東方超龍革~Duel Masters Phantasm   作:フウ@東方二次創作

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コラボ第二話 博麗 霊夢VS黒羽 赤~Counternova VS Evilgate~

 互いに目を合わせる黒羽赤と博麗霊夢。

 二人の纏う緊張感が高まっていくのを感じる。

 

「さあ、黒羽。」

「…ええ、行くわよ。」

 

 二人は互いに陰陽柄のカードを構える。

 二人を光の幕が包み、フィールドが現れた。

 

「…よくよく考えると、このシステムまるでジョー編の『真のデュエル』ね。」

「真のデュエル…?何よそれ?」

「あー皆もそう思うか?」

 

 赤の呟きに同調する勝平。

 一方霊夢と魔理沙はキョトンとしている様子である。

 

「…まあ良いわ、それより始めましょう!」

「ええ!」

 

博麗霊夢 革命ノ守護者 VS 紅き鬼の門 黒羽 赤

「「デュエマ、スタート!!」」

 

―――――――――――――――

イメージOP 1,000,000 TIMES

―――――――――――――――

 

 先手を取ったのは赤だった。

 

「私のターン、熱血の物語をチャージしてターンエンド。」

「ドロー、マナチャージ。ターン終了よ。」

 

 霊夢が『鳳翔竜機(ほうしょうりゅうき) ワルキューレ・ルピア』をチャージしたのを見た白は、

 

「あのデッキ…革命チェンジが中心のデッキかな?」

「お、よく気付いたな。霊夢のデッキは赤白閃(あかしろノヴァ)。割と速攻型のデッキだな。」

「ほうほう…」

 

 そんな白と勝平の会話を横目に黒羽がプレイを続ける。

 

「ドロー。サイクルペディアをチャージしてターンエンド。」

「ドロー、マナチャージして2マナ、『奇石 ミクセル』を召喚よ。」

 

 霊夢の場に現れたミクセルに顔をしかめる闇。

 

「うげ…ミクセルとは厄介なのが来たな…」

「心配いらないわ。このデッキにそれはそこまで効かない。ドローチャージで3マナ、『天災(ディザスター) デドダム』を召喚。効果でデッキトップの3枚を見て、1枚ずつ手札とマナと墓地に置くわ。ターン終了よ。」

 

 最強クラスの初動カード、デドダムを出してターンを明け渡す赤。

 

「デドダムを採用したデッキと言う事ね。」

「まあね。」

「…だけど…。おかげでこっちが先に動けそうね。」

 

 笑みを浮かべながらデッキトップに手をかける霊夢。

 「もう!?」と驚く白と闇―

 

「ドロー、マナチャージ。相手のマナゾーンに多色カードが有る時、このカードを3コストでバトルゾーンに出せる!来なさい!『偽りの希望(コードミラクル) 鬼丸「終斗(ピリオド)」!!』」

 

 霊夢の場に終斗が現れた。

 

「…それがあったか…!」

「登場時能力で、デドダムとバトル。そして、バトルに勝ったら1枚ドローよ。」

 

 デドダムが鬼丸に斬り裂かれる。

 霊夢はカードを1枚引き―口角を上げた。

 

「さあ、行くわよ!スピードアタッカーの鬼丸「終斗」でシールドを攻撃!」

「持っていると言う事ね…!」

 

 手札のカード1枚に手をかける霊夢―

 

「これが、幻想の世界を護る守護神の姿―革命チェンジ!『蒼き守護神 ドギラゴン(ノヴァ)』!!」

 

 霊夢の背後からドギラゴン閃が飛び出し、終斗とハイタッチ。

 革命チェンジにより、ドギラゴン閃がフィールドに降り立った。

 

蒼き守護神 ドギラゴン(ノヴァ)/POWER 13000

 

「そしてドギラゴン閃が革命チェンジにより現れた今―」

「来るぞ!黒羽!」

「ええ…!」

 

 ドギラゴン閃が光を放ち始める―

 

「この世界を護る為に、あなたの力を貸しなさい!『ファイナル革命』、発動!」

 

 ドギラゴン閃のファイナル革命は、山札の上から4枚を表向きにしてその中から進化ではない多色クリーチャーを、コスト合計が以6下になるように好きな数選び、バトルゾーンに出すという効果である。

 山札の上から4枚を見る霊夢―

 

