東方超龍革~Duel Masters Phantasm 作:フウ@東方二次創作
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「アハハハハ…感じるよ…永い間閉じ込められてて…退屈だったんでしょう…?あなたを封じ込めてるもの…私が壊してあげる!!」
フランの上空に在る所々に皹が入り腕や脚のようなものが生えていた星―
今その星に封印されていた最後にして最強の禁断が、解き放たれた。
『グオオオオオオオオオオオオオオッ…!!』
「来やがったか…!」
「勝平…!」
「禁断…近くで見るとこんなにもやべぇ雰囲気なのか…!」
フランの場に現れた超巨大なクリーチャーに圧倒される俺と霊夢と魔理沙。
「全部全部…封印されちゃええええええ!」
フランの叫びと共に、ドルマゲドンXの全身から呪いが放たれる。
そして俺の場に居た栄光ルピア、インフェル星樹、ガイラオウ、ロージア、グレンモルトが封印された。
「勝平のクリーチャーが!」
「これじゃあボアロアクスの龍解もできねえじゃねえか!」
「ドルマゲドンXの登場時効果…相手のクリーチャーを全て封印する。これがフランの切り札…ドルマゲドンXの力!」
レミリアもあまりの力に恐怖を隠せないようだ。
―やがてレミリアは、
「勝平!デュエルを中止なさい!今なら間に合うわ!」
「レミリア…!?」
レミリアふらつきながらもなんとか立ち上がり、
「貴方も感じているでしょう…あのクリーチャーから発せられる力を!フランの持つ力と、最後の禁断…あなたが負けたら、負けた時のダメージは!」
「…確かに、私たちですらこの様だからな…。」
「幻想郷に来たばかりの外来人だと…」
…なんとなくわかった。要するに俺が負けたら。アイツが持つ力にやられて俺は死ぬ…って所か。
「私は見たのよ。あなたの運命を。貴方はこのままデュエルを続けると―フランに負けて死ぬわ。」
「それって…あなたの能力かしら?」
運命を見る能力…レミリアは俺の運命をその能力で見て…。
「フランはどうするんだよ…。」
「フランは私が止めるわ!だから…!」
「…なるほど…。」
確かに、逃げる事も出来そうだ。
俺の選択肢はもう既に決まっている―ただ、一つ気になることがある。
「一つ聞かせてもらおうかフラン。」
「どうしたのショウヘイ?」
「…フラン、デュエマは楽しいか?」
「勿論楽しいに決まってるよ!何言ってるの?」
どうしてそんな質問をするのかと疑問符を浮かべるフラン。
「ならどうして、あんなこと言ったんだ?」
「何の事…?」
「…"久しぶりに楽しくなってきた"…って、お前、デュエマ久々だったのか?」
「そうだよ!こうやってこのカードを思い切り使うのも久しぶりなの!」
「久しぶりって…どれくらいなんだ?」
何気なくどれくらい久しぶりなのかを聞く俺―
「…495年…。」
「「「!?」」」
495年って…とてつもない長さじゃねえか!?
「495年って…何でそんな永い間…!」
「…何でそんな事聞くの?」
「聞かせてくれフラン…その禁断とお前のその力が原因なのか…?それとも…!」
「もういい、ボロフでシールドを攻撃!」
フランは話を強引に切り、攻撃を宣言する。ボロフが装備しているドラグハート、『
「逃げて!勝平!」
「…悪いが、俺は逃げない。」
「「「!?」」」
―最初から、逃げるなんて選択肢は俺の中には無かった。そっちの方が正しいか。
「…これが命を賭けたデュエルだっていう事は、なんとなくわかった。―でも…それでも俺は、逃げたくない。」
「…どうして?死ぬことが、怖くないの?」
「そんなの、当然怖いさ。…でも…。」
俺は目の前のフランを見据えながら言った。
「―ここで逃げれば、フランの事も…ここで起こってることだって、何も分からずに終わる…それだけは絶対に嫌だ!」
シールドが割られ、手札にカードが1枚加わる―くそっ無いか!
