兎は炉神に想いを捧ぐ   作:自堕落無力

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四十二話

 

 ベル・クラネルにリリルカ・アーデ、そして二人の主神であるヘスティアは現在、オラリオで頂点の座にいる【フレイヤ・ファミリア】と並ぶだけの権威と勢力を有している最大派閥が【ロキ・ファミリア】の本拠にいる。

 

 主にベルが【フレイヤ・ファミリア】の本拠に泊まったりして深い交流をしている事を羨ましがったティオナの提案によって【ロキ・ファミリア】の者達は近々、行うダンジョンへの『遠征』に加わってもらう事を望みながら、今までの恩返しも含めて遠征までの準備期間、そして遠征が終わるまでの間、【ヘスティア・ファミリア】と自分たちの本拠で生活を共にしてもらうようにした。

 

 当然、ベル達が【ロキ・ファミリア】と遠征に行っている間、ヘスティアの身は【ロキ・ファミリア】が面倒を見るようにもなっていた。

 

 そんな中で【ロキ・ファミリア】の本拠にいるベルは……。

 

 

 

『~~~~~っ、きゃあああ、可愛いぃぃぃぃぃっ!!』

 

「あ、あうぅ……」

 

 広間の中でヘスティアにリリルカは勿論として、ロキにリヴェリア、アイズ、ティオナにティオネ、アイズにレフィーヤ等々、【ロキ・ファミリア】の女性陣の前で様々な女物の服装を着せ替えさせられ続けた。

 

 いわゆる女装ショーをさせられているのだ。

 

 

 

 

「はぁぁ~、ベル君なんて素晴らしいんだ」

 

「ですねぇ」

 

「いやぁ~、ほんま凄いなベルたんは……こんなにも自然なんて……こういう時のために用意しといてよかったわ」

 

 ロキは満足げにそんな事を言う。【ロキ・ファミリア】の本拠である『黄昏の館』はオラリオの北のメインストリート内にあり、しかも北のメインストリートでは服飾関連の店が多くある。

 

 故にその気になれば、女性服を大量に手に入れる事も可能なのだ

 

 

「ふふ、まったくだ。似合い過ぎている」

 

「可愛いよ、ベル」

 

「こんなにも女の子らしいなんて本当に凄いよ」

 

「これも又、才能っていうのかしら?」

 

「これから楽しくなりますね」

 

 リヴェリアにアイズにティオナにティオネ、レフィーヤらはそれぞれ、ベルの可愛さに見惚れながらも満足げに呟く。

 

「は、ぁ……」

 

「見た時から女の子っぽいなって思ったけど、まさかここまでだなんて……」

 

「ねぇ~、いやぁ、眼福眼福」

 

「凄いですね」

 

 エルフの女性でLV.4のアリシアはベルの姿にすっかり見惚れており、黒い毛並みの猫人でLV.4のアナキティ・オータムは感心したような息を吐き、LV.3の魔導士であるヒューマンの女性であるエルフィ、LV.2の治療師である女性ヒューマンのリーネらもベルの姿を楽しんでいた。

 

 この大広間には【ロキ・ファミリア】の女性陣が全員集っている。何より、ロキの趣味もあって【ロキ・ファミリア】の比率としては女性が多くを占めている。

 

 そんな彼女たちに愛らしい兎を放てば、どうなるか……。

 

 

 

 

『よしよし』

 

「ひゃ、あ、はふ、うむぅ……」

 

 ベルはヘスティアにリリルカ、ロキにリヴェリアにアイズにティオナにティオネにレフィーヤ達女性陣に次々と撫でられ、揉まれ、抱き締められ、擽られ……様々な方法で愛され、可愛がられ、甘やかされ、弄られる事で蕩かされ、代わりに癒しを与えていく。

 

 少なくとも【ロキ・ファミリア】の多くはベルを歓迎しているのであった……。

 

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