兎は炉神に想いを捧ぐ   作:自堕落無力

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百二十五話

 

 【ヘスティア・ファミリア】の本拠である廃教会は【フレイヤ・ファミリア】の主神であるフレイヤがオラリオにおいて頂上の派閥の権威に大金を使う事で廃教会からその周囲に幾つかの建物は買い取られ、そうして大規模な神殿でありながら屋敷、更には結構な地下施設も付けられている本拠へとリフォームされた。

 

 そのリフォームされた本拠にベルとリリルカ、ヘスティアにアルテミスは入ると生活するための準備をしていく。無論、世話になっていた【フレイヤ・ファミリア】の本拠である『戦いの野』から生活必需品などを運んで移したのだ。

 

 神殿内は新しくなった女神像がある聖堂があり、その奥にある扉を抜ければ台所や客室に応接室、生活部屋に神室など書庫などがあった。部屋数などは『戦いの野』にも似ている。

 

 ともかく、引っ越しを終えると皆で今後、大派閥として権威と勢力を増しながら活動できるように士気を上げるために『宴』をした。

 

「ベル君、やっぱり君は可愛いなぁ」

 

「ベル様、愛していますよ」

 

「ベル、大好きだ」

 

「ひや、くふ、んぶ、はうう……」

 

 夜になるとベルはヘスティアにリリルカ、アルテミスに甘やかされては可愛がられ、愛されていく事で蕩かされていく。

 

 そうして、一夜を過ごすと……。

 

「おはよう、ベル、リリルカ、ヘスティア、アルテミス」

 

「どうも」

 

「そういう訳で早速、来ましたよベル」

 

 この本拠をリフォームした神として、フレイヤは当然ながらこの本拠をリヨスる権利がある。まあ、リフォーム代を立て替えているのだから当たり前だが……。

 

 そうして、早速フレイヤはヘルンにヘイズ、ヴァンやラスク達団員を幾つか連れてベル達の本拠へとやってきた。

 

 結構な人数でやって来たフレイヤ達だがこれには意味もある。【フレイヤ・ファミリア】と【ヘスティア・ファミリア】の交流の深さがオラリオの他派閥に伝わるようにして、【ヘスティア・ファミリア】の権威と勢力自体は零細だからとちょっかいをかけようとしないようにするためだ。

 

 もっともベルの『器』はLV.6なのでちょっかいをかけようとする者などめったにいないが……。

 

 とはいえ、【フレイヤ・ファミリア】の遠征に同行したのは当に多くの他派閥に触れ渡っているのでやはり、ちょっかいをかけようとする者などいなくなるだろう。

 

 それに今回の事も駄目押しになるのでやはり、【ヘスティア・ファミリア】は【ロキ・ファミリア】と交流深く、【フレイヤ・ファミリア】とはもっと交流が深い派閥なので下手に手を出せない派閥としてオラリオにて注目される事になるのであった……。

 

 

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