「次!ロッドゾージアでシールドを攻撃!そしてP侵略(超次元ゾーンからの侵略効果)発動!『轟く革命 レッドゾーン・バスター』に侵略!そして、これでガイハートの龍解条件成立!」
ガイハートの龍解条件は"クリーチャーの合計2回攻撃"。
フランがガイハートに指をかけ―
「龍解!『
ガイハートから姿を変えたガイギンガが、姿を現した。
「ガイギンガ…マジでやばくねえかこれ!?」
「勝平!逃げて!」
相手のクリーチャーから選ばれると追加ターンを得る能力を持つガイギンガに、霊夢と魔理沙も逃げの提案をする。
―だが!
「最初に言っただろ、今俺が負けてどうなったところでどうだって良いって!それに…。」
迫り来るレッドゾーン・バスター。
レッドゾーンバスターの持つ剣に残りのシールドが全て斬り裂かれた。
「デュエルはまだ、終わってねえ!」
シールドチェック…!
「来たぜ!S・トリガー!『
これで禁断の封印は残り2枚!
「禁断はまだクリーチャーじゃないから封印が外れるけど…S・トリガー1枚だけで大丈夫なの!?」
「まあ見てろ!グレンアイラの登場時効果!相手クリーチャー1体とバトル!」
「パワー5000…ガイギンガに届かないじゃない!」
「バトル対象はガイギンガじゃねえ!ボロフだ!」
炎龍覇 グレンアイラ 5000 VS 3000 最終龍覇ボロフ
破壊されるボロフ。
「そしてこのクリーチャーが初めてバトルに勝ったので、火のコスト4以下のドラグハートを装備!」
「火のコスト4以下…受けに使えるやつはあるのかよ!」
「…無いな。まあ『銀河大剣ガイハート』をこちらも装備かな。」
「…これで終わり?」
―S・トリガーは今の1枚だけ。こっちに出来る処理はもう無い。
絶望したような表情を浮かべる3人。
「それじゃあ…壊れちゃえ!ドルマゲドンXで、ショウヘイにダイレクトアタック!!」
迫り来るドルマゲドンX。
レミリアと霊夢と魔理沙の叫び声が聞こえる―。
だがな…!
「…まだだ…!」
「?」
「まだ何も終わってねえぞこんちきしょうめえええええ!革命0トリガー!『革命の絆』!」
手札に1枚だけあった革命ゼロトリガー、革命の絆を宣言する。
「えっ…!」
「ゼロトリガーあったのか!」
「でも…ドルマゲドンXを含めて攻撃出来るクリーチャーは3体居るのよ!?」
確かにフランにはまだブラックアウト、ガイギンガ、ドルマゲドンXが居る。
1枚だけでは止まらないが―
「皆、ここで裁定クイズだ。」
「裁定クイズ?」
「革命ゼロトリガーを発動して、山札からコマンドの進化元が出たら―どうなると思う?」
「どうって…」
霊夢たちはピンと来ていない模様。
だが、レミリアが答え辿り着いたようで…
「もしかして…進化元コマンドクリーチャーの出現と革命の絆の出現で、封印が合計2枚剥がれる…!」
「と言う事は、禁断の封印が外れるって事かよ!」
「そういう事!って事で行くぜ…!」
デッキトップのカードに指をかける。
「…来オオオオオオオオオオい!」
渾身の叫びと共に引いたデッキトップは…
「…へへ…来たぜ!『最終龍覇グレンモルト』!」
バトルゾーンに現れるグレンモルト。
グレンモルトは火/闇/光のコマンドクリーチャーなので、封印が1枚外れた。
「そして進化…!『革命の絆』!!」
グレンモルトの姿が変わり、ボルシャック・ドギラゴンとミラクル・ミラダンテが小さくなったようなクリーチャーが現れる。
「そしてこいつもコマンドだ!」
「と言う事は…!」
禁断の最後の封印が、外された。
「全てをひっくり返す為にー俺に力を貸してくれ!禁じられし伝説よ!」
俺の背後に封じられていた存在―今6枚の封印が解かれ、その存在が姿を現した。
「
「これが…勝平の禁断…!」
「土壇場で解放するなんて…!」
「ドキンダムXの禁断解放時の効果!相手クリーチャーを全て封印!ドルマゲドンXは封印不可能だが、残りの全員は封印だ!!」
ドキンダムが両手に槍を装備し、その槍をフランのクリーチャーに投げ飛ばす。
槍はフランのクリーチャーに次々と突き刺さり、ドルマゲドンX以外のクリーチャーが封印された。
「そんな…!」
「そして、ダイレクトアタック中のドルマゲドンXは、ブロッカーである革命の絆でブロックだ!」
