兎は炉神に想いを捧ぐ   作:自堕落無力

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三十九話

 

 

 24階層にある3つの『食糧庫』のうち、北の食糧庫を使って食人花の怪物の生産と異形の雌の胎児を育成している者達が居た。

 

 かつてこのオラリオを滅ぼそうとしていた邪神とその眷属による連合派閥こと『闇派閥』である。

 

 オラリオの全派閥が協力して見事壊滅させたのだが、その残党にしかもどうやったのかは不明だが死んだはずの『闇派閥』の幹部であったオリヴァス・アクトが胸に魔石を有した状態で生きていて生前より強くなっていて、再生能力も持っていたとの事。

 

 とはいえ、赤髪の女も含めてベルは全力の『聖火の英斬』を放って一切の邪悪を焼き払ったのである。

 

 その代わり、極限の疲労によってベルは眠りに着き……。

 

 

 

「ぅ……ぁ……ひゃうう」

 

 24階層よりは上の階層で【ヘルメス・ファミリア】が用意していた野営設備を使って野営を始めた一同はベルを見つつ、女性陣はベルを可愛がり始めていた。

 

「お疲れ様でした、ベル」

 

「今回も格好良かったよ」

 

「本当に英雄そのものだよ、ベル。また惚れさせられたね」

 

「おいしい所はしっかり、持っていくんだから」

 

「お陰で助かりましたけどね」

 

「英雄そのものだったのに普段はこんなにも愛らしいのだな」

 

「愛し甲斐があり過ぎるよ」

 

 リリルカにアイズ、ティオナにティオネ、レフィーヤにフィルヴィス、アイシャらがそれぞれ眠りに着いているベルの頭や顔を撫で回したり弄ったり、体を揉み解しては蕩けさせていく。

 

 

 

「貴方がいなければ、私達は危なかったでしょう。助けていただきありがとうございます。ベル・クラネル」

 

「ベル君、お疲れ様……何度も君に助けられてしまっているな」

 

「本当、恩の借金地獄だ……」

 

【ヘルメス・ファミリア】のアスフィにローリエ、ルルネもベルに礼を言いながらリリルカ達のようにベルを可愛がり、甘やかしていった。

 

 

 

 そうして……。

 

「うぁ……皆さん……も、もう……」

 

『良いから、良いから』

 

 ベルは起き上がっても抱き締められたりしながら、女性陣が付きっきりで食事の世話をした。

 

「あ、ちょ、そ、そこは……うはあああっ!!」

 

 そうして、18階層に行けばベルはリリルカにアイズ、ティオナにティオネとレフィーヤとフィルヴィス、アイシャとアスフィにローリエとルルネら女性陣から本番はしなかった者もいたが、たっぷりと奉仕を受け続け、身も心も蕩かされ続けていったのである。

 

 

 

 

「大分、大変だったようだね。ともかく、お帰り。そしてお疲れ様」

 

「はう、ん……あく、んぁぁぁっ!!」

 

 全てが終わったので本拠である廃教会に帰れば、ヘスティアから口づけを始め、とことん奉仕されまた、身も心も蕩かされていったのであった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 所変わり……24階層のどこかでは壁が異音を発して蠢き、手が生え引き裂きながら何者かが姿を現す。

 

「貴様は私が必ず殺してやるぞ、兎……」

 

 植物で構成された異形の鎧と兜を纏った赤髪の女がそう、誓いを告げるが如く宣言したのであった……。

 

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