「行きなさい!『ボルシャック・サイバーエクス』!」

「こんなに早く打点が揃うなんて…!!」

「行きなさいドギラゴン閃!T・ブレイク!」

 

 ドギラゴン閃の斬撃により、赤のシールドが3枚破壊された。

 

「シールドチェック…S・トリガー、『サイバーブレイン』。効果で3枚ドローよ。」

「サイバーブレイン…?珍しいわね今の時代…」

 

 珍しいドローソースに首を傾げる霊夢。

 ―だが勝平は赤が何のデッキを使っているかを理解した。

 

「黒羽のデッキ…まさか?」

「お、勝平分かっちゃった?」

「まあな。さんざん闘って来たデッキだ。」

 

 頷く勝平にニヤリと笑みを浮かべる白。

 霊夢の猛攻は止まらない。

 

「サイバーエクスで攻撃する時、手札から『龍装者 バルチュリス』の宣言を行う!」

「バルチュリスを持っていたか…!」

「そう、コイツは自分のクリーチャーが攻撃する時、その攻撃がこのターン2度目の攻撃なら、攻撃の後にタダで出せるカードよ。そのままシールドWブレイク!」

 

 砕け散る2枚のシールド。

 

「シールドチェック。『切札翔太&カツキング 熱血の物語』。革命2でS・トリガーよ。」

「良いわよ。」

 

 デッキの上から5枚を確認する赤―

 

「…『蒼き団長 ドギラゴン剣』を回収して、ミクセルをバウンスさせて貰うわ。」

「ドギラゴン剣…まあ良いわ。バルチュリスをこのままバトルゾーンへ。そして、スピードアタッカーのバルチュリスでダイレクトアタック!」

 

 赤へと突っ込んで行くバルチュリスー

 だが、赤は笑っていた。

 

「―その攻撃宣言時、『鬼エンド』、発動!『百鬼の邪王門(ひゃっきのじゃおうもん)』を手札から2枚宣言させて貰うわ!」

「な…邪王門ですって!?」

 

 赤の背後に巨大な門が2つ飛来した。

 ―そう、赤のデッキは『4c邪王門(じゃおうもん)』。百鬼の邪王門によるカウンターを軸としたデッキである。

 百鬼の邪王門は、クリーチャーの攻撃時、シールドが0のプレイヤーがいて、自分のマナゾーンに闇と火のカードがそれぞれ1枚以上あれば、手札からコストを支払わずに唱えられるというカードである。

 

「邪王門の効果、山札の上から4枚を墓地に置いて、その中から闇か火のコスト6以下のクリーチャーをバトルゾーンに出す。」

 

 デッキの上から4枚を墓地に送る赤―

 ニヤリと、笑った。

 

「行きなさい!『龍素記号wD(りゅうそきごうダブルディー) サイクルペディア』!」

 

 1つ目の門が開き、サイクルペディアがバトルゾーンへ現れた。

 

「サイクルペディア…まずいわね…!」

「このカードが出た時、コスト4以下の呪文を墓地から唱えるわ。唱える呪文は『サイバーブレイン』。これでもう一度3枚ドロー。墓地から唱えた呪文は山札の下へ送られるわ。」

「なるほど…サイクルペディアで再利用する為にサイバーブレインを…!」

 

 魔理沙がサイバーブレインの採用理由に納得する。

 実際、サイバーブレインは4c邪王門にとって、サイクルペディアと同じく救世主の1枚となったカードであり、

4ターン目の動きが若干弱い傾向のある4c邪王門にとって4マナで最大枚数のドローが可能なサイバーブレインは理にかなっており、さらに不足しがちな水単色マナも供給してくれるというクリティカルな1枚である。

 そしてそれをさらに効率よく使えるサイクルペディア。

 ―だが、サイクルペディアの強みはこれだけではなかった。

 

「バトル効果は飛ばしてもう一枚の邪王門の効果!4枚墓地に送って…『鬼ヶ大王(おにがだいおう) ジャオウガ』をバトルゾーンに出す。登場時能力で私のシールドを全て手札に加えられるけど…シールドは0枚だから意味は無いわね。」

「なるほど、邪王門の鬼エンドを発動させることが出来るのね…」

「そして邪王門の効果、相手のクリーチャー1体とバトル。よってバルチュリスとバトルよ。」

 

 門から飛び出したジャオウガがバルチュリスに襲い掛かり、バルチュリスが破壊された。

 