迫るドルマゲドンXの拳を受け止める革命の絆。
革命の絆はドルマゲドンのダイレクトアタックを受けきり、こっちに笑いかけたーような顔をして消えていった。
「…サンキュー、後は任せとけ。」
「凄いね…まだ壊れないんだ…」
「フランこそ凄えな…禁断の力をここまで使いこなして…。」
―本当に、フランは強い。この世界に来て一番苦戦していると言っても過言ではない。
…だけど…
「ならそのお前が、どうして495年もデュエマをやめてたんだ!」
「まだそんな事聞くの?」
「…お前…本当はデュエマをやりたくてやりたくて仕方なかったんじゃないのか?495年も我慢して…」
俺の言葉に反応したのか、フランは歯を食いしばり始め―
「そうだよ!私はデュエマが好き!ドルマゲドンが好き!デュエマは楽しい!…でも…私がデュエマをやったら…私の力のせいでみんなが壊れちゃう…!」
フランの脳裏によぎる記憶―
人間を相手に楽しいデュエマをして―負けた相手が、壊れていた。
「私の為にお姉さまがデュエマを禁止した事も…地下に閉じ込めた事も知ってる…だから…!」
「―でも…今こうして楽しいデュエマをやってるんだろ?」
「それは…!」
「お前すげえよ。495年間もデュエマを我慢して…俺だったらとても耐えられねえか、別の趣味に走り出すところだぜ。だけどさ…。」
普段の子供っぽさを失い、慌てるフランに俺は言った。
「お前の本心は何て言ってる?答えてみろよ。フラン。」
「駄目…私は…」
フランの身体が震えだす。
…あれ、これ何かしら地雷踏んだか?
「私は…アアアアアアアアアアアアアアア!!!」
―爆発。
まさしくそう呼べるほどの叫び。
今まで積み重なってきたフランの苦悩が、狂気がフランの全身から吐き出されるような感覚。
「く…何て力なの…!」
「勝平!!」
「…おい…レミリア!」
「な…何よ!」
そんな中、俺はレミリアの方を向いて言う。
「お前が見た運命では、俺は負けて死んでたんだったっけなぁ!」
「ええ…そうよ!」
この感じ、VSのラストバトルを思い出すな…あれはマジで熱かった!
そして目の前に居るのはVSRFのラスボス、ドルマゲドンX…
燃えて来たじゃねえか。
「ならその運命も…フランの事も…このピンチも!そいつら全部全部!俺がこの手でひっくり返してやる!俺の…ターン!」
デッキトップに指をかけた。
(挿入歌 こんちきしょうめ)
「このドローは…激しく重い…今日で一番重いぜ!だが…俺は引く!たとえこの指がペッキリ折れようと…!見せてやる…俺の熱血デュエ魂!ドロオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!」
渾身のドローで引いたカードは―
「…来やがったぜ…俺の!切り札!」
俺は引いたカードをそのまま、渾身の力でバトルゾーンへと叩きつけた。
「『蒼き王道 ドギラゴン超』!!」
ドギラゴン剣から生まれ変わったドリームクリーチャーにして、俺の"三代目の相棒"―『蒼き王道 ドギラゴン超』が姿を現した。
『ド…ギラアッ!!!』
蒼き王道 ドギラゴン超/POWER 6000
「…運命が…姿を変えた…!」
「ドギラゴン超の登場時能力発動!ドルマゲドンXをマナゾーンへ!」
「く…ドルマゲドンXの効果!禁断コア2枚をこのカードの下に置いて、シールドを1枚墓地に送って耐えるよ!」
ドギラゴン超の放つ剣閃がドルマゲドンXを貫き、ドルマゲドンの両腕が消失する。
ドルマゲドンXは2回まで除去を耐えることが出来る―が、最早関係はない!
「そして手札から、『切札勝太&カツキング 熱血の物語』を召喚!」
俺の場に現れるカツキング。
「効果でデッキトップから5枚見て1枚を手札に!『革命類侵略目パラスキング』!自然のクリーチャーなのでドルマゲドンXをバウンスだ!」
「禁断コアとシールド1枚でガード!」
カツキングの放つ炎を纏った渾身の突撃にドルマゲドンXが吹き飛ばされ、今度は脚が失われた。
あと一回カツキングを出せばドルマゲドンXを除去して勝つことが出来るが―俺のマナゾーンにあいにくカツキングは居ない。が、まあ良いだろう!
