兎は炉神に想いを捧ぐ   作:自堕落無力

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十三話

 

 ダンジョンにおいては同地帯上での瞬間的なモンスターの大量発生現象が起きる。その現象は『怪物の宴(モンスター・パーティ)』と言われるもので上層域の10階層から冒険者達は出くわす事になるものである。

 

 しかしてダンジョンとはいつ何時、自分たちの予想だにしない『異常事態(イレギュラー)』が起きるか分からない場所であり、例え通いなれた階層であってもそうした異常事態で最悪、命を失う事になる魔窟である。

 

 その『異常事態』が中層域の15階層にて発生していた。それは後天的に発生してしまったものである。

 

 何故なら『怪物の宴』に加え、あらゆる個所からの『怪物進呈』が重なってしまったのだから……。

 

『グゥオオオオオアアアアアッ!!』

 

『う、うわあああつ!?』

 

 ヘルハウンドにアルミラージ、ダンジョンワーム、巨躯の虎である『ライガーファング』、全身が結晶で構成された蟷螂のモンスターである『クリスタル・マンティス』、ミノタウロスらによる数十の規模を超えているだろうモンスターが群れを成し、居合わせた冒険者達を蹂躙し始める。

 

「させるかああああっ!!」

 

  冒険者達を救うべく、ベルは勇猛果敢にモンスターの群れに向かって駆け跳寝て接近。

 

 そうして暴嵐の如き勢いと共に剣閃乱舞を繰り出す事でモンスターを切り刻み、穿ち貫きながら、炎雷魔法によって焼き尽くしていく。

 

『オオオオッ!!』

 

「ぐうっ、はああああっ!!」

 

 モンスター達はベルに対し、数の暴力で圧殺しにかかるがベルは意志による熱を原動力とし、対抗し続ける。

 

「(ヘスティア様、母さん……僕に力を)」

 

 愛するヘスティアへの想い、自分を見守ってくれているという母への想いを強くし続けながら、意志の熱をどこまでも燃やしていく。その意思の熱にベルの背に刻まれた『神の恩恵』は呼応しベルを超克させようと動き始める。

 

「しぃあああああっ!!」

 

 窮地にこそ追い込まれているベルであるが、その状況において発動する【英雄求道】による全能力の超高補正も含めて『神の恩恵』がベルを強化し始め……。

 

「勝負だっ!!」

 

 群れを蹴散らし始めたベルは宣言すると左腕に白い光粒を収束させるチャージを開始。そうして右手に持った片手剣による剣舞を踊りながらモンスターの群れの中を駆け跳ね続けていく。

 

その最中にベルの左腕に収束していく光が強烈な白い光へと変わり、光の収束とともに鳴り響く鐘の音が大鐘楼へと変わりながら、三分になった。

 

「【ファイアボルト】ォォォォォォッ!!」

 

 そうして、ベルは最大限チャージしたそれを解放し、炎雷の大閃光を放出する事でモンスターの群れを全て消し去ったのであった……。

 

 

 

「ぉぉ……これはなんとも素晴らしいですねぇ」

 

「はい、本当に」

 

「やっぱり凄いな」

 

 モンスターの膨大な群れを殲滅してしまったベルの勇姿や実力にベルに頼まれた事でベルが救出し始めるまでにモンスターの蹂躙で負傷した冒険者達の治療をしていたヘイズは見惚れ、リリルカもヴェルフも同じく夢中となっていた。

 

 更に……。

 

「あ、あの子凄い……」

 

 モンスターの群れを一人で倒す生きる英雄譚の如き活躍をしたベルに結わえた金の長髪と濃緑の瞳というエルフとしてはお手本のような外見に妙齢で美麗な顔立ちのエルフの女性にしてオラリオ内でどの派閥に対しても中立的立場を取ると表明している【ヘルメス・ファミリア】所属の団員、ローリエ・スワルが顔を赤く染めながら虜になっていた。

 

 彼女自身も知らない異性に対する嗜好こそ年下ヒューマン白髪赤眼であり、ベルはドストライクである。そんな者が超絶的に勇ましい姿を見せたのだからギャップも含めて惚れてしまうのも無理は無い。

 

「あいつ、あんなに強かったのか……」

 

 そして、ローリエに続いてもう一人……今回、都市外活動を担当しているローリエがダンジョンでの鍛錬するのに付き合っている小麦色の肌である黒い毛並みの犬人の女性で身軽な格好をしたルルネ・ルーイがベルに驚く。

 

 実はまだベルが自分が入団出来る派閥を探していた時、【ヘルメス・ファミリア】の本拠にも面談に言っており、その面談をルルネが担当した。

 

 彼女はベルが強さの面では素質あるし鍛えている事を見抜いたもののベルの純粋さは自派閥では合わないので入団を断りながらも食べれば、一週間は腹持ちする糧食と水を持たせてやったというのがあった。

