ヘディンとヘグニに鍛えられながらダンジョン探索をしていたベルは『下層域』の最奥である36階層の全域を探索すると37階層からの『深層』はリリルカの保護を考えると流石に危ないとの事でヘディンは探索を終える事を指示、その後はやはり、ヘディンとヘグニによって『怪物進呈』されたモンスターの大群やヘディンとヘグニの攻撃に対応しながらバベルへの帰還を目指す。
因みに獲得した魔石にドロップアイテム、希少素材などは全てベルとリリルカ達の物にして良いとヘディンから言われた。もっともモンスターを倒しているのも希少素材を取ったのもベルなので当たり前と言えば、当たり前だが……。
そして、ダンジョン探索中にヘイズがこそっとベル達に話した事なのだがなんと【フレイヤ・ファミリア】の団長にヘディン、ヘグニたち幹部はこともあろうに深層への『遠征』であるにもかかわらず、ダンジョン内で『洗礼』を始め、遠征失敗させた事があり、フレイヤに溜息を吐かせたのだとか……。
『(えぇ……)』
その話にベルもリリルカもドン引きせざるを得なかった。
ともかく、ベル達はバベルの地下1階へと辿り着き……。
「はぁ~、い、生きて帰れたぁ……」
色々と疲れたベルは深く息を吐きながら、床に膝を付く。
「お疲れ様でした、ベル様。ベル様の頑張りようはとても恰好良かったですよ」
「あんなに激しい洗礼を耐えるなんてベルは流石ですね」
すかさず、リリルカとヘイズが駆け寄り、頭を撫でながら優しく甘く、褒めていく。
「師匠、ヘグニさん……面倒を見ていただきありがとうございます」
「なにを終わった気でいる。お前はまだまだ足りないところが多すぎる。今後もこういう事をしていくから、準備をしておけ」
「とはいえ、無事やり切ったんだからやっぱり凄いよ、ベル」
ベルの感謝にヘディンとヘグニはそれぞれ、答えた。
「ところでヘグニさん、もう人の視線は平気になったみたいですね」
「え……う、うぁぁ……我を邪視が蝕んでいくぅ」
ダンジョンに入ってから段々、人の視線を気にしてビクつかせ、素の口調で話せずにいたヘグニが今は普通に動けるし素で話しているので克服したのかと思ったベルが指摘するとヘグニは急に身を震わせ、拗らせた言動をするようになった。
「ええっ、克服したんじゃなかったんですかぁ!?」
「面倒な事してくれたな、愚兎!! そういうところが愚かだというのだ」
「す、すみませぇぇん。ほら、ヘグニさん、大丈夫大丈夫怖くないですよぉ」
「……おお、兎よ。我を癒してくれ」
ベルが唖然とする中、ヘディンはベルの思慮の足らなさに怒る。
そうしてダンジョン探索する前のようにベルはヘグニの手を取って宥めながら一緒に歩き、ヘグニはそれに縋った。
「酷い光景ですね」
「あれでヘグニ様は76歳って言うのが拍車をかけますね。長命なエルフの価値観で言えば若手らしいんですけど」
「うわぁぁ……」
リリルカはヘグニの酷さに率直に感想を言い、ヘイズはヘグニにおける情報を交えて言い、リリルカは更にドン引きするのだった。
ともかく、一同は【フレイヤ・ファミリア】の本拠である『戦いの野』へと戻り……。
「おめでとう、ベル君。【ランクアップ】だ」
ベルは『戦いの野』にフレイヤの厚意から泊まり、バイトや『満たす煤者達』の手伝いをしながらベル達の帰還を待っていたヘスティアに【ステイタス】更新をし、LV.4へと【ランクアップ】を果たした。
「まあ、ダンジョン内で師匠とヘグニさんからみっちり鍛えられましたからね」
「あれで【ランクアップ】しなかったら嘘ですよ」
「ふふ、本当にベルは凄いわね。おめでとう」
「私と同じですね。おめでとうございます」
ベルは少し震えながら、死んだ魚のような目で思い返しつつ、言い……んリリルカも遠い目で言う。フレイヤとヘイズは喜びながら祝った。
そうして……。
「ダンジョン探索お疲れ様、今からたっぷり癒してあげるからね」
「ベル、辛かったでしょう。忘れるくらい愛します」
「ヘディンとヘグニの鍛錬を耐えるなんて凄いわ、ベル」
「今回くらいは甘やかしてあげましょう」
「ほらほら、身も心も委ねてください」
「う、く、んちゅ、ふ、う、く……ぁぁぁぁっ!!」
その後、ベルはヘスティアにリリルカ、フレイヤにヘルンにヘイズたちによってたっぷりと甘やかしに可愛がり、奉仕をされ身も心も蕩かされ、愛と快楽を与えられた事で何度も絶頂するのであった……。
ベル・クラネル
LV.4
力:I0
耐久:I0
器用:I0
敏捷:I0
魔力:I0
幸運:G
耐異常:H
魔導:I
今回、ベルは発展アビリティにおいては魔法における威力強化や効果範囲拡大、精神力効率化など魔法を使用する上で様々な補助を与える
そうして新しい【スキル】も発現しており……。
【
・体力及び精神力の永続回復。
・魅了及び精神汚染に対する完全無効。
・炎属性攻撃における威力強化。
・炎属性攻撃における高耐性。
・炎属性魔法の使用時、任意発動。
・炎属性魔法の性質変化。
・起動鍵【
ヘスティアに因んだ強力な【スキル】が発現したのであった……。