クリーチャー攻撃→石像男をマナから出してトリガーケアでワンショットを決められる。