兎は炉神に想いを捧ぐ   作:自堕落無力

115 / 122
百十四話

 

 ベル・クラネルは【フレイヤ・ファミリア】の主力陣であるオッタルにアレンとヘディンにヘグニ、パルゥムの四兄弟であるアルフリッグにドヴァリンとベーリングにグレールのガリバー四兄弟と共に未到達領域で少なくとも【ロキ・ファミリア】より一階層、多い60階層に向かうための精鋭パーティの一人として組み込まれた。

 

 その精鋭パーティを支援するのは準幹部であるヴァンにラスク、レミリアにメルーナにヘイズ等、LV.4の勇士と『満たす煤者達』である。

 

 残りの者は深層域における『安全階層』である50階層を補給拠点である『根拠地』とし、その防衛をする事となった。

 

 こうして防衛組に見送られながら、ベル達は51階層へと向かうための連絡路のある階層西端へと向かう。

 

 

 

 51階層へと続く大穴は険しい坂と化していて、崖と同義の急斜面を見下ろす形となっていて、階下には侵入者である冒険者達を待ち受けるように幾つものモンスターが眼光を闇に浮かび上がらせていた。

 

「いけ、愚猫。好きに暴れろ」

 

「命令すんじゃねえっ!!」

 

 ヘディンが指示をするとアレンは吠えながらも坂を駆け下りる勢いを加速に利用しながら、超疾走して51階層へと繋がる大穴へと入っていった。

 

 響くはモンスターの断末魔だ

 

 そうして、アレンに先陣を任せながらベル達も後を追う。

 

「余計な戦闘は避けてこっちに来る奴だけ、倒せばいい」

 

 ヘディンはそう指示をし、先行しているアレンの背を追いながら黒鉛色でこの51階層から57階層までダンジョンの基礎とも言うべき迷路構造となっている層域内を進んでいく。

 

 横道から、十字路の先から、天井から、壁面から次から次へと深層域のために厄介だったり、強力であるモンスターの群れが出て、『遭遇戦』を挑まれるがベル達、精鋭パーティは問題無く対処していく。

 

『オオオッ!!』

 

「ち、こいつか」

 

 芋虫型の新種の群れが登場し、不壊属性の槍を振るってアレンは対処しながらも不壊属性の武器はどうしても攻撃力が低いために少しやりづらいようではあった。

 

 

 

「【ファイアボルト】」

 

「【カウルス・ヒルド】」

 

 ベルは無詠唱魔法であり、複数の炎雷を放つ事でアレンに加勢し、ヘディンもベルに続いて超短文詠唱を済ませた事で幾多もの雷兵を放って芋虫型を蹂躙する。

 

 そうして芋虫型の勢いを削ぐと……。

 

「はあああっ!!」

 

 一気に攻める事で瞬く間に芋虫型を滅ぼしていき、こうしてベル達は難なく51階層を突破し、52階層へと進むのであった……。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。