迷宮都市オラリオの北西と西の二つのメインストリートに挟まれた区画に地下室を有する廃教会、つまりは【ヘスティア・ファミリア】の本拠は存在する。
現在、主神であるヘスティア、団長のベル、そして昨日から入ったばかりのリリが暮らしているが……。
「んむ、くちゅ、ふちゅ、んちゅ……ベル君は本当に愛し甲斐があるよ」
「ふちゅ、んちゅ、くちゅ、ふちゅ……ベル、もっと甘えてください」
「や、あぁ……こ、こんなの駄目になっちゃうぅぅ」
朝日が昇り始めようとしている中、ベルはベッドの上でヘスティアとリリルカに挟まれているような状態で交互に口づけされ、頭を撫でられ、体を擽られ、揉み解されるなど徹底的に可愛がられ、甘やかされ、愛されていた。
因みに今日の予定としては三人でオラリオ内を移動するだけのそれである。その時間も特に決めてないのでヘスティアとリリルカは自分たちが満足するまでベルが蕩ける様子を楽しんでいるのである。
ベルは只々蕩かされていく中、声をあげるが……。
『駄目になって』
「うあああっ!!」
ヘスティアとリリルカはベルの言葉に答えると……。
「ベル君は偉い、良い子良い子、可愛い子……だからもっともっと甘えておくれ、さぁ、頑張れ頑張れ……ふふ」
「ヘスティア様が甘やかすなら、私は苛めてあげます。ベルは甘やかされるの大好きですが、苛められるのも大好きですもんね。変態兎さん」
甘く優しい囁きをしながら、徹底的な甘やかしをヘスティアが行い、聞いた者を痺れさせる蠱惑的な詰りをしながら徹底的な責めをリリルカは行った。
「うやぁ、ま、待って……ひゃうぁぁぁぁぁっ!!」
甘やかしと責めにより、ベルは碌な抵抗も出来ず、身も心も溶かされ、何度も絶頂させられたのであった……。
その後は起床し、身支度も整えるとギルド本部でリリルカが入団した事による手続きをし、オラリオの市内を回っていく。
「まあっ、可愛い兎さんね」
「ひゃぶ……んむぅ」
するとベルは声をかけられながら深く抱き締められた。抱き締めたのは蜂蜜色の髪を背に流し、柔和で浅く曲げる目尻、豊満な身体つきにして優しい雰囲気を有する女神である。
「あらあら、抱き締められるのも撫でられるのも好きなんてますます、可愛い兎だわ。私はデメテル……貴方の名前は?」
「うあぁ……ぼ、僕はベル・クラネルです」
女神デメテルから撫でられ、顔を弄られたりなど可愛がられ、甘やかされていくのに蕩けながらベルは名乗った。
「やあ、デメテル。その子が僕の最初の眷属のベル君だよ」
「私は昨日、入ったばかりのリリルカ・アーデです」
ヘスティアとリリもデメテルへ自己紹介する。
「こんにちは、ベル君にヘスティアにリリちゃん……折角だし、私の本拠に来ない?」
デメテルはベル達を本拠へと誘った。彼女の派閥である【デメテル・ファミリア】は農業を主としていて穀物や野菜、果物など、オラリオに出荷される農産物の多くが【デメテル・ファミリア】によって生産されている。
都市の外で大農業を営むこの派閥こそオラリオの食糧事情を一手に担っていて、だからこそこの派閥が消滅すれば多くの人々が飢え、迷宮都市には永遠の冬が訪れると言われているほどだ。
そして、【デメテル・ファミリア】の本拠はオラリオの北にある。こうしてデメテルの招待を受けたヘスティア達。
「僕も手伝います」
本拠である『麦の館』でデメテル達にもてなされていたベルは【デメテル・ファミリア】の仕事を手伝い始める。
オラリオに来るまで育ての祖父と共に暮らしていた村で英雄になるために鍛えながら、モンスターから村を守ったりするだけでなく祖父を中心に村人たちの農業も手伝っていたので手慣れていた。
「ベルさん、手伝ってくれてありがとうございます」
「ベル君のお陰ですっごく助かったわ」
結局、仕事が終わる夕方まで手伝いきるとデメテルの眷属であるペルセフォネら女性陣、デメテルに可愛がられ、甘やかされながら礼を言われる。
そうして、夕食をごちそうになり、幾つかの野菜をお土産に持たされつつ、いずれまた畑仕事の手伝いやら単純に本拠に遊びに行く事など交流を約束して別れる。
「今日もベル君は優しくて良い子だったね」
「だからいっぱい、ご褒美あげますからね」
「ひゃうあ、や、もう十分だから……」
『遠慮しないで』
自分たちの本拠に戻るとベルは徹底的な世話から甘やかしに可愛がり、奉仕とヘスティアとリリルカに愛を与えられる事で蕩けていき、何度も絶頂したのであった……。