兎は炉神に想いを捧ぐ   作:自堕落無力

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二十九話

 

 『豊穣の女主人』――特徴として一般市民が多く住まう区画である西のメインストリートにおいて一番人気のある酒場として有名だ。

 

 営業形態としてカフェと酒場として切り替えもそうであるが、店員が女将であるミアも含めて種族すら問わず、女性であり、ミアはともかく、店員たちは容姿が整っているので華と見栄えがある。

 

 女将であるミアが振るう料理の味が絶品と文句が無く、酒場として『豊穣の女主人』は最高なのだ。

 

 

 

「ふわぁ、可愛い……」

 

「ね、兎みたいで愛らしいわ」

 

「えへへ」

 

 本来は基本、冒険者が利用する関係上酒場として営業している時に繁盛するのが主な『豊穣の女主人』だが今日はカフェとして営業している時も繁盛していた。

 

 それは女性店員服を着たベルが働いているからである。ベルの存在に女性客も男性客も神でさえも『尊い』という感情を覚えながら癒されていく。

 

 そして……。

 

 

 

「ベル君……女の子っぽいと思っていたけどこんなに……」

 

「じゅるり……反則だよ、こんなの」

 

「なんて、愛らしいのでしょうか」

 

「我が生涯に悔いなし」

 

「いや死ぬな、ローリエっ!! でも、破壊力高すぎるぜ。あいつの女装は」

 

「うむうむ、良きかな良きかなというやつだな」

 

「まさに魔性だねぇ、良いじゃないのさ」

 

 ベルの噂が広まり、様子を見に来たエイナやナァーザ、アミッドにローリエ、ルルネと椿、アイシャらがベルの女装を見て胸ときめかされたり、性癖狂わされたりしながら満足げな息を吐き、瞳を潤ませ、幸福すら感じた。

 

「なんとまぁ……」

 

「あぁ~、女装少年からしか得られない栄養って最高やわぁ」

 

「あらぁ~、良いわねぇ」

 

 ヘファイストスにロキ、デメテルもいたがやはり、ベルの女装姿には心揺れ動かされながら癒しを与えられる。

 

 

 

 

 そうして夕暮れになると……。

 

 

 

「ベ、ベル……君の女装は凄まじいな(僕の時より違和感ないじゃないか)」

 

「とても良い癒しだ……ありがとう、ベル」

 

「やっぱり、ベル似合うね」

 

「とっても可愛いよ」

 

「何度見ても生まれてくる性別、間違えてるとしか思えないわ」

 

「最高ですね」

 

「女装するとますます、ヒューム・バニーっぽくなりますね」

 

 ダンジョン探索から帰還して豊穣の女主人に食事へ来た【ロキ・ファミリア】のフィンにリヴェリア、アイズにティオナとティオネ、レフィーヤとサポーターを務めた緑の毛並みで短い短髪の兎人の女性、ラクタがベルの姿に満足げな表情で意見を言いながら、癒しを受けたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

「ベル君、君の女装は何度見ても最高だよ」

 

「まったくもってその通り……」

 

「今日は朝からいっぱい働いてくれてありがとうございます、ベルさん」

 

「ご褒美はたっぷりあげるから」

 

「ベル、今日は寝かせませんからね。いっぱい甘い声で鳴かせてあげます」

 

「覚悟してね」

 

「さあ、任せるニャ」

 

「ひゃ、あぁぅ……くひゅ、んむ、ぃぁぁ……あはあああっ……も、もう十分ですからぁ」

 

『まだまだ、してあげる』

 

「うはあああっ!!」

 

 そうして店の営業が終わるとヘスティアにリリルカ、シルにクロエとリューにアーニャにより昨日に引き続き、蕩かされ尽くすのであった……。

 

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