「く…ダイレクトアタックが封じられた…!」

「まだ終わって無いわ。」

「え…?」

 

 ―と、サイクルペディアが両腕にエネルギーを溜め始め、そのエネルギーが百鬼の邪王門の姿をとりはじめた。

 

「なっ…邪王門がもう一度…どういう事!?」

「サイクルペディアの効果、手札から唱えた呪文を墓地からもう一度発動できる!」

「何ですって!?」

 

 現代でも最高クラスのスペックを持ったカード、サイクルペディアの能力に驚愕する霊夢。

 そして開く門―中から出て来たのは、カツキングだった。

 

「カツキングがもう1体…!」

「登場時能力で5枚見て…『単騎連射(ショートショット) マグナム』を回収よ。」

「マグナムが来たか…!」

「バウンス効果はサイバーエクスに使って、その後バトル効果でドギラゴン閃とバトルよ。」

 

 ドギラゴン閃へと突っ走っていくカツキングー

 

「今のカツキングは『革命0』によりパワー15000。よってバトルに勝利よ。」

 

蒼き守護神 ドギラゴン閃 13000 VS 15000 切札勝太&カツキング 熱血の物語

 

 カツキングの紅い波動がドギラゴン閃を貫き、破壊した。

 ―霊夢の場のクリーチャーが、全滅した。

 

「マジかよ…!」

「やっぱりすごいよ黒羽ちゃん!」

 

 驚く魔理沙、ほめちぎる白。

 霊夢は泣く泣くターンを明け渡した。

 

「さあ私のターン…行くわよ、覚悟しなさい。」

 

 ドローとマナチャージを終わらせたが赤。

 そして赤は手札のカード1枚を手に取った。

 

「呪文、『お清めシャラップ』。1枚ブーストして、その後私かあなたの墓地のカードを1枚以上選んで、それらを山札に加えてシャッフルする。今回は私の墓地をリセットさせてもらうわ。」

 

 墓地に落ちていたカード全てをデッキに戻した赤。

 そして、サイクルペディアでその効果は倍増する。

 

「サイクルペディアの効果で、もう1枚ブーストよ。」

「たった3マナで2ブーストとはね…」

 

 デッキの下へと戻るお清めシャラップ。

 

「そして余った3マナで『単騎連射 マグナム』をバトルゾーンへ出すわ。」

「これでホーリーも止められたわけね。」

「霊夢のデッキの場合、革命の絆が有るかもしれないから一応ね。」

 

 赤は霊夢の革命ゼロトリガーを読んでいた。

 苦悶の表情を浮かべる霊夢。

 

「さあ、終わらせるわよ!カツキングでシールドを攻撃時!」

 

 走り出すカツキングーそして―

 

「革命チェンジ!『蒼き団長 ドギラゴン(バスター)』!!」

 

 カツキングがドギラゴン剣とハイタッチ。

 最強の革命軍クリーチャー、ドギラゴン剣が降臨した。

 

 

蒼き団長 ドギラゴン(バスター)/POWER 13000

 

「さあドギラゴン剣…あなたの力、存分に見せてやりなさい!『ファイナル革命』!発動!」

 

 ドギラゴン剣から赤と緑のオーラが溢れ出す。

 ドギラゴン剣のファイナル革命は、コスト合計が6以下になるよう、進化ではない多色クリーチャーを自分のマナか手札から選び、バトルゾーンに出せるという能力である。 

 

「行きなさい!カツキング!」

 

 もう1体のカツキングが現れた。

 

「カツキングの能力発動!デッキの上から5枚を確認して…『一王二命三眼槍(パラドヴィナシューラ)』を回収よ!」

「また厄介なカードを…」

「そしてT・ブレイク!」

 

 ドギラゴン剣によりシールドが3枚割られた。

 

「ジャオウガで残りのシールドをブレイクよ!」

 

 残りのシールド2枚が破壊された。

 

「シールドチェック…無いわ。」

「…まあ、赤白閃なら普通S・トリガーは入らないでしょうね。」

 

 どこか納得した表情の赤―

 

「カツキングでダイレクトアタック!」

 

 霊夢へと突っ込んで行くカツキングー

 ―だが霊夢の眼はまだ死んでいなかった。

 

「一つ言っておくわ。」

「…何よ?」

「…カウンターがあなたの専売特許と思ったら大間違いよ。革命0トリガー宣言!」

 

