兎は炉神に想いを捧ぐ   作:自堕落無力

108 / 111
百七話

 

【ヘスティア・ファミリア】と【フレイヤ・ファミリア】の『遠征』はダンジョンの深層域にある最初の『安全階層』、39階層が『迷宮の灰橋』まで進んだ。

 

 そしてこれまでの探索において収穫していっぱいになった魔石と『ドロップアイテム』の中から換金価値の高いものだけを残して低い物を18階層の『安全階層』であるリヴィラの街の換金所へと行き、証文に代えるという班を【フレイヤ・ファミリア】の団員から厳選して向かわせながら、残りは野営をしつつ、休息をとる事になった。

 

 そうして、ベルはというと……。

 

 「良く頑張りましたね、ベル。相変わらず凄く強くて格好良かったですよ」

 

 天幕の中でリリルカは凄く癒せる方法だからとベルの両眼に布を被せた状態で膝枕しながら、耳に口を近づけ、頭を撫でつつ褒めまくっていく。

 

 

 

 「うひゅ、んく、はぅぅ……」

 

 リリルカによる甘やかしの言葉とと可愛がりにベルは身を委ねてながら心地良さそうにする。

 

 更に……。

 

「ふふ、ベルは立派です、優しくて強くて可愛くて、生きてるだけで私達の癒しですよぉ本当、可愛い」

 

「あひゃ、くひゅ、ふあうぅ」

 

 そして、数分もするとリリルカから次に膝枕をするのがヘイズに代わり、人を溶かすような甘く艶があり、更には怠さもあるような声でベルを全肯定しながら、頭を撫で、首元を擽ったりなどしてベルを可愛がっていった。

 

「うひゅ、と、溶ける。駄目になっちゃいますぅぅ」

 

 体が痺れるような感覚、溶けるような感覚を覚えながらベルは気持ち良さに身を委ねさせられてしまう。

 

 

 

「良いですよ、駄目になって。ベルは頑張りました。偉いですね、とってもおりこうさんです。だから、今はとにかく癒やされてください」

 

「うひゅああっ!!」

 

 ベルを堕落させるようなヘイズの可愛がりと甘やかしにベルはとにかく、身を委ねて痺れながら蕩けていく。

 

 

 

「ベルは良い子、素晴らしい子、貴方だけは例外で愛してあげますよ」

 

「甘え上手ですね、とっても可愛くて私達も癒してくれるなんてとっても良い子です」

 

「ふきゅああ」

 

 更にロナとイルデ達、『満たす煤者達』がリリルカにヘイズを習ってベルを肯定に賞賛、甘やかす言葉を送りながら可愛がっていった。

 

 

 

「貴方は幸せになって良い、いえ、幸せになるべきです」

 

「私達はこれからも貴方を甘やかして可愛がって、愛しますから」

 

「これからもっと癒されてくださいね」

 

 

 

 メルーナにレスタン、ターナ達エルフの女性陣もベルをとにかく甘やかしては可愛がっていく。

 

 

 

「ふふ、本当に可愛い兎さんだ」

 

「あ、ああ……」

 

 レミリアも当然、ベルを甘やかして可愛がる。

 

 こうしてリリルカと【フレイヤ・ファミリア】の女性陣はベルを癒すために甘やかしては可愛がる事で心地良さそうにするベルの姿に逆に癒されたりしながら、幸福と言える瞬間を過ごすのであった……。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。