「行くぜ!グレンアイラをタップして…」
ドギラゴン超に力を分け与えるグレンアイラ。
―瞬間、ドギラゴン超から山吹色のオーラが噴き出し始めた。
「『ハイパーモード』!」
輝きだすドギラゴン超。
「行くぜ!まずはカツキングでシールドを攻撃!からの~侵略宣言!『革命類侵略目パラスキング』!」
カツキングの姿がパラスキングへと変わる。
「そして、ドギラゴン超の効果!パラスキングに侵略したのでコスト8以下のクリーチャーをマナゾーンから出せる!」
「でもマナゾーンにカツキングは居ないわよ…?」
「だからコイツだ…!来やがれ!!『最終龍覇グレンモルト』!」
ドギラゴン超の力により、グレンモルトがバトルゾーンに現れた。
最終龍覇 グレンモルト/POWER 6000+
「グレンモルトの登場時効果により、『爆銀王剣 バトガイ刃斗』を装備!」
グレンモルトに装備されるバトガイ刃斗。
「行けぇ!T・ブレイク!!」
叩き割られる3枚のシールド。
―だが…
「まだ…!S・トリガー!
「うお、強いな…!」
「効果発動!墓地からロッドゾージアをバトルゾーンへ!EXライフで一枚シールド追加!そして効果で相手クリーチャーとバトル!グレンアイラを破壊!」
ロッドゾージアの投擲した槍に貫かれ破壊されるグレンアイラ。
さらにガイハートも墓地へと送られた。
「そして効果でパワー11000以下のクリーチャーを破壊…だけど居ない!」
最終龍覇グレンモルトの現在のパワーは封印されているロージアが装備しているボアロアクス、グレンモルトの装備しているバトガイ刃斗の2種のドラグハートがあるためパワーは12000。破壊は不可能だ。
ドルファヴィロムが出てきたら危なかった…運はこっちに向いているようだ!
「続いて、グレンモルトで攻撃宣言時、バトガイ刃斗の効果発動!デッキの上から1枚を捲って、ドラゴンならバトルゾーンに出すことが出来る!」
デッキトップを捲る―
「
ロージアに装備されるガイハート。
「そしてこれで、バトガイ刃斗の龍解条件成立!行くぞぉ!!」
炎に包まれるバトガイ刃斗。
「
『ギイイ…ガアアアアアアア!』
赤き剣から姿を変えたバトガイ銀河。
そして、フランの残りのシールドが砕け散った。
「まだ…!S・トリガー『
バトルゾーンに現れるドルブロ。
これでまだ行ける!
「続いてバトガイ銀河でダイレクトアタック!攻撃時効果でデッキトップを捲って…」
デッキトップのカードは…
「『蒼き団長 ドギラゴン剣』をバトルゾーンへ!」
ファイナル革命で出て来てないから全体SAのみだがまあいい!
「ロッドゾージアでブロック!」
激突するバトガイ銀河の剣とロッドゾージアの槍。
ロッドゾージアは身体に連結されたブースターを吹かしバトガイ銀河へと猛攻を加えるが、やがてバトガイ銀河の剣がそれを砕きロッドゾージアが破壊された。
「そしてこれで、ガイハートの龍解条件も成立!」
思い出されるのは、勝太の熱き龍解シーン。
その再現かのように、俺はガイハートに指を掛けた。
「俺は出来る!」
「何が出来る!!」
予定調和かのように合わせてくれる魔理沙。
「ぜってーできる!」
「アンタなら出来る!」
霊夢も応援してくれている。それだけで力が湧いて来る…!
「そうだ…俺の熱き魂で…未来だって…運命だって…」
炎に包まれるガイハート。
そして、剣に封じられし熱き魂が、解き放たれた。その名は―
「熱血星龍 ガイギンガ!」
『ガイ…ギンガァ!!』
今ここに、もう1体のビクトリーレアドラグハートクリーチャーが姿を現した。
「…す…すごい…」
その迫力に圧倒されるフラン。
「行け!ドギラゴン超!ガイギンガ!」
ドルブロへと斬りかかるガイギンガ。
ドルブロは光弾を放ち抵抗するも、ガイギンガの渾身の一閃により破壊された。
そして、フランへと突撃するドギラゴン超。だが、それを護るかのように、両手両足を失ったドルマゲドンXが立ち塞がり防ぐ―が、関係無い!