 霊夢の突然の革命ゼロトリガー宣言に驚く一同―

 

「なっ…でも革命の絆はマグナムで使えない筈だ!!」

「確かにそうね…でも…」

 

 霊夢は手札のカード…そのうち4枚を赤へと見せた。

 そこに握られていたのは2枚の革命の絆(マスターオブレボリューション)、そして、2枚の革命の鉄拳であった。

 

「革命0トリガーは、1つじゃないわ。」

「『革命の鉄拳』!?」

 

 まさかのカードに驚く白たち。

 これには勝平も、

 

「0トリガー2種…中々エグい事すんな…。」

 

 の一言であった。

 

「私は楽園の巫女、博麗霊夢よ。どうあってもこの世界の秩序は守るわ。」

 

 霊夢の決意に満ちた言葉―

 白はそれに感動し、

 

「世界が違っても…やっぱり霊夢は霊夢だね。」

 

 と呟いていた。

 

「さあ、まずは革命の鉄拳からよ!デッキトップ4枚を捲り…終斗を見せて、そのパワー以下のクリーチャーである、マグナムを破壊よ!」

 

 上空に現れた鉄拳がマグナムへと迫り、マグナムが破壊された。

 

「マグナムが…!」

「これでマグナムの効果は無くなったわ。さあ次は革命の絆よ!デッキの一番上を見る!」

 

 デッキトップを捲る霊夢―

 

「く…トップのカードは革命の鉄拳。失敗ね。」

「よし、これなら…!」

「まだ終わってない。2枚目の鉄拳の効果が残っているのを忘れたかしら?」

 

 再びデッキトップ4枚をチェックする霊夢―

 

「よし、ワルキューレルピアを見せてパワー6000以下のサイクルペディアを破壊よ。」

 

 再び現れた鉄拳がサイクルペディアを砕いた。

 

「そしてこの呪文が唱えられた後、この呪文はデッキに加えられシャッフルされるわ。」

「なるほど…これでデッキトップをリセットしたわけね…!」

「そういう事よ。さあ、2枚目の革命の絆…発動!」

 

 デッキトップを再び捲った。

 

「―条件、クリアよ。」

 

 霊夢が見せたカードはボルシャック・サイバーエクス。

 革命の絆…革命ゼロトリガークリーチャーとして有名な、ボルシャック・ドギラゴンとミラクル・ミラダンテを小型化したようなクリーチャーが現れた。

 

「サイバーエクスの効果。カツキングをバウンスさせて貰うわ。」

「く…!」

 

 手札に戻って行くカツキング。

 

「さあ、これで攻撃可能なクリーチャーはカツキングだけよ。」

「…カツキングでダイレクトアタック。」

「革命の絆はブロッカー、よってブロックよ。」

 

革命の絆 8000 VS 15000 切札勝太&カツキング 熱血の物語

 

 カツキングに破壊される革命の絆。

 霊夢はこのターンを凌ぎ切る事に成功した。

 

「マジか…!!」

「…まさか黒羽ちゃんの猛攻を凌ぎきるとは…!」

 

 開いた口が塞がらない白たち―

 

「驚かせてもらったわ、黒羽。―だけど、このターンで決着よ。」

 

 霊夢がデッキトップに指をかける。

 

「ドロー、マナチャージ。3マナでもう一度行きなさい!鬼丸「終斗」!!」

 

 霊夢の場に再び現れた終斗。

 登場時能力によりジャオウガが破壊された。

 

「ジャオウガとのバトルに勝ったので、1枚ドロー。終斗で攻撃宣言時!」

 

 霊夢は先程引いたカードを天に掲げた。

 

「また力を貸しなさい…!『蒼き守護神 ドギラゴン閃』!!」

 

 光と共に再び現れたドギラゴン閃。

 閃は咆哮と共に、その力を解放した。

 

「ファイナル革命発動!デッキトップ4枚をチェック!ワルキューレ・ルピアをバトルゾーンへ!」

「まずい…!」

 

 飛来するワルキューレ・ルピア。

 

「このままダイレクトアタックよ!」

「…まだ、足掻かせて貰うわ!『一王二命三眼槍』宣言!私がゲームに負ける時山札の下に置く事で、敗北回避よ!」

 

