ChanGe   作:名無しのR

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 5月1日でこの小説一年が過ぎていました。
 月1更新を目標に投稿していますが、調子や進捗状況が良ければ2話、3話投稿できれば幸いです。
 ではどうぞ!


2人の英雄 Part2

 レセプション・パーティに行く準備が迫ってきた。

 紺色のスーツに赤色のネクタイを着けた出久とライトグリーンの総レースのドレスに黒色のリボンがアクセントの八乙女。

 

「それではエスコートを頼むよ」

「へいへい」

 

 レセプション・パーティが開かれる会場へ歩き出した。

 喧騒がある街中を歩く2人は別世界の人に見えなくもない。会場に到着すると中に入ると様々なヒーローや関係者が多くおり、その中に本日の主役のオールマイトとデヴィット・シールドの2人がいた。

 挨拶をしようと向かおうとした時、悪寒が走った。八乙女の手を引いて出る出久。

 

『I・アイランド管理システムよりお報せします。警備システムよりI・エキスポエリアに爆発物が仕掛けられたという情報を入手』

 

 会場内のホールへ出ると玖璃たちが集まっていた。

 

「出久さん!」

「玖璃か」

 

 オールマイトがいる会場へ向けて移動することになった。

 会場を覗くと拘束されているヒーローたちと床に座っているパーティに来ている人たち、その中にデヴィット・シールドがいなかった。

 玖璃とイヤホンジャックの少女がコンタクトを取りオールマイトに状況を聴いていた。

 状況とは言うと。

 1つがヴィランがレセプションの会場のタワーを占拠。

 2つがI・アイランドの警備システムを掌握。

 3つがそれにより島にいる人たち全員が人質。

 状況としては最悪。

 

「俺はオールマイトの言葉を従う」

 

 ガリ勉眼鏡こと飯田天哉が言う。学生としては正しい判断だ。

 

「シールドさん警備システムはこのタワーにあるのか?」

「ええ。システムを元に戻せば取り戻せるはずだけど」

「俺が行ってくる」

 

 上着と靴を脱ぎ、具足に変える。

 待ったを掛けたのは飯田。

 

「何馬鹿なことを言っているのですか!」

「まあ怒るのは無理もない。この状況で動けるのは俺ぐらいだ」

「しかし!」

「出久さん私も行っていいですか?」

「ダメだ。当たり前だが迅速さを求められている中、今年入ったお前が付いてくるだけでも遅れる」

 

 飯田の静止の声を無視し、ついていこうとする玖璃を断る。

 

「私も連れて行って」

「待ってくれ。あんたはここにいてくれ」

「あなたはシステムを動かせますか?私だったら動かせるわ」

 

 メリッサがシステム操作を動かせるかを聞いてくる。

 そうなっていくと話は変わってくる。ここで全員残して人質の仲間にするか全員最上階まで連れていき援護を頼むかの2択。

 この場のリーダーは出久の判断になった。

 

「……わかった。全員行けるか?」

 

 1人除いて全員が覚悟の目をした。

 

「私はそこの陰に隠れているよ。幸いこちらに通信機が人数分はないが複数ある。ここで待たしてもらうよ」

「まあ大丈夫だと思うけど気を付けてな」

 

 通信機を渡し終えるのと同時にオールマイトへ今後のことを知らせていた。

 

「行くぞ」

 

 非常階段の扉を開き上へ駆けて行った。

 20階、30階、40階駆けていく出久たち。

 

『45階で止まってくれ。左手にあるドアを開けて真っ直ぐに進むめば階段に続いている扉があるから開けて進んでくれ』

「次はここ開けていくぞ。そのまま扉が見えるまで行く」

 

 八乙女の案内の元、上を目指していく。

 

60階に到達した時、メリッサが止まった。

 

「メリッサさん大丈夫?」

「大丈夫よ!」

 

 勢いよく靴を投げ捨てるのを見た出久は一回止まりメリッサへ駆け寄った。

 

「足触るぞ」

 

 メリッサの右足へ個性を使用し、赤い靴を履かせる。

 

「ありがとう」

「少し痛むがケガするよりいい」

 

 左足を履かせ終えると先頭へ戻る。

 一部男と女の熱い視線を無視する。

 80階に到達したがそこで立ち止まることになった。

 

「シャッターが!」

「八乙女、下がるか?」

『いや、すまないがそこが行けないとなると正面突破するしかないぞ』

「そうなるか。わかった少々危険だが正面突破しよう。その前に作戦を立てる」

 

 踊り場に全員を集めさせて次の作戦をするにした。

 

「玖璃と飯田、轟、シールドさんはわかるから残り教えてくれ」

「麗日お茶子です。個性はゼログラビティです」

「私は八百万百と言います。個性は創造で自身の脂肪を消費し物を造れます」

「うちは耳朗響香。イヤホンジャックで音を探知したり、音波で攻撃できます」

「俺、上鳴電気。帯電が個性で使い過ぎればショートします」

「オイラ峰田実。頭に生えているもぎもぎで拘束したりオイラ自身を撥ねたりできます」

「……よし作戦を伝える。俺たちはここの扉から入り植物プラントを通り、階段で天井の縄梯子で上に行く。もしヴィランが現れたら俺が対処する。お前らは俺を無視して制御ルームへ行け。そこからは何が出るかわからない。飯田お前が作戦を立てろ。八百万、警備ロボが出るならジャミング造っておけ。上鳴、耐電対策をしているから極力個性は使うな。耳郎索敵を常に実施しろ。峰田拘束は任せた。玖璃、麗日シールドさんを頼んだ」

 

 一呼吸置いて、扉を開けて中に突入した。

 前の扉が段々と閉まるのを轟の氷で受け止め先行している飯田、出久が壊していく。

 植物プラントまで来ると扉を切り崩して中へ入っていった。

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