「行けええええ!」
「勝平!」
響く霊夢と魔理沙の声援。
―そして俺は、紅魔館の全てに届くような声で叫んだ。
「これが俺たちの未来だあああああああああ!」
俺の叫びに応えるかのように、山吹色のオーラを放つドギラゴン超がドルマゲドンXを貫いた。
―そしてその一撃は、ドルマゲドンを突き抜けてフランへと届いた。
地面へとのびるフラン。
その顔は少し満足そうであった。
「…ハア…ハア…。」
「…フラン…。」
「私の負け…でも、楽しかった…とっても…。」
満足気な表情をするフラン。
…そんなフランに俺は歩み寄り、言った。
「デュエマを楽しむ…それが悪い事なんだって、俺はこれっぽっちも思っちゃいない。」
「…急に…何…?」
「…ただ、俺はお前の在り方が1個、どうも納得いかねえんだ。」
どういう事?と首を傾げるフラン。
「お前…デュエマが禁止されてた間、誰かにその事を言わなかったのか?」
「うん…だって…デュエマが出来なくなっちゃったのは、私のせいだし…私の事なんて…危険だから地下に閉じ込めておくべきだって、皆思ってるだろうし…」
―その言葉を聞いて、ああ…って思った。
フランの心を縛っているものが、なんとなくわかった。
「…バーカ、んなわけねえだろ。」
「…え…?」
「やり方は間違ったかもしれねえが、お前の姉ちゃんも姉ちゃんでお前の事を想っていたんだろうよ。お前にこれ以上傷つけさせたくない―だとか、色々思ってたと思うぜ。」
「そんな…でも…!」
「…ハア…お前は一体、何が欲しいんだ?」
「え…?」
俺はフランと顔を合わせ、目を合わせて言った。
「…フラン、お前の本当の願い、お前の本音…それを全部全部お前の姉ちゃんにぶつけて来い。それで、今を全部ひっくり返してやれ。」
「ショウヘイ…。」
「ヘヘヘ…頑張れよ、フラン。」
俺はそう言ってフランから離れ、レミリアに向かって言った。
「レミリア、お前も…フランと腹を割って話してこい。そんでフランの本当の気持ち、受け入れてやれ。」
「…フランは本当は優しい子なのよ…。…私は…ただ怖かったわ…。フランが何かを壊して、やがて自分も壊し始めるのが…」
レミリアはただただ俯いてそう言う事しか出来なかった。
「成程…アンタが異変を起こしたのは…」
「私は欲しかったのよ…フランと一緒に歩ける世界が…。」
「お姉様…。」
フラフラと立ち上がりレミリアの方向に歩み寄るフラン。
「フラン…ごめんなさい…独り苦しい思いをさせて…。貴方と向き合おうとせずに…」
「そ…そんな事無いよ…私が…悪い子だったから…!」
涙を流し近づきあう二人―やがて、レミリアとフランは互いに抱き合った。
「…やれやれだわ。一件落着…と言った所かしら?」
「ふう、やっぱり家族は仲良くが一番だな。」
窓の外に漂っていた紅い霧が晴れ、白い月が空に浮かぶ。
姉妹のすれ違いが引き起こした異変、"紅霧異変"はここに幕を閉じ、幻想郷の秩序は守られた。
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イメージED JIBUN
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「…良くやった勝平―俺はお前を誇りに思う。」
異変を解決し、現世へと一度戻れる事となった勝平。
霊夢たちとの暫しの別れ、そして―
「これは―」
夢の中―勝平は不思議な体験をする―
「俺の…切り札ァ!!」
今回のデッキ
<4cドラグナー超>
勝平がフランとの最終決戦にて使用したデッキ。
彼の"相棒"であるクリーチャーであるドギラゴン超と最終モルトを中心としたデッキ。ドラグナーのパワーによるコントロール力、革命0トリガーも採用した受けの硬さ、そしてドギラゴン超による展開力とフィニッシュ力が持ち味。勝平の一つの到達点であるデッキである。
どうやら、ドギラゴン超がまだ居なかった時の彼のデッキは"とある大型大会"で優勝したようだったが…??