兎は炉神に想いを捧ぐ   作:自堕落無力

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映画 『オリオンの矢』編
六十九話


 

【ゴブニュ・ファミリア】による本拠のリフォームが終わるまでの間、【ヘスティア・ファミリア】のヘスティアにベル、リリルカは【フレイヤ・ファミリア】の本拠である『戦いの野』で生活をする事になった。

 

 数億にはなるリフォーム代を立て替えてもらっている状態なので返さなければならないが、十分に返せる余地はある。

 

 そもそも【ロキ・ファミリア】との『遠征』にて獲得した魔石にドロップアイテムは深層域のモンスターの物も含んでいるので結構な額を獲得している。

 

 それに『戦いの野』で世話になっている間は安心してヘスティアを任せていられるのでその間にダンジョンの下層域や深層域へ行き来が出来る。

 

 実力さえあれば、ダンジョンの稼ぎで冒険者は億万長者にさえなれるのだ。

 

 もっとも武器の新調に整備代などで稼ぎの大半が飛ぶこともあるのが難点であり、そこらへんは上手くやらないと駄目だが……。

 

 ともかく、ベル達は又、【フレイヤ・ファミリア】と生活を共にする事になり……。

 

 

 

「ベルさん、好き、大好きです……」

 

「ベルー、今まで会えなかった分、たっぷり愛してあげますからねぇ」

 

「遠慮せずに甘えてね」

 

「ふあう、んむ、く、あ、うああ……」

 

 フレイヤの神室の寝台の上でベルはシルにヘイズ、フレイヤから頭を撫でられたリ、顔を弄られたり、首元を擽られたり、抱き締められ、奉仕されるなど甘やかし、可愛がり、愛されていった。

 

 遠征でいなかった分を埋めるため、更に自分との関係をもっともっと親密にするため、ベルの心身を溶かすように積極的にあるいは徹底的に自らの愛情を伝え、快楽を与えた。

 

「本当、変わらないよねベル君は……愛されたがりめ」

 

「でも、だからこそ私達もベルをもっともっと愛したくなるんですけどね」

 

 シル達に負けずとヘスティアもリリルカもベルへと自分たちの愛情を伝え、快楽を与える事で溶かしていく。

 

 ベルは鍛錬やダンジョン探索が無い間、ひたすらにシル達、ヘスティア達から世話をされ、甘やかされ、可愛がられ、愛されていく。

 

 なんとかシル達の愛情に甘え尽くさないようにする事や堕落しないよう、ベルは気をつけるのみである。

 

 そんな日々が続く中で……。なにやら、今日はオラリオが騒がしかった。

 

「『神月祭』?」

 

「うん、そうだよ。今日のオラリオは月夜を祝う祭りなんだ。それにボクのマブダチ、アルテミスに関連する祭りなんだよ」

 

 夜には祭りがあるとベルは言われ、ヘスティアが言うには彼女と同じ処女神で一番の神友だというアルテミスという女神が関連しているのだとか……。

 

「どうせなら、このオラリオに来てくれると良いんだけどね」

 

「会えますよ、きっと」

 

「うん」

 

 そんな話をしつつ、ベルはヘスティアにリリルカと『楽しみましょうね、ベル』といつの間にか、話に加わっていたフレイヤと共に神月祭に参加し、楽しむ事となったのであった……。

 

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