ChanGe   作:名無しのR

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2人の英雄 Part3

 世界各国の様々な植物が育てられている植物プラントを駆けていく出久一行。エレベーターの作動音を聞こえたため近くの茂みに隠れる。

 出久はエレベーターの近くに隠れ出てくるヴィランを待ち受けた。

 エレベーターから出てきた長身の髭面の男と小柄な男の首に素早く当身を当て気絶させ、縛り付け茂みに隠した。

 

「このヴィランからエレベーターのキーを取ればいいじゃん」

「いや、エレベーターを止められるから無しだ」

 

 峰田が提案するが最悪のことを考えると先ほど立てた作戦で上を目指すことにする。

 

「お!みんなこんなところで会うなんて奇遇だな」

「切島、爆豪!どうしてここにいるんだ?」

「いや~レセプション会場に行こうとしたら道に迷ってここまで来ちまった」

「いや、どうしたらどうなるんだ!?ファンタジスタか!?」

 

 切島と峰田のやり取りを無視し、玖璃の方へ歩み寄る爆豪。

 

「ケガねぇか?」

「平気だよ勝己。それよりも私たちに付いてきてほしいのだけどいい?」

「いいが何があんだ?」

「はあ!?テロリストに占拠された!?」

 

 状況を把握した2人は協力することにした。

 作戦を伝えようとした時、攻撃が飛んだ来た。

 

「ガキどもが!」

「お前ら先に行け。ここは俺がやる」

 

 刀を作り出した出久が水かきを持つ長身の男へ向かう。

 飛んでくる突風の塊を刀で防ぎながら接近し、刀のリーチを伸ばしながら突き出したが小柄の男が紫色の大男に変身した体で受け止めた。

 殴り返してきた拳を受け止め、バトルマントで腕を絡めとり横回しで投げ飛ばした。明らかに重いハズなのに軽々と回る姿にヴィラン側も驚いていた。しかし回っているヴィランにまたしてもバトルマントが絡まりつくと逆回転に回して地面に叩きつけらた。

 

「閃華素流柔術、大雪山おろし 二段構え」

 

 気絶したのか立つことができない仲間を見て、水かきのヴィランは掌から突風の塊を無数に飛ばしてきた。

 刀を頭の所で構え、呼吸を深く吸い込む。飛んでくる突風の塊を斬りながら接近し、ヴィランの目前まで迫り、刀で投げ飛ばしながら、水車の如く斬り付ける。

 

「獄の呼吸 漆ノ獄 極大焦熱・逆」

 

 空中にいるヴィランの腹に一撃を叩き込む。地面に横たわっているヴィランが下敷きになりながら気絶する。

 

「獄の呼吸 陸ノ獄 焦熱落」

 

 手早く気絶しているヴィランを再度拘束し、先に向かった玖璃たちを追いかけに向かった。

 爆発音が鳴るほうへ向かうと玖璃とメリッサを抜いた全員が無数の無人機相手に応戦している。

 

「獄の呼吸 伍ノ獄 絶大叫換・乱」

 

 目の前にいる無人機へ無数の刺突を打ち込みながら駆け抜けていく。

 

『I・アイランドの警備システムは通常モードになりました』

「と、止まった?」

「やってくれたな」

 

 停止した無人機を無視し、玖璃とメリッサの元へ向かう一同。

 二人がいるであろう屋上に到着するとそこには囚われたデヴィット博士を助けようとしているオールマイトと玖璃、そして化け物みたいな図体をしたヴィラン。

 

「怪獣映画かよ」

 

 向かってくる金属の塊を斬り裂いていく。

 

「飯田頼んだ」

「は、はい!」

 

 オールマイトのもとへ跳躍し金属の塊を壊していく。

 

「緑谷少年!?」

「あなたはヴィランを。露払いは俺が!」

 

 迫りくる金属に斬撃で応戦していく。斬りつけ、壊し、投げつけては躱し、逸らしながら本体へ斬り飛ばす。

 だが対処に限界を感じ始めた出久。

 

「あ~あ、はっ!」

 

 拘束されたオールマイトを助け、着地する。

 

「ぱっぱとやらねぇと被害が増大する」

「緑谷少年、力を貸してくれるか?」

「オールマイト、なら青海がいいだろ?」

「オールマイト!」

「青海少女、そうだな。なら二人とも力を借りたい」

「はい!」

「おう!」

 

 横薙ぎの構えを取り出してヴィランのもとへ駆けていく出久。

 迫りくる金属の波を横回転で斬り裂き、縦回転で斬り裂いていく。

 そこには八体の龍が見えるようになってきた。

 

「悪あがきだな!」

「獄の呼吸 水獄 八王竜神」

 

 金属の波と八体の龍が衝突。

 吹き荒れる風に体を離れそうになるが、風が止むと搔きむしられた金属の跡。

 囚われているデヴィット博士の付近に唐竹の構えでいる出久。

 

「獄の呼吸 捌ノ獄 無間」

 

 解放された博士を連れ出した。その背後では力を貯めたオールマイトと玖璃が拳と足を構えていた。

 

「「ダブルデトロイトスマッシュ!!!」」

 

 二人から放たれる力と防御に回した金属の盾の拮抗。

 

「いけ!」

「オールマイト!」

「青海!」

「ぶちかませ!」

 

 クラスメイトの応援。限界の先へ更に振り絞って、力を強めた。

 

「さらに!」

「向こうへ!」

「「PlusUltra!!!」」

 

 勝負は決した。瓦解する金属の塊、投げ出されるヴィラン。そして、拳を振り上げたオールマイトと太陽をバックに着地する玖璃。

 

 応急処置をされているデヴィット博士がしゃべり始めた。

 

「オールマイトという光がいなくなるのが怖かった。あの装置を作ったのもそのためだった、しかし、君や彼女を見て未来は希望はつむがれていく、繋がっていく、継がれていく。謝りたい」

「だそうですよオールマイト」

「デイブ」

「トシ、私はすまない」

「そこはありがとうだぜデイブ!」

 

 出久はその場を離れ、ヴィランの拘束へ向かった。

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