 一王二命三眼槍によりドギラゴン閃の攻撃を防ぐ赤―

 だが、ワルキューレ・ルピアが急速に迫っていた。

 

「ワルキューレ・ルピアはスピードアタッカー…もう一枚一王二命三眼槍はあるかしら?」

 

 赤に指を差す霊夢―

 赤は自分の全ての手札を公開する。

 

 ―そこに、一王二命三眼槍の姿も百鬼の邪王門の姿も無かった。

 

「どうやら、運に見放されたようね…」

「ワルキューレ・ルピアで、ダイレクトアタック!!」

 

 ワルキューレ・ルピアの突撃が赤に直撃。

 それが決着を告げる攻撃となった。

 

「私の勝ちよ。」

 

WINNER 博麗霊夢

 

 デュエルが終わり地面に座り込む両者。

 

「ふう…ギリギリだったわ…」

「…負けはしたけど、良い戦いだったわ。ありがとう。」

 

 互いに笑い合う二人―

 そんな二人に勝平と白たちが近寄った。

 

「すげぇぜ霊夢!アレを防ぎきるなんてよ!」

「いや…ただ運が良かっただけよ。」

「いや本当…運もプレイングもすげえな霊夢は…」

 

 勝利した霊夢を称える魔理沙と勝平。

 

「はあ…負けちゃったわね。」

「あんだけ引いてラフルルもミラダンテも出ないとはな…」

「いやでも…カツキングで来てたと思うけど?」

「ああ、マグナムを手札加えた時のカツキングの時にラフルルが来てたわね。でもあの時革命の絆を警戒したからマグナムにしたけど…とんだ裏目だったわ。反省しなくちゃ。」

 

 しっかりと今のデュエルの反省点を見つけ出していた赤。

 ―そして…

 

「…あとは、頼んだわよ、大将殿。」

 

 そう言って赤は白に陰陽柄のカードを渡す。

 

「黒羽ちゃん…うん!ありがとう!」

 

 託された最後のバトンを、白は受け取った。

 

「勝平、勝って来なさい!」

「行ってこい!」

 

 霊夢と魔理沙は勝平に手を差し出す。

 ―勝平は笑顔で、

 

「…ああ!」

 

 と答えて二人とハイタッチした。

 ―そして、向かい合った白と勝平。

 

 ―と、

 

「こんにちは~」

 

 空間が割れ、スキマから八雲紫が現れた。

 

「紫…今いい所なんだけど。」

 

 空気を読まない紫に呆れる霊夢、

 

「ごめんねぇ~ちょっとそこの子たちに用事があってね…」

 

 紫は白たちを指差す。

 

「私たちに用…?」

「何だよ…仕方ねえな…。」

「…ごめん勝平、ちょっち離れるね…」

 

 3人は紫の下へと集まる。

 紫は3人を神社の中へと案内した。

 

「3人に用って…何なんだよ紫は…」

「さあ?きっと帰る準備ができたとかじゃないの?」

「…何だろうな…悪い、俺もトイレ行かせてくれ。」

「すぐ戻るのよ~。」

 

 勝平もそそくさと神社の中へと入っていった。

 

※ ※ ※

 

「ふう…」

 

 トイレから出て手を拭く勝平。

 

「さて…戻らないとな…」

 

 と言い歩き出す勝平―

 

「…それは、本当なの?」

 

 と、紫の話す声が聞こえてきた。

 ―何だ…と思い、白たちに見られないように話し声に耳を澄ます勝平―

 

「…うん…恐らく私たちは―"私たちの知る幻想郷とは別世界の幻想郷に来ている"わ。」

 

 ―白の発したその言葉に衝撃を受ける勝平―

 白たちは、真剣な表情で紫と話していた。

 

―――――――――――――――

イメージED JIBUN




「じゃあさ、これで行かない?」
「それって…」
「"オーロラカーテン"かよ…大丈夫なのか?」
「だいじょぶだいじょぶ、転送先はカードショップ近くで人気のない場所にしとくから。」
「全く…仕方ないわね。」
「まあ、行くとするか。」
「ふふ…それじゃあしゅっぱーつ…ってえ…ちょっとなにこれ!?」
「おいおい!?身体が引きずり込まれる…!」
「どういう事!?今までこんな事一度も起こらなかったわよね!?」
「私も知らないよ…うわあああああああああああああ!!」

「…今の…私の"スキマ"に、何かが干渉した―?どういう事…?」
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