 

「(でも、無事にあれからどこかの神の眷属になれたようで安心したよ)」

 

 ベルの実力には驚きながらもルルネはベルが冒険者になれている事に安心したのであった。

 

 

 

 そうして……。

 

 

「いやー、本当に噂になるだけはありますねぇ。とっても可愛くて強いなんて最高ですよ、ベル」

 

「今回もお疲れ様でした。ベル様」

 

「ベル君、君はこんなに可愛らしくて若いのに英雄のように強いんだな……」

 

「ベル……うちでは入団させてやれなかったけど無事に神の眷属になれてよかったな。そして、とっても強くて格好良かったぞ」

 

「はふ、んく、あ、うう……えへへ」

 

 モンスターの群れとの戦いで負ったかなりの負傷はヘイズによって回復したが、チャージによる反動での消耗は中々回復しないため休んでいるベルに対し、ヘイズにリリルカ、ローリエとルルネがベルを可愛がり始め、蕩かせていくのであった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回のダンジョン探索を終えてベルはヘイズと共にバベルの頂上の部屋へと向かい……。

 

「フレイヤ様……ベル・クラネルをお連れしました」

 

「是非、入ってもらって」

 

 ヘイズが部屋の扉を軽く叩きながら告げると嬉しそうな声と共に入室する許可が出される。

 

 そうして扉をヘイズが開き、促されるままに部屋の構成は勿論、調度品も含めて使用する者の格式の高さを感じる部屋へと入れば……。

 

「ようこそ、ベル……私がヘイズの主神、フレイヤよ。ヘイズは役に立ったかしら?」

 

「ど、どうも初めましてフレイヤ様、僕はヘスティア様の眷属であるベル・クラネルです。そして、ヘイズさんによる助力のおかげで大分探索範囲を広げる事が出来ました。本当に感謝しています」

 

「良いのよ、貴方と仲良くするためだもの。ヘスティアからも貴方の面倒を看るよう、任されているしね」

 

「ヘスティア様が?」

 

「ええ、ヘスティアとは神友なのよ私は……」

 

「そうでしたか……」

 

「ええ、そうよ。ともかくまずはゆっくりお風呂に入って頂戴。今日は此処に泊まってもらうわね」

 

「ん、ぅ、あ……ふ、う」

 

 フレイヤは微笑みながら、ベルの頭を撫で回す事で彼を蕩かせた。

 

 そうしてベルは促されるままに浴室へと入り……。

 

 

 

「本格的にフレイヤ様の部屋に招かれた者として相応しい態度を取れるよう、躾けてあげます」

 

「え、ちょ、だ、誰……ぁふああああっ!!」

 

 シャワーを浴びていると突如として後ろから抱き締められながら捕らえられる。

 

 それをしたのはフレイヤの侍従頭としてオラリオでも有名な女性で顔の右半分を隠す灰色の長い髪にあらわになっている左眼は闇で塗りつぶしたような黒一色、酷く整った容姿のヘルンである。

 

 彼女はベルが戸惑っている間に首元を甘噛みし、彼の身体を弄っていく。

 

「ふふ、どんなに泣き喚こうと容赦しないわ」

 

「あ、ぅぅ……ま、待って……ふああああっ!!」

 

 そうしてベルはヘルンに一方的に弄られていき、甘く痺れるような快楽に冒されていくのを感じた。

 

「ふ、ぅ、あ、あうああ……も、もう許してぇ」

 

「容赦しないと言ったわ」

 

「ふぐああああっ!!」

 

 こうしてベルは徹底的に弄り尽くされていく中で甘く痺れるような快楽で絶頂させられ続ける。

 

「もう、ヘルンやり過ぎですよー……ベル、これからは私が甘やかして癒してあげますからね」

 

「私も貴方が頑張ってきた分、可愛がってあげるわ」

 

「あ、ふ……ぅああ……くはああっ!!」

 

 ヘルンに弄り尽くされた事で骨抜きになったベルはそのまま、寝台の上に寝かされ更にヘイズとフレイヤがベルに触れていき、そうして奉仕によってやはり、蕩かされる。

 

「う、あ、こ、こんなの駄目になるぅぅ」

 

『駄目になっちゃえ』

 

 ベルの懇願する声にフレイヤとヘイズはそう告げて奉仕を続けていく。

 

 

 

 その成果として……。

 

「ほら、あーん」

 

「あーん」

 

 フレイヤから差し出された食品をベルは素直に応じて食べた。正しく飼い兎が如く。

 

「ふふ、良くできました」

 

「えへへ」

 

 ベルはフレイヤ達の行為に素直に甘えるし、身を委ねる程になってしまったのであった……。

 

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